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まぁ、後味ってだけじゃないと思うんだけど。
とにかくダメなんだって。
[はぁ、と溜息ひとつ]
…小さい頃にホットミルクの膜をまともに飲んでな。
それから牛乳がまったく飲めなくなったんだ。
[さすがに覚えていないから親に聞いた話だが。
ばつが悪そうにスプーンを口に運んだ]
別に、昨日倒れたのは、病状の悪化じゃないんだけど、な……。
恐らく、あれは、状況への拒否反応……。
だけど。
そんなの、どうやって説明すりゃいいんだよ?
ふむ、トラウマですね……
[首をかしげる]
[膜ならばやはり][大丈夫だろう]
[それからエーリッヒの動きを見ながらも微笑む]
理由はなんであれ、倒れた、というのに変わりはないと思いますけど?
[御馳走様、とスプーンを乗せて、食器を片付けに。ランプはその場に置いて。気怠さや微熱は残るものの、こういう事は自分でやらなければ気が済まない]
[洗い終えると、一旦 洗面所の方へ行き、透明なグラスに入った何かを持って、居間に戻って来る]
[エーリッヒに、僅かばかり呆れたような視線を向けつ]
[オトフリートと、エーリッヒのやりとりにやれやれと苦笑いを漏らし、パンに手を伸ばす。
そのまま囓るとカリッとした表面の歯触りが楽しい。
さらに口に運べば、フレッシュオイルとガーリックのほんのりとした香りが立ち上ってくる。
もう一つ手に取り、今度はチーズを絡めてみると、スープに浸った箇所がややしんなりとし、チーズもほどよく絡んで、そのまま食べるのとは別の触感で舌を楽しませる。]
そっから派生したっつーかなんつーか。
乳製品は一回全滅したんだけどな。
[ごちそうさま、と手を合わせて]
……まだダメなのあるけど、これでも頑張ったんだよ。
[ぼそ、と呟いて食器を片付けに。
水に触れて手が冷えたのか、暖炉の前に陣取って掌を火にかざしている]
そりゃまあ……そう、だけど。
……別に、何も食べないとは言ってないつもりなんだが。
[ぼそぼそと、苦しい反論。左手は相変わらず右肩に]
[ユリアンの言葉をきいて]
それは、偉いですね
[良い子だな、というようなほほえましいような顔で]
[それからエーリッヒを見て]
じゃあ、食べるの忘れたりしないようにしてくださいね?
[にっこり]
[ガラスボウルに浮かんでいるのは、蝋で象られた白い花。その先端に、短い芯。どうやら、アロマキャンドルの一種のようだ。其処には淡い色のビー玉が沈んでおり、窓から差し込む光を受けて煌めいた]
……窓、少し……開ける、ね。
寒いかも……しれない、けど………
[断りを入れてから窓を開け、容器を窓辺に置いて、キャンドルに火を燈す。仄かに甘い香りが漂い始めた。外の風は柔らかく吹いて、焔が消える事は無さそうだった]
[冷たい目で、エーリッヒを一睨み]
[ものすごくあきれたらしい]
[ユリアンは、やっぱり子ども扱いかもしれない]
[ほほえましそうだ]
[窓を開けるイレーネに、うなずいて]
綺麗ですね…
[すっかり空になった食器を前にし、手を合わせごちそうさまと挨拶をする。]
さて……と。
[食器を持って流しへと移り、調理に使った鍋やパンを片付け始めた*]
[冷たい目で睨まれてもなぁ、と思いつつ。
取りあえず、食べないと持たないのは察知しているが、大して食べられないのも承知している訳で。
適量、自分で用意しよう、と立ち上がった所に甘い香りが漂って目を細め]
…………。
[僅か、表情が和らいだ]
……………の、代わりに……ね。
[無意識の呟き。視線は、雪で真白に染められた窓の向こう。
“供える花の代わりに”。
そう聞こえたのは、傍にいた者くらいだろうか。]
[香りに微笑が浮かぶ]
[エーリッヒはやっぱり縛っておいたほうがよかっただろうかと考えつつ]
[一応、成長したんだろうしと放置決定]
[ああ、そうだ、ワインを供えようか]
[暖かな飲み物]
[スープ]
[少し考えて][*目を閉じる*]
[イレーネの声は微かな風に乗って。
けれど、明確には届かない]
[改めて墓標を彫ろうと思っていたんだった。
思い出しはしたけれど、何を彫るかも思い付かず。
今は誰かに聞く気もせず]
[黙って火が爆ぜるのを見ている]
[しばし、その場にたたずむものの、それでまた忘れたら違う意味で生命が危うい。
そんな考えが過ぎったのかなんなのか。
厨房で片づけ中のザムエルに失礼、と声をかけつつ、明らかに成人男性の食事量には不足している食事と、ついでにココアを用意して居間に戻り。
どことなく、ぼんやりとしながら、少しずつ食べ始める。
……器の中に、人参がやたらと多いのは多分、*気のせいじゃないはず*]
[不意に蘇るのは、昨晩 聴いた誰かの歌声。恐らくは、エルザだろうか。明るく可愛らしいマザーグース。
それなのに、彼女が思い出したのは、]
――Who killed Cock robin?
[そんな、詩の一節]
[誰も言い出しはしないが、もう“終わり”だなんて、きっと――無い。寧ろ、あれは始まりで]
[陽は次第に暮れ始め、雲の合間に覗く光は、やがて白を朱に染めて。そうして、ほの暗い夜がやって来るのだろう]
[Who killed――誰が、殺した]
[そう。誰かが殺したのだ]
[寒さの中、外に居た彼らを。
野生の狼たちを操って]
[恐らくは、この中の誰かが]
[ああ、アーベルは怯えてたのかな。
火に温められ、ぼんやりとした頭でそんなことを思う]
[視線が、暖炉の前の男へと向けられる]
……あなたは………どう、思う………?
[主語の無い、問いかけ]
[幼馴染に対して問わなかったのは、ブレーキが掛かったのか]
[彼は、しばらくぼんやりと火を見つめていたが、やがて夢から覚めたように立ち上がる]
着替えてくるね!
[元気に言って二階へ。テーブルの上の人参入りの何かは*見ていないったら見ていない*]
[誰かへと投げられた問い。
振り返れば視線は此方を向いていて、自分への問いと気付く]
…さぁ。
狼の統率の取れ具合からすると、誰かが、とは思うけどな。
[手を後ろにつき、少しだらけた格好。
本当にそんなことを考えているかも怪しいような]
………誰かが……、ね。
[目を伏せる。問題は、“誰が”]
[何時ものように、ランプを膝の上に乗せ、撫ぜて]
…解らない、以上……どうしようも……無い訳、だけど……
そもそも……何が、目的……なのやら…
[自衛団を壊滅させたいだけなら、もう、それは達されている筈。
なのに、ざわつくような、嫌な感覚は収まらない]
目的、か…
[食事目的というのも考えたけれど、それでは狼を使った理由がわからず。
快楽殺人というのも何か違うような気がして]
……でも、もう暫く、続きそうだよな。
[左胸。正確には其処よりもう少し左。
懐に持っているそれが、疼いているような気がした]
[交わされている会話。
それに、思うところはあれども、口にする事はなく、食器を片付けに厨房へ]
……。
[難しい面持ちで食器を片付けた後、居間に戻って窓辺に寄る。
広がる白。それを見つめる瞳は、いつになく厳しいもの]
/中/
つーわけで守護CO?
現状で表に出てない役職って狼側と守護だけだったし。
システムに沿うと快楽が、という点にちょっとだけ引っ掛けてみました。勝手に懐のが守護したくてうずうずしてるという何とも微妙な(笑)
あの時と同じだとしたら。
もしそうなら、誰か、何かの意思が介在している……。
そうだとしたら、俺は、また。
『自分』を失うのか?
この、呪いの痕に狂わされるままに?
/中/
てゆーか皆窓辺好きだな。
窓なんて外気で冷やされてるから周辺寒いだろうに。
風邪悪化させても知らんぞー。
………そう、だね……
[微かに、首を上下させて頷く]
[続くという事は、即ち、]
…………コエ…
[ランプの持ち手を、強く握る。
エーリッヒが動くのには気付いたろうが、視線を動かす事すらなく]
……俺は、俺だ。
つなぎとめてやる……絶対に。
[かすれた呟きには、どこか、冥い決意が込められていたろうか。
そのまま、ぎ、ときつく右肩を掴んで立ち尽くす]
Einschlieslich das Denken halt der Vogel, zu flattern.
Zum blauen Himmel.
Betender Report.
Von mir der morgens hier zum Himmel…
[無意識なのだろうか。
未完の言葉を*小さな声で呟きながら*]
[窓辺へと移るエーリッヒを視線で追うも、声をかけることはなく]
………
[イレーネへ向ける言葉は見付からず。
疼くそれを、自分の体ごと抱き締めたが]
…声?
[耳に引っかかった単語に首を傾げた]
…死の……苦痛、恐怖………
それを、…伝える………コエ……
[まだガーゼの巻かれた儘の右の指先が、ランプをなぞるようにしていたが]
[はっとして、顔を上げる]
…………ううん…、何でも……
[薄く、唇を笑みの形へと変えて]
あはは、牛乳で弄られてるねユリアン…。
マザーグースから派生してるなぁ……意図していなかったんだけども。
表に人が居なかったら発言したんだけど、この状態で出るのはいやなんで…あぁ、居間に居るんだよなぁ…この話し声で起きないのって不自然?
いいか、出来るだけ誰とも絡みたくないし。
[イレーネが云うのは死者の言葉のように思えて。
奇妙さに少し首を傾げる]
[何でも…ない、と云う意味だろうか。
それを聞けば表情は更に不思議そうにはなったが]
…ふぅん?
[追求はしていないような音を声にして。
また、首を傾げた]
…妙な、話に………付き合わせた、ね……
[ユリアンが己を抱いていた様子に、今更ながら、大丈夫かと尋ね]
………私は…、少し、休むよ…
…それでは………
[微笑を浮かべたままに、彼から顔を逸らすと、皆に挨拶をして。階段へと向かう]
『誰かを……以外に、方法は……』
[何事かを思考しつ、*一歩一歩、昇って*]
[ワインを一瓶][用意して]
[すみません、と言って、厨房を借りる]
[カレーを手早く作って]
[牛乳をゼラチンで固め、中に彩り鮮やかな(ニンジンも含)ものを固める][見た目はかまぼこのようだ]
[細かくすったニンジンと、][砂糖などに][切ったフランスパンをつけて焼く]
[フレンチトースト]
[デザートに、フルーツグラタンを]
[お好きなように食べてくださいと厨房と居間で言って]
[できあがったばかりのソレを持って][外へ]
んや、気にすんな。
俺は平気。熱とかあるわけじゃないし。
おやすみな。
[階段に向かうのを手を振って見送り。
姿が見えなくなれば、エーリッヒに一度視線を向けて]
[休まなくて大丈夫なのか?
声には出さず、ただ*考えるだけ*]
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