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[オトの苦笑に気付かずに、大きく頷く]
とてもきれい。大事にされてる。
よかったね。
[金緑石に向かって微笑んで、千花を見て笑う。
そしてハインからもらえないだろうからと、ハーヴに千花の為の果物を頼む]
「チッ! チチチチチチチッ!」
[千花は、声を上げた縫い包みに円らな目を大きくして鳴く。
菫の声は誤魔化されたかもしれない。
しばらく抱きついて満足すれば、果実に釣られて*離すはず*]
はあ、そうなんですか。
[初対面時のパフェの印象が強いせいか、何となくブラックコーヒーとハインリヒが結びつかなかったりするのだが、さすがにそれは言わず]
……『生命の親』からの、唯一の贈り物ですからね。
[大事にされている、というアマンダの言葉には、苦笑したまま、呟くように]
……さて……それじゃ、俺はちょっと、散歩してきますか。
ヴィンター、行くぞ。
[ふわもこを見つめる白梟を定位置に呼ぶと、*ふらりと外へ*]
/中/
だから飛ばしすぎだと。もう475ptって何ですか。
しかし初回……どこを占うか。
占いの方法は力の波動をエターナル・ロンドで辿るという形でいいんだけど。
初回占の時点では鍵の書が動いてないから、人に関連付けて占う事ができんのだよなー。
まあ、ここで抑えた情報は、後で反映させればいいだけなんだけど。それだけに、天魔を引っ掛ける訳には(汗)。
……意外そうな顔するなっての。
マスター、しばらく厄介になる。
いや、もうちょっとしたらいつもの奴も頼むって。
[事務所にいると、面倒なのがわんさかやってくる。
この店でほとぼりを冷ましていた方が*いいだろう。*]
〜回想〜
[酒場でたわいのない話を続けた後、シスターを教会に送り届け、独り泉へと。]
[腰に下げた短剣を外し、泉にそっと浸す。]
さぁて、僕はどうすっかね?
面白ければなんでもいいんだけども。
[シスターの"邪魔"という言葉を思い返し。]
それでも……急激な変化は。
望まない。
[しばらく後、短剣をいつもどおり腰に下げ、星空なんぞ眺めながら、宿へと向かった。]
−西の通り−
[いつものとおり朝のお祈りを終えて、ベアトリーチェはお散歩をしていました。足を前に出す度に、指環は服の下で俄かに揺れます。]
どうしたのかなあ。
[なにに対してかぽつと呟いたかと思いますと、いきなり道の端に駆けてゆき、そこにしゃがみ込みました。緑の眼をなにかにじいっと注ぎます。それは芽吹き始めた花でした。誰にも気附かれない程に、小さな、ちいさな。]
……お早う? まだ、お休み?
[天では千切れた白い雲がくるくる踊って、地では木から離れた薄紅の花びらがふわふわ舞っています。けれども、この花はまだ起きてもいないように思えました。
頭を斜めにすると、金いろの髪が微かに*きらめきました。*]
[…声が、まだ聞こえていた。
何か、今までに体験したことがないことが起きそうだとう言う予感、起きているという感触は感じていた。
ずっとひとりでいた。500年もの間、森や山にこもっていた。町に出て、人にまぎれていることを覚えたのはほんの50年ほど前だった。
戦場を好んだ。人が生きることにしがみつく様を見ていると、なんだか安心した。 ]
[死ぬ事を、「可哀相」とは思わない。
そんな彼女は冷たいと見えるだろう。
とても、精神的には未熟といえた。
…声が、聞こえた気がした。]
[汗がびっしょりと体中を覆い、気持ち悪さに目を覚ました。
夢を、見ていたと思う。
また、母の夢だろうか?覚えてはいない。]
…気持ちわるい。
[ずぶぬれになったシーツと枕カバーをはがして丸めて持ち、サイドテーブルのお皿ももって階下へと降りていった。]
―宿の一室―
[昨日と同じように、鐘の音を聞きながら目を覚まし、シャワーを浴び。]
[身支度を整えた後、なんとはなしに見そびれた桜へと向かった。]
―→西通り―
[店の主人に、皿とシーツを渡すと驚かれた。(勿論だが)
そして熱いシャワーでさっぱりして再び降りると、厨房の良いにおいにおなかがぐーっとなった。]
…何か。
[言うと同時くらいに、美味しそうなホットサンドが出てきた。
小さく礼を言って、無心に食べ始める。]
[白梟が行ってしまったからか、満足するだけ抱いたのか。
千花は菫から離れ、アマンダの傍で果実を食べる]
やあ、イレーネ。おはよう?
[降りてきたイレーネに手を振って、岩清水を口に運ぶ。
冷たい水はアマンダを冷ましてくれた]
[ベアトリーチェが興味を抱いているのは、生命の息吹だろうかと思う。一度「死」を経験した少女は、生きる事の尊さを知り、生きている事をさいわいだと言う。
……それでいながら、自分を大切にしないのは、彼女の悩みの種なのだが]
[果実を食べ終え、小さく鳴いた千花を撫でる]
うん、もうお昼。
そうだ、代金を渡さないと。
[イレーネに大きく頷いて、銀貨を取り出す。
配達してもらった分の代金を渡して、微笑む]
また、頼むね。
煤の出にくい油は、貴重だから。
[千花は口の周りを小さな舌で舐め終え、毛繕い中]
[昨日の眠っている間の声は何だったのだろう。
何を、話していたのだろう。
良く、分からない。こんな事は、初めて。
…初めてといえば、昨日は初めてなことが多かった。
-何か異様な雰囲気を感じた、ふたりとの出会い。]
[アマンダから銀貨を受け取り、こくりと頷く。
油を褒められると、悪い気はしないらしい、少し、ほんの少しだけ唇に微笑みを称えて俯いた。]
―ユリアンの自室―
[...はベッドの上で呆然としている]
今何時だろう…。どう考えても午前中とは思えない。
いくらなんでも寝すぎだよ、僕。
[昨日物凄く疲れて目覚ましをかける前にばたんきゅ〜したのは辛うじて記憶にあるのだが。
今日は休みで本当によかった]
[それが初めて会う母以外の同族であると本能は示していたが、彼女が自覚するのは至らなかった。
そのほかにも、色んな人達、人外とすれ違ったり話したりしていたから。]
[アマンダはイレーネが微かに笑ったのを見て目を細める。
賑やかなのも好きだが、物静かな時間も好きだ。
今はアルバイト青年が居ない為、特に機嫌がいいのかもしれない]
煤が出ると、硝子が曇ってしまうから。
ほんとに、助かってる。
最後の透明な子は、光を決める大切な――
いけない、忘れてた。
[透明な水晶を埋めこんだ玉を、ようやく思い出したらしい]
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