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ええ。見ましょう。案内してください。
……書置きを残しておかないと、ね。
流石に、肉料理を食べる気にはなれませんから。
[こんな時でさえ、少々冗談めかして。
さらさらと、簡潔に一文を残す。
『肉、魚料理はいらない。野菜、果物類のみで。 ルーサー』]
さあ、案内してください。ナサニエルさん。
遺体の、状況…?
そういえば、アーヴァインとは違って損傷が少ない気がする。
あの時は狂気さえ感じたけれど、今回は…
何か狙いがあっての事なんだろうか?
[そうしてふと先ほどの疑問を思い出し訊ねる]
……そういえば、コーネリアスは?
彼は……
――広間――
[少女は、処刑後も片時も離れることなくルーサーの傍で時を刻む。
傷付けられた皮膚の手当てを見守り、約束のチェスに興じて――ほんの僅かに幸せな一時を過ごし。
今は、少女がこの屋敷に訪れた時、人の良さそうな笑顔を向けてくれた蒼髪の青年の話を、少し離れた場所から聞いている――]
やっぱり犠牲者は――出てしまったのね…。
[少女は途切れ途切れに聞こえる会話の端から、大人たちの会話の内容を推測する。]
[するり――]
[頬に掛かる髪が思い出させる――]
[カタリ――]
[かつての父と母の変わり果てた姿に。微かに眩暈を起し、少女は壁にもたれ掛かった――]
[ 深く息を吐いて顔を上げたときには既に何時も通りの青年に戻り、]
……変って失礼だな。
お前に云われたかないが。
[然う返す口調にも変化は此れと云った変化は見られない。]
……そう。
『遺体の損傷状況の違い』。
それこそが、一連の事件のキーになる。
私は、そう踏んでいます。
……やはり。
別の人狼が潜んでいる、というケースも想定しなければいけませんね。
コーネリアスさんですか?
私が処刑しました。
綺麗なものですよ、銃創は左肩と心臓の2発のみ。
ぱっと見ただけで、死んでいるようには見えないかもしれませんね。
……慣れたもんです。
[くす。自嘲的に笑う。]
[部屋に入り、ベッドの上の上のローズを示す]
…眠っているみたいでしょう?
でもね…
[毛布を引き剥がす
そこにあるのは惨劇の跡]
酷いもんでしょう…どれだけ、苦しかったか……
[返ってきた反応はいつも通りで、それに安堵するものの。
何か、妙に引っかかるものは感じていて。
ただ、それが何、と言葉に表すことはできないから、一つ息を吐くに止め]
むー、それ、どういう意味っ!?
……一応、心配してるんだからねっ!
[上目遣いに睨みつつ言葉を投げる様は、ようやくいつもの様子を取り戻しつつあった]
ー早朝ー
[昨夜は遅かったにもかかわらず、その日の目覚めは早かった。
泣いた所為か、少しだけ目蓋が晴れている。
けれど、もう誰も疑う必要はないのだと思うと心は軽い。
相変わらず、ヘンリエッタが起きる頃にはもういない部屋の主を思い、小さく頷いた。
寝具を整え、身支度を整えると部屋を出る。]
ご協力感謝します。
ウェンディ。辛いかもしれませんが、一緒に来てください。
貴方を一人で置いていくのは、危険な気がして。
[ウェンディの手を引き、共にナサニエルの部屋へ]
―広間→二階・客室(ナサニエルの部屋)―
彼以外の人狼が…?
ローズを殺したのは彼では無いと、終わらないと、そう言う事ですか?
[だとしたら誰が…先ほどの考えが廻る]
これは……ひどい。
[遺体の惨状を一通り確認する。]
腹部の損傷が一番酷い、か。
内臓……全部纏めて、ぶち撒けられていた。
そう考えていいですね?
[呼びかけられると、少女は一つ頷き、ふわりと微笑んで――]
お供いたしますわ、神父様――
[それだけを述べると、手を重ねて…]
――広間→ナサニエルの部屋へ――
[どの位然うして居ただろうか。]
[空腹を覚え、昨夜トビーが持ってきてくれた食料を少し摂る。]
[目覚めたらば少年も又食べられるかも知れないと]
[半分程を残し]
ええ、この分だとアーヴァインを殺した人狼とは別物ではないかと。
……ナサニエルさん。
単純に皆殺し、などとは考えないで下さい。
全員から情報を総合しなければ、判断がつかない。
もし、片っ端から殺戮を始めるおつもりならば。
[『聖書』からリボルバーを取り出し、銃口を彼の額にポイント。]
次の処刑者は、貴方になる。
御互い様だろうに?
[ 何時の間にか自らの腕を掴んでいた手は離され、メイの云い様に口許に軽く折り曲げた指を当てて小さくクスと声を洩らす。]
……まあ、其れだけ云えるようになりゃ、大分マシだな。
[ 僅か目を細め口端をニィと上げて笑う様子は悪戯っぽく。]
/中/
PC視点で投票決めてる人が誰かわからないんですが……。
ログ読んでもわからないのってPC視点?
灰に入れておけば良いのかな?
むむ……わからないよー。
…えぇ、ほぼ其の通りです。
かなり食べられているようでしたけど。
周りに散らばっていた物は出来るだけ拾って……
[思い出したのか、言葉に詰まって]
まあ、お互い様だけど……。
[むう、としたままこう言いはすれども。
多分、自分の方が色々な意味で周囲に負担をかけた気はしていて]
……ごめん、ね。
なんか、一人で騒いでる。
あはは……みんなにも、ちゃんと謝らないと、だね。
[笑みを浮かべて言葉を綴る様子には、大分力が戻っていたか]
――ナサニエルの部屋で――
[案内されるまま、少女もルーサーの後に続き足を踏み入れる。
ベッドに横たわる美しい女性の姿が目に入り、少女は静かに目を閉じ、自らは捨ててしまった神に祈りを捧げた――]
せめて彼女だけは――安らかに…
[『眠っているよう――』
その言葉と共に毛布は、剥ぎ取られる。
途端に鼻を衝く異臭と――機能を失った内蔵の欠片が、無造作に体の中に納まっていた。]
――なんて…酷いことを…。
[薄紅色の唇は、ただその一言だけを漏らす――
それ以上言葉を紡がなかったのは、近しい人を失った者に掛ける言葉なんて無いことを、少女自身がよく知って居るから……]
……ナサニエルさん。
これは推測に過ぎないのですが。
犯行の動機に『ローズマリーさんの職業』が、関係しているかもしれません。
もしそうならば、『必ず食われなければならない内臓』が存在すると思うのです。
[銃をしまい込み、猟奇的な事を淡々と口にする。]
[銃を向けられ、其れが正確に額を狙っていると知り手を上げて]
聞いてたんですか?
もちろん冗談ですよ…そんな事をしても彼女は喜ばない。
彼女のもとに行くには早いでしょう?
仇を、討たないと。
でも、俺が人狼かも、とは思わないんですか、貴方は?
……ああ、すみません。
昨日、ローズさんから色々聞いたのですよ。
彼女の職業について、最初に誰を占ったのか、次に占うつもりだったのは誰か、を。
あれが最後の会話になるとは思わなかったのですが、ね。
……仕方無いだろう。
誰にだって、抱え込んでいるものはあるからな。
[ 謝罪の言葉に物珍しそうに――半ばからかうように――瞬けば、態とらしく肩を竦めて然う返す。視線が逸らされ何処か遠くへと向けられるも其れも一瞬の事。]
取り敢えず俺は、ルーサー神父に話を聞いて来るから。
[ 軽く埃を払って立ち上がれば、開かれた儘の扉の外へと向かおうと。]
……ああ。
[破顔する。]
私がローズさんに言った事と全く同じですね。
それはありません。
ローズさんは、真っ先に貴方を占った。
『信じたい』と思った、貴方を。
……そのうえでなおも一緒にいるのです。答えは明白でしょう?
[くすくす笑う。]
[からかいを帯びた仕種にやや、むぅ、とするものの、一瞬そらされた視線に戸惑い。
でも、その理由は何となく聞けずに]
あ……うん。
それがいいね。
[話を聞いてくる、という言葉に頷いて。その背を見送りつつ]
……ありがと。
[消え入りそうな声で、小さく、ぽつりと呟いて]
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