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─洗面所─
[目を閉じている間に笑われていた>>0ことを僕は知りません。
終わりを告げられるまでの時間は、僕には短く感じられました。
目を開いて、結われた髪の一方を手で探り、摘まんで見える位置に持ち上げます]
……。
……エーリィ、お母さんより、上手かも。
[丁寧にしっかりと編み込まれた三つ編みを見て、触覚でも確かめて、僕はぽつりと感想を零しました。
母が聞いたらちょっと泣いてしまうかも知れません]
ありがとう。
……食堂に戻る?
[暫しの間髪の感触を楽しんだ後で、御礼を言って、僕は立ち上がります。
目的は全て達成したので、洗面所にいる理由は僕にはもうありません]
その方がいいと思います。
[ノーラの言葉>>5に頷いて。
茉莉花茶をノーラにも振舞って。]
あー…、と、はい。
もしもの事があったら、そうさせてもらいます。
……できれば、ない方が一番いいですが……。
[まず無理だろう、との思いはある。
一応、父親から戦いの方の手ほどきは受けたものの、
気持ちの問題なのか、あまりそちらは得手では無かった。]
─ 宿屋 ─
[聞こえてなかった、と指摘されれば>>8、視線が泳いだ。
注意力に関しては、色々と前科もあるから、決まり悪さはかなりのもので]
……お守りの、玉?
[だからというわけでもないが、一転、変わった話題にちょっと安堵していた……というのは、余談]
ああ……無垢のものなら、幾つか持ってる。
……何か、作るのか?
[彫刻師の彼女が玉を求める理由として、真っ先に浮かぶのはそれだから、問いかけはごく自然なもの]
[ノーラに名を呼ばれ其方に顔を向ける。
交互に向けられた視線に気付けば
彼女にも聞こえていたらしいことがしれて
眉尻を下げ困ったような表情が浮かんだ。
ヨハナが集めたギュンターの亡骸。
赤く染まる其れが現場の話を聞き蘇る。
先とは違う理由で口許を押さえ俯く]
[ロミが落ち着けば、椅子に座らせることはして。
側に立ったまま、視線を漸くあたりに向けた。
アーベルに少し視線が留まるのは、
ロミに何か飲み物でも頼むかを思案したから。
カルメンかライヒアルトと視線絡めば首を小さく傾ける]
……、
[少し、息を吐く。
たくさん喋って、少し、舌が痺れ始めていた。
ショルダーバッグに大事に仕舞ってあるのは、
ミリィとエーリッヒの髪が一本ずつ。]
さっすがアーベル話が分かるなー。
[まだ手をつけてなかった食事をお任せして。
それから、ライヒアルトがカルメンに尋ねるのに其方の方を視線が追う。
こちらもまったく、理解していなかったので、
はて何の話だろうと首を捻っていた。
ノーラの言葉、ライヒアルトの言葉、二つを聴いて、確かになぁと頷く]
他の人狼の話もさ、ベアトリーチェから聞ける。
そんな風におかしな状況ってのは、無ぇって。
……裏目だなぁ。本当に。
てか、あいつらがちょっと、頭足りないんじゃねえの。
[ドアの方を見る。先程まで、副団長が居た方]
それは、申し訳なかったような。
よりによっての場所でしたのね。
[苦笑滲ませるライヒアルトに眉尻が下がる]
そうなりますわね。
思うようにならないのは、人狼も同じなのかしら。
[俯いていた顔をあげ、ゆるく首を振る]
だからって、どうにもできませんわね。
何もせずにいたら、自衛団の方に誰かが連れて行かれるだけ。
[余所者である自分は特にそうされる可能性も高いだろう。
小さく肩を震わせた]
でも、後でちゃんと食えよ?
あ。お茶は好きに飲んでいいから!
[と、しっかり釘挿しをしてから、氷室の方へ仕舞いに行き。
茉莉花茶も三倍増しで請求すると決めたので、気楽に勧めた**]
[伏せたまま浅い呼吸を、二、三繰り返す。
ゆる、と一度首を振り、顔を上げる時には
常とさほど変わらぬくらいには取り繕えているだろう]
――…、ラーイも相変わらずなのね。
[視線が泳ぐをみてライヒアルトにぽつと呟き。
玉への応えを聞けば、僅かに表情が明るくなる]
一つ、わけてもらえないかしら。
何か、作るんじゃなくて……、
ラーイの玉をお守りとして持っておきたいの。
[不安だからとかこわいから、とか。
そんな理由は言葉にせず、譲って欲しい旨を伝える]
……俺の親父が、昔話してくれた中にもなかったよ。
[以前、父方の家の事を教えられた時。
その時に聞かされた中にも、今回のような亡骸の例はなかったはず、と思い返す]
……裏目もいいところ、だよな、ほんとに。
まあ……自衛団の頭が足りないというか固過ぎる点は、突っ込みようもないが。
[ウェンデル>>15の視線を辿りながら頷いて]
[それでも肉は残すことになるかもしれない。
銀の印が刻まれていると、それは襲うまで知りようがなかったから]
心臓だけでなく、他も全部。
[せめてその内臓だけは食べつくせるだろうか。
成長途中であれば銀の毒もそう強くない可能性はあるだろう]
宿屋の息子 アーベルは、ここまで読んだ。
刺繍師 ゲルダは、宿屋の息子 アーベル を投票先に選びました。
内臓も、余すところ無く食おうか。
――夜に。
どうせあの子も、此処で夜を越すだろうから。
[よもや銀を持つとは知らず
子供を喰らう算段をつけてゆく]
音を立てないように、ってのは
押さえつけておけば大丈夫だな。
……いや、ノーラさんのせいじゃないですから。
[眉を下げるノーラ>>17の言葉は柔らかく否定する。
見方をかえれば、それで発見が早くなったのだから……とは、気休めにもならぬから、口にはせず]
……本当に、儘ならない状況……ですね。
でも、何かをしないとならないのもまた、事実……か。
[それとわかっていても、すぐには動けない。
もう一つの名を受け入れる事も含めて──選ばなければならないことが多すぎて。
知らず、大きな息がもれた]
もっちろん。
[食欲復活したら食わせてもらうと、アーベルには笑顔で答える。
お茶は自分も貰う事にした。
やっぱり請求は重要だ]
刺繍師 ゲルダは、服飾師 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
ご馳走、全部食べるのが毎日続いたら
まるくなってしまいそう。
二人が飢えるのもイヤだけど……
こんなこと早く終わらせて、
逃げられると良いね。
[狩りの算段を聞きながら淡く囁き]
─洗面所─
……かも、ね。
[あくまで冗談のように返しました>>16が、本当になるかも知れません。
きっとこういうところも原因となって、僕は時々彼の性別を忘れてしまうのです]
うん。
……そう言えば、喉乾いた。
[言われるまで気づかなかったのですが、涙の所為で水分が出て行ってしまったのかも知れません。
僕は頷いて、一緒に食堂に戻って行きました]
[相変わらず、と評されること、それ自体には何もいえないというか、言い訳の余地もない。
まして親子二代でこうなのだから、更に申し開きのしようがない……というのは、余談として]
ん……まあ。
無垢の玉でも、気を鎮める効果はあるだろうし。
[明るくなった表情>>19と、お守りに、という言葉。
気を鎮めたいのは、誰も同じだろう、と思うから、こう言って。
依頼のために持ち歩いてた玉の中から、小さめの、それでも一目で高品質のそれとわかる玉を一つ出して、差し出した]
この宿で過ごしている人の方が多いのですもの。
いっそここで。
子供の声は響きやすいから、先に封じるといいかしら。
[爪で裂かなくても、子供の首なら簡単に折れるだろう。
そんなことを考えながら、ウェンに賛成の意を送る]
[エーリッヒとブリジットが戻ってくれば、
ロミは嬉しそうに見たかもしれない。
彼女の側に立ったまま、視線をふたりへと向けた。
ふと思い出して、じいと見るのは彼のポケット。
ギーギー鳴いていたリスの、いると思われるところ]
……さて。
とりあえず、俺もお茶、もらうわ。
[何だかんだで、飲まず食わずのままで通しているのを思い出し、相伴に預かる事にしておいて]
……ヨハナさん、大丈夫かな……。
[気が鎮まれば、意識が向かうのは一人出て行った老婦人。
彼女の選ぶ先は知る術なく。
遅いようなら様子を見に行くか、と、考えていたのはそんな事。**]
[ノーラとライヒアルトと話す内容に、相槌を打つ]
あいつら、本気で頭固いな。
権力持ってるから余計に厄介だ。
[こうやって自分たちを拘束できる、という事実に
苦い顔をした]
もしさ、見せしめとかだったらさ。
最初からそんな事言い出さなけりゃ良かったのにな。
そうしたら何にも起きなかったんだろうに。
――…婆さん、大丈夫かねぇ。
[目を細めて、外へと視線をやる]
まるく……
[カルメンの聲に、童話の挿絵で見たお腹ぽっこり狼の姿が浮かんだ。それはイヤだと強く思う]
そうね、早く終わらせてしまいたい。
水が引いてくれれば、すぐにも消えてあげるのに。
[淡い響きは心を和らげてくれて。微笑むように賛同した]
気を鎮める効果は嬉しいけれど――…
お守りとして、って言ったのだから
冗談でも玉が守ってくれると言ってくれればいいのに。
[少しだけ不満そうな口調で言ってから冗談だとすぐに笑う。
ライヒアルトが差し出す手の下に両の手で器つくり]
――…え。
これって、かなり良いものよね。
譲ってもらって、本当に、いいの?
[玉の質に気付けば途惑うようにライヒアルトを見上げる]
とりあえずさっさと水を引かさなきゃだな。
とはいってもあれ、随分時間かかりそうだけどなぁ…。
[思い出して苦い顔]
――残すのはしゃーねーよ。
なるべくは食う心算だけどな。
寝てる時に部屋に入り込めばいいな。
鍵、壊すのが大変だけどなぁ
音がしないように、注意しないと。
――とりあえず、入ってすぐに口をふさぐか。
噛まれても、すぐ治るからな。
手突っ込むか。
─宿屋─
[食堂に入ってから、まずは椅子に座った友達>>25の元へ行きました。
彼女は僕の泣いていた理由について問いかけてきたでしょうか。もしかしたらもう察していたかも知れません。
どちらにせよ、僕はもう大丈夫だよとそう言って、そっと頭を撫でました。
実際に、思いの丈を吐いたお陰か僕は先程よりも落ち着いていて、それは他にも伝わることでしょう]
……。あれ。
ヨハナさんは?
[奥さんの不在に気づいたのは、それから暫く後の事でした。
でも周囲の誰かから荷物を取りに行くという彼女の言葉を聞いたなら、僕はそれで納得してしまうのです。
尤も今から追いかけたところで手遅れだということすら、僕は知りませんでした**]
[奇しくもライヒアルトと同じ事を言ってしまった。
苦笑が落ちた。
それからは暫く話に付き合ったりした。
やがてアーベルから貰った鍵で、一室を借りると、
そこに荷物を置き、ベッドに入ることになるのだった**]
神学生 ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
神学生 ウェンデルは、刺繍師 ゲルダ を能力(襲う)の対象に選びました。
この状況でそれいうのは、さすがに気休めにすぎるだろ?
[不満げな口調>>28に、く、と低く笑う。
笑みが返されると、少し、気が紛れた]
ああ、構わん。
今のままじゃ、何の役にも立たないからな……。
何かしら、生かされる術があるなら。
それが、玉にとっても一番いい。
[見上げながらの問いにはこう言って]
……気にかかるんなら、あれだ。
この騒動が終わった後、何かお返し考えてくれれば、それでいいさ。
[それが叶わない可能性を完全に横に置いて、笑った。**]
/*
落ちようとした矢先に>>28が見えたんでとっさに返した俺でした。
さーあて、こっからどう動くかなあ。
ヨハナさんの自決見て、そこから守護者覚醒の流れにしたいわけだが。
ちなみにデフォは相変わらず何が言いたい。
ノーラ/ゲルダっておまwwww
ん、ん。
…お、ちついた、のかナ、と
[思って。と、エーリッヒのリスを見て。
ブリジットの髪が整えられていたから、髪が机にでも落ちやしないかと見たりもしつつ。
どれくらいを過ごしたか、ロミが部屋へと戻る時に共に部屋へと向かうつもりで。
彼女が部屋の鍵をきちんとかけるのを、確認したかったから。]
[ライヒアルトとウェンデルが同じ心配を口にすると
女ははたと瞬きヨハナが出て行った先をちらと見遣る]
心配ね……。
ショックが大きいでしょうし。
[ウェンデルの苦笑に気付けば、ふと和む目許]
えっと……。
……。
……。
[問い掛け>>30に僕は悩みに悩み抜いて]
……エーリィと、同じのにする。
[結論を出すのには随分と時間がかかりました。
それから暫くの間、何か異変が起きるまでは、僕は友達の隣に座っていました**]
小説家志望 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
[視線を逸らし、アーベルから貰ったお茶を一口飲む。
質の高い花茶の香りは、複雑怪奇に乱れる心を静めてくれた]
ヨハナさんは、荷物を取りに行かれました。
ライヒアルトさんが代わりにと言われたのですけれど、大丈夫だからと断られて。
お一人になりたかったのかもしれませんから。
[落ち着いたことで顔見知り以外でも普通に話せるようになり。不思議そうにしているエーリッヒやブリジットに伝えた]
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