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……二日酔いって、もう。
そんなんで川に入るとか……ほんと、一緒に居てよかった。
[まったく、とため息をつく。
さんざんからかわれたことよりも、心配のほうがつよかった。
ごめんという言葉には小さく首を振って]
え? あ、ああ……
ロランが車椅子に戻ったら取りに行くね。
[ロランが示す方向にちらりと視線を向けて、大丈夫というように言葉をかえす。
やってきたユーリーに、ほっとしたような顔を向けた]
ユーリーさん、よかった。
ロランが転けちゃって……
―回想・篝火そば―
へぇ…思ったより、……ガキじゃねぇんだな。
[ロランの眉間にうっすらと皺がよる>>35。
そう、見えた。
篝火のせいで少しの変化も浮き彫りにされたのだろう。
「ガキじゃない」と言い張っているよりも、自分の至らなさ、未熟さや無力さを認めている方がよほど大人だ。
諦めているのであれば、また別の話ではあるが。]
『煙草なんざ、覚えてもいいことねぇぞ』
[何年か前に強請られた時には、まだまだ子どもだと思っていたのに。
いつの間にか彼も自分も、結構な時を重ねていたことに気付く。
二年前に集落を出たオリガ…ユーリーの妹も、ここにいる三人と同様に年を重ねているのだろうなと、煙を吐き出しながらふと思った。
彼等のような年頃は、数箇月で全く違った表情を見せるのだから。]
[広場を抜ける。篝火が未だ組まれたまま其処にあるのを、目の端に収めた。
そうして森に向かおうとしていた時だった。
静かな集落にはよく響く、大きな音。]
何だ……?
[あまり良い予感はしない。
方向転換して、そちらに向かうことにした。]
…でも、手だけ、だし。
[カチューシャの溜息は、少しだけ眉と肩下げて。
俯いて、上目で彼女を見上げた]
ん、大丈夫。
…ユーリーも何か用事があったんじゃないの。
[歩み寄る姿に、ふると頭を横に振る。
それでも助け起こしてくれるなら、
カチューシャが起こしてくれた車椅子に身を収めるのに
手を貸してもらうのを遠慮する理由は無い]
[転んだ、と応えるロランに少しだけ困った顔をする。
二日酔いなどと聞こえれば軽く肩を竦めて]
仕方ないな。
[自分が差し入れた葡萄酒もまた要因の一つだろう。
ならば言うべき言葉を失ったかのように呟いて
ロランの横で濡れるのも厭わず膝をつき、肩を貸す心算]
ほら、つかまれ。
[ロランへと声を掛けて。
カチューシャの顔に安堵の色を感じ取れたなら
ふ、と目許を和ませた]
もうっ、そう云う問題じゃないの。
もっと酷いことになってたかもしれないのに。
[だけ、とかいうロランに叱るような言葉をかえす。
それでも、上目遣いで見つめられれば仕方無いなあと肩をすくめた。
ユーリーがロランへと肩を貸すのをみながら、不安定な川原で車椅子をささえる役をする。
音を聞きつけたレイスの姿が見えれば、ユーリーが来たときと同じように安心した顔をみせた]
そろそろ木苺がなっているかと思ったんだが
まだ少し早かったみたいだ。
[用事と言えるか如何かもしれぬ答えをロランへと紡いだ。
少し奥へ行けば実っているものもあるかもしれぬが
さすがこんな時に森の奥へ入るのは躊躇われたよう]
――嗚呼、いいところに来たな。
[レイスが現れれば、
足場の悪い場所で車椅子を支えるカチューシャを目で示し]
そちらに手を貸してくれると助かる。
力仕事は男の役目、だろう?
[悪戯な笑みをレイスへと向けた]
…ん。
[ユーリーの肩に掴まり車椅子へと戻る。
鍛えられた腕は、自分の細腕よりずっと太く感じた。
酷く安堵を感じそうになって、頭を横に振る]
…ごめん。
[カチューシャの叱るような言葉に、小さく言葉返し。
レイスの姿が見えれば、更に少しだけ眉を下げる。
情けない姿だ、と、思って。
白いシャツの肘の部分はじわりじわりと赤を広げ
破れたそこから、ぽたりとまた、落ちた]
[落ちる赤に、口唇を添えてみたいと思う。
舌で掬って舐め取れば、どんな甘さが身を浸すのだろう。
だけれど、今そんな事をして何を言われるか判らない。
ただその誘惑に耐える、飢えに耐える気配だけ。
烏色を少し濡らして、熱く荒い息が、漏れた]
/*
赤組喋りすぎだよね……
飴貰いすぎだよね!!!
wwwwwwwwwこれで赤ログ使ってるんだぜww
ばかだあああ!!!!www
[それでも、春色の薄化粧は心が踊る。
ちょっと、自分の格好がそぐわないような気も少しした。
けれど今更スカートをはくのも、ちょっと恥ずかしい]
そうかな…。
[可愛いと言われて、否定しなかったのは化粧の所為。
恐る恐る鏡を覗き込んでいたら、ふと光るものを当てられた。
きらきらと輝くのは、優しい小花の髪留めピン]
───…あぁ。
[春色の化粧に、白い小花の髪飾り。
優しい、優しい色合いに心がふと引き戻される。
鏡の向こう、自分と一緒に映る優しい人。
彼女も食べてしまうのだろうか。
彼女も殺してしまうのだろうか]
……わかってくれれば、いいから。
[なんだか落ち込んだようにも見えるロランが、ユーリーに支えられて車椅子に戻ってくるのにそうとだけ告げて。
レイスが車椅子を支えるのを手伝ってくれるのに]
ありがとう。
[そう小さく告げた。
幼馴染の怪我から流れる血を見て、レイスへと視線を向けるのは、やはり薬師としてのレイスを頼る部分もあるからだった]
[肩につかまるロランの身体を片腕で支え
車椅子へと彼を下ろした。
彼の肘から滲んでいた赤が滴り落ちるが見える]
肘の怪我は――…
レイスに診てもらうといいだろう。
ついでに酔い醒ましでも調合して貰うか?
[カチューシャと車椅子を支えたレイスへと眼差しを送る]
……っ、イライダ。
[じわりと、鏡の向こうの自分とイライダの像が揺らいだ。
不意に込み上げた涙を、どう説明していいのか分からない。
吐く息は言葉にならず、ただ、鏡越しに彼女の瞳を見つめた。
驚いたようなその表情を見つめる]
……。
[ボクは何の説明もせずに、振り返る。
彼女に縋るように抱きついた。
髪に差された小花のピンが、その存在を微かに伝える]
…ごめん、なんでもないの。ごめん。
[ごめんと繰り返した。
突然の振る舞いは、さぞかし不審だったろう。
けれどなんと言っていいか分からないから、
ボクはそのまま口を閉ざす]
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