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ー西の桜ー
[目の前で消えたハインリヒの姿に、軽く目を見開く]
これはまた…厄介なことになりましたねえ。
[どこかのんびりとした口調]
[その時、時計塔が荘厳な鐘の音を鳴らす
そして、綻びが臨界を迎えたと感じた瞬間、違和感として感じていた対の気配が消滅した。これは]
あの楽士さんが消えた? いえ、綻びに飲み込まれた?
[どういうこと、と動揺]
少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました
投票を委任します。
少女 ベアトリーチェは、神父 クレメンス に投票を委任しました。
[しばし呆然としていたが、気を取り直すと]
……とりあえず、ベアトリーチェを横にさせる方が先決ですね
アーベルさん、こちらに
[そう言って教会の中に]
―西の桜―
[「地と風がドンパチ」発言で目をそらしたものの、
空から圧倒的なナニカが近くに落ちてきて。
慌てて振り返った瞬間、そのナニカはハインリヒをからめ取り、そして「消えた」]
……!!
[驚きで声がでない。へたん座り込んだ]
「お蔭様で。」
[端的に答え、僅か間を置く]
「……陽光の子も消えた、と聞いたのですが。
雷撃の子を落とす予定だったのでは?」
[ようやくコエを、コエで返す。
震えるような、弱いそれは、
力のせいか、それとも――]
神鳴りが消えたのだね。
ハインリヒが……
遺跡でのものと…同じ。
[引き込まれぬように、その力に抗おうとした矢先]
[歪みの矛先は目前の男へ向かい]
[咄嗟に掴んでいた手を離して]
お前一人が焦って抑えきれるものなのか。落ち着け。
[乱れた空気に呷られぬよう、器の内に冷気を満たし]
[地を踏み締める]
/中/
中で失礼。
……投票先変え忘れていて幸いしたとか内緒ですよ。
とうとうエーリヒさんとはあまりお話できないままでした。
もっと懐きたかったのに。ホロリ。
エピではもっとお話したいです〜!
ついでにもう一つ。
3人で一つの関係のとき、対というのは微妙な気がしません?
私も使っちゃいましたけど。親和の高いってすれば良かった。
[くく、と嗤う]
「さて、私が落としたのは雷撃だけのつもりだが…無理矢理結界の力を逸らしたのだから、暴走しても不思議ではなかろうな。おそらく、陽光は眠っていて、抗い切れなかったのではないかな?」
/中/
なためも>
それを言うなーっ!
……ていうか、それは避けたかったんだよう、俺は(ほろろん。
これで、役職まで被ってたら泣き笑いだねっ。
[全然困ってないようなクレメンツの様子にいらり]
[立ち上がるとクレメンツに詰め寄り]
ていうか、あんた人が一人目の前で消えたのに、
なんでそんなに平然としてられるんだよ!
[クレメンツの襟ぐらをつかんんで、がしっと桜の幹に押し付けた。]
き、消えちゃった。
陽光の、エーリヒさんの気配も。
[先にそちらを感じ取ってしまったのは、やはり自分と親しい属性だったからだろうか]
そう、おじさまと、一緒。
[小さく震えながらもミハエルに肯いて]
全部なんて無理。でも少しでも安定させないと。
[その視線は意外にもしっかりとしたものだった]
揺れちゃだめ。
王も仰っていたんだもの。
均衡は崩された。
力が使われようとしている。
……止めなくちゃ。
だから、動揺していちゃ、だめ。
うん…。ハインリヒさんが消えた。
――僕の目の前で。
やはりもっと強く引き留めればよかったのだろうか?
「クレメンツさんには近づいてはいけない」と。
僕はティルに忠告をきちんとうけていたのに……。
[ユリアンに詰め寄られ、幹に押し付けられても、動じず]
いえ、人が一人と言われましても、まあ正直、私は人ではありませんので、今ひとつ実感が…申し訳ない。
[ゆっくりと、ユリアンの腕を握って、襟元から外そうとする。穏やかな動きだが、その力は強い]
それに、私のようなものが、動揺しては、この街そのものの平穏が危ない。
そうしたものなのですよ。
[礼拝堂の長椅子のひとつにベアを寝かせるようお願いしたあと、倉庫から毛布を持ってきてベアに掛けてあげる
アーベルからの問いに]
……ええ、おそらく
行き先はわかりませんが、此処ではない何処かへ転送されたという感覚でした
[対のあらぬ力はとどまることを知らず、
崩れたバランスをさらに崩してゆきそうな己の力に
苗床はただ一つ、それしか方法を選べないことを悟る。
もう少し壊れていなければ、他にも考えられたのだろうけれど。]
ケイ。
――出て来い
[その命令に茎が、枯れた右腕の中から現れる。
同時にできた、空白。
力の器の空白にめがけ、翠樹の力が入り込む。]
/中/
うん、また、なんだよね。
そして、また僕は陽光と直接絡めないまま……と。
今回は対ではないからさほどこだわってはなかったけども。
ってかクレメンスともまだ絡んでないし、イレーネとも、だねぇ。
陽光と、雷撃…。
お前まで巻き込まれたいのか。
[言ったものの、”支える”事が出来る訳でもなく、ただ己を保つ事が出来るだけだから、ブリジットのする事を見ているしか無い]
[ユリアンと、クレメンスの様子も気掛かりで]
[相変わらずのんびりしたクレメンツに口調に...の勢いは削がれ、手を離す]
……あんたも「人ならざるもの」なのか。
まあ、そんな予想はしていたけど。
つうか、この街に人間じゃない人は何人いるんだ。
やっぱり「一人見かけたら三十人はいると疑え」の世界なのか?
[...は脱力]
[じっとクレメンスを見た。
けれどユリアンが激昂したままに詰め寄るのを見れば]
だめだよ。
今ここでこれ以上均衡を崩したら、もっと酷いことになる。
それに。
[陽光の気配が消える時。
その力はいつもと変わりないもので]
まだ、終わったわけじゃないんだから。
始まって、しまったのだから。
[皆で力を合わせないと、と静かに告げる。
彼から今にも放たれそうな疾風の気配も宥めながら]
[ぽたり、ぽたり。
水が滴り落ちる音で目を覚ました。]
っと……なんだ、ここは。
[薄暗い場所。むき出しの岩肌。
先程まで、桜の木の下でクレメンスを問い詰めている最中。
だったはずだが。]
死後の世界、じゃねえな。
何処だよ、ここ。
[どこかの洞窟、だろうか。近くには泉が湧き出ている。
飲み水には事欠かないようだ。……多分。]
「貴方も。
それに、イレーネも。
……充分に、注意を。」
[心配なのは、心の魔よりも生命の竜の方だった。
何処かとても、――危うい感じがする。
森の惨状を知れば殊更そう思ったろうが、生憎と彼女が知る事はなかった]
……あ。
[ユリアンは何も知らないのだと気が付き]
うん、まあね?
[ここにいるのも後は全員人間じゃないんだけどなと思いつつ。
どうすれば衝撃を与えずにそれを教えられるだろうかと悩んだ]
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