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[冷い水で顔を洗って眼をさましてから、ベアトリーチェは居間への扉を開きます。]
お父さんに、お早う。
お母さんに、お早う。
[さっきとおなじに、にこおと笑って挨拶して、ぺこり、ぺこりとお辞儀を二回。お父さんの大きな手に頭を撫でられて、お母さんの料理の甘い匂に鼻をくすぐられて、くすくすと笑み声が零れました。
樫の木造りの椅子は子供のせいには高くて、腰掛けると足が床につかず宙に浮んでしまいます。両の手を合わせて「いただきます」をしますと、ゆらゆらと足を揺らしながら、ベアトリーチェは採れたての小麦をいっぱいに閉じ込めたパンやお日さまに負けないくらいに綺麗な黄いろをした卵焼きをぱくぱくと平らげました。]
ごちそうさま!
[おなかいっぱい、しあわせいっぱいのかお。]
[それから部屋に戻って肩から鞄をさげると、今度はせわしなく居間を通り抜け、]
いってきまあす。
[扉を勢よく開け、一歩外へ踏み出しました。朝いちばん、毎日のお出掛けです。
雲はくるくると移り変わり、日は銀の盤のきらめき。仄かに新緑の薫る春の大気を両の手を広げて目いっぱい吸い込んでから一気に駆け出せば、髪が風にゆれて琥珀の波が生まれてゆくのでした。]
/中/
設定スレ見て吹いたw
疾風くんの保護者は某提督か?w
てゆーか、組織的な軍隊あるのかしら?この時代。
騎士団がせいぜいな感じと思ってたんだが、まあこのくらいのズレは仕方ないのかな?ファンタジーだしねえ。
名前:ベアトリーチェ=ブルーメンガルテン
Beatrice=Blumengarten
職業:小学生/精霊使い
年齢:8歳
────────────
天聖属性の、シュリセル出身の人間。
身長は平均より少し低めの125cm。
赤ん坊の頃に死の淵に追いやられたが奇蹟的に一命を取り留めた事、歳にそぐわぬ強大な力を持つ事などから、一部からは神童、神の御子とも呼ばれている。
が、当人は至って呑気なお子様で、いつもにこにことしており、怒ったり泣いたりしているところを見た者は居ないだろう。
理由は不明だが、現在は休学中。
日課である教会でのお祈りと、町中の散歩は欠かさない。「Kirschbaum」にもよく訪れており、カウンターに座って足を揺らしている姿が見受けられる。
鎖に通した指輪(材質不明)を首から提げている。普段は服の下に隠れて見えない。本人曰く、お守り。
[――シュリセル。『鍵』の名前を持つこの町には、素敵な場所がたくさんあります。泉をつくり流れる水は町ぜんたいを駆け巡ってゆくとベアトリーチェは知っています。町のまん中にある時計塔は休まずに時を刻むのだとベアトリーチェは知っています。
まずは広場を走り抜けて教会へと向います。ちょうど家へと戻る途中の女の人を見かけぺこり頭を下げ、大きく手を振って見送りました。いつものとおり中に入りシスターに挨拶をすると、朝陽のひかりを受けたステンドグラスは眩ゆいうつくしさ。ベアトリーチェは小さな両の手を一つに組んでしゃがみ込み、眼を瞑ってお祈りします。]
…………、………。
[いいえ、ほんとうは、心の中で神さまにもお早うと挨拶をしているのです。]
[それから眼を開くと、教会に居ついているらしい猫を見附け、じいっと眼を合わせます。でも、猫はいつもすぐにぷいっとそっぽを向いてどこかに行ってしまうので、にらめっこになりません。いいえ、どこかではなく、町にひとりの神父さまのところだと知ってはいるのですけれども。]
またね。
[言いながら笑顔で手を振り、日課を終えたベアトリーチェは教会を飛び出します。]
お早う。お早う。お早う。みな、お早う。
[歌うみたいに繰り返しながら西の通りに向かってあるいてゆくと、梢からひらめいてとびたった鳥がそらのあおを截るのが見えました。それにつられて零れ落ちた花びらは、風に吹かれてちいさな鼻に乗ったのですが、ベアトリーチェは知りません。
「Kirschbaum」と書かれた看板に眼を挙げて、おろして、それから、お店の庭にある巨きな桜の木をじいっと飽きもせずに眺め、薄紅色の欠片がちらちらと雪みたいに舞うのを見ています。
お店に入っていく人たちは、そんなこどもを不思議そうに見たかもしれませんし、いつものことだと思ったかもしれません。]
少年 ティル が参加しました。
少年 ティルは、天魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[くらい くらい 森の中]
[まくらで しずかな 森の中]
[一ツ目 からすは どこへゆく]
[やみいろ 小枝に 羽休め]
[一ツ目 からすは 何語る]
[やみいろ 蔦の 上にして]
[一ツ目 からすは 羽広げ]
[やみいろ 空に 飛び立った]
[ やみいろ 森が 動き出す ]
―シュリセル北東部/森林地帯―
[菫色のふわぽふ縫い包みヴィオレットは、森の中の一本の樹をじぃぃ(中略)ぃぃぃっっと見ていた。
影輝王の分身たるかれ(ないしかの女)が見ているということは何かあるわけだろうが、普通の人間には普段と変わらずに見えるに違いない。その菫色の縫い包みが浮いているのを見てしまえば、間違いなく非日常であり異常事態だと思っただろうが。
まあそんなもしとかの話をしているんじゃない。
実際今は異常事態でもあった。それは力に関してであるのだが。
何がって強すぎるのである。翠樹の力が。
その要因であるのは、ちまいぬいぐるみ竜が見ている一本の樹。もといその根元に埋まり今は見えないましろな苗床。すなわち魔族。
一年に一度、シュリセルにやってきている苗床と呼ばれる魔族は、今回久々に強すぎる力を微妙に抑えそびれてきた為に、自分の力を自分で封印しているわけだ。
そういうわけで、ヴィオレットは強すぎる力に警告にやってきたという話。
だんだん力が抑えられてゆくのを感じたからか、そのままどこかに飛んでいく。縫い包みが。
しばらくして、樹から白い苗床が姿を現すけれど、当然そのときには居はしない。]
[首を軽く横に振る。表情は穏やか]
コン、力をお願いするよ。ヨウ、君もコンと一緒に残ってくれる? 誰かが僕の力を奪いにきても、君たちなら大丈夫だよ。
[足に絡む最後の根と、肩に留まる一枚の葉に。]
僕も大丈夫だよ、だって君たちを育てているんだよ。
それに、はなも、つたも、ケイも、カもいるんだから。
守れるのは、君たちしかいないんだよ。
だからお願い。
[囁くと根と葉は身体から離れるか]
ありがとう、コン、ヨウ。ぜったい見つからないように隠しておいて。
今年は少し、僕が早いから、きっとまだあの、ふるい桜は咲いてないし。いつもよりは遅くなるけれど、お願いだよ。
影の王に睨まれてしまうから。
陶芸家 アマンダ が参加しました。
陶芸家 アマンダは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
−北通りの端・工房−
[狭い室内で、高温の焔が揺れる。
白い指が指揮棒を振るように、その上に掲げられた。
差し込まれた硝子棒が飴のように蕩け、粒子の細かな泥が塗られた精霊鋼の棒へと絡みつく。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[白い顔には汗一つなく、茶色の瞳が焔を映す。
決められた作業順に動かされていく、銀色の指揮棒。]
[花の硝子の欠片(ミルフィオリ)が、静かに乗せられていく。
その上を覆うベールは薄い水色。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[新たに生まれた玉は、細かな石の粉の中に沈められた。
焔に融かされ、石に抱かれ、愛でられるその時の為に玉は眠る]
[アマンダの作業が一段落したのを見計らい、アマンダと同じ色の毛並みをした生き物が一声鳴く]
「アンッ」
はい、完成。おつかれさま、千花(ミルフィオリ)。
何か冷たいものでも貰いに行こうか。
[置物のように身動きせず待っていた相方に声を掛け、道具を片付ける。高価な精霊鋼の棒だけは冷ましてから袖の内へと仕舞い、千花へと手を伸ばす。その手を駆け上がり、肩の定位置へと落ち着いたの確かめ、アマンダは工房を後にした]
→北通りを抜け西通りへ
探偵 ハインリヒ が参加しました。
探偵 ハインリヒは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[朝、町の入口。
よれた焦げ茶の帽子とコートを着用した男が、ふらりとやってくる。
不審者と見たのか、門番はその男を呼び止めた。]
…………あー、調書?
[2日程、髭を剃り忘れたせいだろうか。
あからさまに怪しまれている。]
しゃあねえな。ちょっと待て。
調書を書く必要はない。身分証を出す。
[ごそごそとコートの内ポケットを探り、カードのような物を取り出して門番に差し出す。]
―西部/桜の下―
[闇緑色の森の苗床を、魔族の仲間は変わり者という。なんでも昔、人を愛したのだとか。
朝陽を浴びてきらきらと、金の髪が輝いた。その髪も闇緑色の森にはふさわしくはないだろう。しかし栄養、という面で考えればあまりおかしくはないのかもしれない。
まあ魔族たちにはそんなこと、あまり問題にはならない。]
いつ、咲くのかな。
[桜を見上げた額には三ツ花が ふわり。]
はな……人目は少ない時間だけど……
きみがいたいんだから、僕はとめないよ。
[三つ花は風に舞い遊ぶ やがて枝の先の蕾にぴとり]
咲いたみたいに、綺麗だよ。
[ささやくと]
[*大樹の根元で ましろの魔族は 目を閉じた。*]
名前:ハインリヒ・ノイマン
Heinrich Neumann
職業:探偵(何でも屋と化しているが)
年齢:40歳
種族:人間
魔術師(と言う事になっている)。付与魔術専門。
古代語魔法を使っている。(ただし、知っている単語は一つだけらしい。)
本業は探偵なのだがあまり儲からないようだ。
現在、町の便利屋さん扱い。シュリセル出身。
「Kirschbaum」常連。裏メニューの存在も知っている……?
時間に正確、かつ時間にうるさい。銀無垢の鍵巻き懐中時計を愛用。
無類の甘い物好き。シガーケースの中にシガーチョコを常備。
(煙草も酒もやらない)趣味はスイーツお取り寄せ。
身長178cm、体重68kg。
よれた焦げ茶の帽子とコートを着用。何処から見てもやる気のなさそうなオヤジである。
/中/
次々と来られますな。
さて。
同族さんはいつ来られますか。
それにしても、占い師が一番マゾイと思いつつ選んでいるとか。
自分、それはどうなんですかと。
[門番はカードの内容を確認し、こちらに返却した。]
ま、そういうわけだ。
野良仕事帰りで不審者丸出しの格好だったのは謝るが、
そんなんでいちいち呼び止められちゃかなわんぞ。まったく。
[ぶつくさ言いながら、自宅兼事務所へ。]
─町の入口→自宅兼事務所─
─西通り・「Kirschbaum」近辺─
と……ここですか、と。
[風に長い髪を遊ばせつつ、教えられた宿へと向かう。
看板が目に入ったところで、歩みが止まった]
…………。
[なに、と。言葉で表せない感触。わかるのは、それが大きな力、という事のみ]
まあ……別に、いいか。
[小さく呟いて更に歩みを進めれば、店の前には一人の少女]
……?
[何をしているのだろうか、と。ふと、そんな疑問が過ぎって消える]
−途中の広場−
[甘い春の香りのする道を、いつもの店を目指し歩いていく。
広場にかかった辺りで、悪戯な風が桜の花弁を宙へと運ぶ。
アマンダの腕に尻尾を絡めた相棒が、それを円らな目で追っていたが]
「アンアンッ」
どうかした、千花?
あぁ、これは…ちょうどいい。持って行ってあげよう。
[拾った学生証の少女は、馴染みの店の常連だった。
カードを手の内で弄びつつ、のんびりと道を往く。]
職人見習い ユリアン が参加しました。
職人見習い ユリアンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―通りの一角―
[少年たちが四、五人集まって、ストリートバスケをしている。柱に結わえ付けられている古ぼけたゴールを目掛けてボールが飛び交う]
[一人の少年がボールを手にする。
それを見た他の少年が慌てて彼の行く手を遮るが、
彼はまるで障害物など無いかのようにドリブルで少年たちの間をすり抜け]
[一際長身の青年が彼のシュートを妨害しようとするが。
彼のシュートモーションを止めることはできず]
[地面を離れた彼の身体は重力が働いていないかの如く。見ているものに時が止まったかのような感覚を与え]
[ボールが放物線上に軌跡を描き、ゴールに一直線上に吸い込まれる]
[ボールがバウンドするのと同時に彼が地面に着地して、少年たちを振り返って笑いかける]
…よし!また僕の勝ちだね。
[喜ぶ彼の笑みは何処にでもいる年相応の少年のもの。その声に、彼のシュートに見ほれていた少年たちは我に返る]
「やっぱり何度みてもすげーな。ユリアンのシュートは」
「何であんなに滞空時間が長いんだ」
「ていうか、俺たちのチームに入ってくれよ。
ユリアンが入ったら、俺たちのチーム常勝だし」
[次々に賞賛・勧誘を口にする級友たちに、彼は一言]
…ごめん。チームとかあんまり興味はないんだ。
たまにバスケするのは楽しいけど。
[彼はふと時計台の方向に目をやり、叫んだ]
ってあああああ!もうこんな時間なのか!
バイト遅刻だ!ハーヴェイさんにまたどやされる!
じゃあ、また明日!学校で!
[というか言わないかのうちに彼は走り出している。
彼のバイト先―Kirschbaum―に向かって]
「おい!ユリアン!お前何か落としたぞ」
[そんな少年の叫びも耳に入らず、彼――ユリアンはそのまま走り去った。
足音も殆ど立てずに軽やかに、空中を飛ぶかの如く]
[後には少年たちと地面に転がっている学生証のみが*残された*]
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