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『それから、悪しきものといえば村の周辺だか村に人狼がきてるとか住んでるとかうわさを仕入れた。
用心にこしたことはない、しばらくゲルダちゃんと旅にでも出るといい。
ついでにあれこれきめてくr…』
[最後も読み飛ばして手紙を机の上に放る]
遅いよ、父さん。
[呟き、胸元のペンダントに手をやる。
毎日の鍛錬も、受け継いだものもそういう日が来たときの為にと、でもそんな日が本当に来るのは望まないこと]
いずれにせよ早く探さないといけないかな。
[一緒に生きるために、できうる最善はそれしかないから]
/*
アーベルん家が酷いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
親父wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
―翌日・自宅―
[鍛錬はやっぱり欠かさず、その鍛錬も全てはこの日の為にといってもいいようなものなので、少しばかり心に乱れを感じて慌てて頬を数回叩き気合を入れるように]
いけないな、こんなことじゃ。
[いつもより少し時間のかかる鍛錬。
それでもゲルダが家を出る前には終わっており、水浴びをして身支度を整えている間に入れ違うことになっただろう。
それから少しして、自衛団長が死んだ報せを聞き宿に向かうことになった]
─ 宿屋 ─
分かりました。
では後程取りに伺いますね。
[虚ろな瞳を細めて笑みを形作る。
無意識に行っているこの日常的な行動。
無意識が故に、あまりにも自然で。
その自然さが不気味さを内包するであろう可能性に、僕は全く気付かなかった]
―→宿―
[宿屋に着くと昨日以上に少し空気を重たく感じた気がした]
こんにちはっと…、んー、まぁ無理もないかな…。
[呟くようにしてからゲルダの姿を見つけると気遣うようにそちらの近くへと]
ゲルダ…大丈夫?
― 宿 ―
そっか。
うん、今朝はいつもより早かったから……
[何故早くから目覚めたのか。目覚めてどうしたのか。
見つけてしまったものを思い出して、片手で口を押さえた]
…いいの?
二人で運んだら早く終わるかも。
[洗濯女>>189の短い問いかけの意味を考えてから、お願いできるならと頷いた]
です、よね。
恨まれる、ひとじゃないと、思いますし……
[もしかしたら、知らないところで怨みを買っていたりするかも知れないけれど。
だとしても無理があるのは薬師の言った通りだ]
……ありがとう、ございます。
[頷き、礼を言い、受け取った容器を両手で包み込む。
多分という言葉に初めて少し不安が過ぎったが、口には出さなかった。
少なくとも湯気と共に漂う香りに、苦いものは感じられない]
人狼……でも、この中に、いるんでしょうか。
[冷めるのを待ちながら、ぽつりと呟くのは先の続き。
他の面々のほうへ、そっと視線を動かした]
宿のこの場所に11人しかいない状態で… ランプが消えて。
灯りをつけたら誰かが死体になっている。
そうなったら、もう、他所の人は疑えないでしょ?
その時の顔が見たいだけ。
[アーベルの服を軽く握って、こく、と息を飲んだ後。]
……皆、聞いてもらっても良いだろうか。
[普段の自分が出すよりも大きな声で、ここに集まった皆に呼びかける。
これで全員集まった、ではなかったかもしれないが。
もしも居ない者がいたなら、後で言おうと思って。]
─ 宿 ─
[『別にあんたに言ったわけじゃない』と、謝罪>>171には微妙な顔で返した。とはいえ何も好転するわけではないが。
友人の言葉>>176には、ただ表情に眉を寄せるだけで、仕草にしては返さなかった。若干、ふうんというものは混ざったか。
とりあえず、連絡が来るまでする事が無い。
茶は飲まずに、しばしどこかぼんやりと周囲を見ていた。]
[ゲルダが皆に呼びかける様子を見て]
ゲルダから皆に話があるみたいなんだ。
[彼女をサポートするような立ち居地でそう皆に呼びかける]
―宿―
団長は居るって根拠があったみたいな感じだったけど…。
襲われているのは、外なんだし、入口が閉鎖されてるって言っても山の中に住んでるんなら関係ないもの。
何とも言えないなあ…。
[知った顔ばかりだし、あまりその可能性を追求したくない気持ちもある。]
でも、自衛団はやめる気はないみたいだし… 心の準備は、必要かも…。
─ 宿 ─
はいはい。
俺は、二階の角部屋にいるから。
[ヘルムートに、自分の部屋の場所を教えておいて。
友の向ける表情>>199に、ほんの少し眉が落ちたりしたものの]
……お?
[妙に改まった様子のゲルダとアーベルの様子に、自然、表情は引き締まった]
─ 宿 ─
[ゲルダの唇を読む。
御伽噺の能力者。その言葉に眉根を寄せた。
言葉の真偽を見定めようと、多少睨むようにも見えるだろう。]
[席から立って、胸元から取り出した鏡を机の上に置く。
服の袖をまくり、包帯と当て布を外して切った腕を見せる。]
昨日、あの後。
これを使ってアーベルを見定めた。
──…アーベルは人間だ。
[静かに宣言した後。]
信じるか信じないかは、皆に任せる。
[とす、と席についたが、身体も声も、微かに震えていた。]
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