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─宿屋・カヤの部屋─
[無理するな、という言葉。
それには素直に頷けたものの、やはり、撫でられると不満が先にたつ]
……だから、子供扱いするなってのに。
[部屋を出る背へと向けた、小さな不満は届いたか、否か。
気配が遠のくと、小さく息を吐いて。
窓辺に寄り、ぼんやりと外の景色を眺めていた]
あ。
……かあさん、心配してる、かな……。
[口をつくのはやはり、日常に関わるもの]
……多分。
わかるよ……ね。
[小さな呟きにこもるのは、どこか諦めたような響き。
小さなため息でその呟きをかき消すと、温んできた水を取替えに行こう、と水桶を持って立ち上がる。
……ほんの少し、足元がふらついたのは、気のせい、という事にしておいた。
出来るだけ静かに部屋を出て、洗面所へと歩いていく]
……そいや、ゲルダも倒れた、って言ってたけど。
どーしてるんだろ……。
[水を汲みなおした所で気にかかったのは、もう一人幼馴染のこと]
―宿の一室―
[倒れる前のことを思い返せば、僅かに吐息を零す。]
弱いなあ……
[のそりと、重たい身体を動かしてベッドから降りる。
借りていたベッドを軽く整えて、女は部屋から出て行った。]
― 宿→海の方へ ―
[暫くリディを膝の上に乗せて、
唯静かに周囲で交わされる会話を聴いていたが。
ヘルムートの自分に向ける声に、そちらを向いた。]
…――?
[けれど、彼の心裡など分かるはずもなく、
ただ不思議そうに首を傾けるのみ。
やがて幼馴染の言葉に常の
――それ以上にテンションの高い様子に相手が戻れば、
ゆるりと傾いていた首も戻る。]
リディさん、私は少し海の方へ行きたいので、
降りていただけますか?
[暫く後、集まった人々が食事を初めて幾許か経った頃、
落ち付いたように見える少女に声を掛ける。
少女が自ら降りなければ、その見た目よりは軽い身体を、
こちらも見た目よりは腕力のある手で降ろし、すっと立つ。]
[多分、どこかの部屋で休んでいるのだろうけど、と思いつつ。
ひとまず、水桶を持ってカヤの所へ戻ろうと歩き出し]
……あ、と。
[部屋から出てくる姿。
気づいて、一つ瞬いた]
ゲルダ、大丈夫なん?
[問いかける声には、案ずる響き]
[名を呼ばれてきょとりと瞬き。
クロエの姿を認めて、小さく笑みを浮かべた。]
クロエ。
ん、大丈夫。
カヤは?
[心配ないと言うようにこくりと頷き。
水桶に熱を出している友を思い出して軽く訊ねる。]
リディさんは、好きになさってくださって構いません。
[このまま此処で食事をしても、家に帰っても、
思うままに…――という意味合いの言葉を少女にかけ、
リディがどう反応しようと、マイペースにカウンターにとりあえず仮として代金を置いておく。
――代金を置いた本人は、
ヨーグルトを少しばかり口にしただけなのだが。
宿から出ると、まず、リディの足跡のついたズボンの膝を払う。
上げた視線の先にはフーゴーの後ろ姿。
丁度、詰所へと向かうフーゴーの後を追う形になったようだ。
その背が吸い込まれた場所を確かめると、
若干首を傾げるものの、後に続くような性格でなく。
生物学者は、島民からの奇異の視線を受けながら、
やはりそれに頓着した様子なく、港の方へと足を進めた。]
[向けられる笑みに、傍目にもそれとわかる、安堵が浮かぶ]
よかった。
倒れた、ってしか聞いてなかったから、心配したんよ。
ん、ゆっくりしてるから、大丈夫だと思う。
[カヤの事を問われ、こう返すものの。
直後に、微かな陰りが浮かぶ]
……でも。
やっぱり、無理にでも止めた方がよかったんかな、あの時。
[そんな余裕なんてなかったのだけれど。
こうなってしまうとやはり、そこは気にかかってしまって、小さな声で呟いた]
― 港の浜辺 ―
おや、まぁ、真珠貝に影響がなければ良いですけれどね。
[無表情で落とされた言葉は、どこか人事のように、砂浜に落ちた。
嵐の後の港の様子は、流石に1日やそこらで片付けれるものでなく、未だ荒々しくうねる波が、砂浜に流木などを打ち寄せている。]
占い師…――
霊能者…――
守護者…――
結社…――
狂人…――
[学者は日課のフィールドワークをこなしながら、
お伽噺に出てくる言葉を、寄せて返す波に乗せるように呟く。
時折海を見つめる碧は、
どこか此処にあらずといったように見えるだろうか。]
――…人狼
[そして最後に呟かれる言葉。動きを止める足。
海を見ていた碧は、島の中心、森へと向けられる。
眼を閉じれば、残像で海の青と森の緑が混じって、
脳裏に瞬く碧の光。
海と森の中間の色を持つ眸を瞼で遮った学者の、
黒い短い髪が、湿った嵐の余波の風を受けて激しく揺れた。
しかしながら、それに頓着した様子なく。
暫くの間、考え込むようにその場に立ちつくして…――。]
[フーゴーが出かけた後も、カレースプーンを片手にラム酒を飲んでいた。
ライヒアルトがリディを残して出て行くのを眺めた後、声が聞こえたような気がして奥の客室の方へと視線を向ける。]
………ふむ。
[女性同士の語らいに割り込む気もないので。
もぐもぐとカレーを食べて、小首を傾げて。とりあえず、リッキーにラム酒のお代わりを頼んだ。]
ん、心配かけた、ごめん。
もう大丈夫だから。
[安堵を浮かべるクロエの肩を軽く叩く。]
……クロエのせいじゃないと思う。
カヤはしたいことしかしないと思うし。
[聞こえた言葉の詳細は解らないけど、いろんなことを気にする性質なのは知ってるから、ぽんぽんと肩を叩いておいた。]
人狼がどうとかって話しのせいもあるかもしれないし。
[不機嫌なコエを聞いたのなら]
[それはそれは愉しそうな表情を浮かべた]
おやおや、人間がお嫌いなのかな?
[或いは彼の親族にあたる人物のみの話か]
そうだよ?
ゴースト、と呼んだのは、最初は正体不明の比喩だったけれど。
[名前については肯定し、由来についても、また]
まぁね。貴族なんて、常にそんなモノだよ。
僕がこんな格好をしているのだって、ねぇ?
身内に殺されないためだしね。
[男の身形を許されるようになった今でもこの侭なのは]
[慣れてしまったからか]
[これまでの事に対する抵抗のつもりなのか]
でも、僕は人間が好きだよ?
[さらり告げる口振りは真剣なものに捉えられるか否か]
僕も彼女…ヘルムートもね。
意識を共有しているのだから、当然ではあるけれど。
[饒舌に語る様子に、僅かばかり首を傾けて]
[ああ、それでもと言葉を続ける]
自分が可愛いのも当然とは思ってるけれどね?
[ささやかな笑み声に、不思議そうな表情を浮かべ]
[その後で、肩を竦めた]
別段バラしたことに後悔はないさ。
君が裏切るかもしれないスリルも生まれたしね?
[愉しい事を望むのだとコエが告げ]
[意外な言葉を聞いたとばかり]
――……。
それならば、ヒースクリフとでも呼ぼうか。
[その名に篭めた意味を語ることは無い]
[片割れの零す結論には、短い同意を示して]
[ぽんぽん、と肩を叩かれ、また、小さく息を吐いた。
ほんの少し下がった眉は、多少なりとも気が緩んだ事を示して]
ん……ウチが気にしちゃうと、カヤも余計に気にしちゃう、かなぁ。
それだと、よくないよね、うん。
[ゲルダに答える、というよりは、自分自身に言い聞かせるように、言葉を紡ぐ]
人狼……かぁ。
そだね。
調子悪い時に、あんな話、いきなり聞かされたら……おかしくもなる、よね。
[アーベルの感想をきいたのなら、きゃっきゃとはしゃぎ]
やぁん、そういうことはきちんと言って。
もぅいっかい。目を見て言ってぇ?
[ハイテンションのまま、おねだりをしつつ。
食事にありつき、小休止]
それにしても、覚悟を決めたとして…何したらいいのかしら?
[とんとん、とひとさしゆびで机をたたく]
うん、きっと気にすると思う。
だから無茶したことだけ叱ってやったらいいんじゃないかな。
[うんうんと頷き。
クロエこそ大丈夫かと言うような視線を向ける。]
嘘だって思いたいのに、なんか皆信じてるし……
おっちゃんも、なんかみょうに真剣だったし……
やだねえ……
[眉をしかめて呟いた。]
─フーゴーの宿屋─
いや…俺は。
…その、すまない。
[自分の事を買い被っている様子のルーミィに、何といえば良いか逡巡するも、調子が狂う、と言われれば申し訳なく思い謝る。
ライが出ていくのを見れば、視線を向けて気をつけろとだけ伝え。
フーゴーが営業時間中に席を外すのは珍しいと思いながら、そのまま見送った。]
ヒースクリフ…――ですか。
[このままゴーストと呼ぶのかと思っていた相手に、
セザーリオが新たな名の提案をすれば、
小説家らしいな、と念話には乗せず思う。]
復讐したい相手でも居られるのでしょうか。
[きちんと把握したわけでないが、
ヒースクリフと呼ばれた相手の事情をその名に思うか。
深く尋ねるでもない言葉を紡ぎ、復讐という言葉に、
膝より降ろした少女の存在を、刹那思い出した。
そして、思い出した刹那の間。
1mmほど、眉が中央に寄るのだった。]
[一服を終え。
部屋の隅に置かれた箱に近付く。
長らく――ここに来てからは一度も――開けられることの無かった箱の、錆び付いた止め金を外し、蓋を開く。
中に入っていたのは――]
……二度と使わねぇと思ってたんだが。
[――黒い鉄の塊]
人狼とやらに通用するかは分からんが。
[両手に掛かる重みは、忘れていた感触を思い起こさせ]
……そう易々と、ヤられてたまるかってんだ。
[懐に忍ばせる刹那、目にはかつてのような暗い光が灯る]
ん、そだね。
そのためにも、早く身体、治してもらわんと。
[頷くゲルダの言葉に、明るめの声を上げる。
大丈夫か、と。問うような視線には、少しだけ、首を傾げた]
ウチは、大丈夫、だよ?
このくらいで、どうにかなるほど、ヤワくないモン。
[笑いながらの言葉は、明らかな虚勢含み。
他者ならまだしも、付き合いの長い相手を誤魔化せるほどではなく]
ん……旦那は特に、そうだね。あんなに真剣なのって、あんまり見ない気がする。
……ホントに……なんかの間違いなら、いいん、だけど。
―宿屋―
だって、なぁ。
[背中に投げられた従妹の声も聞こえてはいたが反応は見せず。
酒場に戻ってくるとウトウトしているらしいツィンを膝に抱いた]
認識しておかないと…。
ああ、ごめん。
[苦い溜息。何かを振り払うように首を振る。
膝も揺れたか、にゃぅとの抗議に小さく笑って謝った]
えっ、あ。
そういうルーミィさんは、可愛い。
[ハイテンションなおねだりにも応えようとはした。
視線がちょっと揺れ気味だったのはご愛嬌だと思ってもらえば]
[リッキーがフーゴーの代わりにカウンターに入るのを見ると、ゲルダに今誰もついていないことに気づく。
それにカヤについているだろうクロエのことも気に係り。]
リッキー、簡単な食事と湯冷ましを用意してもらえるか。
あぁ、食事の皿は二つに分けてもらえるか。
[言外に、クロエとゲルダの食事だということを伝えると、リッキーは承知して食べやすい大きさのサンドイッチをいくつかとその取り皿、湯冷ましの入った水差しの乗ったトレイを渡してくれ。
それを持ったままダーヴィッドの方を向き声をかける。]
すまない。俺は、しばらくここを離れないつもりだ。
あんたは、好きに戻ってくれ。
[それだけ言うと、まずカヤの部屋をノックするが返事はなく。
クロエは寝ているのだろうか、と思うが覗くわけにもいかないのでひとまずゲルダの部屋へと向かい。]
…ゲルダ、起きているか?
[ノックと共に、まだ臥せっていることも考え控えめに声をかけた。]
うんうん、そうだよね。
[明るい声を上げる相手を、それでも心配そうに見やり。
虚勢をはるその頭を軽く叩いておいた。]
倒れたあたしがいうことじゃないけど、倒れてからじゃ遅いんだよ。
きっと何かの間違いだよ。村の人がそんな化け物のはずないし。
[安心させるようににこりと笑む。]
[先ほどまでいた部屋をノックする人の姿を見れば、軽く瞬いた。]
あ、ヴィリー兄。
[通路で立ち話をしていた。
クロエの側を離れてヴィリーのほうへと駆け寄り。]
心配かけてごめん。
[ノックをした部屋からは返事がなく。
代わりに思わぬ方からゲルダの声が聞こえ、駆け寄る足音にそちらを向けばその先にクロエの姿もあって。
ゲルダから謝られると、自分も表情を翳らせて]
…いや。俺も、気にしてやれなかった。
すまなかった。
……もう、いいのか?
[そう言うと、空いている手でゲルダの髪をくしゃりと撫でて]
腹、減ってないか。
クロエの分も、持ってきた。
[心配そうな視線と、軽く頭を叩きながらの言葉に浮かんだのは、微妙な表情]
……でも。
大丈夫だモン……。
[ここまで来ると、既に意地の領域やも知れず。
向けられた笑みには、だよね、と呟きながら頷いて]
あ、ヴィリ兄さん。
……カヤなら、大丈夫だよ。
[ゲルダがそちらへ駆け寄るのを見やりつつ、こんな言葉を投げかけた]
[ヴィリーから、謝られるとはおもっていなかったので、思わずきょとりと瞬いて。
ついで、苦笑とともに、ぱたぱた手をふった]
やぁねぇ、ヴィリーさんがあやまることじゃないのよーぅ。
[気おされているということもあるのかもしれないが、口数すくないようすに、わずか好感を抱きつつ。
他の場所へ料理を持っていくのを見送った]
[ふるふると首を振り。]
ヴィリー兄のせいじゃないよ。
うん、もう大丈夫。心配かけてごめんね、ありがと。
[髪を撫でられてくすぐったそうに笑みを浮かべる。
食事と聞いてクロエを振り返り。]
クロエ、大丈夫だとしてもご飯は食べよー。
[おいでおいでと手招いてみた。]
―教会―
[梯子のある部屋には元通り鍵を掛けて、廊下を歩く。
と、小さな足音がした]
なんだ、キャルか。
まだ起きるにゃ早いぜ?
[孤児の中では一番年長の、とはいえ10にも満たない年齢の少女は、不安そうな目で男を見上げる]
怖い夢でも見たか。
……さっきの団員の兄ちゃんに、なんか言われたか?
[いつもと違い、距離を縮めようとして来ない少女。
問い掛けには沈黙だけが返った]
[男は一つ息を吐いて]
……よぉし。
なら、ちっと散歩にでも行こうか。
[口にしたのは些か急な提案]
どうせ眠れねぇんだろ?
……あぁ、他の奴には内緒だ。
[人差し指を口許に、ニヤリと笑い。
ぽかんとしている少女の手を掴んで、教会の外へ]
[クロエからカヤのことを言われれば、安堵して少し表情が和らいで]
そう、か。
クロエ、お前も腹、減ってないか。
カヤが起きた時、飲ませるのも、持ってきた。
[そう言うと湯冷ましの入った水差しを目線で示して]
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