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オトフリートさん…
あなたと話しているアーベルさんは、気を許していらっしゃるようにわたくしには見えました。
きっと彼も、安息の中に。
安らいで、いることでしょう…
[少女が微笑った。其れだけ見れば、無邪気で愛らしい。
けれど真っ赤なドレスのその姿は、僕には恐怖を煽るだけのものでしかない。]
・・・・ぁ・・・
[消えた少女が背後から現れる。背筋に冷たいものが走る。]
[男は情けない悲鳴をあげただろうか?
腰が抜けたように這いずって必死に逃げようとしただろうか?]
だいじょうぶだよ。
ちょっとがまんすれば、すぐにおわるから。
もう、いやなこと…ぜんぶ、なくなるよ。
[ひゅうと風を切って振るわれる手斧。
重みに振り回されるように、少女はくるり。]
[エルザの焦る様子に、目を軽く見開き]
エルザ、人がまた、死ぬの?分かるの?
[箱庭が血を欲する刻限、と、彼女は以前言っていた。
怖い。怖い。まさか。まさかクレメンスが。
まだアトリーチェが刃物を持っている姿すら、実際見たことはない]
クレメンス・・・
[声は震え]
――ひ・・ッ
[カタカタカタ。震える。
神父は少女を止めようとしない。扉の奥に居る少年もまた。
彼らは救いに来たのでは無かった。寄って集って、この部屋の主を――]
[男が逃げて、手元が狂い、手斧が当たった棚の本が裂かれて散らばって。
怯えた目で彼はこちらを見ただろうか?
その目に返すはお日様の笑み。]
……っ!?
[広げた感覚が、声を、捉える。無邪気な声を]
……止めろ。
[低く、呟く]
……死んで、救われるヤツなんて、基本的にいねぇ。
俺は、元々、死んでいたから。ただ、そこから解放されただけで。
……救いなんかじゃ、ない……。
理不尽に与えられる、死は……。
[声は、掠れた。
その『理不尽な死』を。
与え続けてきた自分。
例え、『幽霊』は形骸になっても。
その事実は、消えないから]
[エーリッヒ。
不意にその言葉が耳に入る。
ああ、彼は。
本を愛する青年、だった。
彼はエーリッヒが、恐怖のあまり自己完結して狂った事を知らない。]
…それなら何故、彼、エーリッヒは死んだのですか…?
[エルザの言葉に]
オトフリート。
[名前を呼んで、立ち上がる。
オトフリートの傍に駆け寄り、ほぼ同時に袖をちょんと引っ張った]
・・・・・・。
[眉を顰めて]
神父 クレメンスは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
生きるために殺す。
それはわたくしたちの罪であり、わたくしたちが人である以上、犯さなければならない罪です。
神が望むのならば、わたくしたちは殺さなければ。
生きたければ、殺さなければ。
――おかしなことでしょうか?
[何よりも神を愛し神を信じる、そして育ての親であり兄であり家族である神父のことを信じる...にとって、そのようなこともあるはずはなく。]
あなたがたも、生きるために殺しているではないですか。
[あとずさり逃げようとする男の肩が触れたのは、ガラスの破れた大きな窓。
窓の向こうには満ち行く月と、月に照らされた花園と森と。]
…やめて。やめさせて。
[屋敷へ戻ろうとするも、激しい頭痛。まるで、迫る死を止めさせまいとするかのような]
お願い、待って…。
[ふらふらとそれでも戻ろうと歩いていく]
[オトフリートの声が聞こえれば...は僅かに目を伏せる]
私が殺しました。
彼はエルザを殺そうとしたから。
[そしてシスターに振り返る]
神が望むから?
いやだ、嫌だ、いやだ、
止めろ、止めてくれ・・・・ッ
[少女は笑顔で追い詰める。2人は止めようとしない。
旅人を救いたいと思う程、彼とは親しかった訳ではなかった。むしろ油断出来ない奴だとすら思っていた。
ならば、何故制止の声を上げるのか?
其れはこの光景が、正に昨日僕が抱いていた恐れの具現だから。]
[月の少女がハンスの部屋に入ってきた。
鉄の刃をその手に持って。
ハンスは怯えているけれど、
逃れる事は許されない。
それは何故だか分かるかい?
立ち向かう事こそが、
神の試練に勝つ事こそが、
勝利するという事だから。
安息はそれまで訪れない。
契約の神は、逃げる事を許さない。
さあ、神は眺めている。
さあ、駒達よどうするか。]
[不意に袖を引っ張られ、一瞬身体が反応する。
彼の羽織る厚い外套に覆われて、それは殆ど分からなかっただろうが]
…?
[イレーネが近くで眉を顰めれば、此方は軽く首を傾げ]
yes,
これは神の試練なのでしょう?
ならば神の望みどおりにわたくしはなるのです。
神の御許にありますために。
[ミハエルの言葉に、そう告げて、...は微笑む。]
神の御許にあることこそがわたくしの、しあわせです。
そう、神様が望むんだ。
命を断つことを禁じた神様が。
この箱庭を用意して。
……それは矛盾を孕んでいる。
盲目的に従うことなんかできない。
[そこまで言うと、ふらつくエルザを支えて]
駄目だよエルザ。今は動かない方がいい。
[追い詰められた男の身体が窓を乗り越え。
少女は其れを追って。
見たくはない筈なのに、思わず窓の傍まで駆け寄る。]
[振り下ろされる鉄の刃には、軽いとはいえ、少女の体重が十分乗っていた。
肩から大きく胸へと、その刃は男を切り裂いて。
そのまま、折り重なるように地面へと沈む。]
/PL/楽しいとは思うけど、2連戦は辛いなあ。それに、ミハエルは確実に巻き添え喰うわよね。
ポルターガイストって武器にしちゃダメかな。(どんなスタンド使い?)
[殺そうとしたから殺した。
それは、儚きシスターが行なった行動。
彼女はその後、砕けた。
彼の手によって砕かれる事を望んだ。
そして、彼は、砕いた。
華奢な硝子の聖女を]
お前は……どうなるんだ?
[届かぬ、呟きが少年に向けられて]
[オトフリートの僅かな反応は、いきなりの事に驚いたからだろうと、あまり気にせず]
ええと・・・久しぶり。
[昨日も一言くらいは交わしたが。
オトフリートと向き合って話をするのは、そういえば久しぶり。
きちんと向き合って話すのは、...がここに来た最初の夜。
ニョッキを好きですかと訊かれた夜以来]
・・・オトフリートは強い?
[ひそやかに訊く。少し焦っている]
[ひゅーっと音が聞こえるよ。
煌く硝子、残骸綺羅綺羅。
神父は、彼ら落ちてく窓辺に近づき、
下を見つめようとしてみたよ。
夜気の中に綺麗な綺麗な薔薇が咲く。
赤い赤い薔薇の花。幾つも幾つも咲いては落ちた。
少女を彩り、地面に落ちた。]
神の試練は、わたくしたちの意志とは遠く離れたところにあります。
わたくしたちがどのように考えるのも、神の自由。
神のご意志は絶対です。
そこに間違いはありません。
[困ったように微笑を。]
どうしておわかりにならないのでしょうね。
……っ!
[落ちたもの。
落としたもの。
煌めく刃。
……紅が、舞う]
……Gute Nacht……
[蒼が伏せられ。
呟きが、こぼれた]
[落ちて行く男に少女の刃が振るわれる。
そう、昨日僕が切り裂かれたのと同じ――]
・・・・・ッ
[胸の辺りを強く押さえる。
痛みはない。けれど――痛い。]
[押し寄せる死の気配]
[これが、こんなものが、神の意志?]
はなし、て…行かなくちゃ。また、人が。
[人狼以上に危険な者たちが解き放たれて]
[ミハエルの手をほどくつもりが、動けずに]
いえ…信じられないのではありませんよ、シスターナターリエ。
彼が安堵を得たのが何よりの証拠。
…ですから、そう怖いコエを出さないで下さい。
私は貴女には敵わないと。そう申し上げたではありませんか。
[際限まで怯えを押し殺して、同時に微笑を被せて]
[噴き出す真紅に地面が染まり、
服も、髪も、白い頬も、白い手も、白い足も染まり。]
これで、ちゃんとおきれたかな?
[硝子の破片で切ったのか、傷だらけになった小さな手で、
恐怖に凍りついた顔のままの、動かぬ男をぽんぽん撫でた。
まるで、眠る子をあやすかのように。]
あら。
怖かった? 御免なさい。
[i said with a forced smile.
苦笑して言う。]
そんなつもりはなかったのですけれど。
勿論、目覚めはよいだろう。
[クレメンスは微笑むよ。
月は今日も綺麗だね。
クレメンスは、ハンスの部屋を出るとユリアンに終わった事を話した。何も心配する事がないと言うと、ベアトリーチェの元へと階段を降り、屋敷の外へと歩き出す。]
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