情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……エーリッヒ様って、最近アーベルに似てきましたよね。
[問いには、拗ねたような顔で返し]
正直言って、判りかねます。
お二人とも、言葉の投げ合いを楽しんでるような感じで……。
……そう、悪友同士、みたいな。
[あれ、っていうことはエーリッヒ様はアーベルを疑ってない? と考え込む。]
[赤い赤い世界の向こうで、命の弾ける様子が感じ取れる。
まだ人の身で、それ自体に悦を感じる事は出来ないが。
主らの満たされてゆく感覚には、微笑む。]
おいしい?
[くすと、尋ねた。]
[結果から言えば、目的は果たせず終い。
診療所まで赴くも、タイミング悪くオトフリートは不在だった。
その上、自衛団員に捕まったのは不運としか言いようがない。聞き飽きた言葉をぶつけて来る男を、普段通りの、観察するような眼差しで眺めていたのが余計に悪かった。とは言え、それも相手の不安を発散させる手段なのだろうと、好きにさせておいたが。
結局、医師の姿は見当たらず、時間だけを無益に潰して帰途に着く事となった]
全く。
使えれば、未だ楽だったんだろうけれど。
[両耳に通した丸石を弄りながら、呟く。
また小言を食らうのだろうか、そんな暢気な事を考えつつ、裏口から中に入る]
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[引き抜いた腕の中にはまだ動いている心臓。
それをゆっくりと口にして、恍惚の表情を浮かべる]
ああ…。
[再び手を差し込んで、うっとりと呟く。
血肉の齎す甘美さに酔っていたその表情が、不意に曇った]
ッグ、ハ。
[口元を押さえて、膝を突いた。
甘美なる餌は一瞬のうちに苦い供物と化していた]
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました。
[投げ捨てるように女を床へと降ろし、爪についた紅を舐め取る]
…ま、一人で逝くよりは良いかもな?
仲の良い姉と妹、あの世でも寂しかないぜ?
[既に聞こえていない姉妹へと言葉を投げかける。
その声は愉しげなもの。
ロストに「喰らっておけよ」と促した後、小さく哂いを漏らした]
ああ──もう一人兄弟がいたっけか、こいつらには。
そのうち、送ってやんねぇとなぁ。
あんな捻くれた弟を遺すのは、姉として忍びないだろうしよ。
[低い哂いはさも愉しそうで。
ゲイトから訊ねかけられると、悦に入ったような声で]
ああ……やはりこの味は最高だ。
ゲイト、お前にも味わわせてやりたいよ。
ただいま――
ノーラ姉、エルザ姉?
[村が閉ざされてからというもの、以前の騒がしさは鳴りを潜めたと思っていたが、今日は一際、静かだった。客足がないからだろうか、姉二人の姿は、厨房にも店内にも見当たらない。
訝りながら、従業員用の部屋の在る方向へと歩を進める。
気付いていた筈だった。
昨日も感じた、見えない気配に。
そして、食事ともアルコールともまるで違う臭いに。
一室の、扉を開く]
似てるって。
それは、向こうが嫌がるような気がするけれど?
[口調はどこまでも軽く。
右手の爪弾きにはやがて、ゆっくりとだが左手も添えられ、旋律が織り成される。
思案の呟きと、考え込む様子。
それに、ふ、と笑みを掠めさせ]
……俺が、覚えている限り。
嘘をつかれた事は、ないはずだから。
……と、いうのは論拠としては大分甘いが。
今、俺の目に見える要素では、アーベルの方が信は置ける、という所かな。
音楽家 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
く…。
[腕を引きぬく時に触れていたのはその手首だった。
星型の蒼い痣。今は働かないものであったけれど、確かに「祝福されたもの」の印。
その心臓は人狼には一際甘く。
その血は人が啜るにはあまりにも苦い、毒]
ああ、失礼を、しました。
力ある者の血筋、だったのですね…。
[その痣をエウリノに示して見せながら。
堪えきれずに口の中に残っていた肉を吐いた]
――…あぁ、 そうか。
[一瞬ばかり、目を見開いた。
けれど、取り乱す様子はなかった。
それどころか、噎せ返るような臭いに眉を顰め、中に入り窓を開く。傍目には、異様過ぎる程、冷静な様子で。
未だ、床を濡らす色は乾き切っておらず、浅い水溜りに踏み込む感触があり、滴が微かに跳ねては、衣服を染めた。
吹き込む風に、カーテンが翻る。
月光に照らされる室内。先ほどまでは薄暗くて見え難かった光景が、よく見えた。
横たわる女の姿が、
大地を思わせる茶色の髪が、
緩やかに広がるウェーブの青が、
在るべきものを失くした身体が、
無残にも刻まれた傷跡が。
生は、其処に無い]
[こんな時でも腹は減るもので。
向かうのはやはり宿屋の方向。
途中自警団に捕まろうが常の雰囲気でどこ吹く風。
長い問答の後、諦めた自警団から解放され、ようやく宿屋へと辿り着く]
…たく、何回言えば分かるんだ、っつの。
[自警団へ悪態をつきながら、宿屋の扉を開けた。
嫌に静まり返ってる様子に首を傾げる]
…アーベルさん。
[もう一人の兄弟、には、僕にしては珍しく、不快な感情を露にした。
が、楽しそうにするエウリノにすぐに声の調子は戻り。]
そっか。よかった。
…うん。でも私が食べても、きっと二人が感じるのと同じようには味わえないからなぁ。
[悦入るヒトへ、すまなそうに答える。]
[広場に差し掛かったところで、ふと空を見上げた]
能力者の血脈、か。
[その昔、追い求めたもの。
人狼に対抗できる力。すなわち人狼を下すことのできる力]
…今はもう、欲しくも無い…。
[ミリィの家へと向かう足が止まる。
口の中の苦さに、僅か眉を寄せた]
嫌がっても、事実は事実ですからね。
[首を振って、くすりと笑う。
流れるピアノの音に、耳を傾ける。目を閉じる。]
……綺麗な音。
[世界がこれぐらい綺麗だったら良いのに、と思った。]
……ああ、昔から知ってる者同士なら。
そうですね。
いえ、ひとつのヒントにはなるんじゃないでしょうか。
……じゃあ、イレーネさんの方が怪しい?
[問い返す。]
[見せられた痣に、片眉を上げて]
…なるほどね。
あの姉弟の中でこいつだけ容疑者に上がらなかったのは、そう言う理由か。
けど力ある者は俺らにとって馳走でもある。
……何故お前は受け付けない。
[肉を吐き出すロストを見つめる。
その瞳は訝しげに細められていた]
変容に。
変容が、
重ね…… 聞、えた。……る。
ああ、――嗚呼!
――赤いモザイク!
[身体を丸めるように座り込んだまま。押さえられるのはいつしか両耳になり。指先から始まった震えが徐々に全身へ伝わっていく。声も少しずつ高さを増し、最後には叫び声となって]
さあ。
…自衛団長殿が食べでありすぎたせいですかね?
[嗤う唇は小刻みに震える]
よろしければ、こちらも貴方が、エウリノ。
渇きは十分に癒させていただきましたから。
[恭しげに示してみせるその瞳の色は、暗さを薄れさせ。
僅かに掠れる聲は言葉を裏切っていたか]
今にアイツも喰らってやる。
放っておいては危険だ。
あれは何かを知っている。
[それは本能的なもの。
不快な感情を見せるゲイトに対し、優しく包み込むような気配を向けた]
…そうだったな。
こんなに美味いものを共有出来ないとは、残念だ。
……そういう問題なのかと。
[はあ、と。零れるのはため息一つ。
鍵盤の上、織り成されるのは穏やかな旋律。
風と空を思わせるような]
ま、ある意味では腐れ縁だけどね。
……怪しい、というか。
信じるための要素が、足りん。
行動に整合性はあるが、何か……見え難いとでも、いえばいいか。
俺が、あの子の事をよく知らないのを差し引いても、ね。
馬鹿だな。
[嘲りを帯びた笑みは、何に対してか。
先ずは青い髪の女の傍に膝を突いた。
口煩くて御節介で勝気で、それでいて心配性な姉の首筋は掻き切られて、顔までもが真っ赤だった。左の掌で、袖で拭い取り、目蓋を閉じさせた。
そして、己の腹部に手を添える横たわる女の傍らに。それはまるで、喪くした子を求めるが如く。
優しい姉だった。人の醜い部分など、持ち合わせていないかのようで――だから。
待ち望んでいた子は世を見ることはなく、彼女の微笑を見ることもない。
頬を撫ぜる。
それから、彼女の左手を取った。薬指には、誓いの輪。
其処にそっと、口接けを落とす]
……ごめんね?
[嘆く事もなく。ただ。口唇は微かに、弧を描いた]
[理解していた。
狙われる可能性を。
知りながら、見殺しにした。
哀しみの感情は、湧いて来なかった。
惜しい、と思う心は存在したけれど。
――ただ、それだけ]
…あんな老いて干からびた爺のどこに喰いでがあると言うんだ。
[吐き捨て、己へ食を譲ろうとするのを聞いて、そちらへと近付く]
──……あまり我慢をすると、後がきついぞ?
[瞳を鋭くしたまま、囁くように言い。
譲られた血肉を己の胃へと収めた]
大丈夫ですか…?
[急に毒を飲んだような、そんな雰囲気を醸す主人に、心配そうに尋ねながら。]
人間から転身されたばかりだからでしょうか。
[人狼の事は人狼にというべきか、分からない理由を問うように。
エウリノと交互に見やった。]
……くッ、
[息が漏れる]
あ、はは、は、は、は、はははは――
[途切れ途切れに、それでも、笑いが込み上げた。
彼方此方は血に濡れて、酷い状態だと思った。他者が見れば如何思うだろうか。そんなことも考えはしたけれど、如何でも良かった。
嗚呼、可笑しい。
次第に呼吸が出来なくなり、噎せた。
それで漸く涙が滲むだなんて、笑い話でしかない]
…言われずとも。
[囁きに囁き返し、鋭い視線からは目を逸らす。
ゲイトへは、大丈夫というように薄い笑みの気配を向けて。
実際は酩酊感と悪寒が入り混じり、実に不快だった]
……向こうも任せきりというわけにはいきません。
私はお先に失礼させていただきますよ。
[灰色に染まった腕を戻しながら、窓へと向かう。
裏は土の地面。跡の残りにくい場所を本能的に辿りながら、診療所へと駆けて行った]
……爺は問題なく喰えたのに、今頃拒否反応か?
ふん……無くは無いか。
もしくは──何か他の要因があるのか。
[ゲイトの問いに少し考え言葉を紡ぐ]
なんにせよ、もう戻れはしない。
喰らわねば渇きが増す一方。
渇きを抑え過ごすことは、並大抵のことではない。
この俺とて…この村に来てから全く喰らわなかったわけでは無いからな。
[先に戻ると言うロストを見やりながら、ぽつりと漏らした]
…俺も一度戻り着替えるとしよう。
このままでは直ぐにバレてしまう。
[喰い散らかしはそのままに。
ロストと同じように窓から飛び出す。
大きな跳躍。
それは少し先の街路樹まで届き。
身を隠しながら一度工房へと戻った]
[ピアノの傍にやってきて、それが奏でる旋律を楽しみながら]
良いじゃないですか。
羨ましいですよ。誰かとそういう関係があるって、素敵です。
信じる要素が足りない、ですか。
確かに、そういうところはあるのかもしれません。
私がアーベルを信じかけてるのは、んー……
巧く言えませんが、人狼がこんな風に、
私だけに能力のことを教えるだとか、
それを元に色々考える、だとか、
そんな面倒なことやって何のメリットがあるのかなぁ、って。
そう思ったからで。
あと、アーベルは判り難い人ですけど……その真意は判ることが多いんです。
ですから、信じられるかな、って。
[静寂の中、声は妙に響いた。
不意に、ぴたりと収める。
表情は失せて、其処には何も無い。
立ち上がり寝台から毛布を剥ぎ取ると、二人に被せて]
... In Paradisum deducant te Angeli,
お休み。姉さん。
[小さく、小さく、囁いた]
…あぁ……
[世界はあまりに暗くて、冷たく、そして遠い。
その身に抱いて、大事に育んでいた小さな灯火も、今はもう見つからない。
膝を抱き、丸まって…小さく、小さくなってしまいたかった。]
…ごめんね。
……ごめんね。
…本当に、ごめんね。
[ひとつは、巻き込んでしまった姉へ。
ひとつは、約束を果たせなかった夫へ。
ひとつは…、産んであげられなかった、いのちへ。]
[気配に包まれ、目を細める。
主ではあるが、自分に向けられる優しさが変わらないのはとても嬉しかった。
尤も、たとえこの温もりが明日には手のひらを返されるように失ったとしても、敬愛の念は変わらないだろうが。]
…うん。せっかく貰っても、吐いたら悪いし…。
[この赤い世界で唯一、自分が人である事は、忘れてはいけない事だった。
残念と、言うエウリノに、気配が甘えるように擦り寄る。]
う……う、……嗚呼。
暗き影は、……来たり。
崩れたる塔は、地に染み渡らん。
[呻くように言いながら、ゆっくりと立ち上がり。おぼつかない足取りで広場へと向かう。入り口に着き、噴水の辺りまで来たところで一旦足を止め、耳を押さえる手の力を強めた。視線を彷徨わせ]
行かねば、
[カウンターにも誰も居らず、注文も出来ずに立ち尽くす。
厨房に居るのかと奥に声をかけようとした時だった]
……?
[宿屋の奥から微かに聞こえる笑い声。
その声は途中で噎せるものへと変わり。
一体何事かと奥を窺った。
聞こえた笑い声は聞き覚えのあるもの]
…アーベル?
[奥のどこに居るか分からないために従業員用通路へと顔を覗かせるだけにして、声の主の名を呼んだ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新