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─ 回想・いつかの夜 ─
『こんな時間にお祈りかしら?』
[そう言ってシスターが近寄ってくる。
真夜中の聖堂で、一人変わりゆく自分をゆっくりと感じていその時だった。
短めに揃えた髪はいまや腰に届くまで伸び、その瞳は暗がりに赤く赤く浮かび上がる。
──その姿を見られた。]
『そう……貴方がそうなのね。
大丈夫、私は貴方の味方だから。』
[その言葉がレナーテの胸を不意に強く打った。
その声がそれは真実だと告げている。
その顔が温もりを伝えてくる。]
『ねえ、貴方の名前を聞かせてちょうだい』
…レナーテ。
─ 回想・いつかの夜 ─
『いい名前ね。
レナーテ、貴方に罪は無いのよ。だから大丈夫、私がまも…』
[そういってレナーテを抱きしめようとするシスターにレナーテの腕が真っ直ぐ伸びて──
強い吹雪のなか、外へ出たレナーテは老女を掴み上げたまま一跳びで聖堂の屋根へと移る。
首を掴まれたままの老女は虫の息だというのに何かを言葉を発しようと口をぱくぱくと動かしている。その瞳には未だレナーテへの思いやりを浮かべたままで。
…だが]
私の味方だと言ったな……そんなに聖人でありたいか?
いいや、違う。幾人もの聖人を自称する者たちが同じ言葉を口にしたが、一人としてそんなことを思っている者はいなかった。
神の使徒を自称する者も所詮ただの人間でしかない。
お前もそうだ!
─ 回想・いつかの夜 ─
[強い風にレナーテの怒鳴り声もすぐに掻き消えてしまう]
老いた身体はさぞ不自由だろう?
若さを妬んだことはないか??
寂れた教会で静かな暮らしがいいか?本当にそうか?
こんな辺鄙な村で何の奇蹟もなく朽ちていくのは悔しくはなかったか??
それでも……それでも聖人たらんとするならば……
───聖人のまま終わらせてやる。
─ 回想・いつかの夜 ─
[そして──小さな音を立てて老女の首が……]
さようならシスター。
私が証人だ……貴方は最期まで敬虔な神の使徒であったよ。
[シスターの身体を十字架へと飾る。
死してなお、神への祈りを捧げられるようにと。
それが、初めて出会った聖人の最期だった。]
[亜麻色の毛並みの獣はその心臓に刃を受け止める。
刃をもつアーベルに気にやまないで欲しいと思うけれど
言っても仕方ないと思い口にはしなかった。
焼かれるような痛みが女を苛む。
痛みに理性が薄れて蒼花の甘い誘惑が強く感じられた。]
――…。
[牙が、爪が酷く疼いた。
衝動に堪え続ける時間は鼓動が止むまで続く。
長く長く感じられたけれど――]
ごめんね。
[獣は謝罪の言葉をまた口にするけれど
声は掠れて、音らしき音を結んではくれない。
ふ、と菫色はアーベルから外れて
――最期に映したのは、*陽の光を思わせるやさしく明るい壇上の色*]
編物好き イレーネが「時間を進める」を選択しました。
/*
うーにゅ、中途半端になっちゃった、なあ。
もっと恍惚としたかったのだけど。それはそれでレナーテさんの放置プレイすぎる気がしてPL的に踏み切れず。
あっ、とにかく嬉しそうに笑い続けておいて、目が覚めてからガックリするのでも良かったか!後の祭りですorz
[カルメンが人狼だったと、娘の言葉から理解する。
娘も良く懐いていた。
そのショックは計り知れぬものだろう]
[村の者で無ければ良いと思っていた。
けれど、心のどこかでは村の者が人狼である可能性も考えていた。
それ故に、明らかになった場合に手を下す覚悟も出来ていたのだが。
結局、それを為したのは別の人間で。
何も出来ず、娘を苦しませる要因を取り除くことも出来ないのに悦びが湧き上がって来る左手が至極忌々しかった]
…イレーネ、部屋に戻るぞ。
横になった方が良い。
[それだけで緩和出来るとは思えないが、立った状態で居るよりは幾分楽になるだろうからと。
抱え上げてイレーネが寝泊りしている部屋へと向かう]
/*
せんせい、メモの「わんこ」とか「陽の光」とか見ると、どうしてもkkrさん思いだすんですg
1村親子(違う)再びですk
― 聖堂 ―
[亜麻色の毛並み、僅かに揺れた気がして、もう一度、そっと手を伸ばす。
相変わらず触れることは出来ないけど、撫でるようにして]
大丈夫、ここにいるよ。
だから、ゆっくり、おやすみ
[その魂が迷わぬように、そっと、願いを込めて]
[──本性を見せてみろ。
もうひとりはそう言ったのだけれど
人の姿も獣の姿も同じく自分だと思うから
何も答えることは出来なかった。
人を喰らい血に染まる亜麻色の獣も
演奏にあわせて歌い舞う老尼僧の娘であろうとした者も
どちらも私に他ならない。
もうひとりにしてみれば、半端にみえたのかもしれないけれど
獣としてのいきかたを望まれていたのかもしれないけれど
ひととして積み重ねてきた私を消すことなど出来なかった。]
/*
中発言失礼します。
遅くなったけどカルメンとミリィはお疲れ様でした。
カルメンを見ていたいけど、そろそろ睡魔に負けるので休みますね。
何か落ちるようでしたら明日拾います。
では**
/*
エーリッヒもミリィちゃんもお疲れさま。
一人にしちゃってごめんねとお返しありがとう。
遅くまでお付き合いありがとう。
おやすみなさい。
[直接関わったわけではないせいか、湧き上がるものは然程大きくは無い。
結果、それを厭うてもイレーネ程反動が来ることは無かったようで、共に意識を失う事態には陥らずに済んだ]
カルメン、が……。
[娘が人狼だと言った子が脳裏に浮かぶ。
親を知らず、老尼僧に育てられ、本当の親子のような関係を築いていた子。
だから、その子が老尼僧を襲ったとは思えず、そこに僅かな違和感を作り為した]
……シスターの時と団長の時、そしてエーリッヒの時…。
[全ての現場を見た男はそれぞれの光景を思い出す。
老尼僧とエーリッヒの時は常軌を逸した殺し方。
団長の時は、それらと比べると猟奇的には見えなかった。
そこから紡ぎ出される推論は]
───── 複数
[同一犯ではないと考えるとそれらの違和感も納得が行く。
また、カルメンは恐らく老尼僧を襲っては居ないだろう推測も]
あんな優しい子が、母と慕った相手を殺せるわけが無い。
[カルメンはここに来てからもイレーネを気にかけてくれていた。
月の獣であるはずの彼女が、だ。
何より、老尼僧が亡くなったあの時の様子が偽りとは思いにくい]
もしかすると、まだ───
[終わらないであろう推測は、ほぼ確信として心に残った]
[それから後、姿を探して部屋に来た者は居たか。
イレーネの様子を問われたなら、ショックが大きすぎたらしい、とだけ告げる。
ただそれだけを告げるなら、エーリッヒの遺体を見てのショックが大きかったのだと取られることになるだろう。
娘が死した者を視ることが出来ることは、本人が口にしない限りは言わなかった]
[カルメンのことを聞かされるなら、話題が出たことにほんの少し緊張するように瞳を瞠り。
その後視線を床に落として、そうか、とだけ言葉を零すことになる。
イレーネの手を握る手が、ほんの少し力を帯びた]
[その日の夜は、娘が請うなら付き添うつもりで、残りの時を過ごしていく**]
自衛団員 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
[先ず見えるのは見慣れた亜麻色。
床に手をつき上半身を起こす。
眸と同じ菫色の衣装に纏う女は視線を彷徨わせる。
傍に居てくれたエーリッヒの姿が間もなく映りこみ
はたりと一度瞬きをする。]
夢の、続き?
[途惑うような響きが滲む。
夢でなければこんなに都合よく彼がいるはずない。
人殺しの獣は同じ場所になんて行けないのだと思っていたから。
――思っていた、けれど。]
夢なら消えないで。
[ここにいると紡いだ彼に願う。]
[エーリッヒへと手を伸ばす。
触れられる距離なのに触れる前に動きが止まった。
指先が、躊躇うようにやわく握るような形となり]
触れたら夢から覚めてしまう?
消えてしまうの?
[不安に眸を揺らし尋ねを向ける。]
[レナーテが行商人を追ったあの日。
父か娘のどちらかを選べと彼女は言った。
「お前が決めろ」とそんな風に言われたから――。
「決めていいなら、どちらも選ばない。
今夜は、誰も、襲わない。」
そんな風に返していたのだけれど。
それを聞き彼女は「残念」と紡いだ。
「私が決める」と続けた。
結局、誰を襲うとも彼女は言わずにいたけれど
カルメンは自身の言葉がエーリッヒの命を奪ったのだと思う。]
[あいたいと思っていたから
今見る景色はその想いが見せた泡沫の夢。
触れても消えはしないと確かめられるまで
その考えは消えてはくれない。**]
/*
そういえば子猫ちゃんに触れられなかったな。
え、あ、墓ログ読み返してごろごろしてたらこんな時間になってました。
地上拾うのは休憩はさんでからにしよう。ねむい。
/*
なんていうか、すごく根本的な感覚が全然共有できない。
たとえば、シスターが死んだあとの下りもそう。
あの場面で飯の心配をするって、すでに常軌を逸してるのに、だれからもツッコミがはいらない。
あと、クローズドサークルで猟奇的な殺人がおきてるんだぞ?殺し合いがどうとかのまえに恐怖心がなさすぎる。
むしろ、逃げ出そうとした行商人のほうが真っ当だよ。なんだよ、逃げ出したから怪しいとか。
他の連中のほうが、まともじゃねーよ
/*
そもそも、帯剣してるんだぞ?
武装があたりまえのファンタジーならともかく、事件が起きる前に警戒すべきじゃないのか?
まるで誰も気にかけないっていうのは割とすごいことじゃないか?w
/*
さて。
……うん、どうシミュレートしても、今日最終日だな!(
狂信落ちちゃってて、LW守るポジに誰も立てない状況じゃなぁ……。
さすがにこの展開からの狂信者化は難しいですよ、と。
……しかしほんと、なんで狂信襲撃したかなぁ。
いろんな意味でもったいなさすぎる。
司書 ライヒアルトは、旅人 レナーテ を投票先に選びました。
/*
ところで、今日のデフォはダブルでマテさんであったよ。
……このままでいいかな、これ。
ところで朝からZプラスがばらばら事件引き起こしてくれやがったおかげで、時間が足りなさそうですよこんにゃろう。
ぎりぎりまではがんばる、かっ……!
/*
頭が働く時に少し考える。
エーリッヒ襲撃はどうやら赤でのやり取りの結果だったらしいが、そこにPL視点での盛り上がりの考慮はあったのだろうか。
レナーテの誤爆を見る限りはそのようには思えないのだが。
エーリッヒならば残して表で動いてもらった方が良かった気がするんだがなぁ。
エーリッヒ襲撃が微妙だと思うなら、変えることは出来たはずだ。
まぁ、赤でどんなやり取りがあったのか分からんのであまり言っても見当違いの事言うことになりかねんが。
そして人の事より自分の反省、と。
肉親中心の動きになるのは仕方ないにしても、もうちっと村の人間に疑い向けるような動きにすることは出来なかったものかな。
エーリッヒは信頼する予定だったから、そこから動ければと思ってた矢先だったよ…。
あと娘狼視しすぎ(死
よし、仕事。
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