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−現在/探偵事務所−
[アマンダは墓地で起こっている出来事に気付かぬままに呟く]
…どうして。どうして、君は、巻き込まれた? ハイン?
[*答えは返らない*]
方や生み出すもの。
方や育むもの。
生命を巡らせる者同士が。
何故、相争うか。
[呟く刹那の瞳は、冷たき時の竜の異眸。
その肩から白梟が飛び立ち、ふわり、倒れし竜の傍らへ]
─墓地─
[影輝王ハーヴェイへ一礼をして]
[オトフリートに一瞬遅れて、姿を現した。]
[血の匂いが満ちる墓地へ]
………。
お集まりだな。当然だが。
[アーベルを視界に収め、肩を竦めた]
何故、この二人が?
…………へえ、じっちゃんもなんでここにいるのか、よく判らないのか。
[ギュンターから、ある程度の事情は聞き。
情報を整理する。]
……へえ。モンスターもいるのか。
よく一人で撃退できたな、じっちゃん。
[まあ、大方下級の連中だろうけど。
それでも、単独でやり合えるレベルではあるらしい。]
俺?……いや、なんつーか。こんな事態は想定してなくてな。
一応、『武器』になるものはあるけどよ。
[懐には刃のない金属製ペーパーナイフが数十本、
シガーチョコ入りシガーケース(後でチョコは抜いておこう)、
後は小銭がじゃらじゃらと。]
金属で出来た代物なら、何でも『武器』として使えるからな。
おそらくここでも現地調達は可能だと思う。
/中/
あー……天魔かあ。
どうしたもんかねぇ。
明日までずらすか。
んじゃ、どうしようかねー。
ネタにできそうなとこでなたさんいっとくか。
[感じるのは、かれの心配の情か。
困ったような、その色が、少し、口元に浮かんだか。
落ち着けた息でようやく、時の竜の言の葉に。]
ただ。
試すためだけに。
殺されたかの子が。
……僕には、この竜よりも、大切なのだよ
[その時、北東から強大な生命の気配が発せられる]
!? これは……
[こちらへ歩み寄ってくるダーヴィッドに]
……これはイレーネさん、ですか?
[そう問いかける。その時、彼女たちの横を何も言わず歩み去っていくクレメンス。そんな彼を恐れるように体を隠すブリジット
彼が向かった方角を見遣ると]
そうですね。いまはこっちの方が先決です。行きましょう
[そう言って彼らと墓地へ向かう彼女の腰の長剣がドクンと鳴動したのを、彼女も同行者も気付くことは無かった]
ティル、墓地にいるのか!
そっちの状況はどうなんだ!
クレメンツさんがいるのか。
そしてキミは大丈夫なんだろうな?
怪我などしてないだろうな!
[...は半狂乱でコエを撒き散らしている]
[舞い降りた梟はふるり、身を震わせて。
歌う。
それは穏やかで、どこか哀しげな女性の声]
「さがしていた子
さがしていた子
いとしき子
生命の子
腕にいだきて祝福を
生命の海の洗礼を
まよえるいとし子
かえっておいで……」
[白梟は何度となく、歌う。
それは、生命の竜王より託された、歌]
教師 オトフリートは、シスター ナターリエ を能力(占う)の対象に選びました。
僕は、墓地にいるよ。
……クレメンスは、いないね。
[猫の消えていたことに、ようやく気づき]
怪我は……
していないから、大丈夫だよ
……ああ、そうだ。
俺とじっちゃん以外にも、誰かいるのか?この迷宮。
[ギュンターに問いかける。
可能性としては、十分ありうるからだ。]
ああ、見てないのか。
……んー。まあ、見てないからっていないとも限らないよな。
とりあえず、ここでぐだぐだしていてもしゃあねえや。
探検としゃれ込みますか、じっちゃん。
[ついでに、俺達と同じように迷宮でさまよってるかもしれない連中の捜索も。
ギュンターはハインリヒの提案に同意。
がっちりと握手をした。
おとぼけ探検隊、結成。]
エントは森を護るもの。
それは精霊でなくとも、翠樹の性か。
[口許に指をあてる仕草]
[翠樹のものは酷く弱っているように見えて]
[白梟の歌声は、弔いの歌のようだった]
[その場でミハエルが口を出すべき事は何も無く]
[ただ黙って]
―墓地―
[鼻につく臭い。][赤く染まる女。]
[そして右腕の無い少年。]
[一瞬顔をしかめ。]
[オトフリートとミハエルの姿が見え。]
……いや、僕も今来たばかりで何がなにやら……。
う、うん!
[ナターリエも共に来るのを確認しながら。
手を引かれて一生懸命に走る。
行く手の力と走ることとに気を取られて、その場にあった他の異変には気が付くことが出来なかった]
―…→墓地―
青年 アーベルは、ランプ屋 イレーネ を投票先に選びました。
僕はこの森の親のようなものだ
ずっとずっとずっと
この森が、つくられるときより、ずっと見ていたのだから
[先より、落ち着いた様子で。
本来は深いあおの瞳は、もう暫くは暗緑のままであろうか。]
[ぱちりと目が覚める]
……んぁ。
[何でこんなところに、とか考える前に自分の楽器を探すのは楽師の性か。
しっかり自分がヴァイオリンのケースを抱えていればほっとしたのもつかの間、ようやくくるりとあたりを見回すに至り]
......Wo ist hier?
Sicher... obwohl ich ...... Erich bin...
[ここは何処、とりあえず俺はエーリヒ。
そんなくだらない自問自答を一つ。
青年が覚えていることといえば確かマスターに飲み物をもらおうとした瞬間、強いジャスミンの香りを感じて、それから今まで記憶さっぱり]
…これはやっぱりあれか…巻き込まれた、ってヤツ?
[やだなぁ、と小さく愚痴を一つ。
それからとりあえず楽器の入ったケースを背負って歩いて他に人がいるか探すことにした。
道なき道は掻き分け進め、ザッツ旅人の心がまえ]
……そう、か。
[歌う白梟を見る事無く。
ティルの言葉に、呟くように]
……輪転を司るものとして、あるまじき行いではある……が。
……しかし……。
不当な殺しを僕は赦せぬし、
かの女はきっと、知らずなら、
また繰り返そう。
痛みを知らずば、痛みを与えられよう。
[白梟の歌は聞こえているのだろうけれど]
おお、そうだじっちゃん。
これをじっちゃんに進呈しよう。
[持っていた苺飴を全部ギュンターに手渡す。]
隊長は食料を管理、俺は飲み水確保で。
…………隊長、水筒持ってない?
[ギュンターは首を横に振る。
思わずがっくりと肩を落とすが、気を取り直して。]
隊長。ここからマッピングする事を提案します。
飲み水の確保が出来ない以上、地図を作っておくに越した事はありません。
[何故か敬語になりつつ、びしっと敬礼。
敬礼を終えた後、メモ帳と筆記具を取り出す。
マッピングにはやや頼りないが、ないよりはましだろう。]
(ははっ、こいつは極上の生命の気配だ。俺がどんどん満たされていく!
これなら、こいつとの契約も破棄できるかもしれねぇな
いいぞ、いいぞぉ。もっとだ、もっと俺を満たしてくれ!!)
[本性を曝け出し、哂う漆黒の蛇。その声はだれの耳に届かない]
僕とて、かの女を殺しはしない。
手加減はしたよ。
……覚醒を促してしまったようだが
[困ったような声。
それから、ふと、気配を感じる。
風の。]
……雷光の蛇王に、問うたら。
どちらの非を重く見るのやら……。
[そんな呟きをもらしつつ、イレーネの傍らに膝をついて、ティルを見やる]
ああ……確かにな。
彼女は律を知らぬ律の繰り手。
その危険性はあっただろう。
とはいうものの……死なれても、困る。
律を知らぬ同族を、放置はできん。
皇の元へ、連れて行かねばならんからな。
ー墓地ー
[走ってきたのではないだろう、しかし飛んできたのでもない。息も切らすことはなく、静かに集まる者を眺める]
どうしたことです?この有様は。
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