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─広間─
……で。
こちらはこちらで、大分、賑やかなようだが。
[足を踏み入れた広間の様子に、ぽつり、と呟く]
何か、あったのか?
あっはっはっ、そりゃ失礼。
しっかしどうしてそうも物壊すんだか。
ドジっ子?
[別の微妙な呼び方をした]
ん、捕まえたら診とく。
つっても俺も逃げられる可能性はあるかもだけどなー。
全く以て同感だ。
[漫才に関してはそう返しておいた]
[提案したのは自分だろうに]
うん、切ってたみたいだな。
まぁ大騒ぎしてないから大したことないんだろう。
[冷や汗を垂らしているエーリッヒには軽くそう言葉を返して]
[やって来たライヒアルトには片手を上げた]
よ、ライヒ君。
いやまぁ、家主さんがまた。
[多分それで通じるだろう]
[ライヒアルトの訪問にようと手をあげて]
エーリッヒの破壊工作により女の子が傷物にな。
[冗談めかすようなその物言いに大事件ではない様子をにおわせながら]
みんなの様子からさっするに変わらずいつものことなのかもしれんが。
エーリッヒが皿割った。
頼む。
[自分でやる、と頑なになる気にはならず。
手を預け、薬を大人しく塗られた。
ぎりぎり若者と、自分の台詞を返すマテウスにくすと笑い。]
なに、近いうちに皆仲間入りだ。
歳はそう変わらないんだからな。
[そう言いつつ、マテウスの注意にはこくりと頷いた。]
わかった、なるべくそうする。
ん、こっちは私の不注意だから問題ない。浅い傷だしすぐ治る。
手袋をして拾うべきだったな。
[心配というよりは焦ったように見えるエーリッヒに、何のことはないと返した。]
…………。
[ゼルギウスと、マテウス、二人の説明に。
暗き翠は、やや、半眼に]
ま、た、か、家主殿。
二度あることはなんとやら、というが。
ここに来てから、三度目だろうが。
[声に滲むのは、呆れの響き。
足元の猫も、同意するよになぁう、と一鳴き]
ライヒー…ライヒか。
[うっかり言いなおしながら、新たに入ってきた男に軽く、反対側の手を上げて。
説明はゼルギウスとマテウスがしたので、軽く肩を竦めるに留め。]
分かってたら壊さないよ。
…それもやめて。
[用意してもらってあった袋に塵取の中身を空けて。
別の呼び名は前のより微妙に過ぎて、がっくりと項垂れた]
ま、小さい子供じゃないんだ。
酷くなる前には言うだろうし。見てれば気付けるかな。
[共同生活を強いられている状態なら。
苦笑いに近い表情で応えると]
あっと、俺の分もナターリエが一緒に運んでくれた?
なら戻って食べるか。
/*
そしてまたptがアレな俺。
…そんなに喋ってる?
……喋ってるか。
何だ77発言て。
返答ペースを遅らせるのが良いのだろうか。
会話する相手が増えるのは流れだからどうにもならんとして。
そうだな、そうなる日も遠くはないか。
[歳の話に笑いかけて]
で、いつかはヨハナさんの仲間入りだな。
そのときにもヨハナさんが変わらない姿でいるイメージが浮かぶんだが…。
[苦笑をもらして]
気をつけろよ?
俺みたいな傷跡ついてからじゃ遅いぜ。
[と、そこにはジト目の同居人]
いやまあ、その通りなんだけど。
俺は別に。
食事をしたいと、思っただけで…。
[なぁう、という同意に追い討ちをかけられ、流石に凹んだ。
しゅんとして、項垂れたまま]
だけど、うん。ごめん、ナターリエ。
傷つくらせようとか、そんなつもりは微塵も。
[あったら問題すぎとも言うが。
本人は至極真面目にそう謝った]
まぁその呼び名を言いふらすつもりは無いから安心しろ。
[項垂れるエーリッヒにけらりと笑った]
悪化してからじゃ遅いからな。
そう言う愚行はしない子だと思ってる。
ああ、飯まだだったんだ。
冷める前に食って来い!
[そう言ってエーリッヒの背中を軽く叩いて広間へと押しやった]
[突っ込む前に言い直されたナターリエの呼び方に、ほんの一瞬、眉が寄った、かも知れない。
そんな主の代わりにか、猫がなぁ、と鳴いて挨拶するよに尻尾を振った]
別に、それ自体は構わんし、俺にはそれを止めるべくもないんだが。
……もう少し、どうにかならんもんかと……。
[落ち込む家主の様子に、ため息一つ]
まったく。
今になって、こんなやり取りを繰り返す事になるとは、な。
そんじゃ俺は紅茶でも淹れようか。
ああ、エーリッヒみたいに壊すってことはしないから安心しろよー。
[からりと笑いながら言い、一旦厨房の中へ]
[適当な茶葉を使って紅茶を淹れると]
[カップを数個用意して広間へと戻った]
[飲みたいものには好きに飲ませて、自分もカップに注ぐとソファーに身を沈める]
[そうしてしばらくはゆったりとティータイムへと*しゃれこんだ*]
頼んだゼルギウス。
[紅茶を取りにいくゼルギウスを見送り]
まぁ、なんだ。
世の中にどうにもならないこともあるってことのいい例だな。
エーリッヒのあれはドジとか性格とかどうのこうのというより世の中の法則とかそういうのなんじゃないか?
[エーリッヒに笑いかけながら]
とりあえず、食べようやご飯。
ヨハナ婆、どんだけ長生きなんだ…。
[ありえないような、ありえそうな。
おいとマテウスをジト目で一度見た後で、顔の傷をじっと見つめ。]
そうする、が。
傷の一つや二つ、ついていようが私が変わるわけではないからな。
[だから別にいいとは言外に言い。]
気にするなと。痛い傷ではないし。
ああ、食事は運んでおいたから、冷めないうちに。
[とエーリッヒに椅子を勧めた。]
ああ、そうだな。冷める前に。
[広間に戻る前、そうゼルギウスには応えたのだが]
一応、これでも暮らせてはきたんだけど…。
[ボソボソと反論はしてみる。食べること「だけは可能」な食事を出したりしたのは、同居人にとって忘れられない記憶になっている、かもしれない]
いやいや、ヨハナさんならわからんよ。
[ナターリエの頭を優しく撫でて]
お前がきにしなくてもそれに関わることになった相手がいれば当然気にする。
それにいつか大切な人が出来たときにも気にすることになるかもしれない。
[優しく笑いかけながら]
それにそういう人にきれいな姿を見せてやれるほうがいいだろう。
[エーリッヒが広間に戻ってくるのを確認してから]
早く食べようぜエーリッヒ。
ゲルダの愛情がどんどん逃げちまうよ。
[家事をやる、と宣言するにいたった事は、五年たった今でも忘れられない記憶として残っているとかいないとか。
正直、修道院を離れてまで家事をやる事になるとは思ってもいなかったため、ぐったりとした覚えがあったのだが]
……とりあえず、俺も、飯、食うか……。
[食べないとうるさそうだし、という言葉は内心の*独り言*]
[眉根が寄った様には気づいたが、言われる前に言いなおしたからまだセーフかと自己解釈し。
代わりに答えた猫に、小さく微笑んだ。]
ほ、法則とまで…。
[笑いながらのマテウスの言葉に止めを刺され、一度撃沈]
それでも、やっぱり女性に傷とかは…ね。
ありがとう。
いただきます。
[ナターリエに勧められて、ようやく席についた。
マテウスの言葉に、あ、というように頷き食事に手を伸ばす]
…美味しい。
[葱のスープは好物の一つだ。表情が少し戻った]
まぁあれだ、そう落ち込むな。
回りもそれはわかってフォローもしてくれるんだしな。
[笑いかけてさぁ、たべようぜと促し]
いただきますと。
[ゲルダに感謝の念をこめながら葱のスープにスプーンを伸ばし]
美味しいな…、ゲルダ料理がこんなにうまくなって…。
[感慨深くそう呟く]
だとしたら、ヨハナ婆は人狼より怖いぞ。
[とは軽く冗談めかして。
マテウスに撫でられると少し身を固くしたが、徐々に力は緩められていく。
言われた事には、ああと納得。今のエーリッヒがまさにその通りだった為に。]
気にされるのは嫌だな。…ん、気をつける。
[素直にこくりと頷いた。]
綺麗、か。
[ヨハナにも言われたが、いまいちピンと来ない台詞に難しい顔をしながら。
エーリッヒが席に着き、マテウスと二人食事をする姿を見て、は、と。]
…そういえば、私も途中だったんだっけか。
[テーブルの上に乗せたままにしていた料理を食べようと、同じ席に着いた。
大分冷めていたが、それでも美味しいと思いながら口に運んでいく。]
それはありがたいですけどね、と。
[人心地を取り戻し、鎧った心を取り戻せば。
マテウスに返す言葉も常のよに軽く]
うん、本当に。
ゲルダも…ね。
[曖昧に、何かを暈かして応える。
食事を中断させていたことでナターリエに再び謝ったりもしながら、残さずしっかり食事を*味わった*]
っと、悪いなだいぶさめちまったみたいで。
[ナターリエにわびながら]
新しいのにするか?
そっちは俺が食べとくぜ。
[肩をすくめながら]
ナタリーが思う以上には周りの評価は高いってこった。
[綺麗という言葉にいまいちぴんとこない様子にそう応えて、
エーリッヒの様子に少し怪訝にするが得にに言及はせず]
そういえばゲルダの姿今日は見ていないな。
どこかで入れ違ったかね?
構わない。冷めても美味しい物は美味しいから。
[ふると首を振って、自分で用意した分は残さないよう口に運ぶ。
エーリッヒの様子にはさして気に止めずに、マテウスには。]
世辞を言っても何も無いぞ。
[むぅと返してから、暫し後残していた食事を終えた。
立ち上がる直前、聞いた言葉には菫色の目を彷徨わせ暫し考え。]
ゲルダは……ああ、私が広間に来た時に丁度出て行ったな。
行き先は知らないが。
[ライヒアルトと一緒だったとは知らずに、そう答えてから。]
ご馳走様。悪いが片付けは任せていいか?
薬をつけたばかりだしな。
[先ほど水仕事は控えた方がいいと言われたばかりなので、遠慮なくそう言った。約一名の顔は見ないままに。]
[広間を出て行く前に、すっかり寝入っているイヴァンに毛布をかけておいた。]
そういえば、ずっと寝てるなんて珍しいな。
酒でも飲んだか?
[頭痛で苦しんでいたとは露知らず。
やや寝汗のようなものを額にかいていたので、軽く拭ってやってから、二階の荷物を置いた部屋へと戻っていった。**]
そうか、それならいいが。
[ナターリエの様子に肩をすくめて]
まぁ、何かでることは期待してはいないさ。
ゲルダとは入れ違いだったみたいだな。
[広間に残っている面々ととりとめのない会話をしながら、
一人また一人と広間からいなくなる、自分もしばらくして食事を終えると]
さてと俺も寝るかね。
[まばらに広間からさっていくみんなにならい自分も二階の自室へ*戻っていった*]
[朝日が昇るのと同時に目を覚ますと伸びをして]
なまると…いけないからな…。
[軽い柔軟体操をして筋トレをはじめる。
腕立て伏せをしながら先日にゼルギウスと話した人狼についてのことが脳裏をよぎり、
その後に浮かぶのは……、
考えを振り払うようにペースアップをしていく]
人を殺すのには躊躇はないつもりなんだがな。
何より……、
たのしい……し……、それはとても……ここちよい……
[愉悦を含めた心の中の小さな呟きは誰かに届くであろうか?]
─ 一階・広間─
[とりあえず、自分の分の食事も用意して、食べ始める。
人の作った食事、というのも随分久しぶりな気がしていた。
話の輪には特に加わる事もなく、ゲルダの話題が出た時も黙っていた。
そちらに触れると、自身の不調にも話が至り兼ねない、と思ったから]
……ああ、片付けは、引き受ける。
と、いうより、任せろ。
[ナターリエの言葉には、きっぱりと宣言した。
これ以上、皿の無残な姿は見たくない、という意思を隠すつもりは全く、ない]
[宣言の関係上、最後まで広間に居残る結果となったが、やはり、言葉は少なく。
暖炉の前で、猫をじゃらしながらどこか虚ろに物思い。
その様子は、言の葉を綴るための思索にも似て、異なるもの。
もっとも、そんな差異に気づけるのは家主くらいのものだろうが]
[場が引けて、解散の流れになった所で厨房での食器の片付けや、薪の補給などの雑事を一通り済ませた後、部屋へと引き上げ。
机の上にノートを広げ、何も書かれていない部分をぼんやりと見つめていた]
……Es ist unheimlich nicht geworden verdorben.
[零れた呟きは、書き留められる訳でもなく、ただ、大気に溶ける]
[そうやって、どれくらい時間が過ぎたのか。
自分自身定かではなく。
ふと、我に返って見やった窓の外、空の色彩は先とは違う。
何気なく立ち上がって窓辺により。
ふと、眼下に視線を落としたなら、そこには団員に何か指示をしている自衛団長の姿]
…………。
[しばしの思案。やがて、団員が離れたのを見計らって黒のコートを引っつかんで羽織り。
開いた窓から、新雪の中へと飛び降りた]
……団長殿。
[さすがにというか、この現れ方は団長を驚かせたようだが、頓着せずに声をかける]
改めて、問うが。
あんたは、どこまで理解した上で、この手段を取っているんだ?
……隔絶する事で図れる安全もあろうが。
逆に、危険が生じる可能性もある……いや。
事が事だけに、その可能性の方が高いだろう。
それは、わかっているのか?
[静かな問いかけ。
返る答えは、これが最善手と判断した、というもの。
暗き翠が、苛立ちを交えて、細められる]
[ひとしきり汗を流し終えると身体をタオルで拭きながらふと、窓の外に目をやると自衛団員とそれに指示をする団長の姿が見える。
しばらくその様子を眺めているとライヒアルトが向かっていく姿が見えて]
なにしてるんだ…?
[なんとなくその様子を眺めた]
……あくまで、か。
[呆れたように言い放つ言葉。
それに返るのは、貴殿も教会に籍を置いていたのだからわかるはず、との言葉。
苛立ちは深まる]
知っていたのか……だが、昔の話だ。
今の俺は、教会とは一切関わりない身。
[何故、という問い。答える意思はなく]
……あんたには、関わりない事だ。
[返すのは、突き放すような言葉。
自衛団長はどこか物言いたげな様子ではあるものの、とにかく、今しばらくは現状のまま、と繰り返す。
人狼が見つかったなら、関わりない者はすぐに解放されるのだから、と]
……そうなれば、いいんだが、な。
ああ、聞きたかったのは、それだけだ。
……邪魔をした。
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