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[頭に置かれたラスの手の感触が離れれば、閉じていた深紅の瞳をおそるおそる開き]
……あ、ご飯が……
[ガーリックトーストに伸ばされるカルロスの手に興味を移した]
聞いて欲しいこと。
喜びを分かち合いたいと捉えれば好い事だけれど、
それならば、焦らさずに伝えていそうなもの。
わざわざ周囲の疑惑を募らせる行動を取る、
もしくは取らざるを得ないということは……
[延々と続けようとして、
傾げられた首につられ、首を傾げる]
別段、学は関係ないと思う。
気楽と言われても、これが常であるから、それこそが難しい。
[口に運ぶ前に視線を感じ、手を止め見上げる。
それがラウルだと気付けば、無駄と分かりつつ口許に人差し指を当て、静かにするよう頼んだ。
けれどそのタイムロスが、命取り]
げ。
[ラスに腕を掴まれ、動きが止まる]
あは
[翼を出したケイジを口元に笑みを刻んだまま眺めた
そして横に座るまでの動作を見てから、触るか?という問いに、今度は三回頷いて
手を伸ばして]
ありゃりゃ…?狐のときと感触が違うや
[不思議そうにぺたぺたと耳に触れたり軽く引っ張ってみたりしている]
[ 広場から少し離れたところへと身体を降ろし、羽根を畳む。
上空から見たものが間違いでないなら人が多いか。]
巫女姫は何をしたいのやら…。
といっても、誰がいるのやらは確認することはできませんね。
[ それは己の視力のせいだが。]
まぁ、お知り合いもいるでしょうから。
気にせず向かいましょうか。
[頭を傾けて、広場の方をじっと見つめる。]
……ま、そこらは聞いてみてから、だね。
[状況を分析する言葉に苦笑する。
巫女の事は、幼い頃から知ってはいる。
彼女が、人に何かを話そうとして、それを渋る、というのは大抵は]
(……厄介事で、その確信を得るのに手間取ってる時……だったかねぇ)
[そんな事を考えて、小さくため息をつく。
飛び立つ相棒の動きにはちら、と視線を向けるのみ]
……アタシからすると、肩肘はりまくってるように見えるんだけどねぇ……。
[カルロスの腕を掴むと、立ち上がってぐいーっとその腕を上へと引っ張った。
足が浮くかと思える程引っ張ると、顔を覗き込み]
何しようとしてたのかな?
[細い目を吊り上げて、にっこり笑った。]
へ? あ……!
[唐突なラスの声に、思わず視線を向けるとつまみ食い現行犯逮捕のカルロスの姿が目に入った。
慌ててお盆を取りあげると、隣にいたオーフェンにお盆を突きつけながらカルロスに――]
こ〜ら。
お腹空いてるなら言ってよねっ! 材料あれば何でも作っちゃうから!
[半分お説教、半分笑いといった雰囲気で、カルロスを嗜めた]
ついでにリクエストあれば聞くけど?
[と、ラスも含めて顔を見回した]
[当然というか、半ば天敵認定している相手のお願いなどは知った事ではなく。
ぴぃぱた、忙しなく飛ぶサエーナ鳥。
動きが止まった隙を狙って、挨拶代わりといわんばかりに、頭に向けて鳥脚蹴りを狙っていく]
……!
[広場に向けられた何かの視線を感じて振り返った]
気のせい……かな?
[首をかしげていると、リディアにお盆を目の前に差し出され、その匂いに鼻をぴくりと動かす。呼応するようにお腹が鳴った]
/*
さて、飛び入り失礼致します。
と言いながらも、何処に飛び込もうかご機嫌伺い中です。
もう少し早く戻ればよかったですわね。
そうかな。
[世帯主に短く答え、口を閉ざす。
不思議そうにやりとりを見つめるさまは
打って変わって歳相応――それより幼くすら映る]
[広場に新たに降り立った気配に、つと視線を向けるも。
一瞬でそちらからはそらされて]
ま、好き勝手に生きてるアタシから見れば、だからね。
アンタ自身からすれば、違うってのは、ありだろうさ。
[掴まれた腕ごと引き上げられ、ひたすらに愛想笑い]
い、いやー…その、あ、あれだ!
この辺りに小さな虫さんがついてて払おうと…って、うわ、痛たッ!
ちょ、ラウル、お前鳴くなって言ったのに、そのうえ…ぎゃ、痛、すみませんっ!
[何だかてんやわんや]
そうなんだ〜。違うんだ〜。じゃあ引っこ抜かなくていいや
[ケイジに尾っぽがついていないか見た。ない。
それにケイジの言葉も重なってそう返した]
うん。本物のほうがいい。ふわふわ。
でもこっちのカチカチも好き〜カチカチカチカチ〜♪
[やっぱり楽しそうに、頬の辺りを今度はぺたぺたしている]
[お盆を差し出すリディアの顔を見て、それを受け取る]
……うん……いただきます
[簡単野菜スープの匂いを嗅ぎ、しばし見つめた後、お皿に顔を突っ込んでがつがつと食べ始めた]
お前の望むようなものは、ほんもののやつらにもらうといいさ。
[わらって、ネロの手が触る侭にさせる。]
触っても何も変わりはしないが、そんなに好きか?
[ラウル、当然抗議は聞いてない。
蹴りを決め、得意げにくるるる、と鳴いている。
その様子を離れた所で眺めつつ]
……なにしてんだか。
[呆れきった声で、ぽつり、と呟いた]
[カルロスの愛想笑いを見て、掴んでいた手をぱっと離す。
ラウルがなんとかしてくれるだろう、とか思いつつ、リクエストは、と聞くリディアには手を大袈裟にパンパンと払うようにしつつ笑顔で振り返る。]
ん、俺は家で食べたから、腹は大丈夫。
ご飯取っちゃ悪いからな。
[ひらひらと、手を振る。]
[ 歩む筈の足はその場から動かず。]
思ったより人が多いようですわね。
…声だけではさすがに人数は判別できません…か。
[ 最後の音と共に盛大に空気が漏れる。
視力が弱いせいなのか、気配とやらには敏感ではあるが。
どうも、集中しなければそれも鈍いようであった。]
ま、それを考える時間は無駄ですわね。
さてはて…何のお小言なのやら。
[ 頭を傾けて再び広場を見る。
ゆっくりと、広場に向かって歩き始めた。]
[住人を呼び集めに行っていた者達が戻ってくる。どうやらほぼ全ての家から人が集まったようだと告げられて頷いた]
…見慣れぬ者まで居るな。まあいい。クローディアにも伝えてくれ。
人により視点が違うのは当たり前であり、
理解出来ないのも当たり前……
けれど、
理解しようするために言葉を尽くすのか。
[ゆるりと顔を斜めにして、視線を宙へと浮かせる。
数拍の間を置いてから、首を振った。
よくわからない、というように。
呆れ声に、眼差しは再び、騒音の源へ]
[空いた片手で必死に、ラウルと攻防を繰り返しつつも、リディアの嗜めに表情を綻ばせた]
リディちゃん、優しいっ。こんな俺にまでご飯作ってくれるなんてっ。
いやもう、いっそ俺の奥さんになって一生、ご飯作ってくれたりしてくれると嬉しかったりするんだけどなー。
[調子の良い事をを告げつつ、更にリクエストにも乗った]
リディちゃん、俺、あれが食べたい!トマトたっぷりのパスタ!
あっはははは!
ごめんなさい! カルロスさんのお嫁さんになるならラスさんのがいいやっ!
[とんでもないトドメを残しつつ、それでもリクエストにはしっかり答えるべく腕まくりをして]
さって、それじゃナポリタン大盛りいっちゃうかなっ!
[そう言って歩き出した時、新しくやってきた人物を見て目を丸くした]
……ロザリん?
[これまたトンでもない呼び方をしたものである]
うん。そうする〜
[と無邪気に答えながら
鼻の辺りをゆびさきでつんつんとつつきながら]
楽しいよ〜。だって変わるもの。触っていないときと、触っているときとは違う。だから変わってるんだよ〜
[好き。とは答えず。楽しいと返事し。でも鼻をつついた辺りで感心も失ってきたらしく、手を下ろして]
…あなたは楽しい?
[何にとは言わず漠然と聞いた]
ま、そんなとこかい?
それが、中々上手く行かないんだけどねぇ。
[くつり、と低く笑いつつ言う、口調だけは軽く。
ぴぃぱたと飛びまわる相棒の方へ視線を向け]
ラウル、バカ構うのは程々におし!
……うつるよ?
[何が、とは言わない]
[騒動から目を離す。
微かに届く、羽ばたきの音。
一瞬、目を伏せる。
聖殿の近く、別の集まりが見えた。
その中の一つには、自分を呼んだ者の姿もある]
そろそろ、集まったのかな。
お前は愉しい
[こたえは、少年のもとめたものとは違うだろう。
だが狐は答え、くつり、わらった。]
あァ、あとアレも愉しいか。
さて、それ以外に、愉しいことなどあったかな。
/*
わわわっ、リディアさんありがとうございますなのですー…orz
空気読んで割って入るタイミングを計ってましたわ。
[広場にまた人の気配が増えると、湧き上がる不安を掻き消そうとガーリックトーストとサラダを一気に頬張り]
んくっ……
[喉に詰まらせて深紅の目を白黒させていた]
かぶき者 ケイジがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(かぶき者 ケイジは村を出ました)
[リディアの言葉には、細い目を開けてきょとりと目を瞬かせ、口を曲げるようにして笑う。]
俺のお嫁さんとかになったら一生苦労するぜ?
まぁカルロスと比べられても、なぁ。
[全ては言わずに、笑いながらリディアを見ると、丸くして少し遠くを見る目線。
つられるように目線を流すと、見るからに自分よりも仕立ての良い服を着ているであろう少女が居て、一瞬笑みを消した自分が嫌になって苦笑し、自分の頭をバリバリと掻いた。]
[アヤメの呆れ声が聞こえた気もしたが、突然手を離されてどちゃり、と崩れ落ちた瞬間だったので、その痛みの方が勝った]
おわっ!離すなら、そう言ってからにしてくれよー!
[打ち付けた腰をさすり、文句をブツブツ。けれど、それはリディアの一言に止まった。
つまりは、精神的に撃沈するという方向で]
……はぁ。なんか、色んな所が痛い……。
かぶき者 ケイジ が参加しました。
かぶき者 ケイジは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
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