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分かる人に診て頂いたほうが、いいかな……、と。
[ローザに悩みながら答え、辺りを見回す。
一巡したところで、首を捻った]
劇場……
ああ、なんだか、噂になっていましたね。
毎年来るんだ、って聞きました。
そこの踊り子さんってことですか、なるほどなるほど。
[ゼルギウスへと向けられた台詞には意外そうにして]
ええ? ……楽団に?
なんだか意外……、かもしれません。
あれですか。
釣竿遠投とか、やられてたんですか。
[それでは楽団というより、サーカス団か何かなわけだが。]
……私、ちょっと、探して来ますね。
[ハインリヒから同意らしきものが得られると、立ち上がる。
昨晩、彼がエーリッヒに悪印象を抱いていなかったことから、任せられると思ったか]
先生のこと、お願いします。
[同胞から同意を得られると、目を見ながら立ち上がり]
そうなるかな。
……邪魔なものから?
それとも。
[美味しそうなものから?
そう言わなかったのは、それは、「壊す」ではないから。
奥底では――望んでいるに、違いないけれど。]
え?ゼルギウスもいたわけ?楽団に?
[ちらりとそちらを見て]
まぁ、楽団にもいろんなのがいてもおかしくはねーけど。
[ゲルダの言葉はあえて突っ込まない]
あ、あぁ。頭を下げないようにして運べば大丈夫じゃないかな。
担架か何かあれば運びやすいんだけど。
[ハインリヒが気付かなかった事には、内心ほっとしつつも表には出さず。
ゲルダには、不安を煽らないよう微かに微笑んで]
うん、動かさずにお医者さんに診てもらう方が良いだろうけど…
いつまでもここに横にさせたままじゃ身体に良くなさそうだし、ね。
[目を覚ましてくれればまだ…と言いつつ、続いた言葉には幾分くだけた笑顔で頷いて]
えぇ、そういうこと。
ゼルはねー、いろいろとやってくれたよ?
[色々については言及せず。
主にこまごまとした雑務をやってもらっていたが、多少の芸は披露していたのではなかろうか。]
あぁ、わかった。
側に居るだけならオレでも出来るだろうし、頼むな。
[ダーヴィッドを探しに行くというゲルダに頷いて、彼女の代わりに隣へと]
/中/
子供のためにも味方作らないといけないのに、どうしてこの子はこんなに正直すぎるんだ(苦笑)
……最悪、一人産みかなあ。
…うん?なぁに?
[横からかかる声に、ブリジットに向き直る]
…あぁ、そっか。そうだよねぇ。
ロミちゃんのことも、疑わなきゃってことをすっかり失念していたよ、失敗失敗。
[男にとっては疑う必要もない、当たり前のことだったので]
んー、まぁでも俺は。
騙し騙されが当然の商人の世界に身を置いてますゆえ?
ロミちゃんの言葉に嘘はないかなーっと。
[へら、と笑う表情は軽くも、眼差しは真直ぐなもの]
[ダーヴィッドを探しに行く、と聞けばいってらっしゃいと言って。
ハインリヒがエーリッヒを看ているなら、と自分はとりあえず掃除で使った汚れた布などを片付け始めた。
ハインリヒの言葉には、にっこりと微笑んで頷いた]
……その辺りは、お任せします。
私、全然詳しくないもので。
[ゼルギウスについては、色々と「やらかして」じゃないんだな。などと思ったかどうかは定かではない。
残る面々に一礼すると、踵を返して、広間から廊下へ。
連れ立って出て行く姿を見かけた覚えはあるが、何処に行ったかまでは分からず、短絡的に、名前を呼び歩くこととなった]
ダーヴさーん、ダーヴィッドさーん!
/*
ダーヴさんがすごくくろくみえるのはきのせいですか。
弾かれ占い師の時点で、生存はほぼあきらめてはいるけども。も。
口伝を知っている敬虔な信徒なら。
自分の身を奉げてでも、と思い込む人だっているかもね。
[見える範囲の血が拭えると、羽織をカルメンに着せ掛ける]
うん、面白い話じゃないな。
理由は消去法。話してもまだ聞く耳がありそうな相手で、私が見た時に反応を窺えそうな人物を考えたんだ。
ユーリかハインまで絞って、先にユーリが単独になった。
[さらりと言う]
誰も信じられない状況なんだけどね。
一人で何かしようとしてもまず無駄だろうし。
担架、ね…探せばあるかもしれないが…
考えててもしょうがねぇか。
[ローザの様子には気付かぬまま]
それじゃ、雑用係、ってところか?
それだけじゃないんだろうけど。
[ゼルギウスについては簡潔にまとめてみる]
1日に1人で、時間がかかる、かぁ。
ふむ、なるほどね。
あ、いや。無理にではないし。
狼を知るための力なら、そもそも俺を調べたって…。
[口許に人差し指の関節を当て]
何も出ないんだから、勿体無いよね。
あー、もう、どうしたもんかなぁ…。
そか。
自分自身で信頼できると判断できるんなら、特に問題ないかな。
まあ、かく言う私も、ロミちゃんは信頼しているんだけど。
後、そういうことを言ってのけるダーヴィッドさんの信頼度も少しアップかな?
……うん。でも、やっぱり完全な信頼は出来ているかどうかはわかんない。
何しろ、私が信頼して賭けるのは、私の命じゃない。私の子だから。
だから……信頼するのはとても怖い。
[そして、最後に小さく]
───今やっと、彼の気持ちが理解できたかも知れない。
しっかし…
こいつはこいつで、何があったんだかな。
何か知ってるなら訊きたいし…
[ちらりとエーリッヒに視線を向ける。
向けた先は相変わらず彼の肩先]
[ロミの困った表情が見えたなら、その頭を優しく撫でる。
そして、ブリジットに眼を遣り]
俺でよければ手伝います、と言いたいですけどもー。
そーゆーときって、基本男は無力なんですよね。
んでも、まあこの事態に、信頼したい人間が居るってのも、それは……それで、ね。
[仄かな微苦笑を浮かべ、どこか弱気なブリジットを見た]
それならなおさら、貴方が生きて、護ってあげるべきなんですよ。
信じるものは、救われるらしいですし?
シーツ何枚か重ねれば担架の代わりに使えるかもしれないけど。
あ、でもダーヴィッドさんに診てもらうまではこのままにしといた方が良さそうだね。
ダーヴィッドさんもお医者さんってわけじゃないから、わからないかもしれないけど…
[言葉を濁らせながら、それでも。
多少でも知識がある人に診て欲しいと思う。
それは仕方ないことだろう。]
あぁ、まぁ…ゼルはね。
見てのとおりだから。
[続いたハインリヒの言葉には、屈託なく笑って]
[ロミルダはじっと、2人を見上げていたけれど]
ふぇ。
ゲルダさん?
[部屋の外からのダーヴィッドを呼ぶ声に、首をかしげながら扉のほうを見る]
[自分で拭いても見えぬために粗方はクロエに任せる形となり。
終わった後はクロエの羽織をかけられた。
滅多に着ないものであるため、前を合わせては開く、を繰り返している]
…?
あれ、ゲルダちゃんの声?
しかも俺、呼ばれてる?
はいはーい、俺はこっちですよ、っと。
[空き部屋の扉から顔を覗かせ、廊下を見た]
にしたって、あんなになっちまったら、終わりだろ。
……っとに……人巻き込むだけ巻き込んでさ。
[は、とため息一つ]
消去法、ねー。
ま、聞けて俺は良かったけど。
あのにーさんから、同じ話聞かされたら、多分、ぶち切れたし。
[右手はきつく握ったまま。さらり、と物騒な事を言い]
確かにこんな状況じゃ、人は信用し難いけど。
一人でどーにかできるもんでも、なさそうだし、な。
[通り過ぎた部屋から声が返ってきて、立ち止まってくるりと振り返る。
顔を覗かせているダーヴィッドに首を傾げ]
……そんなところで、何なさっていたんです?
[広間を出て行った理由は知らぬ様子で問いかけた]
ここで一番頼りになるのがダーヴィッドだって所が腑に落ちないんだけどな。
オレなんか年食ってるだけで、なぁ。
[どこか冗談めかすものの表情は変わらずに]
でもまぁ、仕事をちゃんとこなすなら問題はないだろ。
[ローザが言うのには軽く笑って、今も掃除をしてくれているゼルギウスを最後くらいは持ち上げた]
カル、手をどけて。紐結ぶから。
[襟を整え、胸元を紐で閉じる]
はい、とりあえずはこれでよし、と。
他にも着替えが無いか探しておかないとね。
ワンピースがすぐに乾いてくれればそれでもいいけれど。
[ぽふ、とカルメンの頭を撫でた]
安心しろ。
約束しただろ?こいつは壊さない、って。
[そんなに物欲しそうに見ていただろうか、と]
[それを隠すために軽く笑って]
そうかな?
確かにダーヴィッドさんも頼りになるけど、ハインリヒさんも頼りになるよ?
居てくれるだけで安心感あるし、いざという時は力仕事頼めそうだし。
ん、まぁね。
その辺はそつなくこなすから。
[そう言うと、悪戯っぽく笑って。ゼルへのフォローには若干嬉しそうな色が見えただろうか。]
何と言われると、…そもそもは広間のことの説明だったかな。
あの場所で単刀直入に言うのもあれだし。
ちょっと、あまりのびっくり発言に、話題がぶれた気もしてるけどねー?
[扉を完全に開け、廊下に身体も出した]
こっち、ロミちゃんとブリジットさんが居るよ。
って、呼んでたの俺なら、用事も俺かな?
はぁい。
[クロエに言われて羽織から手を離す。
あっという間に紐で前が閉じられ、クロエに頭を撫でられた]
うん、おきがえ、あると、いいな。
かりたまま、じゃ、クーリェ、が、たいへん。
[撫でられる手に嬉しそうに笑んだ]
「奇跡は起きるのではなく起こすもの」
「可能性が無いものはこの世に存在しない」
「豚もおだてりゃ木に登る」
[格言なのか、どこかからの引用なのか分からない言葉を重ねた。
何故か、言葉を言うたびに痛みが治まってくる気がする]
ふむ。
輝かしい未来を夢見て見ますか。
[腹を押さえながら、ブリジットが小さく微笑む]
僕だって好きで巻き込まれたわけじゃないけど。
カルがここにいるなら、これでよかった、かな。
[溜息を零すユリアンに苦笑う]
エーリッヒさんはよく分からない。
教会の人なのにあんなことを言い出すだなんて。
それに…。
[黙り込む。双花の役割とは何か]
僕もそれ止める自信がないな。
うん、そこはロートスに任せておこう。
きっと一番適任だ。
[物騒な物言いに軽口で返した]
僕を信用しろ、とは言わないよ。
でも協力できそうな場面があったら力を貸してくれると嬉しい。
僕の望みは一つだけだから。
俺の場合の信頼は、ただ自分に返るだけだからねぇ。
ブリジットさんが怖くなるのは仕方ないさ。
[小さな声は聴き取れず、首を傾げたけれど]
ま、人事を尽くして天命を待つ。
なんてのも、あるね。
出来ることからやらなきゃならない、って辺り。
俺はこっちの言葉の方が好きだけどさ。
[ブリジットを少し心配そうに見上げてから、ロミルダは扉のほうに向かって歩いて行く]
何かあるなら、ロミも手伝うですよ。
[扉から顔を出して言った]
そうかねぇ?結構色々言われてるけど。
力仕事くらいしか役に立ちそうにないしな。あまりここでは用はなさそうかもな。
そつなく、か。確かにそうかもな。
魚釣りも上手いし。
……どうした?
[冗談ではなく本気でそう言って、どこか嬉しそうなのに疑問を投げる]
なるほ…… あまりのびっくり発言?
その面子って、一見すると家族団欒ですね……
なんて言ったら、パラメティーナさんから、旦那の方がと惚気を聞かされそうなので置いておきますが。
[軽口を叩くも、ふっと真面目な表情になり]
……エリ先生が目を覚まされないんです。
何か、原因があるのかもしれないけれど、私じゃ、わからないから。
ダーヴさんに診ていただければ、何か、わかるかもと思って。
気にしなくていいよ。
カルが風邪引くよりはずっといいんだから。
まあ、見つかったらまた着替えよう。
[サイズが大きく違わなくて良かったと思った。
それでも慣れない服では特に動き辛いだろう]
ああ、ロミルダちゃん。
お気持ちはうれしいですが、パラメティーナさんについているほうが良いかも。
……本調子じゃ、ないんでしょう?
[ひょこりと顔を出した子供へと視線を落として、終わりは少しばかり、心配そうに問う。廊下からでは、ブリジットの様子は窺えずに]
/*
占:ロミ
霊:カルメン
朱:エーリッヒ
蒼:ローザ?
守:クロエ
智:ハインリヒ?
智:?
狂:ダーヴィッド?
なんかこっちがしっくりくる気がしてきた。た。
もしくはダーヴ智で狂信ユリアンとか。
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