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服飾師 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
同じことをしても、次はもう敵討ちだとなるのでしょうから。
人間が一番怖いのはそこね。
[数に勝てないというウェンに同意する。
事故の時も、偶然通りかかった同胞が気紛れを起こしてくれなかったらきっと自分が死んでいた]
占い師も出てきたわ。
ロミちゃんを占ったのですって。
[情報は全体に晒されるのかどうか。
自分一人だけが聞いたわけではないし、すぐには手が出せない]
どうぞどうぞ。
こっちは営業妨害もいい所なんだから、
それっくらいしてもらわないと割が合わないですよ。
[ミリィ>>244に頷きながら茶を差し出し。
どうせだったら茉莉花茶分はふっかけてしまえ、と腹黒い計算もあったりする。]
[そんなやり取りをしていたから、ヨハナが立ち上がる>>243のにはすぐに気づけずに]
あ、それなら……。
[取ってきますよ、というより先に、やんわりと断られて、二の句が継げなくなった。
この状況に、皆でいるのも辛いかも知れない、と。
そう思ったら、引き止める事はできなかった]
[ミリィの視線も見返して、去るノーラの背を一度見て。
ロミへと視線を戻してから
小さく開いた口は小さな声を紡ぎ続ける]
わ、タシハ…じ、自分の証明、は、出来ないから。
わ、かったひとの、そ、ソバにい、いて、
で、出来ることデ、マモることしか、出来な、イ。
わ、タシ自身ヲ。
ひと、に、信じて、モラうのは、難しイ。
[人付き合いすらまともに出来ないのだから。]
は、
本当に厄介だ。
此処に人狼がいないことにして、
納得させて逃げるしかねえってか。
[声には不機嫌が滲んだ]
――嗚呼。さっきから話してるのは、それか。
何かと思ったが。
じゃあ丁度良いな。ロミを
[言葉はそこで、小さく区切られた]
刺繍師 ゲルダは、交易商 ミリィ を能力(占う)の対象に選びました。
[ウェンデルとライヒアルトの会話で
そういえば朝食の為に家を出たのだと思い出したが
食べる気にはなれずアーベルにねだる事はしなかった。
ロミとゲルダを見比べて、また視線を落とす]
ロミは人狼じゃない。
[ぽつ、と呟く声はやはり小さなものだった]
……どういう了見も何も、聞いたのはお前だろうが。
[突っ込み返し>>251にも負けない。
自分としても、食べ物が無駄になるのは不本意極まるのだが、こればかりはどうにもできなかった]
はいはい、いいよ。
[ライヒがウェンデルに告げた言葉がこちらまで聞こえていたかはわからないが。
聞こえていたなら、自業自得だ、と心の内で思って。]
胃に優しいものなら、いくらでも作るよ。
[宿屋を出るヨハナを心配そうに見送りながら、
ゲルダが紡いだロミに関する言葉に、小さく息を吐いた。]
何をもめていらっしゃるの?
[ヨハナの傍に行こうとしたのだが、止めようもなく出て行ってしまったので。近くにいたライヒアルト達を見て首を傾げた]
…もシ、アナタを人狼、だと糾弾す、スル人が、いたら。
げ、ゲルダはチガウと、言ったから。
先にゲルダをこ、殺せ、と、い、言って。
[ロミに向けて添える声は、低い]
……に、しても。
[は、とひとつ息を吐く]
予定、狂いまくりだ……。
[玉泉へ行って、水での清めをするつもりでいたのに、思わぬ事態にそれは棚上げになってしまった。
前途多難だな、と思っていた所に聞こえた呟き>>255。
意識の大半は、ヨハナと、後はウェンデルとのやり取りに向いていたから、ゲルダたちの話はほとんど聞いていない。
だから、カルメンの呟きはだいぶ唐突に思えて]
……なんだよ、いきなり?
[緩く翠を瞬いて、こう問いかけていた]
わ。
私だ。
[私の疑問に応えてゲルダが広げて見せてくれた布>>247を見て、瞬く。
一緒に描かれた猫さんはポケットの中のハンカチの猫さんに似てると思った。
視える、というのがどういうことかは良く解らなかったけれど、ゲルダが私を人狼じゃないと判じた訳は理解できた。
離れていくノーラや傍にいるミリィを見ることなく、宿を出ていったヨハナに気付きもせず。
続く言葉を紡ぐゲルダ>>254を見つめて。]
ゲルダお姉さん。
私のこと、守ろうとしてくれたんだね。
ありがとう。
[一番最初に私を知ろうと決めた理由は、きっとそうなんだろうと思ってお礼を言った。]
あ、いや、大した事じゃないですよ。
[ノーラの問いかけ>>258に、軽く肩を竦める]
聞きたい事に答えたら、文句言われただけ?
[思いっきり大雑把な説明をした所に、更に突っ込み>>262が返ってきた]
なんか納得してなかったっぽいから、説明してやったんだろうが。
まったく。
俺だって、思い出したくなかったってーの。
…わ、たしが、ね、狙われるなら。
そ、そのときは…ほ、他に犠牲者が、いない、てこと。
し、死ぬ前に…
得た、情報、つ、ツゲラレなく、ちゃ、
…い、意味、ナイもの…
[ミリィから渡された髪の毛は大事そうに受け取った]
[ライヒアルトの声に驚いた風に目を瞠る]
――…あ。
[片方の手を己の口へと宛がい塞ぐ仕草]
な、……なんでもないの。
[うまく誤魔化す言葉が見つからず
詰まりながらの言葉に説得力があるか否かは言うまでもなく]
え、と。
ほら、……ゲルダも、言ってた、から。
[ひっかかりを覚えながら続けたのはそんな言葉]
─洗面所─
……うん。
早く、こんなこと終わらせて……ロミも、帰れるように、したいし。
[僕以上に怯えていた友達が、本当はお父さんの事を大好きな事も、僕は知っています。
食堂でなされた宣の事は知りませんが、僕は彼>>249に頷きを返しました]
……。
[しっかりしてる>>250なんて、滅多に言われない言葉です。
頭を撫でられていることもあって、照れくささを感じながら顔を上げると、そこにあったのはやっぱり笑顔でした]
[宿を出て惨劇の場所へと向かおうとして。
どうにも足はそちらへは向かず、何度か周囲を行き来して何故か広場へとたどり着いた。
広場のベンチに腰掛ける、血濡れの老婆の風体は異様だっただろう。時折感じる人の視線には、同情の色が強いように思った。
ぼんやりと、背中を丸めたまま座りつづけどれくらい経っただろうか。
影の形が変わる頃、ベンチから降りて向かったのは
夫が死んだ場所ではなく、自宅の方だった。]
うん。……お願いします。
[髪を掬う手は、いつもの母の手とは全然違います。
何となく背筋を伸ばして、改まった言葉遣いなどもしてみましたが。
いざ始まればそれが何となく心地よくて、僕は目を閉じていました]
─ 自宅 ─
[どうしても足が向かないのなら、もう一度荷造りをすればいい。
そんなつもりで、始めは扉をくぐったつもりだった。
そう始めは。
ほんの一日も離れていない我が家なのに、帰りつくと酷く懐かしい物に思えて目頭が熱くなった。
夫はもう帰らない。
そう思うと涙が止まらなくなって。
一人になると、長く咽び泣いた。
ああ宿を出て良かったと思う。
あそこではこんな風には泣けなかっただろうから。
涙が枯れて果てるまで、嗚咽を押し殺しながら泣き続けた。]
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