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……さむい。
[ぎゅ、と毛布を抱き締めながらも、目の前の扉を開けた。]
…エリにーちゃ、誰か来たの?
[エーリッヒが、自室の前を通りかかる時に問いを口にした。**]
[少女の住民票は、こう書かれていた。]
――――――――――――
■名前:ベアトリーチェ・ウィスタリアス
■年齢:13
■職業:―――
■経歴:両親は本人が物心つく以前に他界。
母方の祖父宅に身を寄せている。
――――――――――――
6人目、鍛冶師 アーベル がやってきました。
鍛冶師 アーベルは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
―森―
[緑深き森も今は雪化粧し白く染まっている。
漆黒の外套を肩に掛けた男の手には細身の長剣。
両の手で構えた先に見据えるのは数ある木々の一本。
半歩踏み出せばサクと真新しく降り積もった雪が音を立てた。
ぐ、と握りしめた柄。
独特の構えをする男が動くと同時にその刃が風を斬る。
落ちてきたばかりの葉が、男の足元ではらりと二つに裂けていた]
上等。
[口の端をつり上げて男はニッと満足気な笑みを浮かべる。
露を払うかのようにもう一振りして鞘へと収めた]
[真新しい剣の切れ味を確かめる男の生業は鍛冶師。
剣術に関しては本分でなく我流と称しているが
見るものが見れば異国の流れを組んでいると知れる。
村役場に提出された書類には下のように記されている]
――――――――――――――――――――――――――――――
■名前:アーベル・ヘルツ Abel Hertz
■年齢:26歳
■職業:鍛冶師
■経歴:名のある刀鍛冶の家系で肩を傷めた父にかわり鍛冶場を
引き継いだ。刀剣の他、需要に応じて包丁や農具、狩猟具なども
手がけ、手入れも請け負う。
生まれも育ちも村。母は12年前に他界。現在は父と二人暮らし。
――――――――――――――――――――――――――――――
やっぱ、さみぃわ。
[外套の内側に腕を引っ込め身体を縮める。
竦めた肩が小さく震え、寒さを際立てるようにある。
吐き出す息は白く烟り鼻先の赤を紛らわせる]
頼まれた品、ご隠居さんに見て貰ってくるか。
[くるりと踵を返し男は村の方角に足を向ける。
サクサクと雪を踏み鳴らしながら
男はギュンターの住まう屋敷を目指した**]
/*
……少しだけ芝が生えましたすいませんwww
泡沫系でエリ・ベアが揃うと、なんかみょーな笑いが出てくるwww
月囁では月側のコンビだったりしたわけですが。
今回は、どーなるかなぁ……。
[自分の希望欄をみる]
[……うん、やっぱりくるなこのいろ]
―屋敷/エントランス―
む、気にせずとも良いのだが。
まあ、ここはお言葉に甘えるとしよう。
[言葉を受け、扉前からエントランスに足を踏み入れる。
上まできっちりと止めていた外套の釦を外し、荷物を持たぬ方の腕に抱えた]
ありがとう、お願いしよう。見たところ、帰ってきたばかりのようですまないが。
では失礼します!
[それから示された広間の方へ。
背筋は伸びたまま、やや足早に歩く様は修道士というより軍人か何かのようだった]
―屋敷/広間―
[広間に入ると先ず、教会からの品の包みを中央の机の上に乗せた。
外套は近くの椅子の背凭れにかけ、その椅子を引いて腰掛けて]
……ふぅ。
[そこで漸く、椅子に背を預ける形で少しだけ姿勢を崩した。
息を吐いて目を閉じて、他に人が来るまでは暫くそうしている**]
[ベアトリーチェとのやり取りの後、向かうのは家主が日中を良く過ごす書斎。
ドアをノックし、誰何の声に、エーリッヒです、と返して。
入れるように促されると、一歩、中へと踏み込んだ]
下にライヒさんがいらしてますよ。いつものお届け物だそうです。
あ、大丈夫ですよ、ちゃんと広間にお通ししてます。
……でないと、爺様行くまでずーっと雪ん中に突っ立っていかねないですからね、あの人。
[冗談めかした口調で言えば、苦笑染みた笑みが返される]
じゃ、俺はお茶の用意してから行きますね。
……あ、後でそことそこの図鑑、借りますね。
[壁を埋め尽くす書物の一画をひょい、ひょい、と指差して言った後。
一礼してから再び、一階へと足を向けた。**]
/*
ここまでの呼び方一覧。
エーリッヒ:エイリ
ベアトリーチェ:ベス
ライヒアルト:ライさん
アーベル:アベルさん
長音を入れない呼び方縛りっ。
/*
>一個前の独り言
ギュンターさん長音入っとるΣ
しかしギュンターで略するとなると…ギュンしかないやんなー。
大先輩に略呼びはあかんってことにしとこ。
ライさんも普通の略し方なんよね。
あんま崩すとエイリと混ざりそうやってん、止めたw
─ →屋敷/厨房 ─
[家主の書斎を辞した後、向かったのは厨房。
叔父の所に引き取られた後、料理好きな叔母に色々と教えてもらったこともあり、料理はそれなりにできる方だった]
……ふぅ。
っかし、冷えるな。
[先日、研究室に戻った際、土産として買い込んできた紅茶を用意しつつ、窓越しに外を見る。
雪に覆われた森、その奥を見透かすことはできそうにない]
んー、おはよぉ、なの。
[エーリッヒの挨拶>>28に、こくりと頷く。]
だって、さむい。
[ぎゅぅ、と毛布を握り締めて主張する。
頭へと伸ばされた手を受け入れると、軽く撫でられ。
撫でられる感覚が嬉しくて、にぱ、と笑みを浮かべた。
少女は撫でられるのは大好きなので、
もっと撫でてくれてもいい、と思っているのだが。
そうは問屋(祖父)が卸さないようだ。]
ほんと?
顔洗ってライヒにーちゃに挨拶するー。
[ライヒアルトが来ていると聞くと、こくり、と頷き。
自室に毛布を置いてから、
洗面所へ向かい手早く洗顔を済ませると広間へと向かった。]
/*
鈴音ですー。
またベアトリーチェかとか言わないでw
あ、ウィスタリア(ス)は、藤の学名さんです
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4
─ 教会 ─
ライさーん、おるー?
[急流の奥に行く前にもう一箇所。
教会にもパン置いてこ思て、途中で寄ったんよ。
いつもやったらおるはずの人ん名前呼んでも、だーれも出て来ぃへん]
何や、出かけとぉか。
しゃーないなぁ、ギュンターさんとこ行ってからまた寄ろ。
[おらんなら延々おってもどうにもならへん。
後回しんして、ギュンターさんとこ行くことにしたわー]
―広間―
[広間に着くと、少しだけ姿勢を崩した人の姿>>26が見えて。
ととととと、とその人の元へと向かい、]
ライヒにーちゃ、おはよぉ!
[と、声をかけた。]
─ 急流 ─
うっはぁ……毎度ここ通らなあかんの、嫌やわぁ…。
[急流に架かる橋の前で一旦立ち止まる。
何でこないなとこの奥に住も思たんやろ。
うちやったら絶対嫌やわ]
屋敷ん周りも森しかあらへんしなぁ…。
あんまり奥行ったらあかんて言われとるし。
こないなとこおって、何やベスがかわいそなってくるわ。
[それも気になるさかい、ギュンターさんとこ行くのもあるんやけどね。
まぁエイリおるし、寂しないとは思うんやけど。
ベスかわええし。
かわええは正義なんよ。
それだけで行く価値あんねん]
さ ぁ て。
負けんで行こか!
[足滑らせんかったらええんよ。
それさえ気ぃつけりゃ、こないな橋なんぞ大したことあらへん、うん。
足元気ぃつけて、しんちょ〜〜〜に橋の上歩いてったで。
誰か見とったらものっそぎこちなかったやろけどな]
[ライヒアルトの反応は、どうだったろうか。
しばらくのやり取りのあと、エーリッヒの方に手が必要なら、そちらへと向かい。
玄関から音が聞こえたなら、客の出迎えをする。]
─ 屋敷/厨房→広間 ─
[窓の外に気をとられていたのは、カップとポットが温まるまでの時間。
体内時計で測ったそれにあわせて動き出し、てきぱきと紅茶の用意をする]
……来る時は、まとめて来るし。
ちょっと多目に用意するか……。
[などと小さく呟きながら、人数分よりも少し多目のカップを用意して、広間へと]
─ →ギュンターの屋敷 ─
[渡った。橋渡ったで。うち頑張った。
ごぉごぉて唸っとる川渡ったで。
うちな、ちっさい頃に川で溺れたことあったさかい、こう言う場所ホンマ苦手やねん。
よぅ渡れるよぅなった思うわ。
あーもー、はよ離れよ]
こんちはー、ローザですー。
ギュンターさんいらはりますかー?
[屋敷の玄関まで辿り着いて、張りのある声で家主を呼んだ。
川から屋敷まではごっつ速度上げてきたさかい、息上がってしもた。
声を張り上げた後は深呼吸何度も繰り返したわ]
─ 屋敷/広間 ─
[広間につく頃には、家主も既に来ていたか。
テーブルの一画にティーセットをおろし、手際よくカップに注いでいく]
よし、と。
さて、それじゃ……。
[家主とライヒアルトの話が終わった頃合いを見計らい、ベアトリーチェに紅茶配りを頼もうか、と思うのと、玄関から声が聞こえてきたのは、どちらが先か]
お。
また、お客さん?
―広間―
[兄と慕う人>>39が手際よくお茶を淹れる様を見ていると、
玄関から聞こえてきた声>>38に気がついて。]
あたしがお出迎えしていい?
[と、エーリッヒを見上げた]
―広間→玄関―
うん、行ってくる!
[にぱ、と、一つ頷く姿>>41に笑顔を見せてから、
ぱたぱたと玄関へと向かって。]
こんにち…あ、ロズお姉ちゃんだ!
[玄関を開けた先にいる人>>38を見れば、ぱぁ、と明るい顔を見せた。]
―玄関―
いつも来てくれてありがとうなのよー。
[ぎゅう、と抱き締められる>>43のは撫でられるのと同じくらい大好きなので、
自分から抱き締められに行った。]
ロズお姉ちゃんの方がかわいいよ?
[かわいい、には少女なりに至極真剣に返した。]
―屋敷/広間―
[幼い声>>33に伏せていた目を開いた。
座ったままながら、姿勢は元のように伸ばし]
おや、おはようベアトリーチェ君。
今朝はきちんと起きれたかね。
[表情は幾分か柔らかい。
まさに先程まで寝ていた事を知れば、少し説教めいたことも口にしたりして]
ギュンター殿、おはようございます!
いつもの品をお持ちしました。どうぞお納めください。
[暫く後に家主が顔を見せたなら、今度は椅子から立ち上がって挨拶をする。
机の上の包みの中にあるのは食糧が少しばかりと、本や日用品の類。食糧は教会へ寄せられた布施の一部だった]
それで、この間のお話の続きをお聞かせ願えればと……
[主が腰掛けるのに合わせて、男も再び椅子に座り、話を聞く姿勢に入る]
[丁度話が途切れた頃に、来客の声>>38が聞こえた]
……おや、あの声は確か。
[独特の訛りは男にも覚えのあるもの。
身体を少し傾けて玄関の方向を見る。尤もここからでは流石に声の主の姿を見ることはできないが]
嗚呼、すまないね。
[姿勢を戻し、トレーを手に取る青年>>41にはそう声を投げる。
先についでだと聞かされていた事もあり、今更遠慮する事はなかった]
─ 屋敷 玄関 ─
[いやぁー!めっちゃかわええー!!
自分から来てくれた>>44さかい、遠慮なくぎゅーしたで!]
今日はお菓子も持って来たよって、一緒食べよなー。
[あーもー、こないな妹欲しいわー。
うちお兄ちゃんおるだけやもんなぁ]
ちっちっちっ、ベスに勝るかわええのはおらんで。
でもかわええ言うてくれるんは嬉しいわ、ありがとなぁ。
[かわええ言うてくれたよって、ベスのことも一度ぎゅーしてやったわ]
ほいで、ギュンターさんおる?
エイリでもええねんけど。
[ぎゅーから解放してから、首傾げてベスに聞いてみた。
小麦粉足りとるか確認出来ればええさかい、エイリでもええんよね、これ]
─ →屋敷 広間 ─
[聞いたらなんや、どっちも広間におるらしい。
せやったら一緒行こかー、てことで手ぇ繋いで広間に行ったんよ]
ギュンターさんお邪魔しますー。
あ、ライさんこないなとこおった!
教会にパン持ってったんやけど、おらんかったさかい、持ち帰って来たんよ。
今渡してええ? バスケット貸すさかい。
[広間行ったらライさん>>47までおったから、ついでに用事済まそ思て聞いてみた。
それからエイリ>>48にも声かけてん]
エイリー、小麦粉足りとる?
足らんよーなら追加持って来るさかい、言うてな。
[3年前に顔合わせたばっかやねんけど、歳同じやから呼び捨てやねん。
呼び方はうちが生まれたとこの発音になってもぅてるけどな]
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