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[起き上がる刹那。
ぐらり と視界が揺れる。回る。
少女は細い手指で顔を覆う。小さな息。]
――…は、…
[――音。遠い音が聞こえる。
かちりかちり 時を刻む音。
無遠慮に刻み続ける音。
顔を上げる。亜麻色の髪がさらりと落ちた。
長い睫毛を震わせて、手指の隙間から
その光景を、 見た。]
8人目、消防士 ダーヴィッド がやってきました。
消防士 ダーヴィッドは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[脳裏に映るのは、黒い煙に侵されていく青い空。
伸ばした手の先、求める鮮明な青。
カチリ
その時、何か音がして……
すべてが瞬時に消えた。]
/*
うん、多少無理して動いても大丈夫なのは身体能力が元々高いからいうことにしておこう。
しかし、本当に自分、ランダム神にからかわれるなぁ。
…鳥、かしら?
[何処からか響く音。目を開ける。
硬質なアクリルの殻。まだ体温の戻らぬ掌を、ひたりとつけた。]
じゃ、ここは……たまごの、中?
[生まれる前の雛のように、殻の外をフシギそうに見上げて、
そっと、蓋を押し開けてみる。
]
それにしても、これ……は……。
[目に入るのは、あかの瞬き。
気だるい身体を引きずるように起き出して、隣の装置を覗き込む]
………………。
……なんの。
冗談だ。
[抑揚のない声が小さく呟く。
赤のアラートが彩る、無機質なしろ。
それが意味するものは、説明を求めるまでもなく、知れて。
故に、説明がほしかった]
うっ……。
[アラーム音が、コールドスリープから目覚めた頭に響く。]
成長期は、随分昔に終わったはずなんだけど。
[成長期には、足を引っ張られるような感覚で度々起きていた。
そう寝起きの霞かかった思考で、思い出す過去。]
イカロス……かな。
[酷く鮮明に覚えている夢。
その内容に、小さく呟いて、
長い眠りの為か凝り固まった首に手を当てる。
――そこにある感触に眉を顰めた。]
9人目、研究員 ハインリヒ がやってきました。
研究員 ハインリヒは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
…… …なに これ
[囁きと吐息の合間のような声。眉を顰めた。
ゆっくりと、眸に光が宿る。“夢”の焉わり。]
何事なの…?
……Errorだなんて、…――
[花が咲くように、赤いランプが点滅する。
秒針は知らん顔で時を無遠慮に刻む。
頬から顎先、咽喉元へと滑らせた手。
頚に巻かれた黒い首輪に触れると、僅かに表情を強張らせた。]
10人目、盲目 ベアトリーチェ がやってきました。
盲目 ベアトリーチェは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[トクトクトク。規則正しい音がする。長い時間この音を少女は聞いていた。それがどれくらいの時間であったのか、かぞえるのも忘れ、深く深く眠っていた。
その音が、大きくなって、目を覚ます]
……何の、音?
[腕を先に伸ばす。かつん、と爪の音が響いた]
ああ。
目が覚めたのね、私。
こほん。
[小さく咳払いをして、冷凍睡眠装置から抜け出す。辺りを見回すと、いくつかの開いた装置と、赤いランプが点滅する開いていない装置と、未だ沈黙を守る装置が目に入った。]
目覚めたという事は、治療法が見つかったはず。でも。
[眉をしかめる。蒼い目が映す景色は廃墟のよう。]
責任者はどこ。
[声を張り上げて踏み出した足がよろけたのは、病気故か、久しぶりに歩くせいで歩き方を忘れている為か。叫び声をあげかけた口を自分の手で押さえ、前のめりに倒れ込んだ。]
……とりあえず、これは違うが。
あいつらも、確か、いるはず……。
[零れ落ちるのは、掠れた呟き。
昔馴染みや、仕事上付き合いのあった者。
その内の幾人かも、ここにいた、と記憶していた。
そんな事を考えながら、ぐるりと周囲を見回す]
……俺だけ、というわけでは。
ないようだな。
[他にも開く蓋を見て、ぽつりと呟く。
声にはほんの少しだけ、安堵したような響き]
11人目、写眞家 アーベル がやってきました。
写眞家 アーベルは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
また、死んだ恋人がいる設定ですか。
…………幻夢では初めてだもん、初参加だから。
でも、中バレ要素、だね。
……うん。
今日、何日だっけ?
[手首を見る。]
あれ、無いや…腕時計。
いつもしてたはずなのに。
[血色の悪い肌を不思議そうに撫ぜ、ついでに着ていたものにも気がつく。
普段着るはずのない、水色のゆったりした服。]
なにこれ…まるで入院患…
…あ。
[ようやく思い出した。
計測機器の首輪に手を触れて、夢じゃないことを確認する。]
[辺りを見回すと、いくつかの装置があいていて。]
おはよう。
…起こされたって事は、もうクスリ出来たの?
[話しかけながら寝台を降りる。
感覚の戻りきっていない足はうまく力が入らなくて、ぺたりと床に座り込んだ。]
[ゆっくりと、立ち上がる。慎重に。
足が歩くことを忘れている。
手先がまだ冷たい。]
――… これは、…何の冗談?
[咽喉が、声を思い出す。
確かめるように立ち上がり、
足を踏み出した。取り巻くは――いばら]
…… ――
[カプセルを支えにしながら、
倒れる様子は見せない。注意深く観察をするように
辺りを見回し、開かぬまま赤を燈すひとつへ、
視線を向けた。]
[突如遮られた眠りにむず痒げに眉を寄せると、
首に感じる違和感に手を伸ばして緩く引っ掻く。]
[そして気付く、これがいつもの目覚めとは違うことに。]
[響き渡るアラームが、聴き慣れた目覚ましとは違うことに。]
………ん……
[時間をかけて紺青の瞳が開かれると映し出された見慣れぬ天井、
覚醒したばかりの眸は、記憶を辿る。]
[何か。][何が。][何で。]
…んもぅ、まだ寝ぼけてるみたい。
[ぺしぺしとふくらはぎを叩いて、隣の装置を支えに立ち上がる。
点灯している赤いランプ。半開きの蓋。
どんな人が居るのか、と覗き込んで。]
…っ。
[息を呑む。苦悶の表情を浮かべた石膏の彫像。
否、それは…病に冒されたものの成れの果て。]
やっ、
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[思わず悲鳴を上げてあとずさった。]
[青灰簾石]
[アクリルなのかよくわからない、透明のケージカバーの向こう]
[瞬く]
何。
[何が起きたのかわからない]
[冷たい機械の中]
[膝を抱えていた手を持ち上げた]
[瞬く]
[開いた?]
[押し上げて、体を起こした]
[───頭が、痛い]
[うたかたのように浮かぶ、眠る直前の記憶。]
…" "…。
[確かに口にした言葉、唇がそれを形作ると]
[また悲鳴が聞こえ、今度は身を起こした。]
[続々と起き出す気配を感じながら、さて、どうするか、との思案に耽っていたものの。
唐突な悲鳴>>29は、その思索を半ば強引に断ち切った]
……やはり、俺の錯覚ではなかったか。
[今更のよな呟き。
かすみがちな視界の見せた錯覚か、という甘い思考が砕かれる]
……落ち着け。
大声を上げれば、それだけ、消耗するだろ。
起き抜けで、負担をかけるな。
…なんで、なんで?
どういうこと…???
[床には淡く塵が積もっていた。
まるで、暫らく手入れのされていないような状態に思える。]
ね、お医者様は? 看護士さんたちは…?
[おろおろと辺りを見回す。
冷凍睡眠装置から目覚める人々に不安そうに問う。]
[少女の視界は闇。その目に光を映すことはない。病ではなく先天性のもので、光のない世界が当たり前だった]
確か、そう。病にかかってここに居たの。
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう?
[突いた手を押すと、それは開いた。身体を起こして耳を澄ます。その目が開くことはない。
縁に手をかけて指で辿った場所に、自身の名前が刻まれていた。
Beatrice=Grey(ベアトリーチェ・グレイ)の文字。簡素な水色の服と不釣合いな首輪には02の数字があった]
[バンドに刻まれた数値を確かめる。]
Lv.3まで、もう少し、か。
[成長期に節々の痛みに悩まされたことだけはある、
長い四肢をぐっと伸ばした。
長い眠りの為だけでない、ずしりとした重さを腕に感じながら、
押しあける装置の扉。]
……これは。
[身を起こしたことで、広がる視界。
周囲の様子を確かめ、緑の眸を瞬いた。
あわてて装置から降りるのは、女性の悲鳴が聞こえたから。
降り立った、足に感じるのも砂のような重さ。]
…なぁにが、起きてる?
[それは悲鳴へ向けての言葉だったのか、
眸と同じ色の髪を緩く掻きながら、欠伸交じりの第一声。
覚醒したての紺青はまだ視点が定まりきらない。]
[だって、眠る前の記憶が確かならば。
そしてこれが夢ではないのならば。
本来なら聞こえてくるのは――歓声の筈なのだ。]
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