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別に聞きだすつもりはねぇけど…
あんたには俺の事いろいろ知られちまったしなぁ。
[先に言われていたことが少しばかり引っかかって居たのか、そんな言葉を零して]
カードを使ったのか。
あぁ…「月」には「太陽」…
「太陽」無くては「月」は輝かず、その輝きの前に「月」は無力、か。
まぁ、月は闇とは違うけど影は持ってるしなぁ。
「日食」とは行かなかったわけか。
[影、についてはそう解釈して]
ほんじゃあ一個だけ教えちょろうか。
ワシもある意味では「死なん」奴じゃ。
[後は教えん、と言って球体がゆーらゆら。超間抜け]
月ば影は闇と同義語じゃけぇ。
光入らぬ漆黒の闇ば広がっちょお。
ま、使こうたんは賭けじゃったけぇ。
負けたんも納得ばしちょおからええんじゃ。
/*
このカードは、明るい太陽の下では消えてしまう、幻影的な世界の危険と誘惑を象徴しています。
月のカードの解釈でこんなのを見つけてから、太陽のカードを持つエリカには勝てない予感バリバリだったと言う。
[目の前の達磨(違います)が発した言葉に、明らかに驚いた顔で目を瞬かせ]
…へ?あんた、も?
[聞き返すのはどこか間抜けな様相で]
それもそうだが。あんたがそういう闇を持ってるようには見えねぇしなぁ。
腹ん中はどうだか知らんけど。
…でも、いい勝負だったみたいだなぁ。見物したかったぜ。
[驚く気配には笑いの気配を乗せるだけ。聞き返されてもそれ以上答えはしない]
ワシが持っとるんは闇やなく影じゃ。
おまん、ワシが影使いなんは知らんかったけぇ?
[腹の中と言われても特に気にした様子もなく。気にしてたらあの組織の中ではやっていけません。見物したかったと言われると、おや、と首を傾げ]
こっからは見えんかったっけぇ?
[外界と繋ぐのをすっかり忘れて居た馬鹿一名]
…そ、か。なるほど、ねぇ。
[笑いだけが返るのに「そういう奴だった」と一人で納得して]
いや、影使いなのはカードで知ってたけどさぁ。
それと本人の中身とはまた違うじゃん?
「腑抜けてどんよりした風使い」も居ることだし。
[口の端だけ上げてそう返す。自嘲の色はない]
見えてなかったんだな、これが。
俺が来た時も訊かれたぜ?「相手誰?」って。
[どういう仕組みなのかさっぱりなので余計な追求はしない]
ヒトは少なからず闇ば持つじゃろ。
デカかろうが小さかろうがの。
なぁーんも不思議やなか。
影は闇と似て非なるが、近しい存在でもある。
それだけのことじゃて。
[自分の中に闇があるかどうかははぐらかすように。影とは様々な意味を持つ。物質的な影もあれば、心の裏表の意味もあり。男はそれらの影が凝縮したものでもある故に、闇が無いはずもないが]
やー、自分ば外居った時ゃあ忘れちょおたの。
どれ、こっちゃからでも管理ば出来るんじゃろか。
[カードが離れたことで影響が消えて居れば無理じゃが、と思いつつ、意識下で外界が覗けるかどうかを試す。しばらくして、空間の中央にホログラフのような映像が浮かび、定期的に切り替えを起こしながらいくつかの場所を浮かび上がらせた]
おぉ、でけたでけた。
ん、まぁなぁ、俺ん中に無いかって言えば嘘になるしなぁ。
しかし、軽い人かと思ってたが、色々達観してんのな。
もしかして、相当長生きしてる?
まぁ、答えなくてもいいけど、別に。
[上手く誤魔化されているような気もするが、かと言ってそれを引っ掻き回すだけの頭も無く。それでも「なんとなく解る」のでそこは放置]
慣れないもん背負わされてるんだし、しょうがないんじゃね?
て、出来んの?
[どうなってるのかさっぱりなので、そのまま様子を伺って]
あ、見えた。
[すげー、と素直に感心してみたり]
さぁて、そこは想像に任せちょくき。
こげな仕事ばしとぉちょったら、色んなもんば見ることも多か。
[更に誤魔化しを入れて、笑いを漏らす]
『デス』んカードば手に入れた時ん、こん『魂の檻』ば管理しよる力も移ったらしゅうてのぅ。
今んとこやりおうとるんは居らんようじゃな。
『デュエル』ば始まりおうたらそっちば切り替わるようんしとくけぇ。
[管理の力があるからと、あれこれ乱用中]
ま、言わばワシ自身が闇でもあるき。
あるか無いかっちゅーんはあんまし関係なか。
『あん時』から他ん影ば取り込めるようにもなりおうた。
そん気ぃばなりゃ断片的な情報──そん人の闇ば垣間見ることも出来ぃしの。
ま、そいもやろうと思えばのことじゃが。
あんたの仕事については訊かねぇけどさ、なんか怖いし。
[わざと怖がる仕草をしてから、いつもの軽い笑いに戻り]
…一度に二つの事をやるようなもんか、それ。こっちの相手と向こうの相手と。
本当に厄介、と言うか面倒なもんだな、それも。
始まったら切り替わるとか、色々便利だなぁ。
[特に何か出来るわけでも無いのでただ眺めるだけで]
今日は誰と誰がやりあうんかねぇ…
どっちにしても、ここから出られるんならそれでいいけど。
そんなもんかのぅ。
ま、こっちば接触は絶っときゃ聞こえんけぇ、大したことでもなか。
聞こえても聞き流すだけじゃあ。
[この男の手元にあっては妨害にすらなっていなかった]
なかなか面白かったがの、こん場所と話ば出来ぃのも。
誰がやりおうたるんかはそん時までの楽しみばしときぃ。
そいとも賭けでもしよるかね?
一度に二つとか混乱しねぇ?俺は多分ダメだわ。
そういう点では管理者にてぇ出さなくてよかったわ、うん。
接触を絶つとか出来んのか…そういや、あれから反応なかったもんなぁ。
[ふむふむ、と色々納得したように。多分半分くらいしか解っていない]
あんたは何でも楽しむ方にしちまうんだなぁ。
いや、賭けとかは止めとく。向こうは真剣なんだしな。
少々お嬢さん二人には分が悪いかな、とは思うけど…カード次第だろうしなぁ。
あんまし考えんで居ったな。
基本、なるようになるっちゅー考えじゃけぇ。
それにこん場所と接触しちょお時は大概ぼげーっとしとったけぇ。
[あっけらかんと言った]
難しーく考ぇよかは楽しむんが一番じゃき。
そか、ほんじゃやめとこかのぅ。
分が悪か場合でも機転ば利かせて渡り合うっちゅーんもあるき。
先のことなぞだーれも読めん。
ほんじゃワシゃもうちょい休みよるけ。
これでも全快ば程遠いけぇの。
[ほんじゃお休み、と告げるとその体勢のまま、ぐーすか眠りにつく。身動ぎ一つしないその様は、まるで置物みたいに見えた*ことだろう*]
それくらいじゃねぇと、こういうの背負っていられないかもなぁ。
って何?ボケーっとしながら俺にあんな事言ったわけ?
[怒ると言うより呆れている様子で]
それはそうだけど…
あー、何時か俺もそういう考え方出来るようになるんかねぇ…
[やっぱり敵わないな、と内心思いつつ]
一分の隙を突くってのは大いにありだからなぁ。じゃねぇと生き残れねぇし。
ん、悪いな、怪我してんのに。
[休む、と言ってそのまま眠ってしまったのに苦笑して。
眠りを妨げない程度に柔らかい風を、達磨(だから違うと)の周りに吹かせて*みた*]
投票を委任します。
闇金の猟犬 ブラウンは、傾奇者 ケイジ に投票を委任しました。
―廃墟―
しかし…
[ホテルの個室らしい部屋で、一人、己の服の切れている箇所を縫っている]
こうもお気に入りがボロっちくなるとなぁ。
如何に一撃で沈めることに力を入れてたのがわかるねぇ。
[――仕留めなかったら、手痛い反撃を食らう。
だから、男は仕事の時。
無意識にしていた*]
闇金の猟犬 ブラウンが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
仕事人 スティーヴは、傾奇者 ケイジ に投票を委任しました。
[柔らかい風で達磨はゆらりこ。揺り籠のような揺らめきをする]
[当の達磨は起きることなく、ぐーすかぐーすかお休み中]
[手品師への評価に、思わずくすくすと笑い出す。
同意も否定もしないのは、つまりはそういうことだが]
そう、ですね…。
その言葉は、それでは純粋な褒め言葉として受け取らさせていただきますわ。
ありがとうございます。
[なんとなく、素直に礼が述べられたことに安堵して。
驚いた様相に、その視線の先を見た。
真っ黒な球体]
………。
――………はい?
[戸惑いながら合図に従い、遠のいて。
時折、ちらちらとその球体を窺っている]
[黒の球体も。一度目に脱落しなかったものたちからも少し離れたところで目を開け、軽く起き上がって]
いつ…いつつ…ふふ
[戦闘中は集中していてや戦闘後は意識が脆くて、今更になって打ち抜かれた足が痛み出した…というのに笑ってるのは周囲に人がいるからか
トランプのクローバーを取り出し足にあてれば、薄緑色の光に包まれる]
ええ、おはようですよ〜。カルロスさん。いやぁ〜久しぶりに寝させていただきましたねぇ〜。何ヶ月ぶりでしょうか?
[小首を傾げつつにこやかに、嘘か本当かそんあこといって。]
あ、ところで私。あっさり負けてしまいました
[ここにいるんだから当たり前だろうに改めて言う]
[球体の正体は、まぁ予測もつかないではないのだが。
カルロスが近付いて行っても、遠のきのまま]
…あ、逃げましたわ。
[興味深そうに、紫紺は球体を見ている。
狐達磨的な姿を見たなら、物凄く小さな声でぽつりと]
……かわいげ。
………かわいいかも、しれません。
[遠巻きに話を聞く分には、太陽のカードを渡して良かったなんて、思ったりもしたのかもしれないが。
とりあえず、風に揺れている姿を薄く微笑んで見ている]
何ヶ月ぶり、って。
いやまぁ、色々あるんだろうからいいけど。
あっさり、じゃねぇだろ、その怪我。
こんなに早く来るとは思わなかったけど。
[そういう自分の怪我は完治しているわけだが]
色々ですかぁ〜…いえ、手品師の仕事に眠ることはないでしょう?つまりそういうことです
[指を一つ立てて偽る様子もなく説明して]
あっさりなのはすぐに来てしまったというだけですよ〜
ほんと。私のようなしがない手品師にあんなことしなくてもいいですのにねぇ〜
銃で撃たれるは釘を打たれるは瓦礫に弾かれて生き埋めになりそうになるは、大変でしたよ〜
[なんてにこやかにいいつつも、眠ったといったのと治療によってなんだかんだで元気である]
そういうもんかぁ?まぁそういう事にしておくけど。
[まぁそういう事なんだろうと自分で納得して]
昨日の今日、だからなぁ。俺もこんなに早く再会するとは思わなかったが。
……あんたも相当あれだったが、相手も相当あれみたいだなぁ。
[なぜか言葉を濁しつつ]
でも、怪我の割には元気そうでよかった。
ええ、そういうものですよ〜
[口にしながらも、またいくつかのトランプを取り出し、己の体を癒すが、打ち抜かれた足はまだ塞がらないで]
ですよねぇ〜。私ももう一幕ぐらい手品を披露して退場するつもりだったんですが、平凡な私とは違って相手がもう相当なアレでして
[なんて同じように濁す。言葉って便利です]
ええ、これぐらいのことでいつまでも倒れてられませんしねぇ〜
[次々に出てくるカードを眺めていたが、多分自分の「風刃」と同じようなものなのだろう、という事にして]
あんたの手品は予想がしにくいからなぁ。相当あれな奴じゃねぇと。
っても、ここに居る奴であれじゃない奴の方が少ない気はするけどなぁ。
[これで会話が続くのも凄いがやはり暈して]
ゆっくりしていられねぇのはお互い様、だなぁ。
ふふ。予想されて白けてもらっては手品師としては悲しいですからねぇ〜。お褒めに預かり光栄ですよ〜
とはいえ、私も少々驚いたりするほどアレでしたし、アレな人がやはり残るということですねぇ〜
[相変わらず通じるそんな会話]
いえ、私はゆっくりしますよ。少なくとも当分出れませんしねぇ〜。とりあえずなにやら外の様子もみながらね
[一度影狐達磨に目を移し。そして外を見える映像に目を移した。
手にはいつの間にか舟に入ったたこ焼きをはぐはぐ食べつつ]
……可愛い?これがぁ?
[僅かに聞こえてきたロザリーの声に、まじまじと狐達磨を見つめ]
……可愛い、のか?
[ぽつり。疑問形である]
投票を委任します。
氷華 リディアは、傾奇者 ケイジ に投票を委任しました。
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