情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―自室―
[軽く身支度を整えた後、先日も読んでいたレシピ集を机に広げる。
内容はほぼ全て頭に入っていたけれど、母の遺品に当たるそれに触れる時間は、いつも密やかで心地よかった]
…、駄目かも。
[その筈なのに、どうしても落ち着いて目を通すことは出来なかった。
無表情のまま、ぱたりと本を閉じる]
気分転換。……お風呂か、料理か…。
[悩みながら、部屋の外へと]
…何、だ。
[混乱][困惑]
[無意識のうちか][ポケットに入れた鷹]
まさか。
お前が…いや。
[一瞬][誰かに問うような言葉は]
…僕が、
[己に向けられ]
[愕然と][掌を見つめ]
[きしりと床に悲鳴を上げさせながら廊下を歩く]
[歩みがゆっくりとしているのは考え事をしているためか]
[人狼を探し出し始末しろと言う自衛団の言葉]
[探す術を持つらしいイヴァン]
[探す術は持たぬが人狼を滅す使命を持つウェンデル]
[自分は探す術を持たない]
[人狼が誰なのか露見するまで待つしかないのだろうか]
[今のゼルギウスに、先んじて対処すると言う考えは浮かんでいない]
[しばらく後に考える内容は一転する]
[今居る面子の中で信じられるのは誰だろうか]
[疑えないのであれば、信じる者くらいは作っておきたかった]
[浮かんだのは、3つの顔]
探すなと言われても、探したくないと思っても。
探さずにはいられない。そういう風にできているようだぜ、俺は。
だがなあ。絆を結んだ相手を失い、信じていた相手を告発しなければならない一生は。
あまり楽しくはねえなあ。
さてと、広間にいくか。
それとも…
[特に目的もなく廊下にでる、
腰には木刀をさげている。すこしふるびて年代を感じさせるというよりはぼろっちいみすぼらしい印象を与える木刀。]
ああ。
おなじ、だな。
[向けられた茶色の瞳を暗き翠は受け止めて。
問うような言葉に、一つ頷く]
終わりにしたい。
……結末がどんな形であっても。
[続いた言葉は、どこか独り言めいて]
―二階廊下―
[部屋を出て、ふと感じる違和感。
何か――どこか知った匂いがする。]
?
[きょろと辺りを見回して。
何かを探すように廊下を歩き。
一番濃い匂いがする部屋の前で立ち止まると、
丁度向うからゲルダが出てきたところだった。]
おはようゲルダ。
[扉の前に立ったまま、ゲルダをみやり軽く手を上げる。]
……なんだって、言うんだ。
[先の事を思い出す。
明らかに、あの子供に――
恐らくは、あの子供の持つ痣に、反応していた。
けれど、何の為に。何の意味があって。]
同じだと、知らせようとしている?
[敵なのか、味方なのか。
考えを巡らせる。
単純な事柄かもしれないのに。
疑いは容易には消せず、故に、惑った]
[この件が終わったら山奥で一人ひっそりと暮らそうか?
いや。それまで自分が生き延びられる可能性は薄いのだった。そう思いだして彼は苦笑した]
[ラインハルトの言葉には穏やかに応える]
ああ。俺だって死にたいとか、殺されてもいいとは思っちゃいねえな。これっぽっちも。
[思考とは無関係に、身体を動かす。
新しいシャツを羽織り、袖を通した。
濡れた包帯と手袋は身につけられない。
上着の代わりにセーターを着る。
閉められなかった扉。
風は、隙間から微かに外の音を運び込んでいた]
……出くわさなければ、その必要もない、とは。
楽観視に過ぎるか。
[イヴァンの言葉に浮かぶのは苦笑い。
事実、避けようとして出くわしている自分がここに、いる]
それが普通だ。
自ら、死を望むいわれは、ない……。
[それは、人狼にも相当するのだろうが。
敢えて考えには置かなかった]
[思考を繰り返し、ゆっくりと歩みを進め]
[辿り着いたのは一階の広間]
[中は人も疎ら]
[どちらかと言えば厨房の方に気配が多いだろうか]
[さして気にせずに広間のソファーへと近付き腰掛けた]
[思考を続けているために周囲への注意は薄い]
─ 一階廊下→広間─
―二階廊下―
[掛けられた声は、よく知る親友のもの]
おはよう、ナターリエ。
[こくりと頷くのは、手を上げるのに合わせて。
微かな匂いは気付いても、さして気にとめもせず]
…?
[ナターリエの前の扉が開いたのに、翠玉の眼差しを移す。
酷く、驚いた表情の人]
ああ、先生ど…
[扉が開き、中から出てきた人に声をかけかけるものの、どこか様子がおかしくて。]
どうかしたか?
[なにかあったかと姿を見ると、ブラウスに血がついているのが見えた。
怪我でもしたのかと、血痕箇所に視線が止まった。]
先生殿、それは。
[怪我でもしたのか?と、言おうとして。]
[廊下に出るとナターリエとゲルダの姿がみえて]
よぉ、ちょうど二人ともでるところか?
[ナターリエは部屋からでてきたというより、その部屋に向かったという感じで、
そこはゲルダの部屋の前でもなく]
どうかしたか?
[ふと鼻腔をくすぐるほのかな匂い、
自分にとってはなにかとかぎなれた匂い。
しかし今この場においてはあまり似つかわしくない。
ふとナターリエが前にたっている部屋から飛び出す人物に視線がいく。
たしかアーベルといったか]
っと。
[カップの片づけを始める様子に、一つ、瞬き]
ああ、そこは俺がやっとくから。
[とっさにこう言ってしまうのは、五年間の主夫生活の反応か]
指でも切ったらまずいし。
[言いながら、箒はどこだ、と周囲を見回す。
同時、カップを落としたウェンデルの様子も、気にかかり。
視線はふい、と上を向く]
[交わされる声]
[次々と][出て来る人]
あ、…ああ。
どうも。
[我に返るも]
…!
な、…何でも、ありません。
[血の痕]
[隠すように握り締め]
[扉を開け放したまま][横を擦り抜けようとし]
[名を呼ばれたことでハッと意識が戻る]
っと…おはようベアタ。
良く眠れたかい?
[先に居たことに気付けていなかったのが申し訳なくて]
[自嘲を含んだ笑みを浮かべて挨拶を返した]
[老婆の姿はいつも通り、広間の隅。
いつからいたのか、いつからいなくなっているのか。
そういう認識力がなくなってしまうような存在感。
老婆がずっと広間にいるのには理由がある。
ここからなら、全員の動きがどうなっているのか。それがある程度までなら分かるからだ]
……。
[2階で一体何が起きるのか。
それは、すでに予想はしていた。疑惑の種を振りまくために、自分が移動することも考えたが、自分などよりも、他の人が見つけたほうが効果は高い。
そう思った老婆は、やはり広間で座ったままだ。
穏やかな笑みを浮かべたままで]
[聞こえる話し声。
ふと、足元に目を落とす。
脱ぎ捨てた上着。
転がり落ちた万年筆。
ズボンのポケットに入れて、扉へと寄る。
白い袖の先には、覗く朱い花]
えへへ、実は、あんまり…
[わたしは照れたように笑いながら、自分の眼の下を示す。]
[クマができて少し色が悪くなってる。]
ゼルギウスさんは、今起きたところですか?
おはようございます、アーベルさん。
[何はともあれと、乏しい表情で挨拶を。
少しばかり、その様子を注視はしたものの、短い間のみ]
マテウス兄さん。
うん。あたしは、丁度部屋から出たところ。
[端的な言の葉を返す]
だいじょうぶ。
[ライヒアルトの申し出には、そう返して。子供はかけらを拾い集める。そして、中でも大きめのものを一つ、チュニックのポケットから出したハンカチに包んで仕舞い込んだ。特に動作を隠す様子もない]
何でも無いって。
怪我をしたなら、薬師殿あたりに見てもらったほうが。
[脇をすり抜け、何処かへ向かおうとするアーベルに手を伸ばすも、すでに自分からはやや遠い位置に。
講師の向かう先にマテウスの姿が見えたが。
こちらの会話は聞こえていただろうか。]
なら、いいが……。
[カケラを仕舞い込む仕種に、瞬きを一つ]
……なんに使うんだ、そんなもの?
[零れ落ちたのは、素朴な疑問]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新