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[ベアトリーチェが眠そうにしているのを見れば、
そっと抱きかかえソファーに横にさせる。
そして毛布をどこからか見つけてかけてあげる]
おやすみ、ベアトリーチェ。良い夢を…
[と静かに言うと、ここでブリジットの方を見る]
やめれ。そんなこと言ったら、
僕が後でどんな目に遭うかわからないじゃないか。
僕はまだ死にたくない!
[真顔でにらむ]
[ヘルガの変化に風が怯え、慌てて周囲から逃げ出す。窓の隙間から外へと飛び出して行った]
……背中痛ぇ……。
[若干復活したハインリヒが声を漏らす。消耗が激しいためにヘルガの不機嫌オーラにはまだ気付いていないっぽい]
[影の少女へと声を掛ける翠樹の少年には、無事に彼女を見つけられた事への礼を口にして。
外へと向かう影の王を見送りつ、眉を寄せる。
次々と出て行った王達に湧き上がる不安。
なれど、それを抑えるよに手を緩く握り胸に当てた]
[そして、眠りに付く天聖の少女。
かけられる言葉達。
その穏やかで切ない響きに、私はそっと歌を紡いでいた。
優しき眠りに導かれますよう、名も無き天聖なる君が元へゆかれますようにとの*祈りを込めて*]
"ティル"じゃないよ
僕は、リック。
気にしないで。
ちゃんとここにいられるのだから、……君の連れも安心だと思うし。
[ブリジットにそう笑って、しばし、虐待………ないしSMを見ている。過激だなぁと。]
[微妙にもがくふわもこを、慣れた様子で押さえ込む。
自分も同じような姿になるからか、ポイントを掴んでいる様で]
だってぇ。
こうでも言わないと、ヴィオやめようとしないもの。
[ユリアンに睨まれれば、困ったようにそう返し。
腕の中のふわもこは「きゅぅぃ!」と同意のような抗議のような声を上げる。
こちらを見てくるセレスに気がつけば、触る?と言わんばかりに小首を傾げて*抱え直したり*]
[蹴飛ばされるユリアンには涼しげな顔で。]
その程度で死ぬようなら、君はもうとっくに死んでるさ。
ふむ、突然、ねぇ……。
[唇に指先を宛て。風の力を纏っておれど、彼は人の子。そして、先ほどぐしゃりと潰されたハインリヒという男も人の子。]
……ま、彼の調律でこれ以上大事にはならぬとは思うが……。
[彼の力は信用してるものの、無茶をしないかと言う意味で気がかりだが、当然我が家に二人きりの子供達も気がかりな訳で。]
[表情険しくなるアーベルに涙を浮かべたまま微笑むと]
ごめんね。でも、これが樹竜王様と交わした『契約』、だから
私は、本来あの日に死んでいた身だから
でも、お蔭でアーベルに会えた
アーベルが私の手を持って行ってたのは運命の皮肉だったけど
ああ、そうか。ひとつだけ心残り、だな
アーベル。私はアーベルのこと……
好き、だった、よ
[そう言い、涙を流しながらにっこりと笑うと、光が一際強く輝き、彼女の身体は無数の翠の胞子となって空中へと飛び立っていった]
ご無沙汰しております。
[軽く膝を折って目上の相手に挨拶を。
鬼ごっこという言葉に少しだけ機嫌悪そうに肩を竦め]
ええ、まぁ。
そのようなものです。
[茶会の言葉、少しだけ葡萄酒色の瞳が瞬く]
…茶会にしては、ずいぶん毛色が違う者も混ざっているように思えますが。
[きろり、と。
先ほどまで踏みつけていた男を睨んだが王の手前今のとこ手を挙げる気配はない。
先ほどまでは兎も角]
[広間を出て、外へと向かう途中、館の主に呼び止められる。
どこか困ったような、思案顔の様子にどうしたのか、と問いかけて]
……はぁ?
[返る言葉に、思わず上がったのは惚けた声]
15人目、心魔 クレメンス がやってきました。
心魔 クレメンスは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
おや、少々遅かったようですねえ。
[樹木の影から現れ、笑う]
まあ、仕方ないでしょう。全ては、主の御心のまま。
いずれまた、お会いしましょう…聖なる子。
[ゆったりとした足取りで、館に向かって歩き出す]
……いや、そりゃねぇだろ、いくらなんでも。
[思わず素が出た。
というか、交差した力の波動が歪みを加速させ、館周辺区域が妖精界から一次切り離されかかっているとか、そんな話を聞かされては。
さすがに、声も裏返ろうというもので]
……わかった。
なるべく急いで調律する。
[結局、出たのはため息混じりの言葉のみ。
お願いします、と頭を下げるマーガレットにああ、と頷き、外へと出て]
……っとに、もう。
[やっぱり出たのは、ため息だった]
[静かに流れる聖獣の歌声に、少しだけ優しい気持ちになりながら、影精の腕の中で抗議の声を上げるヴィオの頭をぽむ。]
……今しばらくは、我慢しろ。
[ちらと、ソファーに横たえられた少女に一瞬視線を移し。]
あの子も眠りに付いた様だしな……。
それでもまだ暴れるようなら……。
[ぼんやりと闇が覆う手で、ヴィオの頭をそのままわしゃわしゃ。]
[触る? との問いに、ふるる、と首を横に振る]
白もふさんがいるから、いーの。
[ちょっと論点が違います。
そして当の白梟は、どこかがっくりと。
一方、すみれ色のふわもこはと言えば、月闇の王にわしゃわしゃされて、ちょっと大人しくなった。らしい。
やっぱりこっちもこっちで、弱いようだ]
/*
カミーラ、一応だんな様の前では自重してるはずなんだがねぇ……。まぁ、こいつは精霊としてはまだ若いから、って事でねw
リックに水アベでちょっと絡みにいきたいと思ったが……キャラがあいてても中の人のキャパが足りんから無理やね、うん。
[踏みつけられた打撲と内臓への衝撃で未だ起き上がれず。床にうつ伏せに寝そべったまま長らく動かない]
……しばらく平穏かと思ったら、脆くも崩れ去ったなぁ……。
[ここに放り込まれた時点で平穏は崩れ落ちている気がするが、完膚なきまでに破壊したのは紛れも無く陽光の親子だろう]
はぁ〜あ、いつになったら戻れるのやら。
[茶会に参加すれば、と聞かされては居るが、それが事実であるかも分からない。ましてや更に事態が悪化しそう担っていることなぞ知るよしも無い]
……?
今、何か……。
[悪寒のようなものが走ったような。
そんな心地に、瞬き一つ。
ふと、過ぎったのは、精霊王たちのやり取りの中で聞いた名前]
まぁーさか、なぁ……。
[零れた言葉は物凄く、物凄く。
嫌そうな響きを帯びていた]
……ん。
[瞬間、感じた気配。
それに、貴紫の双眸は険しさを帯びる]
……気が、増えた……か。
やれやれ、面倒が助長しなきゃいいんだが。
[ちら、と今出てきた館を振り返る]
……例によって、貧乏籤かも知れんが……頼むぞ、時空竜。
―――……、
[何事かを発そうと口唇が微かに動いて、]
[されど紡ぐ音が少女の耳に届く事は無く]
[天井に開けられた大穴の先には広がる天]
[翠の光は蒼穹へと溶けてゆく]
[後に残されしは死に満ちた冷たい世界]
[視界を彩るのは生の証たる赤ばかり]
[轟音が巻き起こり、][其れすらも翳んでいった。]
貴様がハプニング体質なだけだろうが。
[もう一回踏みつけてやろうかとばかりに背中を見下ろして。
父が何をしでかしたかは知らないが、彼を再起不能にするのには十分だったらしい]
[不機嫌そうに肩を竦める様子には、同じように肩をすくめ。]
仲良き事は美しきかな?
[そう言いながら、一瞬だけど、自身の、そして伴侶の父親の事を思い出してみたり。]
どうやら招かれざる客……いや、招かれておらぬ筈が招かれてしまった客人もいらっしゃるようだな。
ま、とりあえずは貴方も紅茶なぞ如何かね?鬼ごっこの途中ならお疲れだろう?
[言いながら、ティーカップに紅茶を注ぎ、差し出した。]
[影輝の少女と月闇王になだめられているヴィオレットに
安堵の溜息が自然と出る]
カミーラさん、僕は極一般的な人間なので、
こいつが本気を出せば瞬殺されます。
こいつ、ハーヴェイさんやカミーラさんのいないところで
僕に対してどんなことやってるか知らないでしょう?
[と言いつつ、ユリアンも懲りずにちょっかいをかけるのが
悪いのだけど]
[開いた翼を繰り、館の上空へと舞い上がる。
力の流れを見やれば、確かに一定空間の位相に異常が生じていて]
……まあ、何も起きなければ、このまま落ち着かせられる、か……。
[前提に多少不安を感じながら小さく呟くと、空間より愛刀を呼び出し、す、と構える]
……数多なる力の均衡司りし影輝の力、それ束ねし王たる者の名において、命ず……。
乱れし波動、鎮まりて均衡を生せ……。
[言葉に応じ、零れ落ちるは、*貴紫の光の粒子*]
/*
ふと思った。
ヴィオやら双子やらいるのに、ユリアンってバイト辞めんって凄いよねっ。
絶対双子も"おにーちゃーん"って無茶やってそうだもんなぁ。
子供って、若いおにーちゃんやらおねーちゃん相手だとむちゃくちゃやってくるしね。
ん?
それはきっと、それだけユリアンに懐いてるって事だろうさ。
[そうして、いい笑顔を浮かべ。]
ま、何かあったらその時は骨くらい拾ってやるから安心するがいい。
仲良くなどありません。欠片も。微塵すらも。
[全力で否定する。
差し出された紅茶に少しきょとんとしたが、わずかな会釈とともにそれを受取る]
恐れ入ります。
[紫のもふもふをちらりと横目に、手近な席に腰かけて。
そこでようやくユリアンだとかちび影だとか、そのほかの存在に気がついたわけだが]
[何だか、妙に嫌そうな保護者の様子に、碧の瞳をきょとり、とさせ。
それからふと、新たな力の流れを感じる。
自身と対となる、属の力。
……それが保護者に悪寒を感じさせているなんて、気づいてなんかいないったらいません]
……だれだろ?
[小さく呟き、好奇心の赴くままにか、とてとて、と外へ]
[花びらは、ひらりと舞い落ちて、その手に吸い込まれるように消える。
目の色はくれないに。
ユリアンに見られていることは気付いていたが、その目が戻るまでは振り向かずに。]
て。
セレス?
[唐突に歩き出した機鋼竜に気づき、慌ててその後を追う]
こら、今は出るな、危険物に遭遇する可能性が高い!
[何気に物言いが酷い。
彼の魔に対してはいつものこと、ではあるのだが]
ふふ、カミーラ様相手だと大人しいね。
[腕の中のふわもこにクスリと笑い。
それからつい、と顔を天に向けた。奇しくも、いや当然か、月闇王と全く同じタイミングで]
……。
[目を瞑り、静かに意識を澄ませた所で]
あれっ?
[気がついたのは誰よりも近しくなった人の気配。
それに紛れて心魔のそれに気付き損なったのは、幸か不幸か]
[陽影月は父親に反抗するのがお約束なのかなどと思いつ。]
[ティーカップを受け取る陽光ににこりと笑い。]
ま、そう言っていられるうちが花、なのかもな?
[透明な旋律は波紋となり、天聖の気を乗せて響き渡る。
眠りを妨げぬそれは、決して大きな声ではないのであれど]
……おやすみなさい、よき夢を。
[やがて旋律は掠れるように途切れ、囁く声は密やかに。
そうして、眠る少女から離れて。周りの様子を静かに見回した]
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