情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[その場に居合わせた三人のそれぞれの呆れた視線やら何やらを意に介す事も無く、彼は脅威の執念で飯粒だけを全て咀嚼して、満足そうに微笑んだ]
ごちさうさま!美味しかったよ、オトフリート!
[心から感謝しているのは、間違いない。そして、聞こえてきた挨拶に顔を上げる]
おはよー!キミはユリアンだね?僕はアーベル。どうぞよろしく!
[にこにこ笑って手を振った]
[イレーネから風呂寝仲間と思われてるなど露知らず、改めての挨拶を返す。
エーリッヒに挨拶の間違いを指摘されれば濡れ気味の頭を掻いて]
ん、こんばんわだった。
あー…そういや相当部屋に篭っちまってたもんな。
久しぶり…っつーのも何か変な気がするけど。
[初めて見る青年が此方を見て手を振るのに気付き、ひらひら手を振り返して]
アーベル?
うん、よろしくなー。
[先程見た身上書と脳内で照らし合わせつつ。
寝起きはテンションが低いのか、相変わらずぼんやり]
[揺さぶられて]
[ぶたれて]
[叩かれて]
[何故愛してくれないの]
[こんなに愛しているのに]
[愛している]
[その言葉だけでいいのに]
[やめて][やめてやめてやめてやめて!]
[やだ…やだ…やだやだやだやだ]
最初にここに連れて来られた日以来だから、ある意味久しぶりだと思う。
しかし、こもってたって……。
[その間の食事はどうしていたのか、人事ながらちょっと心配に]
[何でもするから]
[もっといい子にするから]
[痛い][痛い][痛い]
[馬乗りになって体を守っても背中を叩かれて]
[やめてやめてやめて]
[普通に愛して]
[わたしを愛して]
[あの子みたいに愛してよ……愛されたいよ]
[あの子みたいに柔らかいものが欲しい]
[あの子みたいに、あったかく抱かれたい]
[なのにどうして]
[自由になれる時間は夜の時間]
[月が癒してくれるあたたかみのある時間]
[歪んでうつった池の月が、わたしの心のように思えた]
[けれど、とても、きれかった]
まぁそうなんだけど…俺滅多に師匠以外に顔合わせないから、久しぶりって言うのが変な気分なんだ。
彫刻してたんだよ、修行の続き。
師匠が彫れっつってわざわざ材料やら道具やら持ってきたんだ。
[一度階下に下りてきたとき以外はずっと部屋に篭っていた為、当然ながら絶食状態。
本人にしてみればいつものことだったりするのだが]
なるほど、そういう意味か……。
[それもそれで凄まじいと思ったらしいが、自分の研究室も余り変わらないな、と思い]
食べるために作ったんだから、食べなかったら、作ったのが泣くと思う。うん。
[疑問の呟きには、ちら、とオトフリートを見やって、さらりと]
ん、そーゆー意味。
[何を考えているかなんて追求するつもりなどさらさら無く。
エーリッヒの視線が一度オトフリートに向いたことに気付けば其方に向けて]
んじゃいただくなー。
[一言断りを入れてから、自分の分を取り分けて食事を開始する。断っておくが人参は寧ろ好物だ]
─集会場・外─
[自衛団員は尚ブリジットを揺さぶった]
やだ……やぁぁ…………
[表情が消えうせた顔でブリジットは否定の声をあげると、腕を掴んで質問してきた自衛団員から逃れようとした]
でもまあ、こもってた理由は、俺よりは遥かにまともだと思う。
[比較対象が大分間違っている気がしなくもないが]
って……何だ?
[ふと、耳に届いた声に疑問を感じて。ゆっくりと立ち上がり、声の聞こえた方へと]
やだあぁぁぁぁぁぁ
[自衛団員が腕を振り払われて、意図せず腕を振り上げるような形になったのを見ると、ブリジットは叫んだ]
[勿論、団員は叩く事をしなかったのだけれど]
[団員が姿勢を崩した隙に、ブリジットは集会場の中へ駆け込もうとした。後ろで団員が何かしら言っていたが、駆けた]
まとも?
じゃあそっちは何やって……
[言いかけて、止める。
エーリッヒが立ち上がったのもあるが、外から聞こえる声が悲鳴のように聞こえて]
[スプーンを半ば叩きつけるようにテーブルに置くと、集会場の扉に駆け寄り、盛大な音を立てて開いた]
[ぼうっとしていた所為か、入って来たアーベルに気づくのは遅れ]
……ああ、洗うなら……
[どうぞ、と言おうとした間際。外からの声]
[ユリアンに、よろしくおねがいしますと微笑んで]
[イレーネの言葉は、軽くスルー]
[と、ただならぬ雰囲気に][叫び声に]
[はっとして腰を浮かす]
/中/
ところで…何かじりじりとイレーネのptが減ってる気がするんだけど…表に発言ない…よなぁ?
何かしてるんだろうけど…あっちに渡すべきだったかな…失敗した。
……!?
[突然の悲鳴にぎょっとしている間に、声の主が駆け込んでくる。
状況が把握できずに思わず呆然と立ち尽くすものの]
……大丈夫か?
[ユリアンに抱きつく形のブリジットに、そっと呼びかけて]
いや、いや、いや
きらい嫌いきらい…嫌い…
怖い、怖い、怖い……
[ユリアンの胸の中で、口が笑みの形になりながら知らず震えているようだ]
勘弁してくれ……重なる、から。
忘れられないんだから……。
[意識の奥、閃く遠い日の光景。
それに飲まれそうな意識を、必死に引き止めて]
[突っ込んできたブリジットを抱きとめる…などという格好良いことが出来る筈も無く。
衝撃に倒れずにどうにか耐えることが出来ただけで]
…ど、どーしたー…?
[様子がおかしいことには気付いたが、上手い言葉が見付からずに遠慮がちに声をかけることしか出来ない]
[なにがあったのかと、外からとびこんだ少女をみて思う。]
[厳しい顔で、外でなにがあったのか、調べようとそちらに向かう]
[エーリッヒの呼びかけに応えた訳ではないのだろうけれど、頭を左右に振る]
怖い、怖い、怖い…
[ユリアンのがっしりした体が抱きとめた体は冷たかった]
[何時の間にか笑みの形も消え、同じ呟きが何度も繰り返されるようになった]
怖い…怖い……怖い…
[それも次第に収まってきた]
―厨房―
[きょとん、とした表情。それから、眉を顰め]
……あの、声………は、ブリジット……?
[昼に聞いたギュンターの話が、思い起こされはしたが]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新