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あら、どうして泣いてるのかしら?
[ブリジットの頭を撫でようと手を伸ばし]
[その手が崩れ落ちると][困ったような顔をして]
[後から近づいてきたマテウスに笑いかける]
[マテウスが黙祷を捧げているのを]
[目を瞬いて眺めていた]
[答えは、何でもよかった。
本当に心配など、していなかったのだから]
[踵を返して、キッチンへと向かう。
不鮮明な視界。
それでも色を頼りに、経験に縋り、茶葉を取り出して、湯を沸かして、ポットを温め、紅茶を淹れる。
ぼんやりしていたのは、意識もだった。
けれど身体は覚えていたから、やがて、仄かな香りと湯気が漂った]
[もはや目覚めぬ彼女は、この香りをなんと喩えるのだろう]
[そんな考えが過ぎったのも一瞬。
ほとんど手をつけられぬであろう紅茶をトレイに乗せて、*窓の外を見た*]
…そうだな。放置しておくのも気が引けるが、俺らだけで勝手にやるわけにもいかないだろうからな。特別別れを告げたいやつもいるかもしれねえし
で、立てるか?
[と手を差し出してミハエルと、ブリジットに言い。続けていうミハエルの言葉には]
いや、あのな。これが埋葬なんていうつもりじゃねえよ。
土葬か火葬か。それを聞いただけだ。必要なら…しようと思ってな…
わたし、は。
私は、イレーネ=ルーベンス…
それとも、イレーネ・ロックウェル…?
[右の指先は蒼花に届き。
肩の朱花にはリディの指が]
分からない、それでも。
始まってしまったのだから。
[二つの花は疼く様な熱を、鈍い痛みを、溶け合うような何かを]
選ぶしか、無い…。
[ぼんやりと呟く。
それを見守るのは神父と修道女。
二人の教会を知る者はどんな表情をしていただろうか]
ええ、とりあえず、私は大丈夫ですが……。
[腕の中のブリジットがどう反応するかわからず、少し困った表情を浮かべた。
それでも女子一人ならば問題なかろうと、頷いた。
と、その後で埋葬方法についての質問だったと気付き、再度ノーラの顔を見てから――]
彼女の家のしきたりにも寄りますが、基本この国は土葬です
[と、回答した]
//
>>166
喩えるっていうか、間違えるですよね。
自分でも予想外の方向にころころと転がって面白いです。
そして、能力者配置も愉快なことになっている気がする。
ふむふむ。
でも、村人の方が美味しかった、これは(笑)
ノーラさん、おいて…。
[だが、ミハエルとマテウスの言う事は尤もなので。][ハインリヒも同意しているように見えたので。][我侭は、言えなかった。]
[立てるか、にはミハエルの手を借りながら、ゆっくりと立ち上がった。][ふらつきはしたが。][大丈夫ですと告げて。]
…寒い。
[室内着のままでは流石に、堪える。][震えはきっと、怯えのせいだけではない。]
[喰われて、途中で千切れている腕
さすがにこのようになっている遺体を手だけで運ぶのは難であって]
土葬か…ま、さすがにこの場でするわけにもいかねえか。
ブリジットは無茶な格好で来ちまってるし
[現実的に今は無理であろう。と判断して]
ブリジット…後でちゃんとする。だから今は戻ろう
なんなら、俺が夜の内に運んだりとかしてやるから、今は素直に聞いてくれ
・・・・わかんない。
こわい。
ぼくだけど、ぼくじゃないんだ。
[会話は噛み合うようで、噛み合わない。
泣きながら、笑いながら。
指先から伝わる朱の熱。
肩に宿る蒼の熱。
もう暫く、離れたくはなかった。]
・・・選ばなきゃ。
[何を、何方を*選ぶのだろう。*]
[ノーラを置いていくと言う言葉に反応したブリジットに、また自分が冷酷な人間であると言われたようで、...は顔を顰めた。
それでも生きている人間として今は集会所に戻らなければならないと自分を叱咤した]
行きましょうマテウスさん、ハインリヒさん。
……行くよ、ブリジット
[普段は絶対にしない呼び捨てをして、少々強引にブリジットの意識をノーラから引き離すためにそう呼びかけた]
じゃ、いくか
ハインリヒ。前は頼むぜ
[一応の用心もかねて、己は最後尾につく。と、彼らが歩き出したらそれに続いて集会場へ戻ろうと]
無茶……ぁ……はい……すみません。
[マテウスに指摘され、俯いて。][そういえば、飛び出してきてしまったのを忘れていた。][否、その時のことは曖昧で。]
[ただひどく頭が痛くて、そこに居たくなかった事は覚えているのだが。]
[そういえば頭痛は何時治ったのか。][外気に冷やされたからだろうか。][分からなかったが。]
[続いた彼の言葉には、少しだけ間があいたが、こくりと頷いて。]
[すみません。と謝るブリジット緩く首を振って返し、
その後、こくり。と肯くのを見て]
いい子だ。では行こうか
[歩き出したハインリヒに続くようにミハエルやブリジットも歩き出せば、続いていく]
…はい。すみません、わたし…。
[俯いていた為、ミハエルが顔を顰めたのには気づかなかったが。]
[少し強く、呼ばれた名前には顔をあげ。][もう一度、はいと小さく応えた。][彼が呼びつけたおかげか、声色は少しだけはっきりとしていた。]
[前を歩くハインリヒの後を、靴のない足でついてゆく。]
[一度だけ、ノーラを振り返って。][唇が少しだけ、動いた。]
…こわい。
[リディの言葉を繰り返す。
重なるようで重ならない言葉達。
ただ涙を流しながら、互いの花に触れ合う指は離れず]
選ぶのは…
[咲いた花が]
選べる、道は……
[沈黙が降りる。
二人の大人から声を掛けられれば。
ゆるりと反応する*だろうか*]
そうだよ、こわれるのはこわいよぉ。
…あれ。ヴィント、ねちゃった?ねちゃったかなぁ。
[小さな意識はとてとてと。][蒼い風の居なくなった世界を歩き回る。]
ね〜むれ…ね〜むれ…
[再び幼子が子守唄を歌う。][優しい音は、人に狼に等しく安らぎを。]
[そのうち誰も起きないのに飽きて、小さな意識は再び消えた。]
[前方にハインリヒ、後方をマテウスがガードしている隊列のまま、ゆっくりと集会所に向かう。
時折柚木に足を取られるが、それでも...も必死に周囲を警戒していた。
……いや、そうしていなければ、ブリジットが先に取り乱していなければ、彼も同じかそれ以上に取り乱し泣き崩れていたかもしれない。
少なくても自衛団員から助けた時のノーラの微笑みは、ことりと胸に落ちるくらい素敵なものだったのだから]
/中/
こちらでも最後にもう一度。
本当に動くの遅くてごめんなさいですと。
何だろう、いつも以上に動きが…拙い…ですよね……。
エリさんには特に感謝を。眠い中でありがとう。
リディちゃんにも。こんな対でごめんね。ありがとう。
さて、明日は仕事次第ですが多分夜から。
様子見しつつ、被襲撃フラグ立てるべきかな…?
とりあえず今夜はおやすみなさい。
[いい子だと言われて。][その声の響きは少しだけ、アベルの養父を思い出して。][だから素直に従えたのか。]
[それでも。][自衛団が沈んだ血の海でさえ細い糸で平静を保っていたが。]
[知った人の、親しくなった人の死、には。][動揺を抑えられなくて。]
人狼、じんろう…これが、人狼…。
[ぽつりと呟きながら。][震えはやはり治まらないまま。]
[集会場に戻った所で、意識はちょうど*途切れ崩れ落ちるだろう。*]
[そして集会所に着けば
崩れ落ちたブリジットをミハエルや外にいた、アーベルに任せ
ハインリヒに]
さて、約束しちまったしもう一度いくかね
というわけで付き合ってくれや。さすがにノーラを運んでる途中に狼が来たら、俺一人じゃ対処できんのでな。
[といって多少強引にハインリヒに付き合わせることにして、一旦倉庫へいき、丈夫な布を取りにいく
途中誰かが同行を求めてもそれは断ると、二人でまた森に入って、先程までいたところに戻り、ノーラの遺体を布に包んで背負い上げて、集会所へ戻り、アマンダの隣に置く。
そしてアマンダの顔を隠すように薄い布を被せると、二人して集会所へと入った
広間の面々に説明を求められれば答えるだろうが、しばらくすれば、体を清めた後、自室へと*引き上げるだろう*]
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