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[変異体。しかしそれは群生種であるPMCにとってはきっと、機械と同じように理解の及ばない部分。
方向性の差異もあれば違和を感じても其処止まりだった]
OK. 例の時間に狙うのは学者。
食らったらすぐに攻略の手を考える。
― 第二階層・食堂 ―
好き嫌いもあるけど、飲みやすくはなるよ。
俺も最初はそうやって飲んだ。
[拭き終わった眼鏡を掛けようとして、首を傾げた]
猫ぉ?
そんな表現されたのは初めてだね。
[眼鏡をかけると印象が柔らかくなる。
嬉しそうに笑って飲料サーバーまで行くと、砂糖たっぷりのカフェオレを注文して戻る]
ほら、こっち試してみるといいよ。
そっちの残りは俺が飲んでやるから。
[来ていたカルロスに、まぁまぁとか言いながらオーフェンへと差し出してみた]
[息子のことだからだろうか、一瞬だけ固まるのにはすぐに気づき]
ん?
[一瞬疑問を浮かべるように、すぐに叱る言葉をかけて謝るのに]
はぁ…、後先考えずに動くようじゃ、まだまだ子供だぞ。
[昨晩の話のこともあって、そう言っていた]
時には考えるより行動するときが大切なときもあるけどな…。
─ →第二階層・食堂 ─
[やや遅れてやって来た食堂には、他の全員が集まっている状態で。
ぐるり、中を見回して、コーヒーとワッフルを用意する]
……今更だけど。
残ってんの、他は男ばっかりなんねぇ……。
[ふと気がついた余談を呟いて、席の一つに落ち着いた。
黒の猫尻尾が、ゆら、と揺れる]
[自分が何かおかしいということに気づくことも無く、ωもそれを気にしないのであれば、自分も気にする様子は無い]
港に到着する時間が正確にわかればいいんだけどね。
[それを割り出すのはエリカならできるかもしれないとふと思ったり]
そういえば、例のプログラムが船内の時計を元に一定時間毎に打ち合いさせるっていうなら…、
その船内の時計の進みを遅くさせたら、次の射撃の時間まで延ばすことが、うまくいけばずっとずっと先港に着くまで遅らせられるかな?
[ただ知識を集めるだけでなく、それを応用していく知能は確実に成長を続けている]
[機械に魂は宿らない。
性格も仕草も全てがインプットされたデータでしかない。
つまり壊れてしまえばそれっきり、消えてしまうもの]
[――というのが、恐らく一般的な認識。
だが、]
[犬が一匹歩いていた。
それは昨晩壊された機械犬によく似た姿形をしていた。
但し破壊された痕はなく、故障したはずの箇所も異常なく動いていた。
但し絶え間なく続いていたはずの機械音も、歩く音さえしなかった]
[何故だか人間で言う“幽霊”のような存在になり、
壊れた身体から離れた場所で、“生前”のように見回りをしていた機械犬は、
微かな音>>+37を聴きつけ、耳をぴくりと動かした]
―→第二階層・スタッフルーム前―
─ 第二階層・食堂 ─
[スティーヴはチラリと見ただけで何を言うでもなく]
エリカちゃんも、おはよ。
そういや紅一点だったんだね。
[黒尻尾が揺れるのを見ながら、少し驚いたように言った]
[いつもの食事、スモークサーモンとサラダをトーストを口にしながらエリカの言葉に]
そういえばそうだな。
[別段気にも留めていなかったが、どうやらそうなるようだ]
パニック映画じゃヒロインは一人だけ生き残るもんらしいしな。
[カルロスが彼の妻と見に行ったり、レンタルデータで見たりした映画の知識からそう口にしていた]
艦橋で確認すれば分かると思うよ。
再計算は航宙士の得意とする分野だけれど。
[先日は他を優先したので確認してこなかった]
それは良いね。
ただし、プログラムにも人にも違和感に気づかれたらアウトだ。
一応今も少しは船内時間を遅らせてはみてるけれど。
後でもう一度やってみよう。
前よりも効率良く出来るはずだから。
[クツリと笑う。ノイズはもう走らない]
― 第二階層・食堂 ―
[ふーんと、ノブには>>110頷いた。とりあえず、聞いただけでは想像出来ない。]
近所に住んでた猫はだいたい金色だったんだ。青いのと緑のもたまーにいるけど。
そいや、ねーちゃんも金色っぽいな。
[猫だから?とは口にせず首だけ傾げて、エリカが入ってきたならそっちをちょっと見たりもした。
嬉しそうに笑われると、こっちもちょっと笑って。
何か持ってこられたら、色の大分違うそれを両手で受け取って中を覗いていた。]
ほんと?ありがとー。
[飲みかけのそれは流石にもう飲めなかったので、飲んでもらえるなら良かったと、ブラックコーヒーをノブに渡した。
父親がこっちを不思議そうに見たが>>111、何でもないと首を振る。本当に何でもないと思っていたので。
まだ子供だといわれたら、コーヒー飲めなかったのもあって、ちょっとぷぅとしていたが、子供じゃないとは言わない。
ただ続いた言葉には、また少しきょとんともしていた。]
[父親のお小言はノブのおかげで止まったので、ありがとうと口にはしないが嬉しそうな視線はノブへと向く。
受け取ったカフェオレは確かに飲みやすく、ほぼ一気に全部飲んだ。]
あめー!
これほんとにさっきの?すげぇ美味い。
[口周りに白茶の髭をつけたまま、飲みやすかったと大満足。]
─ 第二階層 食堂 ─
[腹八分目ではあったがしっかりと量を食べて。
時間もかからず食べ終わるのは職業柄とも言えるもの。
食器を片付けるとセルフのサーバーからブラック珈琲を一杯カップに淹れ、席に戻りゆっくりと口につけ始めた]
[今回狙う対象は既に決めた。
しかしもう一人、判断に困る者の違和をどう解消するかに少し悩む。
白ではなく、黒にも寄り切らず、灰のままの人物。
黒に寄り切った者が居るために、自分の中では灰のままとなっていた者。
PMCに寄生されている者が一人であれば、杞憂となるが、そうじゃないならば──]
……今考えても答えは出んか。
[推測は推測のまま、確固とした答えにはならない。
答えを得るためには行動を移した結果が必要。
そう考えて、その時は思考を一旦止めることにした]
[珈琲を飲みながら携帯端末を取り出すと、自分の今までの推理を一つずつ入力していく。
誰を疑い、誰を除外しているのか。
そしてその理由について。
全てを入力し、それらに対して自分が出来うる限りのプロテクトをかけた。
閲覧は出来ても、改竄は出来ないように。
自分が死んだ時、誰かの判断材料になればと考えての行動だった]
― 第二階層・食堂 ─
んあ。
エリカちゃんが女性だってのを忘れてたわけじゃないよ。
[不機嫌な声に首を竦めてみせる]
ほら。こんな状況だし。
そういうのに気がつく余裕なかったとゆーか。
[別の理由は表には出てこないから。
必死に弁明しても言い訳にしか聞こえなかった、かもしれない]
エリカちゃんは十分可愛いよ。
でも悲劇のヒロインは似合わない。
[早口で言い足した後、瞼を閉じて暫く沈黙した]
/*
さて。
ノブか、エリカか、スティーヴ、なんだけど。誰にしよう。
とーちゃんは撃たないって名言しつつ、どこ飛ばすかはランダムにするよ!的な発言してこよう。
とーちゃんとノブにーちゃんは、おっちゃん撃ちそうな気がするんだよなぁ。
うん、あまり露骨にはやっぱりできないかな。
[ωに同意してから]
もうすぐ、もうすぐなんだね。
[今はまだ全てうまくいくことを信じて疑わない様子でいる。
それはωに対する絶対的な信頼の現われでもあり、個体としてみるならば群れの意識を超えた特異なものだったであろう]
少年 オーフェンは、航宙士 エリカ を投票先に選びました。
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