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[風が樹を優しく撫でていくのを見ながら、波長が合ったらしいという言葉に頷くと、ちょうど花がティルに留まった所だった。
彼の謝罪に緩く首を振って、アマンダは二人の再開を少し離れて見守る。外見に近い、少年と子どもらしいやりとりに、微笑みが浮かぶ。
人の子の成長は早いと、アマンダは思う。
3年前、この町に着たばかりの頃。アマンダに当たりかけたボールを【疾風】が弾き飛ばし飛ばしたのが出会い。
その時ユリアンは、ちょうどティルくらいの姿だったはずだ。
思わぬ対との出会いに反発しながらも、見かける度に眺めて…睨んでいたなと、不意に懐かしさを感じる。
少年になった彼が今、青年になりつつあるのだとまでは気付けないけれど]
…私は、少し寄り道。
楽しいデートだった。またね。
[少し元気になった様子のティルに、手を出すユリアンに微笑んで背を向けた。ユリアンが居るなら、*きっと大丈夫*]
[小鳥はベアトリーチェの肩で羽を休めたまま、なにも語ることはありません。なにか考え込んでいる様子でもありました。代りにか、こどもが口を開きます。]
知る前なら、そうだったかもしれないね。
けれども、知ってしまったから。
[シャラン、左手を掲げますと、鎖の輪が音を奏でました。]
ベアトリーチェが今まで生きて来たのには、
何かしらの意味があるのだと、そう思っていた。
……世界を変えることに、その意味を見出したのかもしれない。
[曖昧な言葉。そこにたしかなものなんて、なに一つありませんでした。]
君は、
[こんどの目は、人の子に向き]
まだ子どもでいられるのだね。
僕は知る前から、諦めていた。
かの女がしあわせな、元気な人の生を送るのを見るのを。……そんな時はないのかとすら思っていたんだ。
だけれど鍵のことを知って、考えた。
[悩んでいると言っただろう? と、苗床は微笑んで]
世界をかえれば、かの女はうまれてくれるだろうかって。
それともかわらぬまま、かの女を待つほうがいいのかって。
君の生きる意味がそれだというのなら、
僕が今まで生きてこれた意味は……
それが決して開かれない、そんな世界をつくることなのかもしれないと、今は思うよ
[こどもで居られる。それの意味するところがよくわからないというように首をかたむけますと、金の髪が頬にかかりました。けれども、ティルの決めたことだけは、わかったのでした。]
ティルの思うように、したらいいよ。
ベアトリーチェは、ベアトリーチェの思うように。
[ぼうっとした緑の眼は、ティルの金いろの眼を見ていました。]
ベアトリーチェはこの世界が好きだった。
でも、届かない世界なら……。
[言葉の途中で、ベアトリーチェは顔を天へと挙げます。樹々の合間から覗く月は、円いかたちをしておりました。]
時が移ろうまで、あとわずかだ。
ベアトリーチェは、もう、行くよ。ここの果実は美味しかった。
くそっ!
ここからじゃ、何も出来ないってのか……!
[映し出された光景、やりとりされる言葉。
信じがたい事ばかりだった。]
そうだね。
僕は僕の、君は君の、思う通りに。
[すこし、困ったように微笑んで、苗床も天をあおぐ。
陽のひかりは葉を越えてやってくるけれど、月のひかりは遠くに。]
……それでも君たちの手は、
僕よりずっと大切なものを掴めているのだよ。
……だから鍵を開かないでほしい。
そう言うのはきっとわがままなのだろうね。
君がそれを渡してくれることをこの森も僕も望んでいるよ
[それでも、手は伸ばさずに]
[ハインリヒの言葉に、ちら、とそちらに視線を向けて]
……止められるものなら、止めたいが……。
ここから出るには、書を返還するか、迷宮自体を内側から叩き壊すか、そのどちらかしかない。
そして、前者は俺たちには不可能。
後者は……。
[やってやれない事は、ないかも知れない。
彼の本来の姿であれば]
―遺跡―
異界門。開かれるのが摂理なのだろうか。
だが、開かれるのならば私如きが何を為そうとも開かれるのだろう。ならば―――
[仰いだ空には、落ちかかりそうな満月が掛かって居た]
……駄目だよ。
[否定の言葉は小さくも、しっかりとしたものでした。くるりと向きを変えると、ぱさりと翼を生やしたベアトリーチェは葉の間をぬって、そらへと飛び立ちます。]
あと、もう少しなのだから。
[失われた過去のねむる、遺跡を目指して。]
―北東の森―
[背の高い草ががさごそ動いて、...の姿が現れる]
おい、ティル。遅いぞ。
またなんかあったかと思ったじゃないか。
はやく、帰ろうぜ。
[直前まであったことなど微塵も気がつかず、
もう一度右手を伸ばした]
……後者は、『最後の手段』ってわけだな。
[オトフリートが言葉を濁したので、大方その辺りだろうと察して。]
で、まだ傷は痛むか?
癒しの術が使えれば良かったんだが。
[痛々しい傷を指差し、状態を聞く。]
……うん。もうすぐ、なのだね。
[まさらな翼で飛び立つかの女を見送る。
その右の、残った瞳には、少し悲しみが映るだろうか。
しかし見るものはなく、月の光もそこに届かない]
止めて、やってほしかったな
[その言の葉は、精霊に向けて。]
……望みすぎは、身を滅ぼすのに。
[と、がさごそという音。風の音。
そちらを振り返った苗床には、今は微笑みが浮かぶ。
様子など感じさせぬような]
うん、何もないよ。
そうだね、早く帰ろう
[今度はその手を、左の、残った手で握って]
ま、そんなとこか。
傷は落ち着いてる……ありがとう、助かった。
後は……時計の音が聞こえれば、自力でどうにかなるんだが。
[イレーネの"ありがとう"の言葉にただ静かに微笑を返して。]
[オトフリートの言葉を聴きながら、映し出される光景をじっと見ていた。]
借り物のチカラが齎す変化に、何の意味があるだろうね?
時計?
町にある、でっかい奴みたいな?
[コートのポケットにしまい込んだ、銀無垢の鍵巻き式懐中時計を
掴む。]
こんなんじゃ駄目か?
[時計を取り出し、見せる。]
……自分で変化を起こす力に気づけなければ、他者を頼りたくもなるんだろうな。
[アーベルの言葉に呟いて。
ハインリヒの見せた時計に、一つ、瞬く]
いや……十分すぎる。
時を刻むものの音は、俺に一番活力を与えてくれるから。
[アマンダは意識を澄ませ、氷の精霊の気配が感じ取る。
そちらへと足を向けた時、月の光に影が差し、羽ばたきが耳に届く]
……ベア…
[目を細め見上げ、佇む]
職人見習い ユリアンは、少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
おう、そうか。じゃあ貸しておく。
貸すだけだ、後でちゃんと返してくれよ。
[鎖から懐中時計を取り外し、オトフリートに手渡す。]
うん、わかったよ。
何度も迷惑をかけている、お詫びだから。
好きなだけどうぞ
[笑いながら、一度、ちらと、天を見やる。
飛んでいったまさらなましろな翼。
それからすぐに視線を前へと。
行こうと促して]
−北の遺跡−
[ふっと、円い眼は二人の精霊の姿を捉えたでしょうか。]
こんばんわ。
[挨拶をする声は、どこまでも穏やかなのでした。]
そうだな。
過ぎたる力なんて、己の身を滅ぼすだけだってのに。
……それがわかるような歳じゃねえ、か。
[ベアトリーチェが『神童』と呼ばれていたことを思い出す。]
過ぎたる力、か。
『一度死に掛けた』その時から、持っていたのかもしれねえな。
ああ、勿論。
……感謝する。
[笑顔で時計を受け取り、ぎゅ、と握ったそれを額に押し当てる]
……力は、与えられるものじゃない。
自ら切り開くもの……。
何故、それを。気づかせてやれない……。
[それから、小さく呟くように]
―北東部/森→中央部を通ってKirschbaumへと―
[町の様子はあまり変わらない。
それは普通の人では、意味がないからだろか。
この風の子も、
本当なら、そうであれたはずなのだろか。
少し考えながらも、
約束のために、Kirschbaumへの道をとる。]
[目を細めたまま、挨拶代わりに片手を上げる。穏やかな声]
…やあ、二人とも。ここだったのか。
[ミハエルの問いはアマンダも知りたかったこと。静かに見守る]
陶芸家 アマンダは、貴族 ミハエル を投票先に選びました。
う……ん……
[ぼんやりと目を開ける。
その瞳の翠もまた色が薄くなっていた]
あ……
[そしてその視線が向いた先には開かれた空間の裂け目があった]
これは、門を開く鍵だと、聞いているよ。
[云いながら、小さな右手を、手首に巻かれた鎖の輪に延ばします。真珠は月の光を弾いて白くきらめいておりましたけれども、指が触れた瞬間にそれはかたちを変えてゆきます。腕輪から、一冊の書へと。]
『世界と世界の狭間にある、無限なる混沌の海』へと続く門であり、
『世界を生み出せし秩序の王』が去って行った門にして、
『世界を無へと還す混沌の王』が訪れるとされる門を。
[それはまだ天と魔の封印が施されたままでしたけれども、それには闇よりも黒い布が張られており、表紙には銀の糸で古い言葉がつづられていました。]
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