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/*
ういす。
ごめん、おやすみー…(凭れ掛って、ぱたり)
ダイス目が悲惨な中なので、自重してたけど
そろそろ明日の夜にでも、種蒔きに動こうかと思うよ。
と報告だけして、 *ノシ*
*/
投票を委任します。
研究生 エーリッヒは、小説家 ブリジット に投票を委任しました。
[意地でも回収されるまで手放すものかと思っていた。
だからその単語も聞き取るまでには至ったのだが]
(『兄』…?)
[そこから思考を開こうにも繋がらず。
すでに消耗は気力だけで超えられるものでなく。そもそも気力も戦闘で磨り減らした後で。
ザッというノイズのようなものを耳にしたと思ったのを最後に、意識は闇に*沈んだ*]
幸せが、今は死逢わせ?
なら今を、忘れてしまえばもう一度幸せになれる。
[忘れてしまえ、と。
そんな思いを乗せて羽先は腕を掠めた後地面に突き刺さる。
イカロス、という単語を用いた比喩を聞けば
遠い昔に、件の短刀をくれた先生が歌ってくれた歌を思い出す。
彼女の知る三つの歌の、一つ]
イカロスは、明日に向かって飛んだの。
飛ばなきゃ墜ちる事もできない。
飛べないんじゃない、イカロスは飛んだの、私は飛ぶの。
[月光に熱を感じれば、翼へ注ぐ冷気を増す。
冷気を失った分、彼女自身の体は熱を持ち――微かな眩暈。
けれど、負けじとばかりに大地に刺さった翼の側面を鋭角化。
逃げる彼女に横薙ぎに斬りつける]
[雪は然程経たないうちに止んでしまう。名残惜しげに空を見上げていたが]
……ふむ。
[懐から取り出した端末をカチカチと操作すると]
ちょいと見ぃ行きましょか。
[そう呟き、トンと跳び下りる。]
[更に画面を切り替え、もう一箇所人影を捉える]
……これは……。
ようやく動き出したか。
漆黒なる流星より投げ込まれた、流星の欠片。
君らも、主様を楽しませてくれよ?
[画面に映るは羽を持つ少女と制服を着た少女。
その戦いの行方を画面越しに見つめる]
[己は流星の欠片のサポートとして送り込まれた。
そしてこうも言われた。
─時と場合によっては、盾となれ─
それは文字通りの意味を持つ。
そう、二つの欠片のどちらかが負けるようなことがあれば、己はその盾とならなければならない。
それが己の仕事。
元より自分が最後まで残る必要は無いのだ。
だからなのかもしれない、勝負に関して気楽なのは]
真実を知ったのに、それで、虚実には浸れない。
忘れるって、どうやって。
[精神を集中させる分、余計に動きは遅れる。
立ち上がるも、向かい来る翼から逃れられぬと悟れば、ベルトから鞘ごと外した小刀を縦にして打ち合わせる。短いそれでは、受け切れるかは怪しい。違えば、斬り裂かれる。恐怖心が過ぎった。]
飛んだって、墜ちるんだ。
勇気を抱いて飛んだんじゃない、無謀だったんじゃないの?
それほどに強い意志があるのなら、証明してみせて。
墜ちる恐怖を知っても、翼を一度失っても、飛び立とうと思えるか!
[横へと受け流して、身体を捻り、距離を置く。
じゃらり――揺れる玉。]
ひふみよいむなやここのたり
ふるべ ゆらゆらとふるべ……!
[再度紡ぐ唄は、呪詛のようでもあり。]
[赤の輝きは強まり]<炎は昼の太陽の如くに盛る>
[屋上からビルの壁を足場に三角跳びを繰り返し、たどり着いたのはアーベルとティルが先程まで戦っていた場所。
着地直前にくるりと一回転。四肢での着地の衝撃は関節ですべて吸収。かなりの高さから落ちてきたとは思えないような静かな着地音。
突如上から降ってきた自分にアーベルがどのような表情をしたかは気にせず、ぱっぱっと埃を払い、にっこりと微笑むと]
こんばんわ。奇遇ですね。
[だがその微笑みは、昨日とは滲み出る雰囲気が異なることを鋭いならば感付くだろうか。]
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