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具合は悪くないぞ。
ちっとばかし疲れただけだ。
クロエ、ゲルダ、ベッティ、ブリジット。
これだけ集まるとかしまし過ぎてな。
[アーベル>>11に案じられれば平気だと返事をし]
お、ちゃんと手伝ってんのか。
えらいな。
[素直に褒めておいた]
後でいいんで空いてる部屋の鍵くれるか?
案内して貰わんでも大丈夫さ。
[アーベルが呼び寄せれば蒼鷹は戻っていっただろう。
やはり心配そうにこちらを見る仕草には、大丈夫と微笑んだ。
ゲルダから頷きを返されれば覚悟は決まるが、やはりまだ拒絶されるかもしれない恐怖はあり。
無意識に彼女の手を握り、す、と息を吸った。]
あの、ね。
私、ベル兄達に、話さなきゃいけない、ことが。
[そう言いかけたところにイレーネの、銀の短剣という声が聞こえた。]
本気でお疲れかもしれん。
修道院の子供達を相手するよりも大変だったぞ。
[ユリアンの言葉>>15には真顔でそんな返し。
ミハエルの眼差し>>20に気づけば軽く瞬いて]
……如何かしたか?
[首を傾げいつもの通り問い掛ける]
/*
メモとか、ミハエルへの反応とか。
遅れるものが多くてごめんなさい。
昨日のギュン爺メモも。いらなかったかもと今更。
でも気になったんです。うん。
そして聖痕が読めてない俺万歳。
このままクロエのが聞けたら、そこで試すことになるかなあ、能力。
アーベルは聞いても楽観視から当初は守らない予定(ぇ
銀の短剣、ね。
御伽噺の通りの存在なら其れが有効ってこったろ。
[自衛団長の対応を見てきた所だから
半ば諦めたように呟き肩を竦めた。
納得の様子を見せるアーベル>>25に軽く笑い]
それなら遠慮なく使わせてもらうか。
って、宿代は自衛団任せで良いんだよな?
[思わず確かめる]
選びたい放題って訳か。
ま、どの部屋がいいってのはないんだけどな。
―宿屋・食堂―
[ブリジットの配慮>>10には、少し笑みを浮かべる。
夫はそれでも良い顔をしなかったかもしれないが、
もしそうされれば、やんわりと腕を取り制した。
宿に居た面々の労いには、曖昧に小さく頷いて。
細かな事は説明す者も納得する者も居たろうからそちらに任せる。
クロエの件も、特に口にする事はない。
幼馴染の反応>>24には、困惑したような表情を向ける。
何といって良いのやら、そんな風に。
了承の声が聞かれればこくりと頷いた。]
なんだか、ごめんなさいね。
[結局何を言うに困って、
運んだ事もあってか、口から零れたのは謝罪の声だった。]
―宿屋 食堂―
[アーベルに対しては含むような笑みを返すだけで、そのままユリアンのほうに一度視線を移そうとして。
イレーネの発した言葉に笑みは消えて、再びそちらを振り返ることとなる]
……銀?
[思い返すのは嵐の来る少し前、ゼルギウスが何気なく呟いた言葉。
彼は妻の傍だっただろうか、ちらとそちらを見遣った]
人狼への対抗手段……ね。
平気なら好いのだけど…うん、了解なのだよ
本を読んで具合悪くしない様にね?
[困らせてた原因は寧ろ自分に合ったのだが、
そんなことは露知らず、娘は青年にそう伝えた。]
解ったのだよ、何時ものダージリンで好いのかい?
セイロンやウバもあるし、ユリアンから貰った珍しい紅茶もあるのだよ
[美味い紅茶が好いと言われライヒアルトに種類を訊ねた所、
イレーネが銀の短剣だと云う其れを示し自然其方に視線が向いた。]
…おじいちゃん、そんなものまで用意してたんだ…
[人狼は銀に弱いともおとぎ話には明記されてあった、
急に現実味を帯びてきたものに対して娘の表情が曇る。]
―宿屋・厨房→食堂―
[うまいものといってもたいしたご馳走を用意できるわけでもないが、
そこは腕でカバーとか思いながら、味見をしたり]
んっ、もうちょっとかな。
[調味料を手にして、味の調整をしたりと]
腹が減ってると余計にろくなことにならないしな。
[しばらくして調理が終わるのはそこそこの時間が経ってから、
はじめに山盛りにしたミートパスタとカルボナーラ、次にペペロンチーノをそれぞれ大皿で食堂に持ってきて]
今とりわけ用の小皿とフォークも持ってくるからちょっと待っててくれ。
[それから人数分の小皿とフォークを用意した]
─宿屋・食堂─
[警戒するような瞳がライヒアルトを捉える。
掛けられた声にピクリと僅かに身を強張らせたのは気付かれたか否か]
…どうも、しない。
[明らかな虚勢は短い言葉を伴い。
逸らすようにして視線は手に握る十字架へと向けられた]
[イレーネが置いた銀の短剣の意味を思えば余計に体が強張ったものの、ブリジットやゲルダ達のやり取りを聞けば緊張も少し収まって。
ミハエルを気遣う声が聞こえれば気にはなったものの、アーベルからどうした?と問われれば、うん、と頷いてゲルダの手を握ったまま口を開いた。]
あの、ね。私、黙ってたことが、あって。
私の目、他の人と違うものが、見えるの。
死んだ人の、最期の想いとか…正体、とか、そういうのが。
気味悪がられたり、嫌われたりするのが怖くて、ずっと、黙ってたの。
ごめんなさい。
[ゲルダ達は嫌わないと言ってくれた。
アーベル達のことも信じたいが、それでもやはり過去を思えば反応が怖くて、小さく震えながら謝った。]
面白がってねぇで助け舟でも
出してくれりゃいいのに。
[イレーネの言葉>>28が聞こえれば僅かに柳眉を寄せる。
微かに拗ねるようなそんな気配が滲んでいた。
ゲルダ>>34にはうんうんと頷く]
本を読めばいつもどおりになるさ。
あー、こっちはダージリンで良い。
[他の茶葉を出されても飲むのだろうけれど
いつものが落ち着くのかそんな返事]
―宿屋・食堂―
[みんなの深刻そうな様子に気づき、自分は厨房にいたので銀の短剣のくだりを聞いておらず]
んっ?どうしたんだ皆?
[首を傾げれば、誰かから説明を受けただろうか]
んーー、ますますもって伝承どおりって感じだな。
[人狼に関する話は父親から教えてもらうことはなかったが、ブリジットか誰かから聞いたりしたことは何度かあっただろうか。
父親は母親の話と人狼の話はしたがらないので、自分もそのことは普段からあまり口にはしていなかった]
滅多に怒らねぇけどな。
あー…、怒る前に察してるからそうなるのか?
[ユリアンの言葉>>35に思わず考え込んでしまった]
だとしたら、もうちっと厳しくした方がいいのかねぇ。
[ポツと独り言ちて修道院の事を思う]
[ライヒアルトとアーベルのやり取りが聞こえると、
むぅと唸る様子にくちびるを尖らせた。
ふと、湯気を立てる好い香りに気が付き視線を厨房へと向け。]
わ、ベッティはご飯を用意して呉れたのだね
美味しそう…僕、ベッティのご飯美味しくて好きだよ
[幼馴染に感謝を述べて微笑み。]
今度僕もお手伝いさせて貰おうかな
[等とつぶやいていると、何処となく警戒を纏う少年、ミハエルに気が付き。]
君は御腹、すいてないのかい?
ベッティのご飯は美味しいのだよ
/*
……ところで。
誰にも積極的に発見希望されていないギュンじいさまがせつねぇ……!
しかし、虹石、涙石と連続で行っている俺としては。
さすがに今回は自重したい所なのである。
[喜ぶゲルダに笑いかけながら]
一級料理人とはいかねぇけど、これでお金かせいでもいるからな。
そうだな、次はゲルルンにも手伝いお願いしよっか。
[手伝いの申し出にはそう答えて、ミハエルに声をかける様子に自分もそっちに笑いかけながら]
口にあうかわかんねぇけど、どうだ?
変なものは入ってないから安心しとけ。
張り詰めてばっかりでもつかれんぞ。
[クロエの身体が緊張に強張ると、傍について様子を覗い、
大丈夫だよと小声で耳元で囁いた。繋いだ手を握り返して待つ仕種。
そして、謝罪を口にするのに対して、ふるふるとまた頸を振り、
心配そうに幼馴染を案じた。]
頑張ったね、えらいよ
[ひとこと、そう伝えて娘は微笑む。]
[ミハエル>>37の眸に宿る警戒心。
修道院に初めてきた小さな子供の目と似てる気がした]
本当に如何もしないのか?
[十字架を握るその手が見えるなら
青年はふぅと溜め息を吐いて]
……な、ミハエル。
此処には人狼が紛れ込んでるかもしれねぇって話だけどな。
全員が全員そうじゃないのはお前さんにも分かるだろ?
警戒するな、とは言わない。
けどな、信じられるものを見つけろ。
[ミハエルの視線の高さにあわせ眸を見詰め
そんな言葉を密やかに紡いだのは
何となくほおっておけなかったからだろう]
―宿屋 食堂―
[伏せていた目を開けて]
あら、おいしそうね。
[ベッティの運んできた料理を見、微笑む顔はいつものようなもの。
ゲルダとベッティがそれぞれミハエルに声を掛けるのを見守る]
―宿屋・食堂―
[クロエの告白には、うんうんと頷いて]
娘の成長を見届ける親の気分ってのは、こんなんだろうね…
[とかしみじみと言って、きっと誰かから何か突っ込みが入っただろう]
[意識は本の方に向いているらしいライヒアルトに頷き、
少し考えた後に、うんと頷き、]
んん、じゃあ他には頭痛に好さそうなハーブティーを探してくるのだよ
今日は色々迷惑を掛けてしまったからね
[色々な種類があった方が好いと想い、娘はそう決めた。
荷物持ちをしてくれるらしきユリアンには、]
うん、そうだね…じゃあこの次に何か重たそうなものを持ってくるときは、
頼んでしまっても構わないかな?
今は煙草と茶葉だけで大丈夫そうだからね
[彼の気持ちには甘んじてそう伝えた。]
面白くはねぇから。
[アーベル>>38の疑問符付きの言葉を思わず訂正する]
だよな。
自衛団持ちじゃねぇと話にならねぇ。
色々上乗せして吹っ掛けても罰は当たらねぇと思うぜ。
運を天に任せて、ね。
それも面白そうだが……
嗚呼、アーベルが選んで呉れよ。
そっちのが興味深い。
[にっ、と笑ってアーベルに委ねる]
[ミハエルの事は気にはなったものの、
皆が皆気をかけてもと思い、とりあえず近くに居るものらに任せる事に。
一番近い所に居たのは、おそらく幼馴染だったか。
ベッティが運んできた料理の匂いには、穏やかに目が細まった。]
いい匂い…。
後で御相伴に与ろうかしら。
[今は少し、落ち着かなかったので
手を伸ばすには少し躊躇われて。]
[アーベルの呟いた言葉はこちらの耳にも届き。
伝承と合わせて呼ばれたと解れば、小さく頷いた。
ユリアンからまじまじと見られれば、気味悪がられはしないかと内心怖くなって目を閉じて。
アーベルの大きな溜息が聞こえれば小さく身体を竦ませたものの、ぽんと頭に乗せられた手と続いた声を聞けば緊張は緩く解けた。
手を繋いだままのゲルダからも頑張ったね、と言われれば微笑みを返して。]
…うん。ありがとう、ベル兄。ゲルダ。
―宿屋 食堂―
[クロエの告白は断片的には聞こえていたが、深く意識を傾けてはいなくて。
はっきりと耳に届いたのは、アーベルの呟いた言葉。
そこで初めて首をそちらに向ける]
それって……
伝承にあった、能力者?
[誰かに問うたのか、独り言だったのか、声は小さく何処まで届いたか。
再び笑みは失せていた]
[クロエの告白>>39は自衛団詰め所で聞いたもの。
彼女が語る間はゆると視線を伏せてただ見守る。
イレーネの言葉>>47には]
一応修道士なんだぞ?
あんまりからかって呉れるな。
[そういうことには縁がないのだと
少しだけ困ったような表情を見せる]
[少なくともアーベルは嫌わないでくれたと思えば安堵して息をつき。
それと同時にベッティの持ってきてくれた料理の良い匂いに釣られたかお腹の音がくぅ、と鳴った。]
あ、え、あれ?
や、やだ私、現金だな。
美味しそうな匂い嗅いだだけでお腹空いちゃうなんて。
べ、ベッティ、私ももらっていいかな?
[傍に居た人には聞こえてしまっただろうその音に慌てて真っ赤になりながらわたわたとして取り繕おうとした。]
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