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[イレーネが目を覚ましたのに気づけば]
おはよ、イレーネ。
甘いシュークリームかシフォンケーキはどう?
ホットミルクもあるよー?
[向ける笑顔と口調は、すっかりといつも通り]
うん。じゃあ俺もお願い。エルザ
[お茶についても、ウェンデルへの説明は相変わらずの任せっぷり。動かないのかいとかも相変わらずだろう]
そういやそうだよな。セットでなら、そういう存在の力を借りるしかないわけか
[エーリッヒの言葉に考え込むようにぅーんと声を上げつつ、イレーネが起きたというのに視線を向けた]
─広間─
[呼ばれたと言う認識は出来たのか、ゆる、と顔がハインリヒへと向く。声は発さずに、頭がかく、と垂れたが、どちらの質問についての頷きなのか分からぬよな仕草]
[散々もふられたあとに解放されて、胸に手を置いて、数度、大きく息を吸って吐いて、を繰り返した]
……どちらも、違う、と思います。
[ローザへの返答をする際は、少しばかり物憂げになる]
そういう、役目……………だから、
――……村の、長たるものとして、は。
[後の台詞は、付け足しのようだった。
嘘でもないが、まるきり真実でもない、というような]
人狼、……を、見つけ、ないと。
[そう口にすると、苦しさが和らいだ気がした]
……お腹、空いた、よ。
[欲望は聲として響く。どちらの意識が表に出ているのか曖昧な状態。欲望だけを見るなら、おそらくは獣の意識が大半を占めていただろうか]
―広間―
[紅茶を、と伸ばした手が誰かの手とぶつかりそうになった。
見上げればエルザがいて、困ったように手を引いた]
あ、エル…エリザベート。
片付けるのか?
[皆が呼ぶのと同じようには呼ばず、どこかぎこちなく問いかけた]
[紅茶を一口飲もうと手を伸ばしたところで、周囲の人の、あるいは猫の鳴き声に幼なじみが目を覚ましたことを知り、振り返る]
……レーネ、……………まだ寝てる?
[ハインリヒへの反応と思わしき頭の動きに、疑問混じりの声。
傍に寄って、顔を覗き込もうと]
[微笑む様子のエルザには、こちらを気遣っているのだろうと、
こちらも出来るだけ明るく接する]
どうだろうな。
それがどんな力かにもよるだろうしな。
[エルザにそう答えながら]
ああ、お茶頼む。
ありがとうなエルザちゃん。
[カップを回収する様子に返すのは笑顔、
その様子を何とはなしに眺めたり]
─二階・個室─
ああ。
……まあ、色々と制約が大きいんで、長持ちしない可能性が高いんだが。
こればっかりは、どうしようもないんで、ね。
[言いながら、翠は刹那、左胸へと彷徨うが]
……『魂を視る者』……も?
やれ、やれ。
どこまでお膳立てがされてるのやら……。
[告げられた言葉に、翠は再び昔馴染みへ。
それから、向けられた問いに、空いている方の手で軽く、頭を掻く]
結果は……まあ。
昔からお世話をおかけしてきた昔馴染み殿と敵対せずに済みそうという。
俺としては真にありがたい結果となった訳ですが。
[言いながら、なんだか視線が泳いだ。猫が見ていたら、呆れ返る事請け合い]
うれしくないセット販売だな。
[ユリアンの言葉に返すのはそんな軽口。
広間の空気が重苦しく感じたので、そんな言葉が漏れたのかもしれない。
ユリアンの視線につられるように、そちらに視線がいきイレーネが起きたことに気付き]
おはよう。
[そう声をかけて、フォルカーの決意を耳にしたりしていた。]
ああ、起きたのか?
[声をかけた後、聞こえてきたコエ。
そうコエを返して]
お菓子とかでよければもらっておけ。
[あえて深くは突っ込まずそう答えておいた]
―広間―
なんだ、お嬢はまだ寝惚けてるらしいな。
[かくん、と頷いたイレーネを見て、
子供はかわいいものだと思いながら、かすかに笑う]
寝たいなら無理に起きなくてもいいぞ。
好きなだけ寝てろ。
[と、呑気に声をかけたのは、
やはり子供達をこの事態から遠ざけたかったのかもしれない]
助教授 ハインリヒは、修道士 ライヒアルト を投票先に選びました。
─広間─
[覚醒しきらぬまま、一声鳴いた猫の背を条件反射の如くゆるりと撫でて]
…んー……。
[ぱち、ぱち、とゆっくり瞳を瞬く。フォルカーに顔を覗き込まれると、それが幼馴染であると認識して、安堵するかのよに柔らかく笑んだ]
―広間―
分かったわ。少し待ってて。
[ユリアンを見て頷いていたら、ハインリヒの手を掠めた]
あ、ごめんなさい。
温かいの淹れ直してこようかと思って。
…そのままで構わないんですよ?
[ぎこちない呼び方に小首を傾げる。
髪がパサリと片側に流れた]
/*
「初回聖痕占いかよ!」って突っ込みはありそうですが。
こと、泡沫系に関しては、結構ありだと思うんよね、俺。
1村の時も言われたよな覚えがあるが。
どうしても、双花聖痕の存在があるから、灰が狭くなりがちなのがある意味ネックなんで。
逆に、ここを占って初回に灰を狭めない方が、PC視点で動き易いと思うのよ。
あっちもこっちも白、だと処刑の理由付けとか大変だしね。
……まあ、今回は縁故でおいしいと思ったのもあるが。
美味しいものは、早く食べなきゃ。
誰かに、取られちゃう。
[未だ覚醒しきらぬ雰囲気で、うわ言のよに聲を紡ぐ。起きたか、と言う問いには、んー、と言う曖昧な返事を返していた]
でもこうなったらいないよりマシじゃない?
安売りなんてせずどっちも販売停止してくれてよかったけどね
[エーリッヒの調子に合わせるでもないが、同じような軽い調子で返す]
…でもよ。そういう力持ってても万能じゃないだろうしいたとしても…素直に…いうかな?
ああ、そうだな…。
[かすかなコエでそう答えてから、続けて返ってくる曖昧な返答に、
苦笑をもらしそうになり、止める]
そのまま寝ぼけた振りして、フォルカーにでも甘えておけ。
[まだ意識がはっきりしてないだろう相手に、そんな軽口を返したりとか]
レーネ、寝起きあんまりよくないから……
[ハインリヒに返す少年には、子供らしい様子に戻っている。
片付けをしてくれているエルザの様子が目に入り、感謝を紡ぐ代わりに頭を下げた]
……ホットミルクでいい?
[ローザの問いかけを引き継いでイレーネに尋ね、微笑みに釣られて表情を和らげて、覚醒しきっていない目の傍、頬をそっと撫でる]
―広間―
あ、ああ…そうか。
俺も、手伝おうか?
[エルザが温かい物を淹れ直すと言うのに、珍しく手伝いを申し出てみたり。
ふわ、と視界の端を流れた髪に、視線を僅かに逸らした。
―似てはいない。名前も、呼ばれ方が同じなだけ。
しかし、どうしても面影を重ねている自分に、どうしようもないなと僅かに苦笑した]
確かに最悪の片売り販売よりはましだな。
お代がそろって高すぎる。
販売停止じゃなくても、どっちもあいにくとうちじゃ販売してないけどな。
[軽い調子で返すユリアンに、返すのはやはり軽い調子だったり。
続いた言葉に頷きながら]
無理にとはいわないさ。誰だって自分の命は大切だ。
[表立って皆に言えば、それは危険なことでもあるのはわかるから]
それに今一番探すべきなのは人狼の方だしな。
―広間―
そう楽はできないのかしら。
神様も意地悪だわ。
[悪戯ぽくエーリッヒに答える。
いつものようでいて、こんな状況には似つかわしくないだろう]
ホットミルクもね。
[ローザにどうやって用意したのかを聞いて。
ハインリヒの申し出に一度二度瞬いた]
そうですね、一度に運べてしまうから。
お願いしようかしら。
[再び微笑み、そう言って台所へと向かった]
―二階・個室―
…制約?
[彷徨う視線には、訝しげに目を細めたか]
嗚呼。
ソイツにお前が信頼できると判断されたら、そのうち話があるかもな。
[自らその名は口にしなかったが、その時ばかりはやや揶揄うような口振りで告げる]
――…そう、か。
[けれど続いて告げられた『結果』に視線は落とされる。
そこには相手と同じ理由も多少は含まれていたかも知れないが]
─広間─
[フォルカーに訊ねられて、もう一度かく、と頭が垂れた。頬を撫でられると、手が撫でる相手の手───ではなくフォルカーの両脇に伸びて。背に手を回し、ぎゅっとしがみ付こうと力を込めた]
[完全に寝惚けています]
任せたっ
[頷くエルザにきぱっといった。ハインリヒとのやり取りはなんとはなしに眺める程度。フォルカーの挙動には気づくことなく]
今は片方しかあるのかどうかもわからんわけだが
それ以前にんなもん販売し始めたら在庫たっぷりでエリ兄破産するもんな
…だよな。
…じゃあ…結局のところ…やることは難しくも多くない……
………ライの顔が…ずっと見ないね
[静かにぽつりとしばし見ていないがここにいるはずの人物の名を呟いた]
―広間―
[力についての会話を耳に挟んで、即座に、きっと言わないだろう、と思った。
しかしそれは口には出さなかった。
もし言い出そうとしている人がいたなら、それを妨げてしまうのは得策ではない。
村人の事も深くは知らぬ自分には、少しの情報でもないと何もわからないから]
そうみたいだな。
まぁ、良さそうだとは思ってなかったがね。
[イレーネの寝起きはよくないと言うフォルカーににまっと笑った。
さっきまでしっかりした事を言っていたかと思えばこの子供らしい表情。
他人の子ですらかわいいと思うのに、自分の子がいたら大変だろうと
胸の裡で自分にあきれ返っていた]
─二階・個室─
……ん、まあ、なんと言うか。
大きな力には、対価がつきもの……ってヤツかな。
[視線を彷徨わせたまま、返したのは冗談めかした言葉。
『力』の対価が自身の命、とは。
さすがにすぐには言えず]
……そう、なる事を願いたい、ね。
[『魂を視る者』は、ある意味では対。
その信を得られぬのは、痛手ともいえた]
……って……ミーネ?
[揶揄うような口調から一転。落とされた視線と、告げられた言葉に、翠はやや、細められる]
証明する手段……って?
ライさん、そいえば顔みないねぇ……どしたんだろ。
[ユリアンの呟きが聞こえれば首を傾げ、続く呟きには「おぉっ!」と感嘆の声をあげたろうか]
それはつまり、ついにオトちゃんがヘルさんのお嫁に?
[やっぱりそっちなのか]
―広間―
はいはい、承知しました。
[灰皿から煙草を取ってくわえ、空いたカップを持って立ち上がる。
誰かの姿が見えないとユリアンが言うのが聞こえ、
そう言えば1人、今日は見ていない顔があると気がついた]
嫁入り間近だな。
[オトフリートとヘルミーネの事を聞けばにや、と笑って、
それからエルザの後を追って台所へ]
……?
[気付いたときには、少女の手は少年の背にまで回されていた]
わ、
[篭る力、よりも近しく感じられる温もりに、小さく声をあげる。
きょときょとと数度瞬いて、「レーネ?」と幼なじみの名を呼べど、寝惚けているのだと知れば、頬から手を滑らせて、あやすよう、その背を叩く。
黒猫はサンドイッチ状態かもしれない]
……今すぐだと、冷めちゃうかな……。
[ホットミルクの行方を思ってぽつり呟く。
混迷する現状は理解していても、今は、傍の存在が大切だった]
……オトせんせい、結婚するんですか?
あれ、でも……………嫁?
[聞こえてきた単語に、オトフリートのからかわれっぷりをよく知らない教え子は、しきりに首を捻っていた。
ライヒアルトに話題が及べば、天井――二階を見上げもしたが]
んー…わかんない。部屋にいるってことだろうけども
どうしたんかなー。体調悪いんだったら見にいったほうがいいかな?
[少し考えるように言うが、考えているのは別のことで]
いや、がんばって婿になってるかもしれない
[と、ローザとハインリヒに言う。
一体なにをどうがんばってるのでしょうとかは各自の想像に任せます]
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