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本当に?
[デボラの言葉に、彼女を再び見た。]
……もし。
もし、あなたが本物の「みわける人」だとすれば。
人狼なら、生き残りたいなら、あなたと同じように、彼女を、人狼だと言うのではないのでしょうか?
……一日でも処刑を遅らすために。
あなたは。
[悩むように口を閉じて、それから小さく、言った。]
あなたは、三人の中の、誰が、人狼だと思いますか?
……それと、彼女も……イザベラさんもいっていましたけれど、
どうして昨日、二人を、見分けようと思ったのでしょうか。
……おれは、自分と話していないから、ではあったのですけれど。
墓守の坊や。
ひょっとすれば、いやおそらく、人を一度も処刑することなく、すべては終わるかもしれないよ。
……いや、賢明なあんたなら、きっと分かっているのだろうね。
それでも、いかなる命だろうと失いたくないというのか、優しい坊やは。
ククク、あるいは……この婆を信じることができないかね。
それもいい。婆は後先なんて気にしない。
いずれにしても、間もなくこの悲しい騒ぎは終わるだろうさね。
-自宅-
[玄関に飛び込み、真っ先に振り向くと内側から鍵をかけた。
それだけでは不安でチェーンをかけたいのに、一向に鍵穴にはまってくれない。
ガチャガチャと言う耳障りな音がせわしなく響いて神経を逆なでし、それが恐怖を煽った。
自分の家なのに、中に誰か殺人鬼が潜んでいるようで、何度も振り返る。]
(怖い、怖い、怖い!)
あっ!
[小さな悲鳴とともに...は手を引いた。
チェーンに巻き込まれて剥げた爪の先から、じんわりと濃い赤が滲み出してくる。
広がる赤、血、死体 ――
...はその場で玄関に背もたれたまま、ずるずるとへたり込んだ。]
─集会場・外─
投票を…しなければいけない…のなら……
…ギルバートさんの…
名前を書いては、いけないですか。
[地面を見つめたまま、彼は声に出す事を厭うように小さく言った。ギルバートに視線を合わせられない。]
(本当だったんだ。
本当に、人殺しはあの中に居たんだ。)
[...の中で、漸くそのことが現実となって覆いかぶさった。]
―怖い―
(何故人を殺すの?)
―怖い―
(何であの人は殺されたの?)
―怖い―
(誰があんなことをしたの?)
[今はもう、自分の鼓動の速ささえもが恐ろしい。]
こんなの・・・嫌だよぅ・・・
[追い詰められた小動物の鳴き声のようなものをもらし、...は体を丸めて肩をきつく抱いた。]
―集会所・個室―
[ 夜中のことを思い出す。びっしりと全身に汗をかき、目覚めた。血の匂いは薄れていたものの、気分の悪いことに変わりはなく。這うようにして個室へと戻ったのだった。]
行かなきゃな。
俺が何処かへ行かなくちゃなんねえなんて、学校に通ってた頃以来だ……。
[ユージーンをじっと見つめて、小さくため息をつく]
オススメするわけじゃないけど、誰にも投票しないより、ましだと思うぜ。
たいした理由なんてなかったのさ。婆のほうが驚いた。
あまりにずっと、ながくながくこの日を想い続けていたから、一夜にして巫女の力を使い切っちまったのかもしれないねえ。
陽気に振舞い続けようとする、けなげなあの娘たちがいとしかった。
友達どうしをいつまでも、疑い合わせたりなんてしたくなかった。
それにあの娘たちは、誰より冷静だった。
婆はね、あの混乱の夜の中、今この場をどうすればいいのかってこと、それを早くに考え始めたものから目をつけただけさ。
何しろ時間もなかっただろう。本当に、たいした理由なんてなかったんだよ……
[イザベラたちの疑問に答えると、老婆はうつむき加減にながいながいため息をついた]
…
[地面を見つめたまま、頭を左右に振る。]
誰かの………分かっています。
それでも、誰かの命を奪う間接的行為にくわわりたくありません。
/PL/
デボラの引きに完敗だろうか。
うーん。何とかして勝てるもしくは一歩でもそれに近付く方法を昨晩からずっと考えているのだけど思い付かない。
シャロ処刑以外無いと思うのだが。
a.カミーラ襲撃&デボラお役御免吊りの黒出し→カミーラ襲撃したらネリーも吊られないか。普通に…。
b.能力者は完全放置で何故か灰襲撃を繰り返す。→先行き不明
c.ミッキー襲撃でデボラ吊りへ持ち込む。→まず一日は延長される。
………。
踊り子 キャロルは、見習いメイド ネリー を能力(守る)の対象に選びました。
―集会所・個室 → 会議室―
[ 周囲の人間や、自警団の者にこれまでの経緯の説明を求めた。大体の状況は把握したようだ。]
死者を識る者も二人か。
どちらかは、偽者……。あのカミーラって人かネリーが……。
[ 言葉もろくに通じない女性か、家で雇っていたメイドか。答えは既に用意されていたようなものだった。]
ネリーが偽者だなんて、そんなことはあるはずない。
あいつはメイドとしてしっかりやっているし、
いいヤツだ。ケーキも作ってくれるしな。
それに人狼とずっと生活してただなんて、ぞっとする。
だけど……。
[ 脳裏に過ぎる昨日の出来事。芋を分けてあげたらおずおずと、でも確かに礼を言われた。自分の方を見て。誰かに、礼を言われるなんて、滅多になかったことだった。]
くそ。慣れないことなんてするもんじゃねえ。
[言葉が足りないな、と頭を振る]
オレは本当にただの人間だ。オレが占われたり、…処刑、されたとしても、村やあんた自身を追い詰めるだけだと分かってる。
はい。
分かっています。
私も、ギルバートさんは人間だと思っています。
……きっと、ギルバートさんは処刑されないと思うから…だから
誰も殺したくない、か。
ユージーン、オレにはその言葉が、「自分が死にたい」って言ってるように聞こえるよ。
あんたと違って、オレが汚れちまったせいかな。
−村外れ・森の中−
なんなんだよいったい…
人狼だとか…
とうさんが死んだとか…。
そうだっ!
きっと全部うそなんだ!
よし!とうさんを探しに行こう。
家に帰ったってしょうがないんだ。
[村を出ようと歩き出したリックの目の前に自警団員が立ちはだかる]
な、なんだよおっさん。
自警団員「このまま村を出るなら此処で射殺します。」
は?
…
[自警団員から逃げたら殺されると言われ混乱するも数時間話し込んで、改めて現状の詳細を聞き直し自分の立場を理解して集会場へと戻る事に]
あのさ
と、とうさんは…
…何でもない。
[父親の事を聞く勇気はなかった。]
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