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お疲れの所、謁見の栄を頂いたこと、感謝いたします。
[儀式の後の女王の疲れを慮り(妖精王の長話につきあった己の疲れも、もちろん)謁見は早めに切り上げて、女王の前を辞する]
[離宮を出てすぐに、男は当たりを付けた秘宝の安置される場へと「道」を繋ぐ]
ゼルギウス…今、秘宝への道を開いた。外は頼む。
─南の森・川辺─
……さあて、と、どうするか。
とりあえず、状況を把握しないとなんないな。
どう動くか決めるためにも、正確な情報は欲しいし。
[小さく呟くと、両手で頬を軽く叩き、悪戯な笑みを引っ込める。
さすがに、この状況でにやにやしているのがよろしくない事くらいはわかっていた]
とりあえず、知ってそうなのは……騎士団長かな?
[何故にそこで王が出てこないのかと。
そんな、突っ込みを入れられそうな呟きをもらしつつ、ともあれ、人を探して歩き出した]
はい、わかりました。
[マテウスの声が聞こえ。
そして幻を見せる水晶を割る。
ふわり、水の気配が広がり。
マテウスには現実を。
女王や警備のもの、通りかかるものには何も変化はないと言う幻を。
その効果時間はそれほど長くなくて]
あまり持たないかもしれませんので、お早めに。
―宴会会場―
[イヴァン>>269に、すれ違ってた?と小首傾げたり。ナタル>>272に勧められる物を榛名と一緒に片っ端から口にして、辛かったりすると目を白黒させていたり。ゼルギウス>>275の話が倍近く誇張されてるとも知らずにほえほえと驚いてみたり]
んえっ?
ボクは特に行きたいわけじゃないし。
[榛名>>285のお誘いは、大きなカップに口をつけながら、ふるふると首を振った。
冗談と言われると肩を竦めて見送って、またごくごく]
んーんーんー。
これははじめてのむけど、おいしー。
[誰に向けるでもなく、にへらと笑う。
これまた予想通りです]
[水の気配の広がるのを感じ、聞こえた声に頷く]
承知。
[速やかに、痕跡を残さず。それが必須。男は自ら開いた道を通って、秘宝の元へと急ぐ]
[離宮の近くに潜み。
マテウスが事を為すのを待つ。
幻は女王すらも騙したが、かといってそれが長く続くわけはなく。
マテウスが秘宝をさらい、場を離れると同時に女王にかけた幻は切れる。
警備のものたちは未だ惑っているため、離宮を封印するまでは、持つだろう]
[辿った気配の通りの場所に、秘宝はあった。生有るもののように脈打ち輝くその姿に僅か手を出すのを躊躇する]
我が悲願の為、その力借り受ける…
[意を決してその輝きを手に取った、刹那、声が聞こえた]
「そこにいるのは、誰です?」
[それは、つい先刻、謁見した女王その人。ゼルギウスの術のおかげで、姿も気配も伝わらぬ筈だが、秘宝を手にしたことによって、別の何かが伝わったらしい。だが、全ては遅かった]
/*
とりあえず、よっぱが多い事は把握。
さて、宴会場離れてるのはマテさん除いて三人かー?
誰のところに行こう。
ゼルに突っ込むのは、ちとあれかなぁ……。
─館周辺→─
[空が変になったのに気づいたのはその途中だったのさ。]
……なぁリッキー、空が薔薇みたいな色になるのって夕方だっけ?
[あたいは首をかしげてそう尋ねたのだけど、リッキーは何ていったっけ?
薔薇色の空に、さっき見たアレを思い出して、あたいはまーた微妙な顔してたんだけどさ。
空に気を取られてたんで、あたいは誰かが近づいてきてても気づかなかった。
それがあたいの天敵だってのにきづいたのは、いよいよそいつの姿が見えてからだった。]
あ。
ここであったが100年目ぇ!
["であいがしら"にあたいはそいつを蹴り飛ばそうと飛んでったんだが、あっさり避けられるか捕まれるかして色々未遂に終わったのさ。]
―宴会会場―
成る程。
[ゲルダから説明>>249を受けて、合点したように頷く。
蔓輪については分からなかったが、問えば答えは返っただろうか。
それ以降彼女と言葉を交わす際には、先に会った時よりぎこちなさは取れていた。
単に慣れだけではなく、大きさのお陰もあるのかも知れない]
……ム、すまぬな。
ではフラーケ殿、と呼ばせて頂く。
[案の定「ヴァ」を上手く言い切れず、「バ」だの「ワ」だのと苦戦しているところへ、イヴァン本人から助け船が二つ>>269提示され。
間違いなく言い易いのは後者だったが、初対面での呼び方でもないだろうと前者を選択した]
[彼の食事は宴会という場においては割合質素に見えたかも知れない。
それでも本人は十分に満足していたのだが。
やがて周りの妖精たちがそれぞれに散らばり始めた頃、彼も席から離れる旨を告げ]
やれ、少し酔うたか。
[近くの木の上に止まり、尚も続く宴会の様子をのんびりと眺めていた]
─宴会会場─
んーふーふー……んー…。
くぅん?
[しばらく広がり行く薔薇色を眺めていたが、一緒に酒を飲んでいた妖精の姿が見えない事に気付き、首を傾げる]
あれぇ〜?
帰っちゃったのかなぁ。
……んぅ、おみず、ほしぃ〜……。
[四肢を動かしゆらゆらしながら立ち上がると、水を求めてふらふらり。
汲み桶に満たされた水を見つけると、ざぶんと頭を突っ込んだ]
がぼがぼがぉ……。
…っぷはぁ!
すっきりしたぁ。
[自ら顔を上げると、ぷるぷるぷるーと全身も震わせて顔から水を飛ばす。
誰かが居たら飛び散った水を被ったかも知れないが、そこまで気は回らない]
封じよ。
[短い力を込めた言葉。その意を受け、秘宝の力が、女王を離宮ごと絡めとる]
ゼルギウス、離れろ!
[だが、同時に女王の放った力が、盗人を捉え、その場に封じようと輝きを放つ。妖精珠と妖精の女王、二つの力がせめぎあい、重なって、辺りに薔薇色の輝きが広がった]
[男が、その力に捕まらずに、離宮の外へと逃れる事が出来たのは、ただ幸運の成せる業…別の見方をするならば、それは不運の始まりでもあったのだが**]
[不意のマテウスの声に、とっさに離宮から離れ。
離宮が封じられると同時に薔薇色の光が周囲一帯を覆い始めるのに苦虫をかんだような顔をした]
――これは……
妖精界一帯に広がりそう、ですね……
[閉じる前に逃げるにはもう遅く]
早くこの場から立ち去りましょう。
ああ、秘宝を一人で持っているよりは二つに分けたほうがいいかもしれませんね。
─ →宴会会場 ─
わ…エーリッヒちゃん、くすぐ、ったい。
うん、いっぱい、お話したいな。
[エーリとおでこをくっつけて擦り寄られると擽ったくてクスクスと笑いながら、お友達いっぱいできるよ、といわれると嬉しそうにありがとう、と言って。
ナタルとリディと手を繋ぎ、エーリとイヴァンも一緒に宴会会場へと向かった。
ナタルが一瞬苦笑を浮かべたのは気がつかぬまま。
そして移動した先、自分と同じように手を繋いで歩いているお姉さん達にナタルが声をかけたので、きょととした視線を向けた。]
ナタルお姉さん、お友達?
[そう聞いたところで、なんだか興奮した様子で小さなお姉さん?がナタルに話しかけてきて。
その傍らのなんだかちょっぴり眠そうなお姉さんも嬉しそうにナタルに話しかけるのを見れば、やっぱりお友達なんだ、と納得した。
二人のお姉さんも一緒にどうかな、とナタルから同意を求められると、うん!と元気に頷いた。]
いっしょにいてくれる人、いっぱいだと、うれしい。
あのね、私、ビーチェっていうの。
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