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[エウリノの声に、ぴくりと少し反応する。
ミリィは無論心配ではあった、が。
それよりは、ロストの様子が気がかりだった。
何も聞き逃さないように、じっと佇む。
その奥で、確かに親友の気配はした。
だが何か、普段より小さく感じとれた。]
違うっ!
[叩き返す思考。それは自分自身に信じ込ませるためでもあり]
絵を描くのに集中しすぎたのでしょう。
完成したのだと…
[再び意識を巡らせて、動きを止めた。
鮮やかに印象を変えてそこにある絵]
[イレーネを送り届けてからは工房へと戻る。
明かりのついていない作業場。
技師が戻って来た気配は無かった]
……結構、来るなぁ……。
[誰も居ない工房の中でぽつりと漏らした。
いつも工房には技師が居た。
それが当たり前だった。
その当たり前が、無くなった。
ただそれだけなのに、何だか少し苦しかった。
部屋へは向かわず、外に出たまま天を見上げる。
空の色の変化が、時の流れを物語っていた]
[立ち上がり、まずは寝台へと移動させようとして。
視界に入った絵画に再び動きを止めた。
鮮やかに印象を変えてそこにある絵。目を奪われるというのはこういうことかと、無意識の中をかすめていった]
村の全員…。
[絵画を見つめて呟きを零し]
ええ。でなければ、残りませんでした。
おおらかな人々、余所者であるのに受け入れてくれた人々。
そうでなければ、どうして残れたでしょう。
残りたいと思った。それは、私自身の意志です。
っつ。
[ロストの声に身を竦ませる。
だが次に聞こえた声には、ほんの少し温かなものが内に混ざった。]
え…ミリィの絵が?
[ミリィがそれを描くのに、苦心していたのは十分すぎるほど知っていた。
完成したんだと喜ばしく思うと同時に。
ふと、早すぎる、とも思った。]
はい。
[頷く。]
実は、この間酒場のキッチンにお邪魔したときに、アーベルと少し話したんです。
そのときに、アーベルが……自分も、イレーネと同じに、人狼を見分ける力があるんだ、って。言ったんです。
黙っていてすみませんでした。
でも、もしそれが本当なら、迂闊に人に言えないと思って。
名乗り出たら人狼に襲われる危険があるから、アーベルは表には出ないようにしているみたいですし。
あの時。回復しながらも、まだ動けなかったとき。
貴女の笑顔にどれだけ励まされたことでしょう。
まるで生命の象徴のようにも見えたのです。
…それを厭うことなど。
どうしてできるでしょう。
[どこか苦しさを滲ませて、それでも確かに]
貴女がいたから。
貴女の傍に居たいと思ったから…。
[強く否定する言葉。
それが返って来ると、くつくつと愉しげな哂いが漏れ出た]
どうした。
何をそんなに慌てている?
…ああ、絵を描いていたのか。
長らく姿を見ないと思ったら。
それだけの力作、さぞ良いものになったんだろう。
[ロストの意識の外からは死の匂いを感じ取っている。
それ前提で言葉を紡いで言った。
途中ロストの意識に変化が感じられると、僅か訝しげに]
今度はどうした?
本当は、最初に異変に気付いたときに。
離れなければいけないはずだったのに。
[続きは赤の世界だけに流れる。
言ってはいけないと、今更だと分かっていること]
[オトフリートのその言葉に、ミリィが大きく、心から微笑んだ]
良かった……。
先生、みんなと仲良く…ね。
ありがとう―――大好きだよ、先生。
[最後にもう一度、微笑んで、そのまま、まぶたを閉じる。
そして、その紅玉色した瞳は二度と開くことは無い。
少女が静かに息を引き取り、17年という短い生涯に*幕を告げた*]
[主の独白のようなそれは、じっと耳に入れるのみ。
ただ、これから起こる嫌な予感だけはひしと感じ取る。
それはミリィのことであって、ミリィのことではない。
ミリィがどうにかなる事によって、ロストに与えられる影響を、一番危惧していた。
何よりも、主が一番大切故に。]
[訪れたのは、見計らったようなタイミング。
メルクーア宅の前――此処に来るのは何時振りだろうか、などと考えながら、数度、強く扉を叩く。
長めの青に隠れつつも、白金の煌きを放つ石が在った]
…いえ。
本当に素晴らしい作品、ですよ。
倒れても、無理が無いと思えてしまう程に。
[自分でも少女の纏う気配は感じ取っている。
人狼としての感覚は、人間の受け取るそれ以上に強い]
―――自衛団詰め所―――
[詰め所の中で、男が一人、ふさぎこむように座っている。
その男のことを不審に思った同僚が、話しかける]
『……よう。どうした?
昨日、あの家にいってから、ずっと考え事してるぜ、お前』
『……俺はよ。
人狼が憎い。ギュンター殿を殺した人狼がとても憎い。だから、あの11人の中にそれがいるなら、全員殺してしまってもいいんじゃないか。
そう思ってた。
―――お前。昨日ヘーベルクイン家のお嬢さんのあの絵、見たか?』
『いや……ちらっとしか』
『俺達、それこそ、村の連中全ての人達がよ。
笑顔で、並んでるんだ。
そして、その右下に小さく―――「みんな仲良く」―――そう書いてあったんだ』
『……っ』
『あんな17の少女が、そんなことを願ってたんだ。
それを本気で為そうとして、あの絵をずっと描いていたんだ。
それなのに俺達は……いがみ合い、疑いあい……殺そうとしたり。
そう思ったら、なんだかよう……とても、自分が情けなくなってきてよう……。
なあ。俺はどうすればいい?どうすることが、一番いいんだ?』
[男は、泣きそうな顔で、そう同僚に助けを求めた。
だが、同僚もまた、複雑な表情で、*首を振った……*]
アーベルが……見極めるものだと?
[それは思わぬ言葉で。
緑の瞳にす、と険しさが宿る。
ふと、思い返すのは墓地でのやり取り]
ん、いや。
判断としては正しいよ。
力あるものは導き手である事を望まれるが、同時に、慎重さも求められるものだし、ね。
[最後の言葉と共に浮かぶのは、苦笑]
……しかし、そうなると。
同じ力を持つ者が同時に存在するのでない限り、どちらかは……。
[言葉の続きを遮るように、玄関の方から聞こえた音に、視線をそちらへ向けて]
……来客?
今、家を訪ねてくるって……誰だ?
[訝るような口調で小さく呟く]
ミリィ?
[腕の中の重みが増す。
それでも少女の身体はまだ軽い。人間と信じられない程に]
…ッ。
[それなのに酷く重たかった。
その場に膝を突く。少女の身体をしっかりと抱き締めたまま]
何故。なぜ私なんですか。
私は貴女にその言葉を貰う資格が無いと言うのに――!
離れたくなかったか。
身の変化に気付いていながら、その傍に居続けたいと願ったか。
[ロストが漏らす言葉。
それを汲み取り言葉にして]
それならば。
──己が身に取り込んでしまえ──
いつまでも……共に在れるように。
[それはロストに甘く囁かれた]
そういうことに、なりますね。
[紡がれなかったエーリッヒの言葉に、小さく頷く。
と、聞こえた、玄関から扉のノックされる音。]
あら、誰でしょう。
ちょっと見てきますね。
[失礼します、と頭を下げ、玄関先へ向かう。
人狼の容疑がかかっている自分たちに用があるのは自衛団員ぐらいだろうか、とすればまた何かあったんだろうか。
そんな不安を滲ませながら、扉を開ける。]
……アーベル。
[そこに居た者の名前を、驚いて呼ぶ。
その声は中へと届いただろうか。]
どうしたの、珍しい。
というか……うん、ナイスタイミング?
[エウリノにとって絵なぞ興味の欠片も無い。
あるのは享楽へと繋がる事柄のみ。
如何にミリィの作品が素晴らしいものでも、エウリノの心を動かすことは無いだろう]
[今でさえ、揺れるロストの意識を感じて愉しんでいる]
[エウリノの囁きは狂える使途にも甘く届いた。
それは一族にとってもっとも幸せな終わり方。
もしミリィがロストに食べられたなら。
それは、なんて。
羨ましいことだろうか―。]
や。
話すならこっちの方が都合良いし――
それに、何時までも、黙ってもいないかな、と。
[片手をひらりと挙げる。
ユーディットが何であれ、情報を己一人の内に収めておくとは思っていなかった、という口振り]
タイミングを計っていた心算は、なかったけれどね。
Ist diese Bestrafung, O Gott?
Ist die Gebuehr davon nach verbotenem Wissenmeer, zu dort, zu suchen?
[低く低く流れる声。
震える腕は少女を放さぬままに]
それとも慈悲なのですか。
そんなもの、私はいらない……!
[血を吐くような、呪うようなコトバ]
[頷きと共に返された言葉にだよな、と小さく呟いて。
玄関へと向かうユーディットを見送りつつ立ち上がり、本棚から伝承の書物を一冊抜き出し、またピアノの前へと戻る。
驚きを込めた声が紡ぐ名に、おや、と小さく呟きつつ、ぱらり、ページをめくって]
………。
[それは甘美な囁き。
腕の中の身体は、まだ仄かに温かい]
…イヤだ。
それだけは、したくないっ!
[だが、返したのはその言葉。
傷つけたくない、何があっても。その思いが強くて。
唇に感じる遠い温かさが、それを包む]
[ぱちくりと大きく瞬いて。]
貴方、実は私の心ぜんぶ読めてるの?
今、丁度エーリッヒ様に貴方のことを話してたんだけど……
[と、自分たちが話している場所に思い至り]
ああ、ここじゃ何だし、ともかく中に入って。
[と、大きく扉を開ける。]
/*
中身深呼吸。
多少えげつなくても構わないと思いますよ。
閲覧注意もついていることですし。
まあ、妊婦さんやってるんだから、向こうも覚悟あるんじゃ?(ぉ
/*
9殺人事件〜容疑者は名刑事6!? 湯煙に消えるダイイングメッセージ 容疑者は本当に犯人なのか? 錯綜する捜査の果て、その時5が見たものは……〜
*/
半分以上は偶然だよ。
事が起こり、イレーネの占いの結果が出た翌日――
何方か片方が人間なら、
何かしら話はしているんじゃないかなって、それくらいだから。
[促される侭に中へと入り、言われる前にある一室へと向かう。
幼い頃から幾度も訪れているがゆえに、迷う事もない]
や、エーリ兄。
腕は大丈夫? ちゃんと叱られた?
[どれだけそうしていたのだろう。
やがてノロノロと立ち上がり、腕の中の少女を寝台へと運んだ。
瞼の下に隠れたままの紅玉。美しかったあの色はもう見えない]
本当にどうして、こんな酷い奴を好きになったりしたんですか。
貴女も、自分も騙し続けてきた男など。
[屈みこみ、唇を重ねる。
小さな痕が残るが、ただそれだけ。流れるものも既に殆ど無く]
私は、貴女のくれた最後の約束すら守れそうに無い。
そんな、最低なものなのに…。
[寝台の傍らに座り込む。そっと頭を撫でる。
答えが返ることは無いと、頭だけが理解していた]
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