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吸血鬼か屍鬼…人狼とは、別のものだね…?
[あまり良く知らないボクは、首を傾げる。
車椅子の幼馴染は、だからでもあるのだろう。
ボクよりもずっと物を良く知っていた。
だからこそ頼るところも大きいのだが]
ボクと……、同じに、
[こくりと唾を飲み込み、背を向けた恋人を見る。
もうばれてしまっているのだろうか。
そんな素振りはない。ないと思うけれども]
[森の中をあるくとか、そんなに得意ではない。
というかどっちかというと、あまり森に入らない生活をしていた。
きてもせいぜい入り口あたり。
そんな状態だから森の中ではちょっと慎重に歩いている]
……やっぱり、ちょっと怖いかなあ……
[歩きなれていない上に、狼のことがあるから、些細な物音にびくりとしてしまう。
薬草のある場所まではそう遠くない。
ゆっくりと歩いていても15分もかからずにたどり着く]
――うわあ。
[薄暗かった。
薬草が好む場所のせいなのだろうけれど、木々がぎっしりと枝を鬱らせていて、かすかな木漏れ日が届くぐらい。
そんな場所の足元に、そこそこ生えている草が目的の薬草だった]
……早く終らせて、帰ろう。
[きょろりと周囲を確認してから、しゃがみこんで薬草を採り始めた**]
[ユーリーの言葉に、烏色でじっとその淡い笑みを見た。
それから被さるミハイルの言葉に、ん、と頷いて]
暇なら来てもらっても、と思ったけど、
ユーリーも着替えたいかも。
怪我は多分、してないと思う。
[自分が把握する限りでは、だけれど。
それからミハイルが口を深く笑み刻むものだから、
少し、口角を上げてしまう。
そして彼に車椅子を押してもらい、自宅へと戻る。
広場からほど近いロランの家は古く、玄関も軋む音を立てた*]
[ミハイルの声が男の背に届く]
僕はこの通り、大丈夫だよ。
[二人の方を向き答えた男はそのまま後ろ向きに歩んでみせた。
歩調は軽く澱みなくあれば怪我はないと知れよう。
笑みをみせてから、再び背を向ける。
ユーリーがこの村を離れぬのは
この村と村に住まう隣人との関係を好ましく思っていたから]
…皆が人狼になれば、殺されたりはしないかも。
でも…
――それでも、飢えて死んでしまう。
[隣の村までは、どれくらいだろう。
ふと、この集落全員が人狼になり村を襲いながら遊牧する、
そんな夢想を描き、微かに苦笑めいた気配を浮かべた]
……誰かを、襲う、とき。
齧って暫く様子をみてみようか。
[そんな事は無いと思うけれど。
もし可能性があるなら、価値はある気はした]
…え?
[キリルの切迫した言葉に、驚く声を返す。
そんな心算は無くて、ああ、漏れていたのか、と思い至り]
ああ、ううん。
怪我を、治ればいい、って言われて…
――まるで、人狼が治ればいい、って言われた、
みたいだった、だけ。
…気付かれていないと思う。
御伽噺の…「見分ける者」、だったかな。
そういうのじゃない限り、すぐには、判らないと思う。
―― 自宅 ――
[濡れた衣服が気になるようで足元へと視線を落とす。
人の居る場所では微塵もそんな素振り見せずに居たが
肌にまとわる冷たさには少しだけ参っていた]
水浴びには少し早かったなぁ。
[微か苦い笑みを浮かべ廊下で濡れた衣服を脱ぐ。
其れらを摘むと洗濯籠にほおりこみ
手早く着替えを済ませた。
ふと、廊下をみればぺたりぺたりと濡れた足跡]
そのうち乾くだろ。
[ぽつと零しそれはそのままにしておいた]
皆が人狼に?…ふふ。
そうなるなら、もう少しは気が楽かな。
[それでも飢えると言われれば、そうかとも思う。
その一方で、この小さな村を食べつくしてもとも思う]
───…ん。
その可能性があるなら、やってみるのもいいかな…。
[若干口調が曖昧になるのは、血に酔った時に止まれるか、
その自信があまりないせいでもある]
…夜になる前には、相談をしよう。
紅い月が天に昇ったら――
こうして話も出来ないかもしれない。
…食い散らかすよりは、
一人を食べ尽くす方が
バレない事に関しては良いと思える。
[血の匂いが身体の芯から湧きおこる飢えを呼ぶ。
ものたりない、じゃ済まない。
――足りない、飢える、――]
……駄目、なのに、
[今はまだ陽光見えるその空に、月が忍び寄るを感じる。
自身を制する理性の声は、もう、蚊の鳴く、*程の*]
怪我を、…人狼が治ればいいってみたいに?
ユーリーが?
[語尾を上げる調子。
続く言葉に、ボクは眉を顰める]
見破るもの。いるのかな。
人狼がいるのだから、いるのかな……。
[残念ながら、オリガからは何も聞いていなかった。
彼女の兄には幸いであったろう。
人狼の天敵たるもの。
その存在を知られることがなかったのだから]
行くね。
イヴァン、ごめん…ありがとう。
[別れの言葉みたいに告げた。
先に口付けを受けた手を、もう片方の手で握り締める。
きゅ。と唇を噛み締めて、踵を返し駆け出す。
駆ける頭上、夜の好天を約束するような青空が広がって*いた*]
晴れてるうちに洗濯しとくべきかな。
[窓の外には澄んだ青空が広がっている。
男は独り言ちて悩むような素振りを見せた]
――…、ん。
[急ぐことでもない。
ならば気が向いた時にすればいい。
そんな風に考えて、其れを先延ばしにする**]
いる、と思うのがいいと思う。
用心するに越したこと、無い。
[低い囁きは、揺れる心中表すように少しだけ震えた。
もしそれが先程車椅子を押していてくれた彼だと知ったら。
どうするのか…――未だそれは知らぬ事]
― 森の中 ―
[どこか遠くで狼の声が聞こえる。
その度にちょっとびくついて手がとまった。
それでもなんとか薬草を採り終わり]
さて、かえろ……ぅ……
[振り返った、道を見た。
――どちらから来たのか、森の中でよく分からなくてちょっと冷や汗]
……たしか、こっちだったはず。
[ぐるぐると周囲を見渡し。
木々が薄いほう――つまり明るいほうへと歩き出したが。
迷子になる可能性は82%だった**]
―― 自宅 ――
[玄関の扉を開けると、少し湿った屋内の空気。
机に昨夜貰った齧り掛けのチーズと硬くなってしまったパン。
すぐに見える台所は長く使っていない事が知れる有様だった]
そっち、作業場だから行ってて。
着替えてくる。
[示す扉の先は中庭に繋がる広い作業場。
大きな水槽や飴色に使いこまれた足踏みミシン、
それに油満ちた樽などが並んでいる。大きな窓は、換気の為。
中央には大人の男が大の字になってもまだ余る程の大きな机]
[濡れた服を着替え肘の傷は洗ってから清潔な布で拭いた。
作業場へと向かう。
鹿の皮を受け取ると、斜めに立てた板に打ち付ける。
鋭いナイフで内側の皮下組織に残っている脂肪と肉を削ぐのだ。
手袋をして、研いだばかりのナイフをゆっくりと動かす。
赤く白い皮の内側が、小さく削られてぽたぽたと床に落ちた]
…ね。
ミハイルは、人狼…信じてる?
[作業進めながら、ぽつりと問いを置く。
視線は手元に落とす侭に、神経は年上の男へと向けて]
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