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[くんっ。
光の靄に紛れ、指先から光が尾を引き飛んでいく。
くるり。
光はクルトの傍で輪を描くと、その軌跡と共に靄の中に掻き消えた]
…。
[一つ瞬きをするが、皆の声が聞こえれば顔を上げて]
あ、あたしは、大丈夫。だけど。
[名を呼ぶ声に、瞬きひとつ]
えっと、オレは、へーきっ!
てゆっか、兄貴、ドロテアさんがどーかしたのっ!?
[上擦った声に気づいて、聞こえてきた方を見やる。
刹那に姿を見せた光の珠は、霞が引くのに紛れて、消えた]
[伸ばされたマリオンの手を手探りで掴む]
まったくほんとに、
金色なのよ
何も見えるしない
ヨウセイの 仕業?
[ リイイ ―― … ン ]
ワッ
[腰元の荷物にもう片方の手を伸ばす
ごそ、あるのは箱に入った鈴のようなもの
その音が変わった]
/*
とてもクルトが妖精に見える状況。
かわいそす(…
しかも、何故クルト。
その周りの二人なのにねwww
まぁ、襲撃でないので防げませんけども。
村娘 マルガレーテが時計を進めました。
[響いた音は少し、大きめ
消える霞と共に、その音は引いていく]
…
[ぱちぱちと、瞬いた
けれど、クルトの声にはっとして]
エッ!
ドロテア居ない?
アッ ワタシ、ツィンカ、居るするよ!
マリオンも一緒!
『……王様も、おんなじこと、考えてたのかな。
……っていうか。
情報屋の彼女も一緒にいなくなってるのは……『お仲間』のお仕事、かな。
ぼくの力、あっちにそれたのに。
届く前に……いなくなってる』
[ぱたり、と翅を動かして。
ミステルは小さく息を吐いた]
[金の靄の中で、銀の粒子が輝きを増す。
風も無く髪は揺れて舞い上がり]
……エリーゼ。
『私ってば流石?』
[ちっ、ちちち]
『…睨まないでよ、ルイ』
[…ちっ]
[銀月光で繋いだ二人。
導かれたのはドロテアで、光に引かれたのはヒルダ]
[『道』に引っ掛かってはいないか。
それだけが気がかりではあったのだけれど]
少年 マリオンは、ランダム を心の中で指差しました。
少年 マリオンは、ランダム を力(襲う)の対象に決めました。
[眼鏡をかけていても視界はきかなくて、もう一度外す。
そのレンズに弧を描く光が刹那、映った]
あ、あら・・・
[今のは、と思う間もなく、名を呼ぶクルトの声が遠くなる。
イゾルデの点呼に答えるより早く空間が遠くなり―――]
えぇーーーっ。
…実は…僕の力、マリオンのにーちゃんの方いっちゃったんだ…。
どうしてっどうして?
僕は自信がなくなってきたよ・・・。
[騎士のランタンの灯りが消えた。]
ふええ…!?
[煌く金の色彩におろおろと。
繋いだ手をさらに固く握り締めたつもりで。
けれど、その片方は、容易くするりと抜けていった]
うぁう……?
[もう片方は、離そうにも離せなかっただろう。
その指先には金の光に解けた銀糸が絡んでいたのだから。
それに引き寄せられるように、光の中へと落ちて。
そして――]
えーと。えーと。
ヒルダさんが消えたー!
手握ってたのに消えたーっ!!
ドロテアさん返事してくれないー!!!
[見えないままにも探そうと、握っていた手を闇雲に伸ばす]
ドロテアとヒルダだけ、かな。
[『視た』ために人物が消えていることに対して驚きは少なく。
混乱している幼馴染とは対照的に落ち着いていた]
マルガレーテとツィンカは無事、と。
他に居なくなった人は居ないよね?
[『視た』人以外で消えた人が居るなら、流石に探さなければ、と考える]
……俺もアナも、居る。
[自身は兎も角、少女の身を案ずる人間は多かろう。
一声上げて、繋ぐ手に僅かに力を篭める]
[薄れる靄から解放される時には、銀の粒子は*跡形も無く*]
[やはり先には誰もおらず。
どてっと見事に転がった]
…何がどーなってんだよー。
[そのままその場に座り込み、しばらく頭を*抱えてた*]
旅人 ルイが時計を進めました。
旅人 ルイは、ランダム を心の中で指差しました。
[晴れた視界に映るのは澄んだ泉と、その周りを囲む花々。
それから―――すっかりご機嫌な主と盛り上がってる妖精達]
・・・、・・・、ええと。
いない方がいるのですから、いません・・・かしら?
[遅すぎる点呼に答えても届くはずも無く。
しっかりと手を握ったままのヒルダに眉を下げて問いかけた]
『……さっきと、違う、音……?
気づかれちゃった、かなぁ?』
[響く音に呟く声は少し楽しげ]
『……お互い、近いところまでは行ってたんだねぇ……。
マリオンのにーさんには、何かの干渉があったみたいだけど……それに、弾かれちゃった……の、かなぁ』
ど、どうしたんですか?
ドロテアさん???
[青年の呼ぶ声に異変を察して、よろりと立ち上がるが]
[続く鈴のような音に、更に思考を乱されて]
え――え?
[ただ混乱するばかり。]
[丁度、霞が晴れていくところだった。]
少年 マリオンが時計を進めました。
/*
とりあえず背後にウラタロスは無理(爆
百花ヴィリーみたいなスレたキャラの方が楽、と。
熱血系より冷静系だよなぁ、スタイルが。
意図してるわけじゃないんだけど。
旅芸人 ツィンカが時計を進めました。
[あ。と、クルトの声が聞こえれば、小さく呟く。
そーっと視線を外せば、聞こえたのは声以外の音]
…?
[気付けば、光の靄も消えかかり。
皆の姿が見え始めていた]
ドロテアさんと、ヒルダさん…?
[ヒルダとドロテアがいない
周りから、そんな声が聞こえる。]
[クルトの慌てぶりに意識を引き戻され、とりあえず人数を確かめようと]
あ、私も無事ですよー!
/*
んーと、マルガレーテに入れてたのはだーれだー。
<<仕立て屋 イゾルデ>>
…出来るかな?
しかしまぁ、なんだ。
いきなり襲撃無しとは…やるな。ランダ神。
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