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[170はゆうに越えた大柄な女が物珍しいのか、村を歩けば遠巻きに眺められる。
慣れた事だったが。]
どうせなら、振り返るくらいに美人だからとかいう理由だったらいいのにね。
[話相手も居ないので好き勝手言う。
そうこうしているうちに、目的の桜の樹のあると言われている丘を見つけ、遠くから樹を眺めた。
遠目からでも分かる巨木。
だが言われた通り、見頃のはずの桜花は一輪も、無い。]
…ほんとに咲いてないのね。
でも大婆が知らないはずはないし。
[こてんと首を傾げた。]
確かに榛名先生に比べれば大きいんですけど。
俺は職場だと、これだけあっても小さい気分になるんですよ。周りのガタイが良くて…。
ああでも、頭をぶつけるのは確かに痛そうで嫌だな。
[苦笑を浮かべて、肩を竦める]
古い家を見るのは勉強になるからな。
図面があるわけじゃないから、実際に見に行かないとどうしようもなくてね。
一応、これでも建築家の端くれなんだ。
俺は呼び捨てで構わないが…敬称はつけた方がいいのかな?
[村の中の様子こそ変わっていないが、忙しい様子が微かに漂っていて首を傾げるが]
ああ…この時期でしたか。
[時期もあるが、普段はのどかだからこそ変化もあればその理由もわかりやすく。
視線は丘のほう。そして実家のほうを一度づつ見遣り
頭をかきながらどちらにいこうかと考える]
ええ、先程外に出かけましたけれど…。
[語尾が小さくなりながら、そう答えて]
…『役目を果たさぬ葛木の馬鹿息子』にも?
[それを言ったのは目の前にいる人物では無かったかもしれない。だがきっと一緒にいたのだ。だから眉が寄った]
それに兄さんだけじゃありません。
この時期に戻ってくる人は他にもいるでしょう?
[金属の擦れる音に、更に眉を寄せた。不快感]
祝ってあげないよりは、マシ。
それに、初めて大きな仕事をするんだから、声をかけてあげた方が、良い。
きっと、緊張してるだろうし。
顔を見せてあげて、声をかけてあげれば、少しでも緊張を解いてあげられると、思うんだ。
[3年前のこともあるし、と言うのはここで言うのは憚られた。呆れるような声には]
…変われたら、良いんだけど、ね。
[浮かんだのは、悲しげな微笑み。長く付き合ってきた身体故に、このような思考に陥るのはなかなか変えられないようだ]
裕樹君にとっては、面白いみたい。
古民家、好きみたい。
説得は、私も協力するよ。
その上、身長高いんだから、で雑事押し付けられるしな。
[裕樹に返す言葉には、妙な実感があったかも知れない]
なるほど、建築家か……ああ、職人として見たい、ってんなら、親父も頷くかも知れねぇ。
これが、ノリだけの取材、ってんなら、まず無理だけどそういうんじゃないようだし。
呼び方は、別に好きなようにしてくれていいぜ。
俺も、呼びやすいように呼ばせてもらうから。
建築家…。
そっか、それなら、男の人が多いから、自分が小さく感じるんだね。
古民家に興味があるのも、仕事柄、だったんだね。
[裕樹の言葉にようやく合点がいったと言うように頷いた]
…はぁ。やはりまずは自分の家ですよね。荷も降ろしたいですしね
[手紙を一通書いた…が、ちゃんと投函したかどうかの記憶がないのは不精だからか、単に気が進まなかったからか。
それさえもどちらでもいいとばかりにのんびりと村の最も大きい屋敷…から少し外れた静かな場所にある家を目指して歩き出す]
-回想-
[先日の夜、玲が戻ってからのこと、
途中見せた二人様子には、自分も含め人というのは隠し事があるものだと特に突っ込むことはなく]
三十路近いとか入れると手痛いなぁ。
でも史人よりは若いし?
最近は童顔なのもある意味で他の皆より長く若くいられるってことだって考えることにしたし。
うん、町ではそうらしいよ?
たぶん史人とかの方がくわしいかも。
[そして積もる話をしながら、そのまま玲達の家に泊まることにした。
勝手知ったる他人の家、ちゃっかり琉璃用のカエル柄のパジャマやもふもふさん(カエルくん)の抱き枕とか置いてありその様子に微妙な史人の視線なんかを受けて夜は更けていく]
-翌日-
[訪問の声やらが聞こえてもぞもぞと遅起きする]
お客様〜?
[まだ少し寝癖の残る髪を手櫛で直しながら声のするほうへと、カエル柄のパジャマのまま。
ずるずるとカエルくんが引きずられていく。
玲の向こうに立つ人物、晴美の姿が見えて]
晴美ちゃんじゃん。
どうしたの?
[馬鹿息子、と言われている理由は気になりつつも、流石にこの場で追求するのは憚られ]
お父さん、か。なんとかなると良いんだが。
…昨日の美人な妹さんも味方してくれないものかな?
[淡い期待を抱いて呟く]
初仕事は、大きいと本当に緊張するものですからね。
信頼できる人間が傍にいるかいないかで全然違いますよ。
[明るい口調でそう告げて]
榛名先生には…本当に、ご迷惑掛け通しだな。
本当に、助かります。ありがとうございます。
う、うーん。
おばーちゃんちがこっちだったから
[地図地図。…おばーちゃんの描いた地図も線と点。読めない!
たとえばこーやって家でも描いてくれればいいんだけどなーって、落ちてた石で地面に家の絵を描いてみた。うん、じょーでき。]
でもすっっっっんごい大きな家ー。
お金持ち?セレブ?写メ取れればいーのに…ってあー、電波なくてもカメラ使えんじゃんー
[しょんぼり。]
っふふ。なるほど。それは確かに大変だ。
[実感の篭もった言葉に、笑みを零して]
職人、と名乗るのもおこがましい見習いだが。
熱意だけなら、他の奴らにそうそう負けるつもりはないぞ、と。
そうか、なら…史人、と。
これから先、宜しく頼みます。
[律儀に頭を下げた]
はい、はい、と。
ま、昨夜も少し話したんだけどな。
[榛名に答えつつ、昨夜の立ち去り際のやり取りを思い出す。
時間をとって話したい、と言われ、曖昧に返してきたものの。正直、何を話せばいいのかは、自分でもわからなかった]
……良いんだけど、じゃないだろってのに……ったく。
[悲しげな微笑に、また、ため息一つ]
ま、古さだけなら、ほんとに自信あるし。
榛名が頼み込めば、秘蔵の図面なんかも出してくるかも知れねぇな。
[俺以外には甘いから、と。冗談めかした口調で言って]
[裕樹の言葉にはふるりと横に首を振って]
迷惑とは、思ってないよ。
私に出来ることを、してあげたかっただけ、だから。
[「気にしないで」と微笑みかける]
琉璃兄。
[あからさまにホッとした声で背後を振り向いた]
…引き摺ってるよ、裾。
[小さく笑って指差しながら、そちらに近寄った。
苦手な対象から逃げた、とも言う]
手紙では、本の事ばかり話してましたからね。
そう言えば、先生と個人的な話とかは、あまりしたことなかったですし。
それこそ、性別の事さえ、ね。
[くすり、と昨夜を思い出して笑う]
ええ、仕事柄です。
好きなことが仕事に出来てて、中々良い人生を過ごせてますよ。
玲は……どうかね、外から来たのには苦手意識あるし、あいつ。
[妹の事を思いつつ、ほんの一瞬思案顔になるものの]
ま、熱意で押し切れ、ウチの親父は結構熱血系だから。
[熱く語ればどうにかなる、と無責任な発言をしつつ]
ああ、ま、いる間は、よろしゅーに。
[律儀な裕樹とは対照的に、軽いノリの言葉を返した]
あ、もう会って来たんだ。
お役目は、果たしてきたんだね。
[後で様子を見に行こうかな、なんて考えつつ。再び落とされた相手の溜息には、「…ごめん」と言葉が漏れた]
それじゃあ、引っ張り出してもらいに行こうかな。
史人も、一緒に家、戻る?
[どこかに行くのなら自分が裕樹を案内しようと思い、一応訊ねかけた]
ふむ、それは残念。
[そして、眉を寄せて皮肉を言う玲に、逆に、ふん、と軽く鼻を鳴らすと]
そんな戯れ言を言うのは、古い考えしか出来ん老害どもよ。そんな取るに足らない妄言など勝手に言わせておけばよいのだ。
俺は能力があるなら、それなりに評価はするぞ。
その点では、史人は敬意を抱くに価すると俺は考える。
それとも何か。お前こそ兄をそう思っておるのか?
[そう逆に問いかける晴美の左手はいつの間にか球を弄ぶのを止めていた。]
ん?
アレ、・・・どっかで見たよーな?
[屋敷から少し歩いたところで、旅行者らしい男性の姿を見つける。
まさかそれが7年振りの再会だとは思わず、首を捻りながらも通り過ぎようとした。]
自信がある、か。それは期待できそうだ。
[声は、普段よりも高く弾む]
秘蔵の図面とか、コピーして持ち帰……この村にコピー機はあるんだろうか。
この際、模写するための道具を持ってくるべきだったか?
[冗談めかした声には、はたり、と瞬きつつ追求はせず。
首を振る榛名には、にこり、と笑って]
それでも、やっぱり助かります。
…今度、俺に出来ることがあったら言って下さいね。手伝いますから。
そう、だね。
切欠が、小説だったもの。
本のことだけで、沢山盛り上がってた。
名前見ても、文章読んでも、一人称見ても。
どう見ても男の人だと、思ってたよ。
[笑う裕樹につられ、こちらもクスクスと笑みを漏らす]
裕樹君も、満足出来る仕事をしてる、ってことだね。
好きなことを仕事にすると、楽しく仕事が出来るし。
[桜の樹にあまり近づくことはせずに。その足で三度村を散策。
田舎田舎と言われているが、大きな家が一つ二つとあったりして、少しだけ七日生の家を彷彿とさせた。
あるところにはあるもんだ、などと思いながら歩いていると、遠くにどこかで見た後姿を見かけ、んん?と首を傾げた。]
あれ…ええと確か…涼ちゃん?
何やってるのこんな所で。
[それはお互い様ではあるが。そう声をかけた。]
会ってきたって言うか、行かされた、って言うか。
玲に行ってこい、って蹴っ飛ばされた。
[冗談めかした口調で言い。
謝る様子に、昔そうしていたように頭を撫でようと手を伸ばしつつ]
んー、桜、近くで見ようかと思ったんだが、小言大会になりそうだし。
俺も、一度戻って出直すわ。
[荷を背負ってのんびりと記憶を呼び覚ますように村の中を見ながら歩いていれば屋敷の側から歩いてくる金髪の男。
首を捻りながらこちらを見ており、内心でだけ首を捻る。その目の先には屋敷が見えてもしかして知り合いだろうか?
古い記憶を漁るようにしていれば、男は通り過ぎようとしていて。その横顔に面影があったからか]
孝博…?ですか?
まあ、苦手意識は仕方ないか。
此処の人は、結構そういう傾向の方も多いみたいだからな。
[妹の事を考えているだろう兄の様子を、珍しくも柔らかい目元で眺め]
熱く語れば、か。なるほど、心得ておくよ。
……これは、お酒を酌み交わすのが一番かな。
[すると奥からだらしない格好で出てきたのは、瑠璃。
彼も晴美が敬意を持つ人物であるが]
ああ、史人が帰ってきていれば瑠璃がここにいるのも不思議ではないか。
だが、そのだらしない格好はどうかと思うぞ。
それと、いい加減ちゃん付けは勘弁してほしいのだが?
[そう言って軽くため息。]
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