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[ゆらり、体が傾いで。
目を覚ます。
いつの間にか掛けられていたタオルケットが揺れる。
何処からか漂う焼け焦げた臭い。
それはあれが夢ではなかった事を示していて]
……
[僅かな沈黙の後、目を覚まそうと首を振り、そこでローズが居ない事に気付く。
不安が沸き起こる]
―厨房→広間―
[刻んだ野菜を入れて煮込んだ簡単なスープとパン、デザートにプディングを添えて。広間へと料理を運ぶ。
それは夕食というには些か控え目かもしれなかったけれど、あんなことがあった後ではどれだけの需要があるか分からなかった。むしろ食べて貰えないかもしれない。
それでもこれは彼女に与えられた仕事だった]
アーヴァインさんは、
ころされたのね……
[昨日のことを思い出すと、体はふるえる。
部屋の中には、きっと、何かがあったのだろう。
わたしは、あの契約主と会わなければ。
彼を、弔いたいと思ったけれど――
その場所を知らない。]
誰かに
―→広間―
[誰に聞けば良いだろう。わたしはわからなくて、とりあえず広間に向かう。
中を見れば、ソファに人の姿があった。
彼女は知っているかしら?]
―二階・自室―
[ゆらり、体が傾いではっとして、自分が眠っていた事に気付く。
いつの間にか掛けられていたタオルケット。
心当たりは一人しかなく、ベッドに目を向ければ彼女の姿は無く]
……何処に?
[部屋に戻ったのだろうか?
人の部屋、と言う事で気を遣わせてしまっただろうか、と思いながら、軽く髪を掻き揚げて]
あまり心配しすぎるのも迷惑…かな?
[一人になりたいのかも知れない、と一人思い。
立ち上がってもう一度窓の外を見て。
あれが夢では無いと確認をして。
そして、今朝のあの出来事について何か判るかもしれない、と広間へと向かう]
―ニ階・客室―
[ はたと顔を上げれば外は深い闇に覆われ、ランプの灯りが室内を照らすも其れは些か心許無い。文机に向かっていたが、ペンを握る右手の側面にはべっとりと黒インクが付着しペンの中身は大分軽くなっていた。]
ハンカチ……も、無いんだった。
[ 靴は回収したものの、其の他は彼の女中に任せた切りで何処へ遣ったか知れない。手を洗いに行こうとクルリとペンを一度回転させてから、卓上に置いて手帳を閉じる。雨に濡れた其れは乾きはしていたものの、紙は収縮し其の表面は多少がさついて、以前に書いた文字は最早読めなくなっているだろう。]
―広間―
こんばんは
[声を投げるけれど、どう続ければ良いのかわからない。
わたしは、料理を見る。
食べたいと思えなかったけれど、彼女が作ったのだろう。少し、悩む。
食べなければいけないと、思った]
[ 閉じる間際に手帳へと視線を落とせば、見開きの二頁が粗全て黒に染まっていた。執拗に執拗に、白の存在を赦さないが如くに漆黒に。然し本当に塗り潰したかったのは其れではないだろう――明確に“何”であるかは、自身にも解らねど。]
――食欲がおありでないなら、無理はせずとも。
[悩んでいる様子を見て取ったのか、女性にそう告げて。
そこにいつものようなぎこちなさはない]
―→広間―
[広間の戸を開けると食事の匂いが届いて、そういえば昨夜から何も食べていなかった事を思い出す。
恐らくこれを用意してくれたであろうネリーは、疲れているのかソファに沈んでいて。
その彼女に軽く頭を下げ、とりあえず食事を、とテーブルに向かう。
そこにローズの姿を見つけ、知らず安堵する自分が居て]
こんばんは、気分はどう?
[当たり障りのない言葉を掛けて、席に着き食事を始める]
[異端審問官は、疑う事が仕事だ。
大人であろうが子供であろうが、男であろうが女であろうが。
私は彼らに近づいて話を聞き、その真意を推察し、判断を下す。
故に私は、異端審問官となってからは誰とも深く付き合わず、心を通わせる事もなかった。
なのに。
今私は、一人の少女の手を引いている。
彼女が人狼ではないという保証は全く出来ない。
けれど。疑う事もまた、出来なかった。
あの時彼女が見せた涙も、彼女の手のぬくもりも。
疑わなくていい、と。
そう思えた。
ヤキが回ったのだろうか。]
食べないと、体力がつかないわ。
やせすぎても…
[と、扉の開く音に口をつぐむ。
入ってきた彼の姿を見れば、幾分かほっとした。]
こんばんは、ナサニエルさん。
…ありがとう。わたしは大丈夫。でもあなたの方が、つらくはない?
[ベッドを使わせて貰ってしまったから。]
あ…それなのに、お礼も言わずに、部屋を出てしまって、ごめんなさい
[用意された食事は簡素なものだったけれど、それは緊張に疲弊した胃には心地よく。
それに、もし今肉を出されても…あれを思い出してしまうだろうから、その心遣いにも感謝をして。
何よりも、食べなければいざと言う時に何も出来ないだろう、と食事を口に運ぶ]
[ 空の食器を乗せたトレイを手にして階下に降り厨房へと入れば、溢れる程に水の溜まったシンクが目に入る。カチャと小さく音を立てながら食器を片付ければ、黒ずんだ右手を洗い始めるも汚れは大分しつこく、冷水に指が赤味を帯びても僅かに色が残った。後は風呂の際に洗うしかないかと諦めて、蛇口を捻り水を止める。
ポタ、ポタ、ポタ。濡れた手から零れ落ちる滴。其れを見詰める黒の瞳。]
少しでも休めたのなら良かった。
[ローズの此方を気遣う言葉に笑って答える]
俺は平気。
野宿とか慣れてるからね。
…礼はいらないよ。
それに、俺が起きるのを待っていたら何時になるか分からないしね。
―温室―
[『…あなたは、きっと…自分の家族や恋人でも、そうだと知れば殺すのでしょうね。』
去り行くコーネリアスの声が、私の胸に突き刺さった。]
そういうものはね、予め捨てているのです。
異端審問官に、情はいらない。
[その言葉が彼に聴こえたかどうかは、わからないが。
表情は、作り物じみた笑顔のまま。]
そうだ、ウェンディさん。
花を摘んでいくついでに、夕食のデザートに使う果物ももいでいきましょう。
苺に木苺、石榴に葡萄。よりどりみどりです。
生で食べてもいいし、私がそれを使って何かお菓子を作るのもいいかもしれない。
何か、好きな果物はありますか?
[コーネリアスを見送った後、ウェンディに向かって笑いかける。]
─音楽室─
[旋律にあわせて紡がれる歌声に気づいたのは、いつだったろうか。
夢中になっていたため、気づいた時はいつの間に、と驚いたけれど。
それでも、何となく。
気を鎮めたい、という思いは彼の方が強いのではないかと、そう、思えたから。
手を止めず、声もかけずに。
しばらくは旋律を紡いでいた]
/中/
人のキャラ動かすの、ほんとは苦手なんだけどね(ぁぅぁぅぁぅ。
でも、このままここにこもってる訳にもいかないしにゃー(' ';;
んでもって、ろずなさはほぼ確定だねー。
わーい、ニヨ組に回ろう。
回るったら回るんだい(何。
――温室――
[ルーサーに声を掛けれれば、唇から奏でられる旋律は消え失せ。芳しい花から少女は顔を上げて振り返る。]
果物…。いっぱいあるのですね…。
えっと…私は…石榴と葡萄が…食べたいです…。
――神父様はお菓子作りもなさるんですね…。
[自身に問い掛けられた言葉に耳を傾け、少女は僅かに考えを廻らせて、自分の希望を唇に乗せた。
向けられた微笑に、微笑を乗せて――]
[ 滴を拭き取り厨房を後にするも、広間には向かわずに宛ても無く館内を彷徨う。如何にか外へと脱出する手段を捜す――恐らく麓に向かったであろう侍女が彼の様子では、村からの救援を期待するのは無理だろう――為というのは単なる云い訳で、人の多い場所には出向く気には成れなかったから。
零れる旋律に混じる歌声は青年の耳にも届いたか、音楽室の前を通り掛かれば一度立ち止まるも、中に入る事は無く其の儘通り過ぎる。]
[異端審問官が、裁くかもしれない対象に向かって情を持つなどありえない。
そう、思っていたのに。
彼女が、もし私の娘であったなら。
そんな風に、考え始めていた。
しかし。
彼女が私の罪を知ったならば。
この手は、振り払われるのだろうか。]
―広間―
あんな風に眠れるのが久しぶりだったから、少し驚いたくらいだわ。
でも…野宿になれていても、ここは屋内だわ。それにあそこは、あなたの部屋よ
…でも嬉しかったの。
あなたが起きなかったから。
わたしが部屋にいても、良かったのかなって
[わたしは少し考えて、スープに手を伸ばす。]
いただくわ。ありがとう
ええ。
30年程前、家事全般に目覚めまして。
特に料理やお菓子作りは大好きですよ。
食べるのも作るのも。
では石榴はそのままで。
葡萄はジャムとコンポートにもしちゃいましょう。
楽しみにしていてくださいね?
[石榴と葡萄を摘んでから、温室の隅の方へ。]
[何曲目のそれになるのか、自分でもわからない最後の一音を響かせた後。
手を止めて、振り返る。
いつかのように、邪魔をしたかと気遣うコーネリアスには、いいえ、と微笑むものの。
……その後に、どう、言葉をつなげればいいのか、しばし、思い悩む。
自分が『視た』ものを。
彼が直接見た事は、想像に難くないから。
あの時聞こえていた『声』を拒絶せずに、ちゃんと聞いていればよかった、と今更のように後悔する。
もしかしたら、彼への伝言もあったやもしれぬのに、と]
/中/
フラグはまぁ、思いっきり立ててますが。
これを周りがどう取るか、という事で。
特に人狼様がどう動くか、というのは重要。
敢てさっくり殺して別離と言う悲劇を作るか
敢て生かして恋人同士の殺し合いと言う悲劇を作るか
もちろんローズ人狼なら彼女に喰われるという選択はありだしね。
むしろ歓迎(苦笑)
…好きな人に殺される、って、ゾクゾクする(まてぃ!!)
中の人を見れば納得すると思うよ、これ(苦笑)
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