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[...は柔らかな目覚めを迎えた。
何か、やさしい夢を見た気がする。
結構寝た感じがする、今何時だろう。
何か、違和感を感じて渋い目をこじ開けた。
いつもと違う・・・。
見知らぬ部屋に自分は寝ていた。
ほんのつかの間を待ってくれたのは誰の優しさだろうか。
一瞬のうちに“先ほど”の出来事が脳裏を襲う。
まるでベッドから呪いが湧き出してでもいるかのように、...はその身を撥ね起こした。]
(いや・・・!いや!いや!!)
[目の前で誰かが倒れていた。
到底助からないであろうほどの、おびただしい血の絨毯の上に。
悲鳴が、恐怖の声が、
ピクリともしない誰かの周りに、じわじわと赤い染みだけが生き物みたいに広がって――
とてもではないがそんな所には居られなくて。
だからと言ってどうして良いかは判らなかったが、...はすぐ脇にあった自分のコートを掴むとそのまま集会場を飛び出した。
誰が運んでくれたのだろうとか、そのことに対する感謝だとか、そう言った事を思いつけるようになるには大分時間を要すだろう。
自分に告げられた占いの結果も、言うに及ばず。
それが幸せであることなど当然気づかぬまま、…は白昼の道を*駆けて行った。*]
語り部 デボラは、ごくつぶし ミッキー を能力(占う)の対象に選びました。
双子 リックは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
双子 リックが「時間を進める」を選択しました
−集会所・デボラの居室−
[床一面に色取り取りの小石を並べ、足したり引いたり入れ替えたりを繰り返している]
……どんな配列で数えなおしてみても、同じ答えにしかならないね。
いや、分かってるんだ。こんなの両手の指で足りちまう、単純な算術じゃないか。
お終いだ。婆の仕事はあと一度。それでお仕舞い。
けれど……本当にいいのかい? こんな簡単なお話で。
このおいぼれた脳みそが、何か本当に大事なところを間違えてるんじゃないのかい?
それとも……墓守の子の告げた通りなのか。
この災いを呼んだのは、自然の配剤などじゃなかったのだろうか。
もしもそうなのだとしたら、ああ、だからモーガンは……
-学校〜桟橋/昼-
[この季節でも、正午の日射しはさすがに暖かい。頭上にある太陽を見上げると、その眩しさにくらりとする。
昨日、セシリアを送り、再び集会所に戻って、やっと家に帰って眠れたのは明け方近かった。
震える体をなだめ、やっと眠りについたのは朝の漁が始まる時間だった。それほど睡眠を必要とする体質ではなかったが、さすがに寝不足で頭が思い。
こんなことなら、学校に来ず目一杯眠ってくればよかった。
自分らしくもない考えが、頭を過る。
朝の新聞を読んだとき、毎朝挨拶を交わす隣人が眼を逸らした時に、今日の状態は眼に見えていたはずだ。
登校して来た子供の数は少なかった。親が一緒について来ている子供もいた。
生徒に教える努力を拒否した自分は良い教師ではないのかも知れないが、興奮と疑心の渦巻く教室で授業ができるとはとても思えなかった。
自分以外にも教えることの出来る人はいる。
誰もいなくなった教室の鍵をきっちり閉めて、...はその鍵を託せる人の元へ向かった。]
-集会所・入口-
[集会所の入り口には、意外にも僅かな人影しか見あたらなかった。
自警団の団長が襲われたのだ。容疑者をもっと強固に監視すべきだと思うのに、そこにいる自警団は少ない。
自警団は、あの強引な団長が一人でまとめているような集団だったのかも知れない。統率者のいない集団は、...には危険な力に思えた。
彼らに今後はここに泊まり込むことを伝え、身の回りの物を入れた鞄をもって集会所へと入る。
焚き火跡の横を抜ける時、昨日の光景が眼に浮かんで目眩がした。よろめく足を支えるように、ドアノブに手をのばし、戸を開いた。]
―集会所二階・午後―
[ベッドに寝転がって、冷め切った芋をかじりながら、ぼんやりと新聞を読んでいる]
…ハーヴェイのこと、言えた義理じゃないよな…
[あの惨状を目にしたのに、自分は眠気を覚え、すやすやと昼過ぎまで惰眠をむさぼっていた。そんな己の無神経さに呆れる。
ほんの数週間前の体験が、自分を死に対して無感動な人間にしてしまったのだろうか。...は深くため息をつく]
−集会所・会議室−
[小机に長巻物を広げ、自警団員の若者に墨をすらせて、綽綽と記録をつけている]
口伝じゃもう、継がせる者がないからねえ。
最後まで記せる保証はないが、残せるとこまで残しておくさ。
ああ、若いの。墨を持ったついでだ。
ちょいとそっちへ、旅芸人の兄さんの名前の写しを……なんだ、ヒヨっこにしちゃ筋がいいじゃないか。
フン、それに物覚えも悪くはない。婆はずっとここにいたからね。外で起きてたことは、あんたらじゃなくっちゃ分からない。
どうだい、若いの。警邏団なんか抜けちまって、婆の弟子にでもならんか。
……冗談だよ、逃げるんじゃない。人魚のお嬢さんが拾われたときのこと、もう少し詳しく聞かせとくれ。
[そこには今回の事件のこれまでのあらましが淡々と、主観的な事実だけを抜き出すように綴られている。
自警団の把握している記録、そしてデボラ到着後に集会所で起きた出来事の大半は、まもなく書きあがることだろう]
―回想―
[どこか、無理をしたようだとギルバートの声には思った。だがその内容にはあとで思い切り叩きたくなるに違いない。
しかし自警団の人も、同じように思ったのか、連れ立ってテントに戻った。
そのときは、あまり怒る気にもなれなかったのは、恐らくまだ、動転していたからだろう。
停電だったことにざわめく団員たちの中に、姉の姿を認めて安堵した。
テントの中に一人になれば、目に浮かぶ姿。
鮮やかなまでの色彩。
まがまがしい。
ベッドの中にうずくまる。
そして気づけば朝になり、微笑って舞台に立つ。ミスをすることはなく、終わらせた。
姉の心配そうなまなざしには、気づいても。]
沈んでいく細い月を見やる。
まだ、三日月ですらないその月は、夕日に照らされて赤く、まるで、クラウンの微笑する口元のよう。
…昨夜のハーヴェイの微笑を思い出す。
[誰かがやってくる気配を感じ、老婆は顔を上げた。
ちょうど一段落ついたところであるらしく、脇ではようやく開放された若者がため息をついている]
こんばんは。イザベラ嬢ちゃん。
―テント→集会所―
[考える。
デボラとミッキーが、二人が、見分けるものだと言ったことを。
そしてデボラは、シャーロットを、人狼だと見分けた。
対して、ミッキーは。
シャーロットを、人間だと見分けた。]
どちらを信じるか……?
[そういうことなのだろうかと思う。
と、昨日自分を送ってくれた自警団の人を見つける。声をかけ、処刑について尋ねれば、
やはりそれはしなければならないということ。]
そう、ですか
[頭を下げて、集会所の中に入る。
……昨日のことを思い出して、扉を閉めると少しの間、目を瞑った。]
こんばんは。
[目に入った、二人の女性に声をかけて、軽く頭を下げた。
それから会議室の、デボラの前。
机の上の紙に気づいた。]
……それは?
[会議室の中に入り、尋ねる。]
−集会所・会議室−
ああ、兄さんも来たね。
聞いてるよ。今日もお仕事だったんだろ? お疲れさん。
……これか。『記録』さ。
言葉は衰えていくものだからね。
婆のような古い語り部の時代は、むかしむかしに終わってたんだろう。
カミーラも、霊を見る力を持ってる…って。
[昨夜の記録を何度も読み返しながら、ベッドの上で、落ち着けずにごろごろと転がった。
ない知恵を振り絞って考える。
人狼とその仲間は合わせて3人しかいない。ということは、見抜くもの達・霊を見る者達・村人達の中に一人ずつ、人狼、若しくはその仲間が紛れているわけだ。
そして、もしデボラの言葉を信じるならば、シャーロットと言う娘が人狼。
…その選択肢はあまりに魅力的だった。彼女が人狼なら、オレは、ローズマリーのこともリックのことも疑わないですむ…]
-集会所・会議室-
[会議室の戸を開けると、幼い頃から良く見知った老婆の姿が眼に入った。
思わず微笑んで、昨夜彼女が言った言葉を思い出しその微笑みを強張らせる。]
こんばんは。デボラおばあちゃん。
今日から私もここで寝泊まりすることにしたわ。部屋は空いているわよね?
[昨日、自分は狼を見分けるものどちらもが本物の可能性もあると言った。
だが、もうそれは絶対にない。
目の前にいる、子供のころから見慣れた老婆は、2分の1の確率で人を喰らうものなのだ。]
─集会場・外─
嫌です!
私は投票をしたくないです。
[自警団の男に胸倉を掴まれて、彼は叫んだ。顔には痣が出来ている。]
「団長が死んだんだ!お前らの所為だ!
お前らの所為で起こったんだ。お前らが選べ!!!
団長が最期に決めた通りに、投票処刑は行う!行うんだ!!!」
[彼は、誰かの所為にしたいという、抑える事が出来ない悲しみと怒りといった遺された人達の感情が理解ったから、強く言い返せない。]
違います…
[多く言い返せない。]
「何が違うって言うんだ!!!お前らの中に人狼がいるのは確かなんだ!俺は団長の傍に居て、獣の息遣いを嗅いだんだ!下手をしたら俺が死んでた!お前か!?お前なのか!!!」
[地面に突き倒された。片手を地面につけて半身を起こすと、口を拭った。唇を切ったのだろう、血がついていた。]
―会議室―
おかげさまで、お客様も楽しんで下さったようです。
[微か、わらう。
そして続いた言葉を繰り返した。]
おれも見ても、良いですか?
語り部の時間は、まだ終わってはいないと思いますよ。おれはあなた以外にも、話すことを仕事とする人がいることを知っていますから。
[ついさっき、悲鳴を上げて外へ駆け出していった少女…シャーロット。
彼女とは言葉も交わしたことはない。しかし、昨夜この背中に負ぶった身体は、確かに温かかった]
…オレは、あの温もりを、殺そうって言うのか?
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