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[流石に最上段へは、少々腕を伸ばすだけでは事足りない。
近くの踏み台を(作法悪くも)足で蹴り運べば、最後の一冊を棚へと収め。
よ、っと蹴り出す様に踏み台を降りる。
軽く手を叩き払えば、空いた腕を軽く組んで。
…微かに零れるのは、溜息]
覚えた事を片っ端から忘れてくって訳じゃないっぽいけど
まるまる記憶に残ってないって、やっぱ異常だよなぁ…。
[少し前はもっと短時間だったし。
むしろうっかり寝たりしたのかと、思ったけれど。
…自らの掌を見詰め、ぎゅうと握る。]
まぁ…今はそれどころじゃないっつーか
生死に関わるほど切羽詰ってない事だしなー…
[記憶が切れる間に交通事故やらに有ったら別問題だが。
この事件が終結するまでに、交通事故に会う事は…無いと思うし。
…多分]
[小さく溜息を吐けば、ふるりと頭を振って。
再び立ち並ぶ棚の合間へと、歩を進めていく。
面白そうな表題でも目につけば、それを幾度かぱらりと捲って。
ゆっくり歩いては、止まる。
そんな小さな足音は暫くの間、書庫へと*響き渡り*]
−三階・主の私室−
[主は今だ深い睡りの中。傍らの花が微かに揺れる。
その容態は一見変わらぬように思えども、
その生命の鼓動は日に日に弱まりゆく。
執事は暫し主の傍らに跪いていたが、立ち上がると、
卓上に置かれた一冊の本……主の記した日記に視線を移した。
伸ばした手は表紙に触れて、指先は頁を捲る。普段ならばしない事。
そこに綴られている思い出は、執事にとっても懐かしき事も多く。
奥方の事が書かれた頁に辿り着けば、その表情はやや翳りを帯びる。
執事が邸に来た――“拾われた”のは彼女が没くなる少し前が故、
深く知っている訳ではないが、仲睦まじい様子はよく憶えている]
─回想・ブリジットの部屋─
[夜。ブリジットの部屋を訪れる
目的はもちろん彼女の魂をオルゴールに捕らえるため
若い彼女の魂ならば、きっと歌姫も素晴らしい音色を紡ぐ事が出来るだろうから
数回のノックのあと、眠そうな返答が中から返ってくる]
夜分遅くに申し訳ありません
どうしても早急にお知らせしなければならないことが出来ましたので、こうして、お客様方の部屋を回らせていただいているのですが
申し訳ありませんが、室内の方に入らせていただいて構いませんでしょうか?
[彼女は僅かに渋るものの、同じ女性であるということで、どうぞ、と中へ招き入れた]
では、失礼いたします
[一礼し、まんまと部屋へと侵入したユーディットの口元には隠しきれない笑み
だが、ブリジットからは陰になりそれを窺うことは出来なかった]
[そして、その奥方の魂を用いて音を奏でようとした事も、
それにより本来の記憶を取り戻し、主に付け入ろうとした事も。
魔は人の弱い部分に踏み入り、奥底に眠る願いを叶えようとする。
――それは己も同じだった。
けれど短いながら唯の人間として過ごした時は情を与えたか、
結局は魂を解放し、主とは仮の契約を結ぶのみとなったのだが]
「それで、知らせたいことってなんですか」
[部屋に入ってきたユーディットにブリジットが訊ねる]
ええ、それなんですが……
[そう呟くと、スッと懐に手を入れる
そこから取り出されたのは……銀色のオルゴール
それを見て、驚愕の表情を浮かべているブリジットに、満面の笑みを向けると]
私の歌姫の生贄になってくださいな
[サラリと言い放つ]
[暫し言葉の意味が理解できなかったのか呆然としていたブリジットだが、事態を飲み込めたのか部屋から逃げ出そうとする
だが、こちらとて供物を易々と逃がすわけにはいかない。逃げようとする彼女の腕を掴むと、素早い動きで羽交い絞めにする]
ふふふ、逃ゲないでくだサいな
本当に歌姫の奏でる音色は美しいんデスから
もシカしたら、死ニ逝く直前くらいには耳に出来るカもしれませんヨ
[耳元で息を吹き掛けるように囁くと、パカッとオルゴールの蓋を開ける
とたん彼女の体からは力が抜け、オルゴールはその歌声を奏でる]
アあ、やはリ。私の歌姫の歌声は素晴ラしいデす
もッと、もっと歌わセテあげないと
[力尽き、崩れ落ちる彼女を手放すと陶然と呟く
果たして、ブリジットはその音色を耳に出来たのだろうか。そんな些事を一切気にすることなく、ただ彼女はその音色に陶酔していく
そのまま、彼女を放置して陶然としたまま部屋をあとにする
その時扉をちゃんと閉めたかどうかなんて、夢見心地な彼女が覚えているわけもなく]
[やがて日記を元の位置に戻すと、敬礼をして階下へと降りる。
向かった先は絵描きの女性の部屋]
失礼致します。
[断りはすれど、返る声はない。
室内は既に片付けられ、黒の花は白の寝台の上で眠る。
紙に写されたオルゴールは誰の手に触れられる事もなく机に。
本物と見紛うばかりのそれはモノクロームの世界にあり、
本物は薔薇の艶女が消えた後も見つからない]
……何処に。
[孔雀石の双瞳に映るそれは、禍々しきか清らかなるか。
少し影に隠れた顔から、判断する事は出来ない]
投票を委任します。
召使い ユーディットは、青年 アーベル に投票を委任しました。
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました
[思考に耽っていても仕方がないと、執事は顔を上げた。
力も碌に使えぬ今は殆ど足で探すしかないのだが、
主因たる魔がいなくなったとあれば、それも楽になろうか。
しかし何故だか、拭い切れない違和感。
微かに息を零して、廊下へと出――
周囲に視線を巡らせたところで、微か開かれた扉に気付く。
先程気付かなかったのは、意識が余所へと行っていた所為か]
[その先に広がる光景は、予想通りと言えようか。
流石に見慣れて来た――というのも厭な話だが]
ブリジット様
[膝を突いて床に伏せる少女の名を呼び、
腕を回すと己に寄り掛からせて抱き起こす。
華奢なその身体は他と同じくやはり冷たく、
しかしその表情は他とは異なるように思えた]
オルゴールの暴走、にしては――……
[それ以上の推論は口にせず、抱き上げて寝台へと。
柔らかな白に包まれる少女の表情は、僅か和らいだろうか]
召使い ユーディットは、青年 アーベル を投票先に選びました。
――っ、
[襲い来るのは、頭を直に揺さぶられるかのような感覚。
響く音はオルゴールの旋律か、危く意識が絡めとられかけ、
薔薇を散らして強制的に呪を中断 霧散する花弁]
やはり、危険か。
[額に手を当て、幾度か頭を振る。
魂を奪ったが故か、オルゴールの力は想定した以上に強まっているようだった]
[ひかりである。
いつのまにか部屋にいたのは、否…部屋に戻ったのは記憶になく。
彼女は部屋の中を見る。
自分には触れられない。
ベッドで眠る姿を見下ろす。]
私はこんな色だったのね
この部屋はこんな色。
[扉がひらく音が聞こえる。
入ってくる姿といれかえに、彼女の姿は再び外へ。]
[昼と夜の境の時間。
庭は黄昏色に染め上げられる]
…静か…ですわぁ……
[けれど、少女は昼の光にも夜の闇にも染まることなく、赤く紅く]
─庭園─
……『お前』の何が気に入らないって、そのやり方だな。
自分からは決して動かずに、都合のいいように流れだけを作ろうとする。
[苛立ちを帯びた声は、自身の内側に向けられたもの。
しかし、答えはなく。
嘆息]
……こうなったら、俺も覚悟を決める。
その後がどうなるにせよ……オルゴールは、取り戻さなきゃならないんだし。
「……エーリぃ……」
心配するな、ローゼ。喰われはしない。
『名を聞く』気も、『与える』気もないんだから、『あいつ』……『メルヒオル』には。
[これまで、はっきりと声に出す事のなかった名を口にして、す、と手を前へ差し伸べる]
……Wort des Winds, den er aufhebt, erfassend.
Er hatte zum Platz gedacht, wo du nicht noch siehst……
[零れ落ちる歌。それに呼応するように、差し伸べた手の上にふわり、ひらり、白い羽根が生まれて舞う]
Ob du Traum betrachtetest, wahrend es Unreife ist.
Sogar hat solch eine Luft, die es zu ihm uberall gehen kann, das leere getan.
[歌は続き、白い羽根は風に乗って舞い散る。
それはす……と大気に溶けて。
しかし、力ある者の目には、白く煌めくそれが見えようか]
Das Gehen, deine eigene Schwache und die Zerbrechlichkeit beginnen, die bewust werden.
Viele Grad, die durch die Intensitat der Strase geschlagen werden, die vorruckt.
[羽根を溶かした風は、邸の中を巡る。
何かを探すように]
Annehmen, das es etwas im Ende dieser Strase gibt.
Weil du durch dein jetzt mochtest einfach vorrucken wahltest.
[見つけ出すのは恐らく容易いだろう、とは思う。
魔の者の魂を取り込んだ今、かの『歌姫』の力は相当に強くなっているだろうから]
Das Annehmen, das es verglich, verfiel an diesem Ende und beendete.
Du bedauerst nicht, absolut.
[風と共に舞うのは、『歌姫』にとっては、懐かしき力だろうか。
彼が用いる事で、それは多少、変化を交えてはいるのだが。
もしそれと気づいたなら、共鳴を返すやも知れず]
Wahrend Wort des Windsingens.
Er fahrt fort, zum Platz zu gehen, in dem du nicht noch siehst……
[やがて歌は終わり、風は静まる。
後には、どこか疲れたような彼が一人で佇んで]
……さて……問題は、誰が持っていて、どんな状態になっているか……かな。
[額の汗を拭いつつ、ぽつり、呟いた]
/中/
結局、One's roadの方までやってしまった。
まあ、天翔も好きだけど、実はこっちの方が気に入ってるんだよなー。
5時間トライアルの結果の荒削りの産物だとゆーのに(笑)。
それにしても。
現在生存者って、みんな能力者だったりするんだろうか。
……いやうん。
守護はどこですか、とね、うん。
……そしてどうでもいいけど、今回法則ががたっと破れたりしてますか?
いや、そんな事より、最終的な収拾のつけ方考えろや、俺。
[唄が聞こえる。少女は髪を揺らして、くるり回る。
足はふらつくことなく、優美な弧を描いて裾が花開く]
……きれいぃ…
[魅せられたものに近しい唄に、少女は華やかに笑んで踊る]
−庭園−
お見事でした。
[何時から其処にいたのか、今やって来たばかりか。
そして歌に対する賛辞か、形式的な拍手をしながら、
闇より姿を現すのは黒の燕尾服を身に包んだ執事]
……え?
[唐突にかけられた声に、一つ瞬く。
はっと振り返れば、闇より浮かぶ、黒き影]
……いつから、そこに……。
[全く気づいていなかったためか、挨拶よりも先に惚けた声が出た]
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