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[自らは階段傍の壁に背をつけ、腕を組む。
目を伏せれば、話声だけが耳に届く]
…チ。
[下される決定事項に薄く目を開け、小さく舌打ちが洩れた]
―一階・広間―
[椅子に腰をかけ目を閉じていた少年は、時おり反応を示すことから眠ってはいないと周囲に知れただろう。しかし その分、同じく暖炉傍にいる幼なじみが寝てしまったことに気付くのは遅れてしまった]
……ぁ、 ありがとうございます。
[毛布をかけてくれたエーリッヒに、僅かな警戒心を滲ませながらも礼を口にした]
[「朗報」の内容は、暗い思考から少年を引き摺り出すことになった。
ダーヴィッドの視線>>343には、暫くの間を置いて]
……現状のよう、秀でた産業のないままでは、村の発展が望めないことは…、父も、承知しています。
新たに事業を起こすより、鉱山の資源に望みをかけるほうが……
村民にとっても、良いのだと、は。
それでも影響の程は、入念に調べることに……なるでしょうし、
リスクの大きい事であれば、断念する可能性も、高いと。
[幼くとも次期村長。ローザが疑問を発する前から、懸念の意は理解しており、ぽつぽつと、小声ながら、語る内容は歳には似つかわしくない]
それに……………
あまり奥深くに至るようであれば、尚更、反対するかと。
[続いた台詞を紡ぐときには、視線は下に落ちた。
首元を飾るブローチの、濃厚な赤色が視界に入る]
……………え?
[少年自身へと向けられたハインリヒの声>>360を拾い、顔を上げ、目を瞬かせた。
手は自然とポケットへ、彼から貰った鉄紺に布越しに触れる]
僕、だったら。
[考えてもみなかった、という調子]
……僕、だったら。
[間を空けて、同じ台詞を繰り返したきり、黙り込んだ。
視線が彷徨い、沈黙が落ちる。
先程までとは別の思考の迷宮に入り込み、周囲の状況も意識に入らなくなってしまった]
[次に、少年がまなこを開いたのは、小さな謝罪が聞こえたとき>>383]
レーネ、
[彼女の意識は眠りの中だと知れば、名を呼ぶ声は自然と潜められた。
少し離れた位置にあった椅子から立ち上がり、隣へと腰を下ろす。
起こさないよう、そっと、服の袖先で零れる涙を拭い、頭を撫でて、もう片手は少女の手に自分の手を重ねる。
いつしか少年の瞼も落ちていき、身を寄せて、*眠りに落ちていた*]
―広間―
[『落ち着けあたしー』と自分に言い聞かせながら、ブランデーを少しだけたらした紅茶を一口飲んだところで。
怒涛のように走り去るウェンデルに、驚いたように瞬きをひとつ]
あれ、ウェンデル?
…………お邪魔も何も、単にあたしがからかわれてるだけなのにねぇ。
[ぼやくように呟いて、紅茶をもう一口。
シュークリームをもうひとつ頼まれれば、クリームをたっぷりとシュー皮につめて差し出し。
自分ももうひとつにかぶりついて、ハインリヒにつられて年少組みに視線を]
…………ギュンターのおっちゃんを、イレーネが傷つける筈ないのにね。
酒場の娘 ローザは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
─ 一階・玄関付近─
[通達を終えた副団長はやがてその場を立ち去り。
後に残るのは、お世辞にもいいとは言えない空気。
ぐしゃり、と前髪をかき上げつつ額に手を当て、はあ、と大げさなため息をつく]
……まったく。
予想通りと言えば予想通りだが……やってられんな、コレは。
[ぼやくような声で言った後、翠を向けるのは、階段傍の昔馴染み]
あー、と。
ミーネ。
どうにも慌しくなりそうだし。
今の内、話といた方がいいか?
[こないだの、と。
問いながら、でも、ちょっと引いているのはどうなのかと]
―浴場―
[浴場につくと水は冷たく]
このままじゃさすがに無理だな。
[薪をくべて湯を沸かしてから、中へと]
この村以外じゃ、評の悪さじゃきっと俺が負けるんだろうな。
[呟くのは先ほどのハインリヒとの会話を思い出したから。
湯を頭からかぶった。]
さて、俺達の行く末はどう転ぶのかね…。
[疑問に答える声はない、誰かがいたとしても答えることなどできないことだろうが]
―一階・階段傍―
[名を呼ばれゆるりと上げた表情には、先の話のお蔭か、不機嫌なものも残っていた。
オトフリートに引かれるのも無理はない]
嗚呼。
[返事も短い。
だがそうしてから少し、迷うような色を見せて]
…こっちも少し、話があるからな。
[視線は合わさずに告げた]
[だれが主役でもなく誰もが主役。人と人外との戦い。
辛さ。虚しさ。哀しさ。怒り。様々な葛藤を乗り越えていく様はとても心に残る物語になるだろう。だが、此度は長い。
長すぎる物語は感動をなくし冗長と述べる語り部によって全ての行いを無為な長物へと変える。
誰も読まない。誰も聞かない。子守唄にしか役に立たぬだろう。俺も眠い。
だからもう結末でいいだろう?
第二幕はいらない。まだ色があるうちに、まだ宿らせる心があるうちに。苦痛となる前に幕を閉ざして
そろそろ寝させてもらうな]
─ 一階・玄関付近─
[引いている理由は、表情以外にもあるがそれはそれとして]
……そっちも、話?
これはお互い、立ち話では問題ありそう、かな。
少なくとも、俺の方はそうなんだけど。
[視線を合わさぬ様子にやや戸惑いつつ。
上行くか? と階段を示して問いかける]
エルザちゃんか、毎年いいもの作ってもらってたんだけどなぁ。
[イレーネの言っていたことを思い出す]
腹…減ってきたな…。
やっぱ料理作ってもらうだけじゃ、足りないな…。
それにいてもらうと、色々とよくないだろうしな。
[イレーネが眠りに落ちていることから、気兼ねのないコエ。
それは夢に聞こえているかもしれないが。]
どう隙をつくべきか…、悩むところだな。
[思考にあるのはすでに殺すことと、食べること]
―二階 自室―
[ゴチンという音が響く。それから数瞬後]
いて…
[鈍い声で呟くこの部屋の主。]
…寝てたのか?あーいて…いや、痛くないな。
[鈍い痛みはあれど頭痛は治まっている。
窓から外を見れば意識を失う前とさほど日の位置がさほどかわってない辺り一瞬うとうとしたのだろう]
はっ…ははっ
[戸惑い乾いたように、満足して納得したように小さく笑う]
―一階:広間―
[どれだけの時間が経ったことか。
夢から覚めた少年は、薄っすらと目を開けて、幾度か瞬く]
……あれ。
僕、……………寝て?
[ゆっくりと頭を振り、周囲を見回す。
意識を失うときより、人の姿は減っていた気がした]
…あまり聞かれたくは無い、な。
[理由はともあれ、引かれていることに気付く余裕はあったか否か。
そっと周囲に視線を巡らせた後、上を示す手を見て、頷く]
―廊下―
[ぼんやりと考え事等しながら、髪や体を洗う。
綺麗になったところで体を拭き、用意していた新しい服に着替えて、
髪を拭きながら浴場を後にした。
脱いだ服を手にしながら一度自室に戻ろうと、廊下を進むとやがてヘルムートとオトフリートの姿が見えた]
仲がいいことで…。
[話している内容は良く聞こえなかったが、そう呟き。
向こうもこちらには気付くだろうか。
軽く手を振る程度の挨拶、そのまま階段を上って自室に向かおうと]
おはよう、ございます……。
[人前で寝入ってしまったことに恥ずかしさを覚えて、声は普段より更に小さい。
勧めに、へいきです、と入れようとした断りは、少年自身の腹の虫によって否定された。宿主同様、微かな鳴き声ではあったが]
……いただき、ます。
シュークリームを。
[傍らのイレーネに目をやり、ごめんね、と呟いて そっと手を離すとローザの傍に寄り、シュークリームを受け取ろうと手を伸ばした]
……、
……………人狼も、お腹が空いて、……食べるのかな。
……じゃ、そう言う事で。
俺んとこでいいかな。
[妙に余裕なく思える様子に、僅かに眉を寄せつつ頷く。
エーリッヒが通りかかったのは、その頃か。
呟きが聞こえたならきっと突っ込みの一つも入れたのだが、幸いにというかそれは届いてはおらず]
や、どーも。
[ひら、と手を振り返した後。一応、自衛団からの『お達し』について、簡単に説明しておいた]
イレーネも目が覚めたら、食べさせようね。
甘いもの食べると、少しは落ち着くと思うし。
[フォルカーにシュークリームを差し出しながら、聞こえてきた呟きには首を傾げた]
どうなんだろうね。そうなのかなぁ?
………ひとじゃなくて、豚とか牛とかじゃダメなのかなぁ
[挨拶を返され、オトフリートから説明を受けると]
そうか、他の皆にはまだ知らせてないのか?
[肯定の返答が返れば]
それなら、俺からも皆にあったら知らせておく。
まだ、ましな方の判断がきたと喜ぶべきなのかね。
[そんな言葉を残しながら自室に上がっていった]
はい。
[両の手で受け取ったシュークリームを受け取り、歯を立てる。かりかりの表面が削れただけで、中にまでは至らなかった。
今度は大きめ、と思って口を開いてかぶりつくと、中のクリームが垂れかけてしまって、慌てて舌先で掬い取る。頬にも少し、ついてしまった]
人狼。
ひとで、おおかみ。
それなら、……どうなんだろう。
……お腹が空いて、なら、もっと、……しょっちゅう、事件が起こっていそうな気もします、ね。
人とは、お腹の空き方が違う……のかも、しれない、けれど。
―広間―
[しばらく前、村長がするであろう判断を口にするフォルカーへは、ほお、と興味深そうな視線を送った。
自分ならどうするのかという問いが耳に入ったのか考え込む様子にも僅かに楽しそうに見たか。
将来有望な若者を見つけた気がして、密かに楽しがっていた]
おう、さんきゅ…ん?なんか重いな。
[よりそって寝る子供2人を見ながら、受け取ったシュークリームを齧る。
たっぷり詰まったクリームが、齧った口の端からはみ出た]
うお、愛情たっぷり…。
[甘さに一瞬クラクラしながら、フォルカーが目を覚ましたのを見た]
おはようさん。
[口の端についたクリームを指で拭いながら声をかけ、紅茶を口に]
嗚呼、それで。
[昔馴染の提案にはあまり悩むこともなく頷く。
通り掛かるエーリッヒの小声はやはり聞こえてはいなかった。
代わりに表情を僅かに硬くしたが、それは一瞬のこと。
挨拶に軽く手のみを上げ返し、自衛団の決定事項の説明がされるのを横に聞きながら、意識はまた別のところにあった]
/*
今回のキャラは以前過去に人狼事件に巻き込まれそのとき狂人だった人ってのにすることにふと思いついてしてみることにした。
ユリアン自身は天才でいながら故意に色んなことを忘却してしまう特殊使用。
人狼関係のことは忘却していた感じ
…ライヒアルト大丈夫か?
俺も、さっき聞いたばかりですから。
[皆には、という言葉には一つ頷いて]
ええ、お願いします。
……ま、最悪は避けられた、というだけでも……ってとこですが。
[残された言葉には、ただ、苦笑。
部屋へと上がるその姿を見送ると、ヘルミーネの方に向き直る]
じゃ、行くか。
[あっさりと返された頷きにこう返すと、二階の奥の自室へと向かう。
どこか、心ここに在らずな様子は気にかけつつ]
─ →二階・個室─
―広間―
人狼、なぁ。
[フォルカーとローザの会話を耳に挟みながら]
野生のライオンなんかは1週間くらいメシにありつけないこともあるらしいが、
ここじゃそういうこともなさそうだからな。
腹が減ったら食いもんはあるわけで…。
[無精髭を撫でながらふむ、と考え込んだ]
ふふふー。
これでも手加減してみましたー。
[ハインリヒが愛情たっぷり、と呟けばにっこりと微笑み。
フォルカーに視線を向け]
お茶かミルクでも飲む?
んー…違う、のかな。どうなんだろ。
のどが渇くのとおなかがすくのとは別物、みたいな感じなのかなぁ?
[ハインリヒの感想に、そんなに甘いのかと首を傾げる辺り、少年は甘党なのかもしれなかった]
力あるものは、特定の場において、その時が訪れしとき……
[食べる合間に、己の聞いた伝承を音にする]
あ、……お茶、頂けますか。
[一瞬だけ、「ミ」の音を象った唇は、慌てたよう別の音を発した]
人狼が……事件を起こすのが、お腹が空いて、じゃ、なかったら、
……恨み、なのかな、って思って。
それとも、それ以外に……………
[ちまちまと食べ進めながら、疑問の呟きは止まない]
[自室に戻り荷物を少し整理してから、
広間に戻ろうと自室を出た。
オトフリート達の姿はない、どこかにいったのだろう]
ライヒ、あいつ大丈夫か…、
それとも、俺達に顔を出せない何かが…。
[呟いて、階段を下り広間に入ると、軽く手をあげて]
戻った。
いいのか悪いのか微妙な知らせがある。
俺たちの処遇が決まった。
[オトフリートから聞いた話を、簡単に広間にいた人達に説明して]
真面目にどうするか、皆で話し合うなりなんなりして決めないとな。
―2階・個室―
あれは、あれは悪魔の所業です…!
[愛してるだとか神だとか言ったけれど(知らぬ場所で突っ込まれたけど)、少年は一応神学生。
シュークリームとかよりも、なんとなくアダルトな様子に負けた。
ローザがからかわれているとか、そんな話はないと思っている。
初心というよりも、単に知識もない。
幾度か聖書を読んで、心を静めて、]
ビーに報告しよう。
[とりあえず手紙になった。
前と同じ宛名の、新しい封筒。
自衛団の話は知らないから、手紙をまとめて出すことは可能だろうかなんて考えている]
[先の言葉に対しても、常なら余計な言葉の一つも返りそうなものだったが。
黙ったまま、先に階段を上がるエーリッヒを見送る。
それからオトフリートに従って部屋に向かう間も、殆ど口を開くことは無く]
― →二階・部屋前―
[部屋に入る直前、向かいの部屋を振り返り]
…そう言えば、見ないな。
[何気なく、それだけを口にしたが。
扉が開けばオトフリートに続き、中へと入った]
―広間―
手厳しいなぁ。
俺辛党なんだぜ?
[ローザの微笑みと、たっぷりクリームのシュークリームを交互に見て、口元をひくり、と。
フォルカーが伝承のくだりを口にするのを聞いて]
特定の場がここ…だとしたら、なんだか狙って作られたような気がしないでもないがな。
巻きこまれた俺としちゃいい迷惑以外の何者でもないな。
恨み…って、何の恨みがあるんだ?
村の連中は何かやらかしたのか…?
[シュークリームを食べるために灰皿に置いた煙草を口へ運んで]
…うえ、甘いもんとはあわねえな。
[再び煙草を灰皿へと]
んー…ギュンターのおっちゃん、自衛団員だから相手によっては恨まれてたかもしれないけど。
ここに集められた中に、そんなにおっちゃんを恨んでる人っていたっけ?
[フォルカーの呟きに首を傾げながら、紅茶をミルクティーにして差し出した。
広間に戻ってきたエーリッヒの話>>421を聞けば、小さくため息を吐く]
それって、あたしたちに疑いあって殺しあえ、って事…だよね。
…………………あのおっちゃんたち、覚えてろー。
この件が片付いたら奥さんたちに、酒場で愚痴ってたせりふぜーーーんぶぶちまけてやるんだから。
[最後の呟きは、フォルカーには聞こえないように気をつけたが、ボリュームの調整はうまくいったのだろうか]
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