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(まさか?)
[彼は驚愕した。
元々、どのような場合でも殺気に反応し、色を変えていく糸。それが全く無反応にも関わらず、エドガーの放った銃弾は一直線にシャロンの急所へと突き進んでいく。
それを受け止めつつも、痛みに苦言を漏らすシャロンに、レッグは飛び込んだ懐で、ナイフのスイッチを入れる。
途端に、ナイフの刃が回転し始める。
ナイフの刃自体が細かい回転鋸となっているためだ。そのため、頑丈な鉄ですら切り裂くことが出来るナイフを、下から上に袈裟切りに振り上げる]
仕事上や戯れの打ち合いでならば、ある程度は楽しめもするのですが。
――其れは、安心しました。
…此方も無闇に、黄泉の旅へ向うつもりも御座いませんし。
[真摯な響きに、其方へ視線を向けない儘も
返す言葉も、笑みを浮かべながら何処か真剣みを帯びて]
ええ。少なくとも―― 一対一の差しでは有りませんね。
まるで、…「奇襲」を彷彿とさせる手口です。
[言葉にして、物騒だとも思ったのか。
小さく舌打ちを絡めながら、ぽつりと呟き]
せっかくだから、少女 カレン は 孤児 オーフェン に投票するぜ!
浮ついて無駄死に、は、裏切り者さんの思う壺、でしょ?
[くすりと笑う、その様子は既にいつも通りの飄々とした態度で]
ああ。
確実に、真っ向勝負じゃ、ない……。
[強襲は常套手段の身ではあるが。
それとは多少、意味合いを異ならせているような感覚に、言葉に宿るは微かな苛立ち]
[...の射撃を受け止めつつも、痛みにうめくシャロンの懐に「味方」が飛び込む。]
[射線が重なる。...は射撃の狙いをシャロン本体からその武器へと切り換え、「味方」を援護する。]
[と、「味方」の刃がその機能を解放、「斬れ味」が急上昇する。頑丈な鉄ですら切り裂くことが出来るその刃を、下から上に袈裟切りに振り上げられる。]
ええ、全くです。
自滅に陥り、あまつさえ裏切者の思う壺では…癪に障る。
[相手の態度に、緩く瞼を瞬きながらも
くつくつと喉を鳴らし、其の笑みを深め。
相手の言葉に混じる微かな苛立ちに気付けば、すと目を細む]
――…お気に成る様ならば、気配を辿りにでも向いますか。
[僕も気に掛かる所では有りますので、と。
小さく、呟くように問い]
[先に何かに気が付いたのは、やはり【彼女】だった。
やや一拍おいて、再び引きつれ始めた空気に気が付く。
猫は何かを訴えるように細い声で強く鳴き、カリカリと爪をたてて主の指先を引っ掻いた。
やがて床にひらりと飛び降りたなら止める間もなく走り出していってしまった]
ちょ…っ、レギーナ?!待っ
[止める間もなく飛び出していった猫に、微かに眉値を寄せ]
…まったく、こんなときは猫の言葉を誰かに翻訳してほしいものですね…!
[微かな苛立ちを含みながらもため息ひとつ]
[急所を守る其れ自体が狙われる。此れでも薬は飲んでいるのに――痛みは消える事が無い。
苦痛を覚えていては、逃げる事も出来ない。
考えなど殆どない。一つを守りより攻めに。
伸びた黒の腕は、それを犠牲にしてでもエドガーの銃を叩き落とそうとするだろうか。
只、其の動きに弾は顔の真横――フードを弾き、銀糸の髪と細い面を露にした。
だが気になどするわけもない。
其のもう一人が、振り上げた刃。
普段ならば弾く銀は、あっけなく切れる。それだけでない。
普段より戦闘なれしている体が一歩下がらなければ、彼女自身も裂いていただろう。]
このっ…!
[然し手元に武器は無く。後ろと前の裂けた服は落ち、キャミソールの姿では彼女が女であるとはっきり判るだろう。近くに居る其の人に向かい、足を蹴り上げる――]
さすがに、それは悔しいからね。
[ひょい、と肩をすくめて言いつつ。
続いた言葉には、それがいいか、と頷いて]
……っと。
猫さん、どしたの?
[飛び出して行った白猫に、一つ、瞬く]
―自室―
[レッグが去った後。緩やかに瞳を伏せシャロンを思えば、真っ先に浮かんだのはレギーナと戯れる姿。思わずくすと笑い。]
まー、お互い本気だと、こちらが不利かしらね?実際に彼の殺り方を見た訳じゃぁないけど。
[言いながら、己の武器を再確認。]
よしっ、行きましょうか。鬼が出るか蛇が出るか知らないけども。
[黒曜石に湛えた艶やかな光は、殺戮者としての其れそのもの。]
[そうして、部屋を出て行く。]
[ディーノが頷くのを見やれば、部屋を後にしようとして
矢先部屋を飛び出て行く白猫に、僅か驚いた様に緩く瞬く。
ふと、思考の端を過ぎる人物に、僅か目を細めた。]
…――シャロン?
[言葉がわかる筈も無く、唯構っていたのを思い出しただけだが。
白猫の慌てっぷりに、良い想像など思い出す筈も無く]
ジョエル、レギーナの向う先は判りますか。
……何だか、急ぎ彼女を追った方が良さそうです。
[ディーノの問いかけに肩をすくめる]
…さぁ、わかりません。
流石に猫の言葉までは解せませんので…。
[引っ掛かれたり噛まれたりで朱が僅かに滲んで解れた白手袋そのままの手を遣る辺なくぱたりと下ろすだろうか]
[眼前にあったシャロンの足が動いた瞬間、そこから、己の腹部に向かって薄い黄色の糸が結び付けられる。
それこそが殺気を糸として認識できるレッグの能力だった。
無職から始まり、鮮血のように真っ赤な赤い糸になればなるほど、致命傷となる。
今回、シャロンの足から伸びた糸は薄い黄色。つまりは殆ど致命率に結びつかないものだ。
だから、あえてレッグは蹴りを腹筋で綺麗に受けるように膝を伸ばした。
それは、エドガーの射線をシャロンから隠すためのブラインドとなるように――]
[マイルズの呟いた名に、碧は険しさを帯びるか]
……シャロン?
[まさかな、と。その呟きは、他者の耳に届くかどうかすらわからぬ小声で]
さすがに、そこまでは無理、か。
[ジョエルの返答には、一つ、ため息]
いずれにしろ、追った方がよさそうだな、猫さんを。
…ですが……いえ、有り得ますね。
[マイルズに指摘を受けたところでようやく思い当たる。
──ああ、彼女は【彼女】になついていた]
……見失ってしまっては流石に追い抜けはしませんが…辿ることはどうにか。
走りますよ、着いてきてください…!
[懐から懐中時計を取りだしパチンと蓋を開ければ、皆の返答を待たずに、人が彼を追えるギリギリのスピードで走り出して]
[鞭のようにしなり黒い閃光のように殺到した触手に、両手で保持していた銃を弾かれた。しかし...はうろたえる事なく、素早くそれまでと逆の左手を前にした射撃姿勢をとる。その左手の袖から小型の隠し拳銃…9mmパラベラム弾を吐き出す拳銃が飛び出し、両手の内にぴたりと収まった。
今自分の銃を弾き、無防備に伸びきっている腕の一ヶ所を狙い、連続で射撃する。]
[「味方」はシャロンの蹴りを非致命的と見切り、あえてそれを腹筋で綺麗に受けるように膝を伸ばす。
それは、...の射線をシャロンから隠すためのブラインドとなるように――]
[─割り当てられた部屋の中。頭上を舞う12枚の紙。
その一枚が糸を切られた短冊のようにゆらりと落ちる]
あぁ、始まったんだね。
そして、一つ…終わった。
さよなら、オーフェン。
[床に舞い落ちた紙の結合した繊維が少しずつほぐれ粉になっていく。それを一滴指で掬い、口に含んだ
─見上げれば頭上では更に二枚の紙が舞う]
…次に終わるのはどっちだい?
[数刻前に会話を交わしたシャロンの姿が目に浮かぶ]
願わくば、君に『紙』の加護のあらん事を。
気配がハッキリしない以上は、
――白の姫君を追った方が、事が明確に成るかも知れませんし、ね。
[ディーノの、溜息交じりの言葉に小さく言葉を返して
ジョエルの返答に了解の意を応えると、
走り出す相手を追う様に、其の後へ続き部屋の外へと]
…引っ掻かれた部分は、大事有りませんか。
[先を走る背中へと、僅か視線を寄越しながら
直接、韻を相手へ響かせる。
声にして問うても問題無いのだが、唯何となく]
[小型の拳銃は見る事が出来ない。故にその黒の手は、それまでの手に撒きつこうとした。
紅の視線はもう一人に。
――そしてその先の出入り口に。
自ら受けたその様子に、僅か警告を覚えるも。
此の状況で此処に留まるのに良いことは、無い。]
ッ!
[足を下ろしたそのままに、もう片足は踏み出して――其れは隙を突いたように、何とか退路を切り開いたようには思えたのに]
……ああ……確かにね。
[マイルズの言葉に、一つ頷いて]
……裏目に、出ちまったか……。
[呟く言葉は、微か、苛立ちを帯びるか。
ともあれ、右手の時計をどこへともなく隠すと、二人に続くように、部屋の外へ]
―円卓会議場―
[十三宮のメンバーは誰一人おらず、警戒されないようにとひとまずはメイドに軽い食事を頼み。何気ない調子で世間話を交えながら他に誰か来なかったかと問えば目的の人物の名。エドガーの部屋を聞かれたと答えられ。表情は変えぬまま。]
ん、ありがとう。
[礼を述べたその時に、二つの大きな気配のぶつかり合いが届き、唇にそっと人差し指を当て。]
あぁこれは……彼ら?
[くすくす笑う。理性では無駄な損傷は避けた方が無難とは思いつつも、本性は其れを望んでいる。
ぶつかり合う気配をBGMにして、ゆっくり食事を楽しんだ。]
終わった、か……私の出番、ね。シャロンのことは後回しにしましょうか。
[口元をナプキンで軽く拭い。]
ご馳走様。
[かたりと席を立ち、手をひらひらさせながら、円卓会議場を出て行った。]
[傷の大事を尋ねる声音に、微かに心臓が踊る。
金時計を手にする指先には僅かにじくりとした疼痛はあったがさした痛みではなく、声音は落ち着いていて]
大丈夫です、ご心配をお掛けしました。
[触手が...を狙うが、銃撃を受けた上、本体が視認出来ていない為動きが鈍い。]
[と、シャロンが「味方」を挟んだ位置から飛び出した。射線が通る、シャロンには見えていない。]
[一瞬でその無防備な急所を照準、微塵の躊躇もなく引金を引いた。2発。]
[蹴りに威力はなかった。
恐らくは二対一のため、逃げの一手としたのだろう。
だが、それは彼にとって予測できた動きであった。元々逃げようと動きを見せていたのだから、その後も逃げる事を前提にするのは当たり前だろう。
だから、背にある黒い殺意で確実にシャロンを殺人するために、レッグが黒い手にゼロ距離射撃を敢行するべく、アイゼルを伸ばし、そして腹部から下ろされた足にメイゼルを突き立てようとしながら、体を落とした。
その彼の後ろから現れるのは拳銃と言う名の黒い殺害兵器――]
――…大事で無ければ。
為らば良いですが。
[返る言葉に、小さく安堵の息を零し。
しかし後ろから再び相手の手元へと視線を向け。緩く瞬いた]
無理は、せずに。
[頭上と脇を抜けた弾丸が、シャロンの体を貫いた。
そして目の前で崩れ落ちる寸前に、彼女の瞳が自分をしっかりと見つめた気がした。
そこにどのような思いがあったのか、等は永遠に理解できないだろう。
ただ、自分にも譲れぬものがあり、そして、それを実行しただけなのだから。
それでも同じ十二宮という範囲で同格だったシャロンを、見つめながら、無造作に耳に届いたエドガーの言葉に、無言で無音のままその場を後にした]
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