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[投げかけられる問いに足を止め]
[隻眸を子供に向けるように半身の体勢を取り]
………もちろんだ。
[返す言葉はただそれだけ]
…ふゥん。
[口元で呟かれたのは半眼での返事。
情報を欲している、この男はやはり危ないと。
勘が示すが、根拠は――無い。]
―路地裏―
[昼間でも薄暗い場所に足を踏み入れてから、果たして何時間程経ったのか。
気後れしてか、彼は2人から少しだけ遅れてついて行く。
その足が疲労に鈍り始めた頃になっても、思う様な収穫は得られなかった]
…ですね。
[行商人の提案に頷いたところで、青年に話しかけて来る1人の男。
彼はただそのやり取りを静かに見ていた]
ガキが寄越す情報がガセだろうが何だろうが構わねぇ。
もし意図的なガセなら、あのガキは信用ならねぇ証拠になる。
あくまで一つのピースに過ぎん。
何をしている。
[目の前の2人の意識がこちらに向いていない隙に、端末に声を乗せる。
それが先程の煽る声を示しているのは明白]
――ん。
[マフラーを鼻の上まで引き上げ帽子のつばを引き下げ。
少女は踵を返した男の背に一度ふん、と鼻を鳴らした後、
ぱちん、と自分の頬を叩いた。]
ご忠告、感謝します。
[隻眼の男に感謝を述べ、少女との会話に二者を交互に見た。物言いたげな様子はあったが、言葉にならずに終わる]
…平時ならいいだろうが。
あまり目立つ真似はしないほうがいい。
今の状態では、私怨から捕まる可能性だってある。
[小さく嘆息した]
[短い返答の後に再び踵を返し]
[視線を外す直前に頬を叩く姿を見て小さく口端を持ち上げた]
[尤も、彼女らにはその笑みも後姿に隠れて見えぬだろうが]
使えるもんは使わせてもらうさ。
喩えどんな奴からの情報でも、な。
[紫煙混じりの呟きは極小さなもの]
[渋みの交る薫りを纏わせながら]
[彼女らの傍から離れて行った]
はぁい。
[返す声は少し拗ねた音。
それから、はたと少し動きを止めて
口元に手を宛てて慎重に言葉を紡ぐ。]
…爺っちゃん探してる人たちから、次の「獲物」を決めれば、疑いって向き憎いんじゃねぇかな?
……いったん休憩にしましょうか?
捜すのは大事だけど、お腹が減ったら良い考えも浮かばないもの。
団長さんだって、ちゃんと食べないと、心配するんじゃないかしら。
[再び少女を見るときには微笑を浮かべて、そう*提案した*]
[一瞬の表情には気がついたのかどうか。
短く息を吐いた]
行こうか。
[男と青年の会話が途切れるのを待ち、声を掛ける。
2人が動き出せば彼もまた少し遅れて、視線を気にしてか俯きがちに歩き出した。
表通りの喧騒はここまでは届いて来ない]
[暫く自分の頬に両手を当てたポーズのまま固まって。
隻眼の男が随分離れてから、くるり、後ろを振り返る。
一緒にいた女性陣を見上げて声をひそめ眉もひそめ]
…――
[低い声を発しようと口を開けた時に、エルザの提案が降って来て。
ん、と声を上げて、零しかけた言葉を飲み込んだ。]
[一拍程の間を置いて]
なるほど。
[声は珍しく感心したような響きを持った。
だが、また考えるような間を置いて]
…そうだ。
向こうからは特に指定はないか?
年齢とか、性別だとか。
[時折だが範囲が限定されることもあったから、一応尋ねてみる。
無ければこちらで選ぶだけなのだが]
だろ?!
[少し感心した様子に見えた声に、思わず笑みが浮かびそうになり頬を押さえて必死で止める。
続いて投げられた言葉に]
年齢性別は無ぇな、ただ「健康」だけだ。
花祭の時期の今、2人は欲しい、出来れば3、4人、もっと多ければその分報酬を増やす、って事だぜ。
[マフラーの中、声はくぐもる。]
―食堂―
[とりあえず手近な食堂に入り、食べ物を注文して。
運ばれて来た揚げた魚を綺麗にぺろりと平らげると、
少女はじっと空の皿を暫く見詰めた。]
…爺っちゃん、浚われたんかな。
[ぽつり、呟く。]
了解した。
…なら、若いほうがいいか。
[条件を聞いて、前を歩く2人のうち、青年のほうにちらと目を遣りながら続けた]
そっちには2人いたね、確か。
[女性陣のうち、少女と同業者を抜いた数。
候補は4人かと頭を巡らせる]
─ →広場─
[再び広場に戻って来ると]
[周囲を注意深く見やり、耳を澄ます]
[そこかしこで自衛団長の失踪は噂になっていて]
[自衛団員もまた見回りをしながらその対処にあたっている]
…隠したところでいつか露見するもんなのにな。
御苦労なこった。
[露見させる側の男は、自衛団員の行動を鼻で笑うのみだった]
[もちろんこれを聞き咎められるのは面倒なため]
[その声量は周囲に聞こえぬように潜められた]
うん、ふたり。
そうだなぁ――…
[チラリ、横目でふたりを見る。
アーベルの姉と、露店の少女。]
またオレが呼び出しするなら、ベッティのが楽かなぁ。
[呟きを零す。]
─広場・噴水傍─
[再び噴水の段差へと腰掛けると]
[短くなった手巻きタバコを摘まみ、弾いて中空で燃やし尽くす]
[巻き添えで燃えた舞い散る花弁も、この時ばかりは芳しい薫りではなく]
[花弁の焦げる匂いと渋みの交る薫りが混じって宙へと立ち上った]
……味も薫りもねぇのがネックだな、この媒体は。
[そんな愚痴を漏らしながら]
[胸ポケットに戻した手巻きタバコを取り出し口に咥える]
[指を鳴らし火を灯し]
[立ち上るのは文字通りの*紫煙*]
―食堂―
[脂でテラつく唇をぺろりと舐めて、
両手で水のたっぷり入ったカップを持ちごくごくと飲む。
決意の表れのような言葉は、果たして回りにどう捉えられるのかという心の内は秘めたまま。
俯いたまま上目で周りを一度見渡して]
じゃ、オレもうひとっ走り行ってくる。
[カタン、と元気良く立ち上がった。]
ベッティ…
ああ、露店の。
[楽師見習いの青年を目に入れつつも、聞こえた名前に暫し思案する。
肩の隼はいつも通りそこにいただろうか]
一番確実だろうね。
彼女ならそう抵抗もあるまい。
[やがて軽く目を伏せ、そう結論づけた。
そのまま、もう1人の言葉を待つように沈黙する]
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