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…人狼なんて、いないですよ。
ゲルダさんも言ってたです。
[ロミルダは言う]
《本当に?
ロミルダは本当に、そう思う?》
…。
[同じくらいの視点からまっすぐに見つめられて、ロミルダは困った顔になる。
口を開かないまま、少しの時が過ぎた]
《まぁ、いいか。
それならさ、確かめてみようよ》
[男の子はふいに視線を逸らして、ロミルダに言う]
確かめる、ですか?
《うん。
人狼なんて、いないんだよね?
それをさ、団長さんに分からせてあげようよ。
そうしたら、みんなここから出られる。
ロミルダだって、陸に行ける》
…陸に、行けるですか?
《僕のいうとおりにするならね》
[男の子の返事から、少し間が空いて。
ロミルダはこくりとうなずいた]
―広間―
[ぼんやりしていたのか、それともまた眠っていたのか。
ロミルダはふと顔を上げて、ぱちぱちとまばたきをする]
……ふぇ。
[少しの間宙を見つめてから、すとんと椅子から降りた]
[椅子の傍の自分のかばんをごそごそと漁って、取り出したのは色紙の束。
色とりどりの紙の中から1枚を選ぶと、残りはかばんにしまって、椅子に座りなおし、何かを折り始める。
何をしているのか聞かれたなら、ロミルダは『折り紙です』としか答えないだろうし、実際そうとしか見えないだろう。
ただ折り紙を楽しんでいるにしては、妙に真剣だったけれど]
[やがて、できあがったのは一匹の魚。
ロミルダは少し考えて、スケッチブックを引き寄せて、ページをめくる。
絵の描かれた1ページに、紙の魚を挟みこんで、ぱたんと閉じた]
はぅ。
[一仕事終えた、といった態で、ロミルダはカップに残っていたルイボス茶を*一口飲んだ*]
見つかる前に
あいつを壊して終わらなくても
見つかる前に壊せたら
[高揚感は、場を壊すことへか][人を壊すことへか]
[それとも]
[目覚めつつある仲間への]**
/*
ハーリの発言読んでメモ見て戻ってきたらローミュの発言があった件。
何と言う速攻。
で、ローミュも何かある、っと。
んー、痣関係が今のところ見えないのが不思議な感じ。
読み落としてるかしら、やっぱり。[読み直して来いよ]
んーと、このタイミングで動くのは占い師くらいかしら。
ところで『色紙』を『しきし』と読んで「何故それを折る…!?」になりかけましt
『いろがみ』だよね。
この中で料理できるのって誰なんだろ。
いや、俺は基本、食えればいいから作ってくれるなら、文句言わないけど。
俺がやると、塩で丸焼きとかになるからなー…。
[ゲルダとクロエ、ブリジット辺りに期待の視線を向ける。
ちなみに、大穴扱いでユリアンにも視線を向けて*おいた*]
[イスで休みながら適当に談笑を続けていたが、ダーヴィッドの料理云々の声が聞こえると]
お。もうそんな時間になったんだ。
そんじゃま、体調の確認代わりに、いっちょご飯でも作ってきましょうか。
まー、旦那相手じゃないので、愛情という名のスパイスが入ってないから味については保障しないけどね。にはは。
[言いながら立ち上がってみると、先ほどまでよりはずっと楽になっていた。
くぴ、と残っていた水を一気飲みして、ブリジットが台所へと移動した]
─集会場・広間─
……あの、なぁ。
曲教えるだけだってのに、なんだよその、みょーになまぬるい笑顔は。
[ダーヴィッドから向けられる、何とも評しがたい笑みに、大げさにため息をつく。
話題が魚の料理法に移り、再度視線を向けられると]
……やれってんなら、やるけど。
お師さんのと自分のと、毎日作ってるし。
[さらりと言った。
一応、自炊暦はそれなりにある]
[とか、言っている間に立ち上がるブリジット。
やはり、先に立つのは心配で]
あー、なんか、手伝います?
[カップの紅茶を飲み干して立ち上がり、台所へと声をかけた]
───台所───
さて、何があるのかな。
[食料を備蓄してあるところをごそごそと探ってみた]
うーん。いつも通り魚が多いなあ。
野菜は何処?
[ごそごそ]
うん。あったあった。
お肉は……無さそうかな。
[ごそごそ]
あ。これかな?でも、量少ないな。みんなで食べる分には少し足りないかも。
調味料調味料。
[ごそごそ]
[ごそごそ探している最中にユリアンに声をかけられると、そちらに顔を向け]
お。んじゃ手伝ってもらおうかな。
てか、自警団の人も含めたら、すごい数多いし、手分けして色々と作っちゃったほうがいいんじゃないかな。
君の腕の見せ所だ!うん。
……自衛団の連中のも?
団員連中よくても、団長のじい様があーだこーだいいそうな気がするなあ、それ。
[自分たちを「人狼」の容疑者として扱う団長が、こちらの作ったものを食べるか、はやや疑わしい気がして、ぼそり、と呟き]
ま、そーでなくても人数多いのは確かだし。
手分けしてやりますか。
ロートス、お前は広間に戻ってろな。
[まだ肩にいた鸚鵡にこう声をかけ、自分の荷物の側に戻すと腕まくり]
[食材を用意すると、長い髪を後ろで纏め上げて、腕まくり一つ]
さて。始めますか。
[開始の声を上げると、慣れた手つきで料理を始めた。
トントントンというリズミカルな包丁の音と、グツグツ煮える鍋の音]
〜♪
[鼻歌を交えながら、楽しそうにブリジットが作業を進めていく]
まあ、相手が食べるかどうかはともかく、用意しておくのとしておかないのとじゃ、前者のほうがまだ気分いいじゃない?
それに、なんだかんだ言っても、お腹すいているときにいい匂いでもしたら、ふらふら〜って寄ってくるよ。きっと。
[テキパキと作業を進めながら、そう笑いながら返す]
気分の問題、か。
ま、確かに食い物の恨みを買うよりはマシ、ってとこかな。
[笑いながら返される言葉に、は、と一つ息を吐いて。
こちらもこちらで、作業を進めていく。
母親を亡くす以前、病がちになっていた頃から台所には立っていたから、一つ一つの作業は手馴れたもの]
─広間─
[ダーヴィッドのにやけっぷりは気付くはずもなく。
視線を気にせぬまま紅茶を飲み続けた]
[魚の話題とその調理法に関してはただ耳にするだけ。
料理が出来ないのもさることながら、その技術すら知識に無い。
故に口を挟むことは出来なかった。
料理のために台所へと向かう足音を耳にし、離れ行く気配を感じる]
[カルメンはソファーでしばらくぼんやりとしているのだった]
[トントントン]
大根は、葉っぱまで有効活用。
捨ててしまうなんてとんでもない。
[熱湯でグツグツ]
鶏肉の量少ないけど、使っちゃえ。
[蒸し器でムンムン]
塩、胡椒は大事。
[鍋でジュウジュウ]
ごま油の出番〜。
[最後にたらして出来上がり。
大根葉と鶏肉の炒め物である]
しかし、備蓄、結構あるけど。
……これ、何日分のつもりなんだか。
[先に確かめた時も、かなりあるな、とは思っていたが。
なんて事を言いつつ、野菜を使ったスープを作り]
あ、そーいえば。
果物も結構あったっけ。
[デザート作りにまで、手出ししていたり]
[料理に応じてくれたブリジットに視線を向けて]
料理作れるぐらいまで回復したんですね。
よかったよかった、看病した甲斐があったなぁ。
ちょーっとまだ不安でもありますけど。
[大丈夫か問いかけるように首を傾げるも]
でもまぁ、流石にハハオヤの面目躍如、ってとこか。
愛情込みじゃないのは残念だけど、期待しておきまーっす。
[ユリアンの溜息はさらりと受け流し、手伝いに向かう背に手を振った]
―一階・広間―
[気が付けばもうそれなりの時間になっていて、魚の調理法から夕食の話になり、それを受けたブリジットとユリアンがが台所へと向かうのを見送る]
主婦に任せるのが一番安心か。
オレも出来なくなないけど、味の保障は出来ないしな。
[少なくとも、男やもめが作る料理よりは安心だろう]
備蓄って言っても、私たちだけが集会所を使っているわけじゃないし、色々な人用じゃない?
これが終わったら終わったで、また誰かが使うんだよ。
でも、鶏肉は私が使っちゃった。にはは。
……ん。こんなもんかな。
[量としては、かなりの量を作ったところでブリジットが手を止めた]
そっちはどんな感じ?
えーと、人参と、オレンジと……と。
[オレンジ色の物体相手に、なにやらごそごそ。
しばし、すり下ろしたりかき回したりと忙しなく]
よしゃ、あとは冷やしておけばよし、と。
[待つ事しばし、ボウルに満たされたのは鮮やかなオレンジ色。
汲み置きの水と暗所を利用して、冷やし固めの態勢に]
ああ、そか。
泊り込みで会議とか、たまにやってるしね。
[それだけだよな、という気持ちは意識の奥に沈めておいて]
あるものは、使っちゃっていいんじゃないの?
俺も、貴重品結構使っちゃったし。
あ、大体できたかな。
後は、おまけが冷えて固まれば、問題なし、と。
―回想―
うぇっ…それは勘弁…じゃあ先に飲んじまうか
[そんな軽口をいいながら、着替えと手紙を書くためにと部屋に戻るローザを見送って、釣果の魚二匹をもって一階へと行き
― →一階広間―
お。集まってんね。ほい。お土産
[二階からの魚のお土産です。やはり水人や漁師のお二人は特に驚いているようで]
正真正銘二階から降りてきたぞ。
って、いやいや、本当。ただの運だから。それに一つのとこに居つくのは苦手だから流民はやめれませんって
[とクロエ、ハインリヒに答え、お茶については要望もせずあいたところに腰掛けて]
俺は漁師とか水人特有の調理とかがあるならくってみたいかなぁ…まあ今はあまり匂いとかがきつくないのがいいけど
[それは妊婦に対する気遣い半分。単に自分の胃が変なのが半分であり、調理に行くのは今は食にたいしての気力がないため見送った]
カーラちゃん、大丈夫?
疲れてない?
[懐こく近付いてきたロートスを肩へと招き。
ひょい、と、ぼんやりした様相のカルメンに近付く]
もー少ししたら、ご飯くるらしいけど。
カーラちゃんって、嫌いな食べ物とかあるー?
[わそわそとロートスの頭を撫でるように、手を伸ばす]
――…え、ハインリヒのにーさん料理出来るの?いっがいー。
[出来るとしても自分と同程度のレベルだろうと判断はしつつ]
そういえば
[台所から戻ったロートスがダーヴィッドの元に行くのを目で追って、思い出したように]
ユリアンとどんな話をしていたんだ?
聞いて拙いようなら訊かないけど。
[残っていた紅茶を飲み干して、ダーヴィッドに尋ねてみる]
ん。
それじゃ、子供たちがお腹をすかせていることだし、出来ている分から持って行こうか。
[言いながら、取りあえず持てる分だけ持って、広間へと戻っていった]
───広間───
はーい。
みなさんちゅうもーく。
[作った料理の一部を運びながら、ブリジットが広間のみんなに声をかけた]
今日のメニューは、
鮎汁、大根の香り和え、大根葉と鶏肉の炒め物、魚の豆腐蒸し、あさりの酒蒸し、ブロッコリーの昆布和え、後ひじきです。
それから、ユリアンさんのほうからもあるので、自警団の人たちも一緒に食べてくださいね。
みんな好き嫌いしないように完食するように。残した人は後で折檻だよ?
[最後に大きく笑ってそんなことを言った]
[折り紙を折っているロミを目の端に捉えつつ軽く周囲を見て]
…そういや、ゲルダがいうには知識が豊富で聡明で優しいらしい新しく来た人
いないんだな
[何気なく。ゲルダがいって恥ずかしがっていたことは少し大きめの声でいっています]
そりゃお前、一人で暮らしてりゃそれくらい出来るさ。
焼き魚とか。魚の煮つけとか。
[前者は串を刺して焼くだけ。後者はぶつ切りにして煮ただけである]
一度食ってみるか?
[人が多いとその分話も聞けて楽しくはある。
けれど自分が他とは違うことも目の当たりにしてしまうため、その場に居ながら壁を作り出してしまうことも多々。
今そうなりつつあったが、ダーヴィッドに声をかけられ少し顔を上げる]
つか、れ……。
すこし、つかれた、かも。
たくさん、オカリナ、ふいた、から。
[答えたところでダーヴィッドの手が伸び、カルメンの頭を撫でた。
最初はきょとりとしていたが、撫でられたことに笑みを戻しつつ]
きらい、は、ない。
でも、からい、は、にがて。
ユーリと?
んー…、2階から釣りは無いよなってツッコミと。
あと、あれだねぇ。
[ちら、とロミに一瞬だけ視線を走らせる]
人狼の絵本持ってたから、読み聞かせてもらってた。
[頭痛云々については、必要を感じず、口を開かずに。
ぱんっ、と手を叩いて]
あ、そー言えば、にーさんお伽話とか話してたんだって?
にっあわねーって、二人して言ってた。
[けらけらと明るく笑い出す]
子供たち……ね。
[ブリジットの物言いに、少しだけ笑って。
できてる分から、という言葉に頷いて動き出す]
って言っても、俺は大して手出ししてないけど、ね。
[ブリジットの言葉に、そんな突っ込みを入れつつ。
彼女の作とは対照的に、手軽に食べられるようにまとめたサンドイッチの盛り合わせと野菜のスープをテーブルに。
自衛団員が大っぴらに食べるのは色々と辛いだろうから、こっそり持ち出せるように、と。
そんな配慮も少しはあったりなかったり]
おぉぉぉおーー
[ブリジットの高らかに料理の紹介をするのに効果音のような感心の声を上げる]
……せんせー。体調がいまいちの人も折檻なのでしょうかー
―広間―
僕が作ると味が薄いって文句が出ると思う。
[ダーヴィッドの視線に天井を見た。そう言いながらも調理させて自分で調整するのが婆の日常だった]
ブリジットさんやユーリが作ってくれるならおまかせしたいな。是非味わってみたい。
特有の料理はどうなんだろう。甘露煮とかは皆も作るよね。
[ゼルギウスに言いながら婆に教わった料理を思い出していると、ブリジットたちが戻ってきた。
多彩なメニューに拍手する]
あ、あとおまけで、デザート作ってあるけど。
……ニンジン食えないのって、いないよな?
[こて、と首を傾げつつ、そんな問いを投げてみたり]
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