情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
薬師見習い エーファが「時間を進める」を選択しました。
[その後、ライヒアルトとオトフリートのやりとり>>1:153を、相変わらずぼんやりと見やる。
言葉はいくらか耳に入ったが、理解が追いつかず、ユリアンは終始怪訝な顔をしていただろう。
「結局は、自分たちで気をつけるしかないのかもしれない」>>1:154
そう言ったオトフリートに、]
気をつける……?
どう、やって?
[彼の視線を追って見知らぬ旅人に意識を向けるが、
「……朱き花がいうのだから。
従わなければならないよ」>>1:156
という謎めいた呟きを落とすと、旅人は幽鬼のような足取りで広間を出て行く>>1:156。]
……あの?
[呼び止めようとはしたものの、暖炉前にいたユリアンの掠れた声は相手に聞こえなかっただろう。]*
[お茶のカップを片付け>>1:171るというライヒアルトの声に、
自分の手元を見れば、中身はすでに冷たくなっていた。
広間の常ならぬ空気を感じ取ったビルケが、鼻を鳴らして近づいてくる。
甘えるように、労るように、ユリアンの膝へとその長い鼻面を乗せてきた愛犬に、]
だいじょうぶ……だと、思う……。
[答える口調は頼りなかったけれども。
黒い背中の毛を撫でていると、少し落ち着いてきたように感じる。]
(考えなければ。)
(何を……?)
(誰と話すべきか、何を知っておくべきか……)
(……誰を、信用すべき、か。)
[ビルケという確実な味方がいることだけが、自分の救いに思えた。]
[広間を出ていく者>>1:171がいれば見送り、入ってくる者が入れば目礼し、
ユリアンはその場に残っていた。
傍目には、老犬のために暖かな暖炉の炎を守っているように見えただろうか。
誰かに話しかけられれば、掠れ気味の声で応じただろう。
所在を確認する問いがあれば、客室でずっと眠っていたと答えるだろう。
夢>>1:123の話もするかもしれない。
そして、思い出しながら付け加えるだろう。]
さっきここに来ていた、行き倒れの旅人だという……、
あのひとも、夢で見たような気がする。
変だな、初めて会ったのに……。
こう、髪が広がっていてね。
青い雪の上に……。
[変だなと繰り返しながら、視線はどこか遠くを見ていたか。]**
仕立て屋 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
─ 翌朝/自室 ─
[翌日目が覚めて、最初に視線が行ったのは机の上だった。
そこにあるのは、昨日手折って持ち帰った季節外れの薄紅]
……ん。
[寝起きのぼんやりとした感覚のままそちらに向かい、花弁に手を触れた瞬間、白い光がふわりと散った]
…………え?
[それと共に、意識の内に閃いたのは陽のひかりと、その下に佇む黒髪の姿。
理由や理屈はわからないけれど、一つ、はっきりとわかった事があった]
……そ、か。
侍祭さんは、ひと、なんだ。
[零れた呟きに籠もるのは安堵]
………………。
[それからしばし間を置いて]
……て、待とうよ、俺。
なんで、それ、わかるんだ?
[物凄く今更な現実に行きあたった。
とはいえ、疑問に答えてくれそうな宛は──]
……じっちゃん、なら。
[何かわかるかも知れない。
というか、他に相談する先が思いつかなかった。
昨日のやり取りの後は顔を合わせるのを避けていたけれど、今はそれどころじゃない、と思ったから。
着替える間も惜しい、と上着を引っ掛け、部屋を出る。
黒猫が一歩遅れてその後をついてきた]
─ ギュンター私室 ─
じっちゃーん、起きてるー?
[扉をノックしながら呼びかける。
祖父も朝は早いから、この時間でも大抵は起きているのだが]
……あれ?
[返事がない]
まだ、寝てる……? あー……。
[どうしよっかな、と。眉を寄せていると、黒猫が落ち着かない様子でかりかりと扉をひっかき始めた]
……モリオン?
[名を呼べば、黒猫は早く開けて、と言わんばかりににぃ、と鳴く。
その様子に首を傾げはするものの、同時に、只ならぬものを感じて]
じっちゃん、はいるよ?
[もう一度声をかけて、扉を開けて]
……え?
[開けた瞬間に漂って来たにおいと吹き付けてきた冷たい風に、息が詰まる]
ちょ……な、に?
[掠れた声に重なるのは、低い猫の鳴き声。
室内を見回して、最初に目に入ったのは開け放たれた窓。
次に目に入ったのは、ベッドの上で不自然ないろに染まった祖父の姿]
じっ、ちゃん?
[呼んでみた。けど、答えはなくて。
そっと、そーっと近づいて、もう一度呼ぼうとして]
…………っ!
[出そうとした声は、どこかに引っかかってしまう。
頭が上手く働かない。
それは、見えるものを受け入れたくない無意識の作用。
足の力が抜けて、その場にぺたり、と座り込んだ]
なに、これ。
……ね、なに、これ?
なんで…………こんなに、なって、ん、の?
[引き裂かれ、内にあったものを欠落させた身体はぴくりとも動かない。
それが何を意味するか、わかるけどわからない──否、わかりたくない]
……ねぇ。
俺、やだよ?
こんなん……こんな、わけわかんないの……わけわかんない、のにっ……!
なんで……ね、なんで……。
[纏まらない思考のまま、言葉だけがほろほろ、落ちる]
なんで…………おいてく、んだよ…………。
なんでだよ、じっちゃんっ!!!!
[答えなんてない。
わかってても、どうしても言わずにおれなくて。
呼びかけは、自分で思っていたよりも大きな──絶叫となって、響き渡る。
その様子を離れた所で見ていた黒猫は階下へと駆けだして。
二階の廊下で、誰か、だれかと訴えるようににぃ、にぃぃ、と忙しなく鳴き始めた。**]
─ 翌朝・客室 ─
[ようやく熱が下がったらしい。
頭痛を感じない目覚めに、寝台の上で小さく頭を振る。
げんきんなもので、少し元気になると空腹が気になった。]
ビルケもお腹が空いたんじゃないか?
[愛用の敷物の上で緩やかに尾を振る犬へと声をかけながら、寝台を出て着替える。]
[意識して注目したわけでもないのに、遺体が引き裂かれ>>28ているのを見てしまい、
「……あれは、人の手じゃつけられねーわ」>>1:115
「どう見ても、獣に襲われたような傷だった」>>1:131
とイヴァンが話していたのはこういうことだったかと納得する。]
エーファ、怪我はない?
立って、ほら…逃げなきゃ…危ない。
ここは……危ないよ……。
[エーファが座り込んだ>>28ままなら、助け起こそうとするけれども、
病み上がりのユリアンにどれほどの力があっただろう。
そうしているうちに、エーファの絶叫とモリオンの鳴き声>>29を聞きつけた者が、この部屋へやってきただろうか。]**
[エーファから許可を得、必要な道具を地下の倉庫から引っ張り出して外へと出た。
ロープの端を自分の腰に結わえて残りの部分を肩にかけ、スコップを担いで梯子を上る。
屋根に上がると頭頂部に設置されている輪にロープを通し、解けないようにしっかりと結んだ。
落下防止のための命綱、雪下ろしには必須なもの]
よし、やっぞー。
[準備が出来ると屋根の縁の部分から雪にスコップを刺し、隙間を作って落とし始める。
その作業を繰り返し、時間をかけて屋根の雪を下ろしていった]
[幸い、足を滑らせ宙吊りになることは無かったという]
[既に窓が空いているため、目指す場所を迷うことはない。
漆黒の獣がギュンターの私室へと飛び込んだ]
お待たせ。
…へぇ、カルメンは銀色なんだな。
綺麗な色だ。
[四肢で床を踏み近付きながら、聲をカルメンへと向ける。
自分とは対照的な、輝くような色。
素直に綺麗だと思った]
ついてる。
[近付いたところで、何が、とは言わずに告げて、銀毛についていた紅い色を舌先で舐めとる。
カルメンはどんな反応をしたか。
何か言われても、イヴァンは楽しげに笑った]
じっちゃん、朱花だったんだな…。
だから中央教会から書簡が届いたのか。
[ぴちゃ、と溢れる紅を舐め取っての呟き。
旅人の言葉を聞いていないため、ここで初めてギュンターが朱花であることを知った。
それと同時、疑問に思っていたことの答えを得る。
残る肉をこそぎ取りながら咀嚼すると、歌い手を襲った時には感じられなかった感覚が身を駆けた]
───ははっ、全然違うわ。
これが花───俺達のご馳走。
[愉悦を含む聲で言い、2・3口食すだけで留めた]
花って、もう一つあったはずだよな。
双花聖痕、『幻燈歌』にあった。
次はそっちを探してみるか。
[それまでの楽しみにする心算らしい。
口の周りを舐め取り、ギュンターから離れると周囲に対して耳を欹てた]
……気配はねーな。
気付かれる前に戻ろうぜ。
[そうカルメンに告げ、部屋に戻るべく窓へと向かう*]
修道士 ライヒアルトは、旅人 ゼルギウス を投票先に選びました。
― 回想・広間 ―
[見詰める眸>>16が何を思うかは分からない。
けれど敵意のないことは感じ取れる。
教会や修道院でも時折向けられる色に似ていた。
ああ、これは期待の、――そう感じたところで、
迷ういろは薄れて、姿勢が正される。
期待に応えたい。
そういった感情が胸を過る。
けれどその時はまだ、
蒼き花を懐く者としての自覚は薄く、
人々の指導者なる役割は朱き花にこそ相応しく映る。]
― 回想・厨房 ―
[この館では客人は珍しくないだろう。
現に今も旅人が滞在していたりもする。
それでも人数が増えればそれだけ労力が必要になる。]
してもらってばかりというのも落ち着かないから。
[エーファと黒猫の動きが重なる>>8のに
ほのかに表情を和ませて、濡れた手を拭く。
一泊だけなら甘えようと思っていたが
滞在がいつまで続くか分からぬ現状を考えると
彼に負担がかかろうことは容易に知れる。]
――…ずっと修道院にいたから、
こういう事にも慣れている。
皆、大人だし、――キミが全てを担う事はない。
[礼とそれに重なる鳴き声に小さく頷き、
分担とまでは行かずとも手伝う旨を軽く伝えた。*]
[身支度を整える間に何があったのかは悟る]
じっちゃん、みっかったか。
[それも肉親、エーファに。
ギュンターを襲うことでエーファに15年前と同じ想いをさせてしまうというのは、襲った時には頭になかった。
そんなことまで考えられる状態にはなかった。
それだけの快楽がそこにはあったのだ]
んーーー………よし。
[人狼であることを隠すためにしなければならないこと。
普段通りの自分を演じること。
そんなことが出来るかなんて分からなかったが、やらなければいけないと言い聞かせた]
─ →3階・ギュンターの私室 ─
[客間が並ぶ廊下では黒猫が鳴き続けていた。
にぃぃ、と鳴く声を聞きながら、黒猫が3階を見遣る仕草を見る]
上か。
[そう言っているようにしか見えず、階段を上り3階へ。
階段を上り切り廊下を進むと、ギュンターの私室の扉が開いているのが見えた。
そこかとあたりをつけ、ギュンターの私室へと近付いて行く。
近付くにつれ、漂う匂いに軽く眉を寄せた]
……時間経つと不味そうになるな。
[鉄錆に似た匂いが漂うばかりで、昨夜のような甘美さはどこにもない。
目の当たりにして思わず変化する、と言うことは避けられそうだった]
[部屋を覗き込むと、エーファを助け起こそうとするユリアン>>35が居た。
匂いは部屋の奥から漂っている]
ユリアン。
エーファは……てか、もしかして…じっちゃんが?
[先ずは移動を促しているユリアンに声をかける。
ここはギュンターの部屋、エーファに何かあったと言うよりは、部屋の主に何か起きたのだろうと考え、問いかけた]
エーファ、動けそうか?
[更に問いながらユリアン達へと近付き、エーファの様子を窺う。
それに付随してギュンターの遺体が目に入り、歌い手と似たような姿になっている様子に顔を顰めた]
………じっちゃんも、包んでやらねーと。
[新しいシーツの方が良いのかも知れないが、エーファの目から傷を隠すべく、ベッドに使われているシーツを引き上げてギュンターの躯を包み始めた*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新