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[新たなる、見慣れぬ紅い男を視界に収めながら、娘は治療を受け続けていた。ライヒアルトの的確な処置を覗き込むように、じと見詰めて。足首の傷も見せろと言われ娘はこくりと頷いて見せた。行き成り触れないのなら特に茶々を入れる事は無く―――]
ン、傷は深く無さそうかい…?
全貌が良く見えないから所々見落としているかも…
[すべての処置が終わると、有難うと伝え娘は淡く微笑む。重たい物を運ぶなと言われて少々困った貌をするが]
…其れはすこし、困ったかもしれない
[それだけ答えると、再び入ってきた者の足音を聞き、其方に眼差しを向けた。―――団長の姿を見止め、娘はまあるく眸を見開き。]
/*
おやあ、閉じ込めて話し合うのじゃないのかな
村じゅう駆けまわれると何か人に会いづらくなりそう
でも多角避けるならもってこいかなあ
[この場に自分達を集めた張本人が現れ、口を開く様子に黙って耳を傾ける。
橋の事、その近くで遺体が見つかった事。
事故では無い死に方をしているのを聞き、自然眉根が寄った]
───人狼、だと?
[先日ライヒアルトから借りた伝奇にも記載されていた単語を耳にし、呟くように言葉を紡いだ。
結社の話、自衛団長がその一因であることとその証。
そして、人狼を探しだすための手段についてを聞き、息を飲んだ]
僕達は容疑者と言うことか…──。
[厄介なことに巻き込まれたと、表情は物語っていたことだろう。
一人ずつ疑わしい者を処刑すると言われて、気分が良い訳が無い]
─宿屋・食堂─
え。
イレ姉達まで、なの?
[濡れタオルを手に戻ってくるとカルメンやイレーネ、ゼルギウスの姿まであって。
他はともかく身重のイレーネまで呼び出される理由が解らずに不可解な表情を浮かべた。
挨拶をされれば、思い出したように慌てて挨拶を返し。]
ゲルダ、お待たせ。
ちょっと冷たいかもしれないけど、驚かないでね。
…あ、ライ兄。お願い。
[ゲルダの手に濡れタオルをあてると、ライヒアルトの手当てに任せることにした。]
それでも、じゃよ。アーベル。
笑い話などには到底できん。
だからと言って逃げて済む話でもない。
結社とは、そういうものじゃ。
[村を離れていた間のことなど知りようもないが。
覚悟を決めた者ならではの鋭い視線がアーベルを貫いた**]
[そうしている内に、宿から下りてきた姿を見ればまた目を瞬かせて。]
ブリジット!
ベル兄だけじゃなくてブリジットも帰ってきてたんだ?
おかえり、ブリジット!
[久しぶりに見る幼馴染の姿に満面の笑みを浮かべ、手にしている煙草に構わず思わず抱きついた。
そこにまた新たに外から赤毛の男が押し込まれるのを見ると、表情は強張ったが。]
[始まる自衛団長の話に柳眉を寄せる。
人死にが出たらしい事はアーベルから聞いていたが
普通でない殺され方というのを聞けば目を伏せて
青年は十字をきり十字架へと触れ聖句を紡いだ。
けれど、人狼と聞けば目を瞠り]
――…御伽噺の人狼がこの中に居る?
[架空の存在ではないと言う団長の声。
見せられるは銀の刺青]
団長殿が結社で、人狼を探し出せ、と。
は……、処刑とは物騒な話ですね。
[探し出す方法は問わぬまま、青年は吐息を漏らした]
―宿屋 食堂―
[手提げ籠と脱いだ帽子は、ひとまず近くの椅子に]
……彼も?
[自衛団員と共に連れてこられた男には、ちらと視線を遣り、怪訝そうに眉を寄せたか。
すぐに始められた話に、意識はそちらへと向けられて]
遺体?
[きつく眉を寄せたものの、その後に続く話には困惑の色のほうが強くなる]
人狼に、結社……ねぇ。
御伽噺で聞いたことはあるけれど。
[銀色の刺青を見せられても、何処か現実味のない様子で、頬に手を当て]
……え?
[突然語られた言葉には、目を丸くすることしか出来なかった。
並べられた言葉には現実味が無いように思えて。
ただ、ひとつだけ
『一人ずつ、人狼と疑わしいものを処刑してゆく。』
それだけが強く響いて残り
篭を持った手で反対側の腕に触れ、己の身を抱いた。]
[何度か村はずれで姿を見たことはあったが、訳のわからないことを言われ怒鳴られた覚えのある彼にはあまり良い印象はなく。
それでも食事は取れているのか気がかりでたまに軽い食事をそっと置いておくくらいはしたことがあった。
その赤毛の男の後から入ってきた姿を見れば、表情は少し和らいだものの自衛団長の発した言葉に、また体を強張らせた。]
人、狼…。
[イレーネやゼルギウスもやってきて。
挨拶をする余裕もあったかどうかのタイミングで自衛団の連中が来て。団長の話が始まって]
……それでか。あんな注文……結社ねえ。
処刑とか、嘘だろう。
[ギュンターの左腕をじっと見て。
信じたくないと額を強く押さえた]
人狼の御伽噺。
占い師に霊能者に……。はあ。
[口に出してみるけれどやはり現実味が薄い]
……そりゃ、笑い話じゃねぇだろうけど、さ。
人が死んでるってんなら、尚更。
[自分が普段いる場所であるならばともかく。
そんな殺伐とした事とは無縁の村なのは、わかっているから]
……まあ、そう、だろ、な。
結社って、そーゆーもんだし。
[『知っている』からこその苛立ち。
向けられた視線の鋭さ、その決意も理解はできる、けれど]
……やってらんね。
[零れた呟きは、あらゆる意味での本音だった]
ギュン、じいちゃん…
[自衛団長の腕には、銀色の輝きが彫りこまれていて。
結社であること、ここに集まった者を疑っていること、
村を救う為、ここにいる人達を一人づつ、伝承通りにすること。
そう、淡々と告げられる言葉全てが、嘘ではないことが自衛団長の表情から伝わってきた。]
[けれど]
……『処刑』ですって?
[その言葉には流石に目を瞠り]
それは少し、横暴が過ぎるのではないかしら。
そもそも……
[集まった人間を見回し、視線は再び団長へ。
いつものような微笑ではなく、探るような深い色を彼に向けた]
“疑わしい者”の中に人狼がいると、確実に言える証拠はあるの?
─宿屋・食堂─
[結社が実在することは知っている。
父やその交友から話を聞くこともあったために。
故に自衛団長が所属の証明を持ち、それを明かした上で為された人狼の話の重大さは嫌でも知れた]
この中に、人狼、が。
……話し合うだけで人狼が見つかるなら、苦労はせんだろうに。
[呟きは立ち去る自衛団長の背へと向けられる]
───探す手段を持ち得ぬからこその手段、か。
[紡がれる話に、呆けていた貌は険しいものになる。
片手は、妻と繋いだままだったか否か。
どちらにせよ、片手は、己の人外に見える紅を覆うようにあてられ]
もし、私のこの容貌の所為で
容疑者に選ばれたのなら……――――
[誰に宛てたでもない呟き。
語尾は空に消え、去ろうとするギュンターを
燃えるような視線で見た。
まるで、それで自分を疑い、
故に身重の妻まで疑ったのなら赦さないと
暗に告げるように。]
[大人しく手当てされるゲルダ>>288の問い掛けには小さく頷き]
それほど深い傷は無いみたいだな。
何日かすれば傷は消えるだろ。
けど、多すぎるだろ、傷の数。
元気なのは良いがあんまり無茶すんなよ。
綺麗な肌に痕が残ったら、お前さんもイヤだろ?
[窘めるような言葉には案じるような響きが滲む。
クロエへと視線>>291を向けて]
お前さんからもよぉく言い聞かせといて呉れよ。
幼馴染に案じられちゃ無茶も控えて呉れるだろ。
[篭を持たない片方のは、しっかと夫と繋がったまま
処刑の言葉が突き刺さり、暫く動けぬままでいたが。]
ゼル……。
[夫の言葉は隣にいたからこそ届き、
不安気な顔のまま、見上げて
こちらから手を握り返した。]
………。
[だがいつものように、
大丈夫、とは口に出来なかった。]
ふはははは!
人狼、人狼、人狼!!
芳しきその名よ!
我が人生は赤くなりかけた泥炭の底に沈んだ木の枝のごとくゆるりと朽ちてゆく
伴侶も友も、愛も誠も失い、
武勇の勲だけが残った
お前たちの血と骨で、我が墓を飾ってくれる!
……ま、俺らがあーだこーだと騒いだところで。
じいさまが『結社』だっつーんなら、本気でやる気……なんだよな。
[ぽつり、小さく呟く。
やや、俯き加減の蒼の色は窺えず]
……しっかしまあ。
何が基準かしらねぇけど。
やり難い人選してくれやがるなぁ、っとに……。
─宿屋・食堂─
[声を掛けられれば、手を上げ応えていたが、新たに入ってきた人物にスッと目を細める。]
……………じじぃ。
[呟いた言葉は、いささか棘のある響きを含んでいたか。
そうして、睨んだ視線のまま語られる言葉を聞いていたが、]
……人狼伝承、か。まさか今の俺の始まりにこうして現実に遭遇することになるとはな。皮肉の利いたこって。
しかも、じじぃが『あの』結社員とはな。
[ぶつぶつと一人呟いていたが、短くなった煙草を揉み消すと、]
さぁて、仮にじじぃの話が本当だとして。
みんなはどうするよ? じじぃの言うことに従うか?
[新たな煙草に火を点け、辺りを見回す。]
はぁ?
[話しを聞いてまず最初の反応はそんな感じだった]
じいさん、ボケるにはまだはやいんじゃないか?
[そこに集まった人の中にそんな人狼といわれる化け物はいるようには思えず、
そもそも無実であっても殺すというその言葉にはとても賛同はできず、それでもその様子から本気度は伺え]
冗談ってわけじゃなさそうだからな、
そこまでいうなら、何か見つける方法あるっていうんだよな?
……人狼がいるってんなら。
俺のやる事は、一つ……なんだろうが。
どうするか。
……敵を探すか、味方を作るか……。
[やり難さの理由は、そこ。
誰を選び、誰を外すか。
それは、知り合いが多いが故の、逡巡]
じんろう…
[へなりと眉を下げる。御伽噺に出てくる、人を襲い喰らう存在。その恐ろしさは親が子供にいう事を聞かせる物語だけではないと、目の前の自衛団長は斯くも語りて。]
おじいちゃん…それって…。
[結社。Freemasonとも呼ばれた其れ。都会の都市伝説くらいには聞きかじっていた程度で、娘はそう深くは知らない。その証たる銀の刺青を晒し、その宣言を持って執行されるべき『処刑』を老年の団長は掲げた。]
なんで―――…
如何して、なのだい…??
[彼の決意は固く、其れは揺るぎ無い意思だとしても、娘は尋ねずには居られなかった。]
結社……―――。
そうだね、人狼も居るのだから、
そういう存在もあっておかしくないのか。
[幼い日、読んだ物語を思い出す。]
嗚呼、そうか、私は物語の中だと――狂い人なのかなぁ。
[繋がって行くピース。
物語が真実の欠片、拾っていると云うのならば
占い師や霊能者なども存在するのかと……―――。
聲に出さなかったのは、
ひとえにこれ以上妻を不安がらせない為に。
けれど、本をよく読むリヒトには、
ヴァイスの裡は読めたかもしれず。]
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