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読書家 ミリィは、未亡人 ノーラ を投票先に選びました。
――フタリ、ミツケタ…
――ミツケタケド…
――オウサマ、オコッテル?ル?
――ハヤクシナイト、ミンナ、ミンナ、オリノナカ…
[…その言葉に…ぴく、と動いた]
ぁ。ユリアンとダーヴィット…
二人とも妖精。
…ベアトリーチェは、妖精と混浴してたんだね★
これでC狂だったら、なーにやってんのぉ★
に、なる。
/中/
まあ狼はノーラ吊りにしたかったんだろうけれど、
村として考えるならエーリッヒ吊りが鉄板だったよね。
たとえ役職者でも。
吊を選びやすい人を選ぶのだから、リアル事情を考慮すると。
ノーラだったらダーヴィッドでもいいはずで。
むしろ何かありそうでまだイベント残してる(某冒険家さんの行方とかユーディットにきいてない)ノーラよりダーヴィッドにしたほうがいいのではとか思ったりもした。
[天の門が開く。
そのタイミングに合わせて、自分の力をそれに親和させる。
気づかれる訳には行かないから、慎重に、慎重に、力を合わせる。
ふわり。
銀色に煌めく、半透明の翅が、見えざる光の粒子をこぼし、それが手にした光と重なって光球となる]
……くる。
[小さく呟いた。
天の門からの、金の光の降臨。
それが誰かを捕えるのに合わせて、雪に埋もれた青年を送り込もうと力を凝らす。
彼が父から何かしらの干渉を受けているのは感じられたから。
ついでに、体調戻らないのに雑事に借り出されているから、寝かせとけ、というのも、多少はあったかも知れない]
[しかし]
……え?
[天井から飛来した、金色の珠。
それは、何故か。
彼の手から飛んだ銀色の珠と、同じ所へ飛び──]
……ちょっ……マジかよ、親父。
[呆然とした声がもれる。
金の珠と銀の珠、それらはほぼ同時に同じ対象を捕え]
[密かに手の内に溜めた力。
それを、誰にも気付かれぬように彼に送る。
天に在る時空結界との接点。
其処から金の……光の珠の如き物が舞い降りてきたのを感じる。
それと合わせるならば今しか機会はない。
僅かに残された強大な気を内に孕んでいたような青年。
今は雪に埋もれる金を送るようにと、託す力に篭めて]
……おいおい。
[ユリアンから放たれた銀と、天から舞い降りた金は。
何故か同じ対象へと向かい。
そのまま、雪に埋もれた彼を連れ去って行った。
何かの作品の最終回じゃあるまいに]
/中/
読みが甘かったのは此方も同じ事で……予想外だった。
いやまぁ皆に死亡フラグに見えてたってことですが。
お互い様です、うん。
[息をつめて、状況を見つめていた少女は…全てを見届けた瞬間、パチパチと瞬いた]
「あ、あの…私、エーリッヒさんて、妖精王さんの力を受けた方だと思ってたんです、けど…間違ってました?」
[いや、だって、どう見ても攫っていったのは妖精王だったし]
[少女の疑問に、はあ、とため息をついて]
俺も、そうだと思ってたんだけど……。
しょーじき、訳わかんねぇ……。
[やっているのが自分の父親なだけに、頭の痛さは半端じゃないらしい。
心なしか、翅もヘタっているような]
―――何で? エリにぃが、悪い妖精な訳、ない。
だって「悪い妖精を捕まえる」為にペンダント持っててくれって。
協力してくれって言われたんだよ?
……ねぇ。
『――――。』
私もそう思っていたんだが…
もしかしたら、一度力を注いだ所為でその力に力が引き寄せられてしまったのかもしれないな…
[そんな自己解釈を交えてはみたものの。
どう見たってあれは妖精王のミスにしか見えず。
ユリアンがバカ親父とか言っていたのにちょっとだけ納得]
[リディがエーリッヒが埋まっている辺り…割り箸墓標に近づく]
……放っておけばいい………!?
[冬晴れの空に金の光球が…そしていつ現われたのか銀の光球が…]
[2つの光球はリディを追い越しエーリッヒにむかったが
途中で銀の方は消え…金の光球が雪中へ。]
[雪の隙間から零れる金の光り。]
[雪が溶けるように消失すると、金の光りはエーリッヒを包み込んでいて。
……そのまま…包み込んだまま上空へと…………]
[ユリアンの方に気を取られていた少女は、それに気付くのが僅かに遅れた。上空から現れた金色の光、そして銀色の…]
エーリッヒさん?!
[姿を消した青年の名を呼ぶ]
[自ら埋まって行くエーリッヒに言葉も無かったのだが]
[流石にそろそろ不味いんじゃないか。皆が近寄るのを見て一歩踏み出しかけ]
…?
[違和感]
[焦げ茶色の目を眇めた先にあったのは――金色の宝珠。
それは緩やかな軌跡を描き――雪に埋もれるエーリッヒへと舞い降りる。]
[ほぼ同時に、どこからともなく飛来した銀の珠が、同じくエーリッヒを包み込もうとして、]
………ぁっ…!
[重なり、溶ける銀のひかり。]
[溶かした金のひかりは、そのまま丸くエーリッヒを包み込んで、]
[空へと、消えた]
読書家 ミリィが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
召使い ユーディットは、貴族 ミハエル に投票を委任しました。
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました。
[騒ぎの中心。
そこからは、やや離れていたせいか、他に気を取られていたせいか、気づくのは遅くて]
……え?
[揺らめくような金の光に、はっと、そちらを見やった時には、既に遅く。
さっきエーリッヒが埋まった、その辺り。
そこを金色の光が照らしていた。
その光はそのまま空へと翔けて、消え……]
……何なんだよ、一体。
[ぽつり、こぼれる、呆れたような、呟き]
…………な…なんだ…?
[慌てて割り箸墓標の方へ駆け寄る。
…エーリッヒがいた場所には窪み。]
……リディ……何が起こったかわかるか?
[自分より墓標に近い位置にいたリディに訪ねてみる]
[響く声に空を見上げ…金の光が空に浮かんでいた。
そして、銀の光も現れていた。
その光は割り箸の墓標を通り過ぎ…
…銀の光は消え、金の光は雪の中に入る]
…
[そして、金色の光は空へと上がっていき…消えた]
…王様の、檻…
[空を見て、ポツリと…呟いた]
[ノーラが視界の中で頷いて。
ああそうなのか、と思わず溜息を零した…その、時に。
金が、目に入った。
そして何時の間にか、銀も。
ふたつの光が目指す場所は同じで。銀は、金に溶ける。
エーリッヒを包んだ金の光は、そのまま天上へ]
……何、が…
[宵闇に飲まれるように消えた金を探すように天を仰いだままで。
呆然と、呟いた]
[リディに遅れて歩み出そうとして、
空気の変化――とでも言うのだろうか、違和感に、止まる]
[生まれる、二つのひかり]
[翠玉の双眸が驚きに見開かれ。
何が起こったのか解らないうちに、それは、雪を包んで――]
[金の光が現れ]
[銀の光が現れ]
[包み込む様に]
[銀は溶けて消え]
[金はそのまま上空へ]
[其処にいた筈の青年の姿は跡形も無く]
…。
…エーリ…?
[何が起きたのか見ていたけれど]
[何が起きたのか理解できなかった]
[自分の力に引き摺られたとか、笑えない。
ふとそんな事を考えてしまった自分がもの凄く虚しい、と思いつつ。
力の具象体である銀色の翅をふわり、と光の粒子に拡散させる]
……ったく……。
『フェーン、落ち込んでも仕方ないから』
[相棒がてち、と頬を叩いてこんな事を言うが……正直、心に痛いかも知れなかった]
[自分を追い越すように、2つの光珠が通り抜けていく。
一瞬訳が判らずに足が止まるも、一寸後―――僅かに目を見開いて。
その後を慌てて追うように踏み出そうとするも、
それよりも早くエーリッヒの身体は光に包まれたまま、空へと]
………うそ。
[ぽつりと落ちた呟きは、雪へと吸い込まれる。
呆然と立ち尽くしたまま、アーベルの言葉には気付かずに]
なに。なんなの。
どうして、エリにぃが連れていかれちゃうの。
なにをしんじればいいの。
このまま、 「王様」をしんじても いいの?
[膝を付いたまま、呆然と空を見上げる。
”王”の力を…風を振るった彼が、何故、”王”に連れて行かれたのか…。
――確かに、気まぐれなお方だとは聞いているけれど。
ぐるぐると、思考は空回って。ぺたん、と座り込む。]
未亡人 ノーラが「時間を進める」を選択しました。
[だが。確かにあれは妖精王のミスにしか見えないが]
…此方の動きを一手潰されたな。
[境界に負荷を与えられたかと考えれば、溶けた銀では恐らく無理。
幾ら何でもそれを考えてのこととは思えないが…まさか]
[呆然として言葉が帰ってこないエディをみ
どうやらエディにもよくわからない事体のようで。]
………なぁ…誰か…何が起こったかわかる奴いないか?
[と、振りかえり誰かわかりそうな人を探す]
……ねぇ。
『―――何だ』
どうして、エリにぃは連れていかれたの?
『………王の考えていらっしゃる事を、俺に知る由もない。
…俺の与えられた役目は、この村へ逃亡した筈の妖精が
結界へと確実に捕らえられる事を確認する事だ。』
手を潰された、か……確かに。
[そこまで考えてたんなら、見直してもいいんだけど、とはさすがに言わず。
それでも、青銀の瞳には、やや、陰りの色彩が]
さて……これから、どうしたもんかな……?
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