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そう。
……階段の所で気絶していたから、広間に運んで。
[ 面倒臭いという呟きは同族に対しては素直に零れた。続けられた言葉には余り納得していない様子で、件の男の声が聞えるのに合わせ眉を顰める。]
それで、此程に恐慌状態に陥るものかな。
[ 其れよりも先程の同族の囁きが気になり、問い掛ける。]
……何を、見付けたんだ?
[ぼんやりとした男の視線に、状況は変わらないか、と溜息を吐き]
せめて、名前だけでも判ればな…
[そういって近付こうと。
しかし昨日の事を思い出して足を止める]
きず?
[ 男の呟きに訝り眉を顰めるも、]
ああ、今晩和。
[ナサニエルが遣って来たのに気付けば振り向いて声を返す。話したかという言葉には軽く目を伏せ緩やかに一度首を振り、]
いいえ、特には。
……少々御茶を零してしまって。
[特には、とのハーヴェイの答えは想定内で。
服の染みはお茶のせいと気付けば少しの安堵。
また怪我でもしたのかとの不安もあったから]
どういう目に遭えばこんな……
[いまだ落ち着かない様子の彼を見て言葉を濁す]
……さあ。
[ 其れはハーヴェイも疑問に思っている事で、軽く肩を竦めて見せれば、中身の零れたカップは卓上に置き、彼の分の紅茶を一啜りしてから立ち上がる。]
済みません、濡れた服を脱がせて毛布を掛けてあげて貰えますか?
後で、侍女の方が着替えを持って来ると思うので。
[ 傍らに置かれた毛布を指して云う口調は普段通りながらも、厄介事は他者に任せたいという心境があったか。]
俺は、少し席を外します。
晩餐会までには戻ると。
[ 疑問の声にも混乱の様子にも気付かなかったか、立ち止まる事は無く、用意された軽食にも手を付けずにナサニエルの横を擦り抜けて広間の入口へと向かう。
扉を開き立ち去る刹那、黒の視線が男へと*向けられた。*]
[ハーヴェイにいわれた言葉に側の毛布を見遣って頷く]
確かにこのままじゃ拙いもんな。
あぁ、また後で。
[そういって男に向き直る。
その、混乱した様子に昨日の事を思い出し僅かに顔を顰め]
…おい、大丈夫か?
[軽く身構え、何がおきても良いように、と]
[ 奇妙に思う事はあれど確信には至らない。家族でも同族でも無いのならば、彼にとって他者等は如何でも好いものだと*思えた。*]
――客室――
[どれ位眠りと目覚めを繰り返したのだろう。何度目かの覚醒に瞳をゆっくりと開ければ、日中の気配は感じられるが、外は嵐とも思えるほどの激しい雨。
少女は継続的に続く頭痛に悩まされながら、身を起こす]
――嫌な雨…。一体何時になったら…止んでくれるのかしら…
[薄紅色の唇が、僅かに色褪せる。漏れる吐息も、何処か重苦しい。]
このままでは…本当に陰気に負けてしまいそう…。
気分転換…しようっと…。
[重い体を引き摺るようにベッドから這い出れば、少女はゆっくりと浴場へと足を運んだ]
――客室→浴室へ――
[必死に何かを思い出そうとするかの様に]
[顔を顰めている]
[其の眸が潤んで]
[熱を孕み][頬が赤く]
[額には珠のような汗が浮かび]
―厨房→廊下―
[使用人からの用件は案外すぐに済んだ。男性の着替えを探し、再び広間へと向かう]
サイズは大丈夫でしょうか…
[腕に掛けた衣服を見て小さく呟きながらも、思考は別のほうへと向いていたのだけれど。
満身創痍で現れた男性。苦しげな声。
…何となく厭な感じがしていた]
[見つめる先の男の様子が変わる。
顔を顰め、熱に浮かされたように、赤く]
おい、しっかりしろって!
[それでも、声を掛けることしか出来ずに]
[ハッと]
[今初めてナサニエルが其処に居ると知った]
[そんな風に凝視して]
……殺したいのか。俺を。
[切ない][けれども凄惨な]
[微笑。]
/中/
ネリー>へんな誤解はしないでくれよ?(真顔)
あぁ、独り言が減らない…
(ネタ仕込もうと開けたらこの状況でうっかり発言してしまった人)
…は?
[突然はっきりした口調で男が告げる。
その言葉を一瞬理解出来ずに。
しかしその彼の表情は真剣そのものの、何かを覚悟したよう微笑で]
…何でそうなるんだ?
俺はあんたを助けたいとは思っても、殺したいって言う理由はないぜ?
――浴室――
[夜風を孕む雨は、やはり窓を叩きつけて。
しかし、温水の流れる音に不安を掻き立てる音は緩和する。]
誰も…居ないみたいね…。
[脱衣室を覗き、人影が居ないことを確認して、少女はするりと衣服を脱いでいく。
成長の止まってしまった少女の体つきは、その全てが幼いままで。色香も纏わない自身の体に苦笑を漏らしながら、自然と視線は背筋へと向かう。]
――こんな雨の日は…忘れてしまいたい記憶と共に…傷が…疼くわね…
[くすりと自嘲気味に微笑んだ少女の背中には――左半身を大きく覆う、一見火傷と見紛うような裂傷の痕が…。今も生々しい色合いを残したまま描かれていた――]
/中/
独り言 あと1464pt……
どうやって消費しろって言うんだこんなもんー!!!
←残すのはプライドが赦さないらしい(渇笑)
[扉に手を掛けたまま停止している彼女には、男性の表情までは見えはしなかったけれど、その言葉ははっきりと耳に届いた]
[息を飲んだ]
―一階・書斎―
[ 平時より賑かな館内でも此処は喧騒からは遠く、周囲に満ちる空気は幾らか冷たいながらも落ち着く。窓を叩く雨滴の音すらも快く感じられた。
先程の広間での出来事等無かったかの如く、彼は一人其処に居た。緩やかな足取りで室内を歩めば濃茶の髪が微かに揺れる。書棚の一つの前で足を止め暫し背表紙を眺めていたが、其のうちの一冊を抜き出そうと手を伸ばす。]
あー……、頁、折れてなきゃ好いが。
[ 独り言ちしゃがみ込んで本を拾い上げ……ようとして、其の手が反射的に引かれる。]
……っ。
[ 眉を顰めながら掌に視線を落とせば、如何やら紙で切ったらしく、指の腹には一筋の線。大分深かったのか、次第に赤が薄く滲み始める。]
……痛ぅ……、今日は厄日だな。
[ 小さく愚痴を洩らして、薄い口唇から舌を覗かせ、指先の緋色を舐め取る。彼の御茶とは全く異なる、独特の味。]
……“殺して”か。
[ 零れた囁き含まれる色は自嘲か哀愁か狂気か。
唯、僅か緋に濡れた青年の口唇には笑みが刻まれ、黒曜石の眸には仄暗い光が宿る。]
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