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職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました
[声が落ち着いたのを感じれば、こちらもやや、安堵するか]
いや、そんなに気にせずに。
セレスは……。
[ちらり、肩の碧に目をやって]
また少し、不安定になるかも知れないから、側にいてやってくれれば。
それで、十分……きっと。
[俺は気にしなくていいし、と。
付け加える口調は、静かで]
見た目が人間なら、記憶に残ってる悪さをした人間が思い浮かぶ。
人間で無いと分かればその警戒も緩むかもしれんけどな。
[多分俺はしばらく無理だろうな、とは独り言かも]
「声」が聞こえる分、表面と違うこと思われてたらそっちのが辛いか。
捕まる前に逃げれるなら、まぁ良いのか?
[後半はからりと笑って。その辺りの思考はかなり軽い。凄い凄いと言いながら、少年の頭をわしゃっと撫でるか]
姿が変わるなんざ全っ然知らんかったぜ。
なるほど妖精か、そう言われれば確かに納得は行くか。
[変化する、に関してはそれだけで納得したようだ]
おぅ、人手が必要なら俺も手伝うぜ。後は誰に手伝ってもらうかねぇ。
[少し歩いてついて来ない気配を感じれば、振り向いて「行くぞー?」と声をかけ。来た道を戻りしばらく行けば、屋敷周辺の結界へと足を踏み入れるだろうか]
─草原→屋敷周辺へ─
―廃棄エリア―
[視界が揺らぎ次に見えたのは薄暗いがらんとしたホール]
えっと・・・。
対策はしておいたのだけど、意図的でない暴走までは防ぐに至らないか。
まだ実験の結果も見られていないのに残念です。
とりあえず・・・
[周囲をきょろきょろと見回し、どうしたものかと思案中]
[ぽんぽんとブリジットの頭を撫でていたマテウスの腕が突如光に包まれると、とてつもない速さで全身が数字の羅列と光の粒子へと置き換わっていく。
そして、数秒も経たぬうちに、滞りなく強制転送は完了。
後にはマテウスが座り込んでいた場所の地面の凹みのみが残される。
それは、一瞬の出来事。目の前の目撃者たちは事態をすぐに飲み込むことは出来るのだろうか?]
[外へと出る一歩手前、コエを返す]
性分ゆえ…すみませぬ。
セレスが側には…望まれる限りおりますゆえ。
[彼の仔への愛しさに、コエは柔らかさを帯びるも。
気にせずにと言われれば、少し哀しげな響きが混じる]
……なれど、心配して…下されたのでしょう…?
[問うコエは、やや自信無げだろうか]
探偵 ハインリヒは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
え…。
[とても優しく乗せられた手が、その温もりがスッと遠ざかる]
な、に。
[僅か数秒。小さな声のようなものを聞き取ることも出来ずに]
あ…っ!
[光となって消えていった。後には何も残らない。
そして目の前で。もう一人の姿が同じように]
……!!
[へたり、とその場に座り込む。
昨日と同じになってはいけないと言い聞かせつつも、流石にこれは衝撃が大きかった]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
だから、謝らなくてもいいって。
[やれやれ、と。そんな感じの声音が届くだろうか。
続いた問いと、その響きには、え、と惚けた声をあげ]
それは、勿論。
[当然の事、と。
返す言葉は、当たり前、と言わんばかりで]
[陽の麗人と共に、私は外へと踏み出す。
風が運ぶ血の香りに僅かに足元がふらつくも、側にある手が影から支えてくれようか]
……すみませぬ、もう大丈夫ゆえ……。
[緩やかに頭を振り意識を保てば、手から離れて数歩進み――怪我人の姿を探す。
なれど血の付いた治療具はあれど、包帯を巻くよな姿はなく、私は不安げに辺りを見回した]
……あの、どうかなされた…なりや…?
[動揺を浮かべる様子に、私の尾も不安に揺れる]
[視線の先に在ったのは、]
[偶然か否か]
[先程、彼の体温を低下させた氷破の魔]
[否、正確には――“在ったのは”。]
< 防衛レベル2: 異分子転送開始 >
[機械的な音声が響いた、][刹那]
悪いことを口で言われて、でも優しい声がすると
それは平気だし少し嬉しいけど、逆だと少し痛いや。
[わしゃっと撫でられて、少しビックリしたけれど。
でも、楽しくなってけらけらと笑いを零す。
…褒められてるのかな?でも、楽しいから良いや。]
うん。色は皆黒なんだけど、姿は色々なんだ。
[大変そうなのは判るだろうから、断られるかなと思ったけれど、
手伝ってくれるって言葉に、少し嬉しくなった。
ありがとう。と短くお礼を言って、振り向いた相手を追いかける。
暫く元の道をゆっくりと戻って、結界へと踏み込む。
少しだけ安心して、廻らせていた気配を、ゆるりと解いた。]
―→屋敷周辺―
[目に見えるか見えないか]
[結界ですら防げぬ程、極小のドロイド]
[魔へと触れて――][分解][転送]
[再構築が行われたのは遥か地下]
[しかし、それを知る事の出来るものはいない]
―廃棄エリア・第二集積所―
[ぐるりと歩き回って、いつの間にかもとの場所に帰還。
無数のモニタが照らす淡い明るさに爬虫の瞳を瞬く。]
…あ。
[見上げた頭上に、風呂敷包み。]
「……またっ!」
[不意に、上がる、甲高い声。
碧の翼がぱさり、と開き。
天青石の瞳が空を仰ぐ。
それは、屋敷前から二人が消えるのと、ほぼ同時だったろうか]
「……どして?
何をしようとしてるのっ!?」
[問いがどこへ向けられるのか、知る者は果たしてこの場にあるか]
[今までに二度感じた…それと同じ力のうねり、そして…胎動?]
…どこ、だ?
[ぐるり、辺りを見回す…リディを見て…アーベルの上で、一瞬視線を止め、その視線に釣られるように、屋敷の方を見た]
中か…!
[身を翻して駆け出す]
…すみま…せ……
[謝るなと言われても、すぐには直せぬもので。
私はまた謝りかけて、慌てて口を噤む。
なれど続けて返って来たコエには、驚きの余り言葉をなくした――などと言えばまた呆れられるであろうか]
………勿論…って……その……
[――言葉は、血の匂いと…辺りを包む異様な雰囲気に消える]
[少年といくつか会話を交わし、結界の際から少し先にある屋敷へと。向かっていた足がぴたりと止まった]
[ハインリヒの周囲の風がざわめく。ヒューヒューと音を出しながら周囲を駆け巡る。今までこんなことは無かった。何故、突然]
……何だこれ……。
[暴れるような周囲の風を把握する。コントロール下に置くと、ざわめいていた風が治まった。これは一体何を意味するのか。胸騒ぎがする]
………。
[何かの異変を感じ、突然立ち止まった場所から駆け出した。向かう先は皆が集まっているであろう場所]
[ゆっくりと、というよりはのろのろと。
ナターリエの声に反応して顔を上げる]
マテウス、さん。
怪我してたの。
[必死に押さえ込んだ声。震えは止まらずともどうにか紡ぐ]
でも…!
[陽光の気配。必死にそれを受け止めて]
消えちゃったの。
[そう告げた声はどうにかハッキリとなっていたか]
[強制転送のシステム自体はアーベルのしていたものと大して変わらない
違うのは防衛プログラムへのアクセスか直接か間接かの違いのみ
さらに、試作から変わったのは対象の指定方法。試作では着弾点を中心とした半径1.5メートルの存在を無差別に取り込んでいたのに対し、実用化したものでは着弾時に弾頭が採取した遺伝子情報をもとにそれを有する有機物・無機物のすべてを取り込むようにしたのだ]
[幾つかの気配が消えた、機鋼のちからが動いた――感じ方はそれぞれだったろうが]
…………リディじゃないからね!
[ユリアンとは反対側に駆け出した]
< と、突然はしりだしたユリアンに、猫は目をみはりました。
中って、なんのことでしょう。黒猫を抱いたまま、ただ立ちすくみます。
きこうって思ってたこと、まだ聞けずじまい。
きっとオトフリートにもきけないかなと思って、猫はリディを見ました。 >
[暫く思案していると頭に響く声(?)に顔をあげ]
この界へ来たときと同じ・・・。 呼ばれてる。
ここまで来てしまったのですし、張本人の顔くらいは見ておきましょうか。
[呼ばれたと思しき方向へと歩き出し]
[甲高い声の消えた後、従魔は哀しげな声を上げつつ、肩の上に伏し]
……セレス。
[そう、と柔らかな毛並みを撫でたところで……ふと、感じた視線]
……ええと?
[そう言えば、先に声をかけられたか、と。
今更に思いつつ、黒猫を抱えた青年を見やり]
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