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[慌てた様子のゼルギウスに、笑みを絶やさぬまま]
……ふふ。
少し立てば収まりますから、大丈夫ですよ。
何十年も付き合ってきた持病です。
酸いも甘いも知り尽くしていますから。
ベアトリーチェ。
大丈夫だ、落ち着いて。
[震え始めた少女の肩に手を置く。
逆に怯えさせてしまうかもしれない。だが放っておくこともできず]
/中/
そろそろ、中記号つけよう。
さて、いつマテウスやベアトリーチェに接触しようか。
まあ、この時点で役職っぽいのは分かるだろうから、襲撃、吊り等にはならなそうだから、少しはゆっくりしていいだろうけど。
成り行きにまかせるかねえ。
……どうあっても、自説は曲げない、という事か。
それが、あんたの願う「村を守る」に繋がるならばいいが。
[口にした言葉は、記憶の片隅が否定する。
けれど、それを表に出す事はなく]
……まったく。
当たらんでいい予感ほど、よく当たる。
[もう一つ、大きく息を吐き出して呟く様は。
この五年間と変わらぬ、飄々とした詩人のそれ]
[肩に置かれた手。わたしはびくり、と身をすくませてしまう。]
あ、…大丈夫です、ちょっと、びっくりしただけ…。
ありがとうございます、えーと、
[この人の名前を知らない]
…。
とにかく、ありがとう。
中/よろしくー
じゃあ、こっちはあまり表にですぎないほうがいいかな?
さっそく相談事ひとつ 第一犠牲者の扱いかな。
どっちかがやったことにするか。
でも…。
[再度大丈夫と言われ]
[薬箱に伸びた手が身体の方へと戻される]
[ヨハナのあの笑みで制されると、何故か逆らう気持ちが削がれるのだった]
……分かった。
でもどうしても辛くなったら言ってくれよ。
薬、用意するから。
[それしか自分には出来ないから]
[苦しむ者を放ってはおけない]
[そう思う理由は]
[今は思い出せぬ白い靄の奥にあった]
…エーファ?
大丈夫か?
[ふと寝台に横になるエーファに視線を向けると、何やらぼんやりとしているようで]
[虚空を見つめる視線の前で手を振ってみた]
そっちも狼ですか?
団長はですね。特にこっちは希望は無いです。
そちらがやりにくいというなら、わたしがやります。
ただ、わたしが殺すときは、狼の牙とか爪とかは使わずに子供でもできるやり方で殺したいなーと思ってます。
―広間―
ギュン爺様も、か。
[それを聞くと、何か考えるように口元に手を当てたものの。]
…頭の痛い話だ。
…ああ、紅茶、入れ直してくる。
今度は割らないよう気をつけるから。
[動いていた方が気が楽だと呟きながら、鞄を持ったまま広間を後にした。]
―→厨房―
教会の口伝?
[少女を宥めようとしながら、同居人と大伯父の会話を聞く。
ライヒアルトが教会を避けているのはよく知っている。だがその姿は教会関係者そのものといえるものであることも]
ああ、俺はエーリッヒ。エーリッヒ=マイヤー。
どういたしまして、お気になさらず、と。
[身を竦ませる様子に、一度手を放して。
どうにか笑顔を作ると視線を合わせて名乗り、そっとベアトリーチェの頭を撫でた]
こんなこと言われたら。
まあ誰だって驚くものだからね。
[この子とて容疑者の中に含まれている。だが色々とまだこの状況を「信じたくない」気持ちが先に立っていた]
[かつての記憶は封じられ]
[薬師となった理由もその彼方]
[全ては病弱だった弟を助けるため]
[不治の病とされた弟を助けるため]
[けれどそれは為されることは無かった]
[ゼルギウスの力不足とは別のことが原因で]
[彼が家を離れている間に惨劇は起こった]
[家に帰ると部屋は紅く染まり]
[物言わぬ骸が三つ転がっていた]
[一つは父] [一つは母]
[そしてもう一つは]
───っ!!
[そして彼は記憶を封じた]
[その事実を受け止めることが出来ないために]
[それは10年前の出来事]
[希望に充ち溢れた、弟のために薬師を学び終えた直後の話]
ええ。
その際は、遠慮なく。
[痛みはまだ治まらないが、それでも苦痛は表に出さずに、老婆は優しい笑みを保ち続ける]
……それよりも、下が騒がしいようですから、見てきたらいかがですか?
貴方が、憤っていた説明がなされているかもしれませんよ。
ああ。
エーファちゃんは私が見ておりますので、安心してください。
何かあったら、またお呼びしますので。
[エーファに視線を向けると困ったように眉根を寄せて]
……どうも、今はまだ、話しかけても答えが返ってこないような気がしますからね。
こういうときに、隣で待つのが、私の役割ですから、心配なさらないでください。
[問いかけてもエーファには自分の声が聞こえて居ないようで]
[起き上がる様子をただ見やり]
[呟く言葉をただ耳にする]
おい、エーファ?
[再度の呼びかけは果たして少女に届いたか]
中/今回は赤は狼だけな。
ああ団長もそうだが、最初に発見されたっていう死体。
二人のどっちかが殺したことにするかどうかってことで。
団長含めて、とりあえず殺せないって相手はいまのところなさそう。
[わたしの頭を撫でる手。この男の人、顔は優しそうだけど、手はごつごつしてる。職人さんだろうか?]
[わたしのより大きくて、力強い掌が、優しくわたしを撫でる。安心させてくれる手。]
わたしは、ベアトリーチェ・エアハルトと言います…。
あの、わたし達…どうなるんでしょう?
勝手な話だな。
[肩をすくめて]
いるともいないともわからないものに振り回されるこっちの身にもなってほしいもんだ。
[不平をもらすと団長ににらまれた。
あまり快く思われてない雰囲気がはっきりと感じられて肩をすくめる]
おお、こわいこわい。
衣食住とかはしっかり保障してくれるのか?
こっちは病人も無理やりつれてこられてるみたいだからな。
[ことさら病人という言葉に力が入っていたであろうか、
肯定の返答を返されると]
そうか。
まぁ、当然っていえば当然のことだけどな。
え?
ああ、うん……。
[ヨハナに言われ、階下に意識を向けるも気になるのはエーファとヨハナのこと]
[具合が悪いとされる者達の方が気にかかると言うのは]
[医療に携わるが故のことなのだろう]
……それじゃあ、ちょっと行って来る。
エーファのこと頼んます。
[ヨハナにそう告げると薬箱を肩にかけ]
[部屋を出て階下へと足を向けた]
ああ、狂信者って、囁けなくて、こっちが誰か分かるだけなんだ。
エーファっぽいなぁ。
えーとでは最初の1人はそっちって事で良いですか?
人狼風に殺すのはキャラじゃないのです。
んっ?
[ナターリエを追いかけていった人物にひっかかりを感じ、
視線を向けるがすでに厨房に向かい部屋の外へいっていて]
まぁ、すぐに戻ってくるだろう。
[呟き、まだ会話をしていなかったアーベルのほうへいき]
はじめましてのようだな。
まだ挨拶してなかったからな、これからしばらく一緒になるようだしな。
[と団長にちらりと向ける視線はあまり快く思っていない様子が見て取れるもので、すぐに笑顔で]
俺はマテウス=ボルマン、
あんたはなんていうんだ?
[これ以上、団長と話していても埒が開かない、と思い。
その側を離れ、椅子の一つに腰を下ろす。
いつになく暗い翠を案じたか、猫が不安げな鳴き声を上げて擦り寄ってきた]
……ああ。
大丈夫だ、ヴィンデ。
大丈夫。
[猫に語る、というよりは、何かに言い聞かせるように。
小さく、そう繰り返した]
/*
>一個前独り言
「薬師を学び終えた」はおかしいな。
「薬師の仕事を学び終えた」が正しいか。
と言うわけで過去を方向転換。
基礎は一緒だけども。
ちなみに事件の原因は単なる物取りの犯行です。
今回は人狼関わってないよ![今回は、て]
[子供は、ぼうとした顔のまま、薬師を見送り、ヨハナの顔を見た]
きっと、いるよ………
[声は、変わらず掠れているが、その顔から熱の赤みは引いている]
[返答はなく、しかし話し声は聞こえ。
少しの間を開けて、戸に手をかけ、]
わっ!?
[ちょうど、出てくるゼルギウスにぶつかりかけた。
背後に避け、たたらを踏む]
―厨房―
ああ、頼むよ。
分けて運べば被害は少ないだろうし。
[真面目に返すが、それは割る前提の台詞なのに、本人は気づいて居ない。その気は無論無いわけだが。
もう一度さっきと同じ肯定を踏みながら、ゲルダと共にポットやカップを用意し。湯が沸くまで暫く二人、暫くその場に留まった。]
…なぁ、ゲルダ。
ギュン爺様の話、どう思う?
[ぽつりと口を開き尋ねるのは先ほどの事。]
人狼…なんて、本当に居ると思うか?
しかもあの中に。
ええ。お任せください。
行ってらっしゃい。
[ゼルギウスの背に手を振り、その姿を見送ると、ヨハナはエーファへと向き直り、優しくその頭を撫でながら、小さく問いかける]
……エーファちゃん。
貴方は、だあれ?
貴方は、どこから来たの?
貴方が―――やらなきゃいけないことは一体、なあに?
[仕草も、声音も、優しく優しく。
ただ、赤子をあやすように。
ただ、いつものように優しい老婆のままで]
お願いします。
団長は了解。
でも何か思いついたら、わたしが殺して描写も自分でしますね。
人狼って気づかれるかもですが、それをいとわず表で引っ掻き回すのが目標なんで!
人狼、なんて。
…馬鹿馬鹿しい。
[声は動揺を含み]
[ポケットに手を入れ][外に出ようとすれば止められる]
[小さく舌打ちをし]
え、…ああ。
アーベル=アレント。
学校で働いてます。
[声が掛かり][顔を上げ]
[返す笑み][何処かぎこちない]
中/了解、希望とかあればある程度は勝手にいっちゃってくれ。
俺もいっそ気にせずがつがついこうかなとも思うんだがどうだろうか?
改めてよろしく、ベアトリーチェ。
[少女を撫でるのは左手。物を作り出す手は独特の感触を少女に与えただろうか]
どうなるか、はねぇ。
そこの団長がどうしたいのかにもよるだろうけど。
[容疑者をここに固めるということは。
ふと思考の端を掠めたそれを少女の前で口にするのは躊躇われ]
……どちらにしても開放してくれるまでは、ここで過ごすしかなさそう、かな。
/中/
あ。後、ウェンデルにはゴメンね。
ちょっと、此処でいいのか悩んだのと、反応できる状態じゃなかったもので。
決してガン無視していたわけでは……!
Σ
そういえばさっきから普通に会話しちゃってますがー。
われわれの接触はどんな感じでいきましょーか。
全然考えてなかったーや。
[少し急くようにして階段を降り]
[皆の居る広間へと駆け込む]
─二階→広間─
[広間に顔を出すとそこには自衛団長であるギュンターの姿があり]
[雰囲気から説明が終わったらしいことを察する]
っちゃあ〜、聞きそびれたっぽいな。
団長さん、悪いけどもう一回話してもらえるか?
俺、上で病人診てて話聞いてないんだけど。
[二度手間だろうけど、とギュンターから話を引き出す]
[けれど為された話には訝しげに首を捻るだけだった]
はぁ?
それってお伽噺の中での話だろう?
そんな実在するなんて聞いたことねぇ。
確証もねぇのに拘束とかあんまりじゃねぇの?
[そう返すも、「確証がないからだ」と逆に切り返された]
[しばし問答するも、結局相手は折れず言い負かされる形でゼルギウスが引き下がることに]
ったく、なんだってんだ。
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