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…さて、どうしようかシシィ。
頼まれごとも済ませなきゃいけないけど。
[にー。にゃー、にゃ、にゃーぅ]
…ああ、そう。
物好きだね、お前は。
[さわさわと葉を大きく揺らして陽の力を浴びる木々に、またねと告げる。
呆れたように呟いて、ジョッキーブーツはいくつかの気配が集まりつつある方向へと向かう。
それが猫との会話の内容]
うん、ダーヴィッドさん。そこの人。
[ハインリヒとユーディットに頷いて、窓の外を指差した。
人を指差してはいけませんというのに]
いっぱい食べるんだよ。
[ちょっとだけ思い出し笑い]
…珈琲は苦いから苦手。
[ついでにそれも思い出した]
…ぁー…なんか調査とか言ってたねぇ。
色々難航してて忙しいみたいでさ…謁見出来なかった。
[先ほどの門前払いを、先輩竜に報告。]
ん?
うん。おいしいな、これ。
[ハインリヒには笑顔をみせつつ、なかなかのスピードで箸で魚の皮をキレイにはがして骨だけにしていく。]
無差別呼び込み?
[繰り返し、そうして手をぽむり。]
……あぁ、どうやらそうなのかな?
気がついたら此処にいたわ。
[そして、目を細め。]
噂には、ね。
と言っても、かなり昔……。
[探る……古い記憶と、そして目の前の眼鏡の男を。]
[相当の長期、と聞いてどんだけ食料が置いてあったんだろう、と思うも、まぁそんなことは自分にはあまり関係の無いことで]
まぁ、そう言うことになるのかねぇ…。
あ、俺今度珈琲で。
珈琲でも紅茶でも、拘りはねぇからどっちでも良いんだわ。
[もぐもぐと魚を突付きつつユーディットに珈琲を頼む]
[青年の足が止まる。
私に向けられる、無機質な青に淡い菫色が揺れる]
……ぁ…
[視線が逸らされ、釦を掛け違えたかのような困惑だけが残る。
されど私に彼を引き止める言葉などあろうか]
………すみませぬ。
[消えそうな声でそれだけを告げ、去る背を潤んだ瞳で見送る。
そして集う気配から逃げる為、半身を翻し*空へと駆け上がった*]
…ひかないんだ。あたたかく出来るの?
[すごいね。と何処か感心したように
ほえーと感嘆の息を零して。]
オレは、イレーネ。イレーネって呼べば今はオレのこと。
おねーさんも、だあれ。
ああ、トラブルに巻き込まれやすいのは血筋かなって。
[オトフリートの不思議そうな視線に気付くと、曖昧な言葉を綴って笑う]
[指が差された先、一人の人物を目で捉える。窓から離れているために(更には座っているために)その人物をはっきりと見ることは出来なかったが]
へーぇ。
どんだけ食うのかは知らんが、食うと言うからにはもうちょい用意した方が良いのかね。
[言いながら視線を皿に戻す過程でマテウスが目に入る]
…大食いってより早食い?
いや、大食いもあるか。
[そんな感想をぽつり]
眠そうだなー。…寝ちゃったら、どうしようか。
もし万が一の時はエテルノ、運んであげてね?
『それは困ったね、ここは寒いから嫌なんだけれど』
…我侭言うなよ。 女の子、放っておけないだろ。
[ブリジットの指をたどり赤毛の青年を目にぽつりと失礼な感想を。]
たくさん食べそうな方ですね。
燃費もよくなさそうです。
んー。
リディはリディ。
[あふ]
[もそもそと立ちあがった]
こうやってね、体のなかのちからの巡りをちょっと早くしてやれば……
[イレーネに指を向ける。向けて、その命の形を感じて
動きを止めた。]
ねえ、アンタ……”何”?
ああ、やっぱりか。
[若竜の話に、やれやれ、と息を吐き]
俺も聞きに行こうと思ってたんだが……大人しく、待つしかないって事ですかねぇ……。
[別にかまやしないが、と呟いて。
女性の返事には、やっぱり、か、と納得する]
ま、無駄に有名な通り名ですからねぇ。
[くすり、と笑って]
……薄闇の公の眷属殿、かな?
[感じる月闇の気配に、確かめるような問いを投げる。
翠と紫の異眸に浮かぶのは、楽しげで、そして、底知れぬ色彩]
[微かな謝罪は騒ぎの中に呑まれて]
[風に攫われてしまったかも知れず]
[屋敷から離れるにつれて空気は穏やかになる]
[多様に混ざり合った気配が遠ざかったからか]
[その代わりに、]
――……………?
[奇妙に惹かれるかのような、ちからの存在。]
あー、行っちゃった。
[人から離れ、遂に空へと駆け上がった麒麟の姿を目にして、些か残念そうに呟く]
煩い場所は嫌いなのかな。まあ、解らないでもないけど。
[そして、離れていくもう一つの存在、いつ見ても危うげなアーベルの背にも、気がかりそうな視線を向けて、ためいき]
あっちもかあ。危なくなきゃいいけどなあ。
珈琲希望はおふたりですね。
次からは、用意させていただきます。
美味しいと言ってもらえると作った甲斐があるというものです。遠慮せずに食べてくださいね。
[優雅にぺこりと一礼する]
おねーさん、リディって言うんだ。
[眠そうだな、と思いながら立ち上がるリディを見つめる。
やっぱり、格好は寒そうなんだけれど。]
身体の巡りを早くする?
[そんな事出来るんだ、とと、向けられた指をじっと見つめて。
ふと、止まる動きにきょとんと瞬いた。首を傾げる。]
何。んー…なんだろ?
『オレ』を指すなら、”イレーネ”の中に居る一人だよ。
[不便なら、ノイって呼べば良いけれど。
…何か、おかしなこと言っただろうか。思わず首を傾げる。]
……血筋……ねぇ。
[曖昧な物言いには、一つ瞬くだけで何も言わず。
飛び去るもの、立ち去るものの様子には、一つ息を吐いて]
ま、天聖ってのは、ある意味孤独な属性だから、ね。
[呟きは、口調だけは冗談めいて]
[きょとりとしているダーヴィッドには笑顔を向けるだけ。
悪気は無いんです、悪気は]
ユーディットさんもお料理とか得意なの?
じゃあ甘いものも作れる?
[期待の眼差しでそちらを見た]
料理に関しては流石仕事柄、ってところかね?
他よりも優秀ってだけあるってか。
[揶揄に近いそれはそれでも本心から優秀と思っているようで。魚の身を一口食べてから、にっと笑みを浮かべた]
ここに居る間はユーディットの料理を食えそうだな。
いつもより良いもん食ってるかも。
ええ、家事全般なんでもできますよ。
デザートのレシピでしたら、300や400はストックがありますので大抵のものは作れます。
何かご希望のものがありますか?
[にこりとブリジットへと微笑みかけ]
[あちらこちらのエリアをふらふらと歩き出してしばらく。
なにやら余り歓迎したくない波動をかんじ、その根源である屋敷のあるエリアへと近づいて]
…どう見ても迎賓館、ってわけじゃなさそうだ。
どうするよシシィ。どうしたいか意見を言うといい。
[にゃー]
…うん、お前はそういう子だったよな。
[呆れたようにため息を一つ]
[ふらりとした足取り]
[北へと進んでいくに従って]
[草の原は薄れ風が強さを増す]
[微かに増した雷の気配]
[チリ、]
[僅かに反応を示す身体]
[剥き出しの地を素の足で踏みしめて歩む]
[時折、前髪の下から空の青が現れては消えた。]
詳しい話は知らないのだけど、ね。
まさかこんな所でそんな方にお会いするとは……いや、こんな所だから、かしら?
[そうして、眼鏡の向こうの色彩にこくと頷き。]
ご名答。
[一瞬だけ、どの名を名乗るべきか迷いながらも。]
エルザと申しますの。どうぞよろしく。
[ここ数年、名乗っていた名を告げた。]
[曖昧な笑みを浮かべる少女の窓から、美味しそうな香り]
お?晩飯できてんの?
[ブリスに一応気を使って、鉄の馬は屋敷から少し離して停める。
夕餉の香りに惹かれて中へ。]
[冗談めかした口調で慇懃にハインリヒへ一礼し]
お褒め頂きありがとうございます。
質においても他の方にひけをとらないよう、研鑽は続けているつもりです。
[マテウスの言葉に料理を食べていた手をぴたりと止めて]
…金払わなきゃならんのかね。
[要らないもんだと思って食べていたらしい。少しだけ冷や汗たらり]
えー…?…わかんないよー…。
たくさん生まれたり、消えたり。毎日してるから。
[…問われたことの無い質問ばっかりだ。
そもそも、出会い頭に皆の事に気付く人は居なかったから
当たり前といえば当たり前なんだろうけれど。]
でも、長い間居るのは、今はオレと、あと2人だよ。
[向けられた視線が、何だか居心地悪い。
眉を寄せて、思わずおどおどしてしまう。]
< 屋敷を出てどこかにいこうとしていたときのこと。
猫は、なんとなくはじっこによって、かしかしと頭をかきました。かしかしかし。ふるふる。かしかしかしかし。ふるふるる。
顔をあらって(もちろん、水を使ったわけじゃあ、ありません)、さて、もういちど、どこかへゆこうと立ち上がりました。
……とことことこ。 >
大したものではありませんが、一応用意させていただきました。
白身魚をブールブランソースで煮込んでみたのと、パンにリエットくらいですね。
もう少し用意しようと思っていますけど・・・。
[本当に足りなそうですものね、とぽつり]
知ってて、面白いモンでもないですがね、俺は。
[くすり、と笑って]
いや、意外と道端で会ったりもしてるかも?
俺は、気が向けばどこにでも行くからね。
[冗談めかして言いつつ、告げられた名を口の中で小さく繰り返し。
それから、腕の中の従魔に目を向ける]
こちらこそ、どうぞよしなに。
……ああ、この子は、セレスティン。
機竜卿の、従魔だ。
[ちまちまと魚を突付いていたが、外の喧騒にちらりと視線を向けると]
……何だか、賑やかになってきたね。
[ポツリと呟き、「ごちそうさま」と席を立ち、荷物とシノを携える。]
部屋って好きなの使っていいのかな。ちょっとシャワー浴びようと思うんだけど。
[ユーディットの返事に目が輝く。
何か希望はと言われると真剣に悩み、だが決まらなかったようで]
ええと。お勧めのがあればそれがいいな。
色々なものが食べてみたいもの!
・・・・代金は想定してませんでした。
機鋼界に通貨があるとの話は寡聞にして知りませんが。
体で返します、とかは無理ですかね。
[肩をすくめて。あまり本気にはしていないようだ。]
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