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―二階:個室―
[みしみしっと骨が軋んだ。少年は顔を顰める]
――うぅ、僕の馬鹿。
[転寝がしっかりと睡眠に変わり、起きたのは疲れが癒えてから。
体は軋み、いつの間にやら下敷きにしていた本の痕が確りと頬に残されている]
水、飲もう。
あと温かいものを飲まなければ。
寧ろストレッチをするべき…か。
[背骨をパキリと鳴らして、顔を顰めた。廊下へ出て、階下へと向かうことにする。
左手は左の頬、つまり痕が残っているほうに当てられて、隠されている]
―一階:台所―
[階段を下りた先には、静寂が満ちていた。
廊下を歩み台所へと入り込むも、水瓶の中身は心もとない]
水、汲んでこないと……汲める、かな。
[体力に自信のない少年は、なんとも情けない顔をして独り言ちた。
ひとまず勝手口の扉を開いて押さえを置く。
外には見張りの自衛団員の姿があった。扉の開く音に目を向けた彼に小さく会釈をする。人狼の候補者として自分達を見ているのかと思うと、昨日より複雑な心中になった]
―一階:広間周辺→台所―
[階段をゆっくり静かに(そうせざるを得ない身体的状況)降りて、階下にたどり着く頃。
しんと冷えた一階で、風が動いたような気がした。より寒い。
頬から肩、背中の方へ手を移して、少し強めに抑えながらそちらへ向かった]
どなたかいらっしゃるんです?
[声をかけてから、ひょいと顔を覗かせた]
[少年が傍らの桶を持ち上げ、外へ出ようとしたところで声がかかる。
聞き覚えのほとんどない声に、思わず身が竦み、素早く向ける視線は警戒心の篭ったものになる]
あ、……えぇ、と。はい。
外からいらした方、でしたよね。
[見えた姿に、昨日、見かけるだけはした人物と悟り声を返せど、初見の余所者相手では緊張は解けなかった]
…………水が、必要ですか?
すみません、今、切れているみたいで……汲んで、きます。
─二階・個室─
[小雪のちらつく天気では、空の様子を見る事もできず。
結局、選べたのは早目の就寝。
翌日、目覚めを呼び込んだのは、猫がてちてちと頬を叩く感触]
……なんですかぁ、ユエ……。
[寝ぼけた声を上げてから、状況を思い出す。
そうだった、と嘆息して]
……はいはい、食事ですね。
ついでに、全員分の朝食作っておきますか。
[そんな呟きをもらしつつ、部屋を出て。
足を向けるのは、階下]
―二階/最奥の部屋―
[顔をあげた。
小さく身震いをする。昨晩はそのまま眠りこんでしまったらしい。
やれやれと掌で顔を覆って、腰を上げる]
……。
[そのまま無言で、廊下に続く扉を開いた]
―個室→外―
[普段から寝起きはあまり悪くないのだが、流石に今日は起きて溌剌とした気分にはならなかった。多分枕が違うからだ。
部屋を出ると、見張りに立っていた団員に軽く挨拶を交わす。普段どおりの返事が返ってきたものの、視線だけは複雑なのは何となくわかった。向こうもまさかねぇ、といったような面持ちのようだ。そのまま外へ出ていき呼び止められかけたものの、裏の方へ足を向ければ向こうも何も言わなかった。
外にあった納屋から農業用の桑を持ちだし、槍術の型を取った。
この雪の中上着を脱いで一通りの型を終えると、井戸の水を汲みタオルを水に濡らして汗を拭う。
朝の日課が終わると少しは気分も上向きに修正された。]
ふぅ、今日は暖かいくらいでよかったなぁ。
[周囲は雪だらけだが、寒さはあまり気にならないようだ。]
―一階:台所―
驚かせました? 申し訳ありません。
危ないですよ。
[桶を持つ様子に、肩を抑えながら笑いかける]
外から来たなりこんなことになった、運が良い筈のウェンデル・ハシェといいます。
君に似た人を知っている、気がするけど。
僕がやります。そんなに防寒具を着込むっていうことは、寒いんでしょう?
寒さには強いんで、休んでて下さい。
君のような子供には、荷が重いと思いますし。
昔家にあった古い絵本。
そう、確かそれは――人狼の話だった。
絵本の狼はぎらぎらした目を持っていて、大きく裂けた口から鋭い牙を覗かせ、赤くて長い舌を垂らし…とにかく恐ろしい姿で描かれていた。
あたしだって当時は女の子だ。
夢にまで出てきそうな化け物なんかより、猫とか犬とか、ふわふわした可愛らしいものの方がずっと好きだったに決まっている。
それでもその本を何度も読んでいたのは、お気に入りのページがあったからだ。
朱蒼聖花。
黒と赤で構成された絵本の中、その異質な色だけが鮮やかで綺麗に映った。
だけど、病弱だった母の傍でその本を開いていると、何故だかいつも哀しそうな顔をされた。
嫌いなの?と訊くと決まって首を振り、髪を撫でてくれたけれど。
そんなこともあって次第に読まなくなり、母が亡くなった頃にはその存在すらすっかり忘れていた――
―二階・個室―
[昨日荷物を放り込んだのと同じ部屋で、女は目を覚ました。
下ろした髪をかき上げて、額に手を当て暫し沈黙]
ッたく。
今になって思い出すたァね。
[ややあって洩れるのは小さな声。
軽く頭を振った]
…ともあれ、湯浴みでもしたいところだが。
[暫し思案の素振り。
部屋を出て、階段を降りて行く]
─二階・廊下─
[開いたのは、自分が出てきた向かいの部屋の扉。
他の部屋に誰がいるかなど、把握はできていないのだが]
おはようございます、ですかね。
[とりあえず、挨拶の言葉は、投げた]
―二階/廊下―
[振り返った男と目があった。
おや、と瞳を細める]
天文のセンセイ……
何だ、部屋近かったんだな。
[立ち位置から推測するに、丁度廊下を挟んで正面といったところだろうか。
自身も廊下に出て、部屋の扉を閉める]
――ああ、お早う。
昨日は調子悪かったように見えたが、大丈夫か?
―一階:台所―
危ない、って。
だいじょうぶです、……これくらい。
[そういっては見せるものの、少年の声音は、自信がなさそうだった]
…………運が良いはず、ですか。
フォルカー・アルトマン、です。
……僕自身は、外には出ませんが、父は村長を務めていますし……母は町の出ですので、そちらの方面か、も――……………
[奇妙な相手の「自称」を復唱するときには、目が丸くなった。
朝の光に近しい場所からまだ薄闇の残る方向へ目を向けていたときには気付かなかったが、近い距離にもなれば、彼の頬に残る痕はよく見て取れる]
…、 …………、
[微かに、ぷ、といった感じの、小さな、笑いを孕んだ息が漏れる。
変わりかけた表情は、桶を持つのとは逆の手を口許に宛がい、顔を背けることで誤魔化した。つもりだった。
汲んできます、と再度言って、開いた勝手口から外へと出る]
[井戸に向かおうとして、上着を脱いだ赤毛の自衛団員の姿>>167を見つけた]
……………さ、む――……
[そう、の二音は口の中で消える。
見ているこちらのほうが寒いとばかり、挨拶をするより前に、身を震わせた]
─二階・廊下─
どうやら、そのようですね。
[部屋が近い、という言葉に肯定の頷き]
え、ああ。
ちょっと、動悸息切れ起こしてまして。
今は落ち着いてますから、大丈夫ですよ。
[体調を問われ、にこり、と笑いながら返す。
猫が物言いたげに尾を振るのは、気づいていたがスルーした]
―一階:台所―
ぜーんぜんっ、大丈夫そうに見えませんよ、君。
運は良い筈なんですよ。最初に出会った商人さんに、あっちだよって教えられて行ったんですけど森の奥にいっちゃって。
そしたら親切な人達が何人か居ましてね。指輪一つと引き換えに、ここへの道を教えてくれたんです。
そうじゃなきゃ、きっと来れなかったんで。
[方向音痴らしい。それ以前に、きっと問題はあるが]
……お母さん? へえ、町の人なんですか。僕が住んでた町でも嫁いでいった女の人はいますけど、お母さんのご家族の方は町に住んでいたり? したら面白いですね。
あれ、何かあります?
[笑われた。様子に、首筋をもうちょっと揉み解すようにして不思議がる声。
本人に思い当たる節はないようだ。忘れっぽい。
わざわざ顔を背けられて、追うように覗き込もうとしたりしたが、逃げるのは止められなかった]
――なんだろ?
[不思議そうに首を捻るばかりだ。とりあえず水差しの中身を確認し、心持ち肩を落とした]
―二階/廊下―
動悸息切れ……
まあ、人狼だなんだって言われたらそりゃあびっくりするわな。
[猫が尾を振っている。
そちらをちらと見てから、小さく苦笑を浮かべた。
とりあえず、階段の方に向かって歩き出そうと]
―一階・玄関―
[階段に差し掛かる頃に扉が開く音がしたが、振り返ることはしなかった為に、誰かは把握できず。
玄関の扉を開けると見張りらしき自衛団員が数人立っていた。
冷気に眉を顰めつつ]
ほら、アンタら。
そんなトコにぼーっと突っ立ってないで、湯でも沸かしたら如何だい。
見張り?
んなモン1人いりゃァ十分だろ。
[要は自分で沸かすのが面倒だからやれ、ということ。
結果、一番年若い団員が奔走する羽目になった]
/*
一つ突っ込ませてもらうと。
空いたところに入れるって言うけど、どこも空いたところなんだよ!!
早いもの順で突っ込めよ、と思ってしまうせっかち。
この手の譲り合いはずるずると長引くんだもん。
ちゃっちゃと決めようぜー。
[運が良い、とは到底思えない発言内容>>175に突っ込みを入れる度胸は、生憎と少年にはなかった。せいぜい「それは違うだろう」と言いたげな瞳で見つつ、はあ、と生返事をするくらいのもの]
ぇ、と、はい、そう、です……っ
[逃げる前に、最初の疑問に答えることは出来た。
不思議そうな声には答えなかった、と答えられなかった、が半々]
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